保育園で子ども達と楽しく大掃除をするねらい
保育園での年末恒例行事である子ども達との大掃除。
私の勤めている園では年末になると、子ども達と一緒に保育室の大掃除を活動として行います。
子ども達と一緒にする特別な大掃除は楽しいものです。
ただの掃除ではなくねらいを持って子ども達みんなで保育室をピカピカに!
と協力して何かをやり遂げる経験に、繋げていきたいですね♪
こんばんは!
男性保育士のあつみです!
保育園の大掃除特集!という事でこの記事では…
- 大掃除のねらいと目的
- 大掃除までの導入や当日までにしておく事
- 大掃除当日の動き方や楽しくなるアイデア&ゲーム遊び
上記についてお伝えしています!
ぜひ最後まで読んでね。
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■大掃除のねらいと願いについて
私の設定したねらいは…
- クラスのみんなで協力して保育室を綺麗にして、気持ちよく冬休みを迎える。
- 自分たち保育室やロッカー、道具などを掃除する事で、毎日使うもの感謝する気持ちをもつ
- 自分の物は自分で片づけたり掃除する習慣をつける
みたいなカンジにしました。
設備も、日々の子ども達の姿も園によって違うだろうし、 自分の園にあったものアレンジしてくださいね♪
●掃除が楽しいか楽しくないかは、保育者次第。
掃除なんて、めんどくさい…
小学校や中学校になると、当番で毎日ある掃除ですが、 保育園では、普段は保育士が掃除を行いますね。
そう思っても、大掃除って子ども達にとっては大イベントです!
子ども達は、大人のしていることに興味を持ち、やってみようという気持ちがあります。
この大掃除こそ、そんな気持ちを汲み取り、 活動としてめいっぱい楽しめるようにしてあげられるチャンス!
保育の進め方によっては、掃除であっても、 子ども達にとってはとても嬉しく楽しいものになります。
●普段はしない、お掃除や雑巾がけに夢中
私の勤める園では、 年中~年長(幼児クラス)となってくると、自分でこぼしたり汚したものは、
自分で雑巾を濡らして、絞ってくるというようにしています。
でも、毎日雑巾がけをするわけではないので経験する機会が少ないんですよね。
大掃除はチャンス! 雑巾で掃除するという事を、楽しんでいきましょう!
■大掃除の日までにする事&導入と進め方
ただ単に決まっている事だから大掃除を行う…では、意味がありません。
子ども達と一緒に、楽しくかつ、意図を持たせて行うよう導いてあげてくださいね。
★導入について
まずは気持ちを盛り上げてあげないといけません。
これは、何日かかけていくといいですね。
例えば年末ですと、 今年がもうすぐ終わる事や、お正月がもうすぐ来る事を
日々伝えていくようにします。
例えば、
20xx年ももう終わりやねー!
あと何日保育園に来たら今年が終わる/年末が来る…という事を、意識できるようにするだけでも導入になります。
幼児になれば西暦何年が終わるという事も伝えることが出来ます。
導入って、興味を持つキッカケになればいいので、小さい事から日々始めていきましょう♪
年末の行事に向けての絵本や、お正月の絵本 などを少しずつ読んであげながら、
毎日、あと何回でおしまいだね~という話を日常的にしていく事で、子ども達にも、雰囲気などが伝わっていきます。
そんなこんなで最終日が来たら、毎日使ってたお部屋をみんなで掃除する事を伝えます。
実際に、普段使っている物や道具で、汚れた物をみせて、
きれいにしてみよっか!って誘うのもいいですし、
お掃除に関するお話や絵本を導入にしてもOKです。
ピカピカに、綺麗になった時の気持ちよさなどを、イメージできると、子ども達はノリノリでついてきてくれますよ!
■大掃除当日の実際の進め方について
これは、保育室の状況やクラスの人数によって違ってくるので、
参考にして、自分のクラスに合った方法にアレンジしてください!
大掃除とはいっても、掃除する箇所はたくさんあります。
クラスの人数が多いと、役割分担したり、グループに分かれて掃除が出来ます。
これは、先生の思いや目的や、ねらいに応じて、分け方を工夫してあげてください。
- グループの全員で相談して話し合って、意見を一致させるのか…
- 自分のやりたい掃除を、思う存分出来るようにさせてあげるのか…
柔軟に対応していきましょう!
●掃除の中にも楽しみを!
- 雑巾がけ競争
雑巾がけをする子ども達で、壁に並んで、よーいどん!
それだけで、夢中になります。
ただ、障害物になったり危険なものには注意を。 - 誰が一番雑巾を真っ黒に出来るかな?
ロッカーや棚を拭いてる時に出来るあそび!
競うように、ピカピカに磨きまくる子ども達が見れます笑
誇らしげに、真っ黒の雑巾を見せてくれますよ。
●床の雑巾がけ
雑巾を絞るという動作
子ども達にとって、雑巾を絞るのは、とても難しいんです。
しっかり力を入れて、手首を回すという動作は、最初からできることではありません。
この機会に、みんなで挑戦してみましょう!
どうしても絞り方がわからないと、
ぐちゃぐちゃに丸めて、ぎゅっと押す子が多いです。
半分にたたんで、もう一回半分にたたんで、
両手でひねる事を、実際に見せてあげましょう。
また、しっかり絞るためには、一回ひねって絞り、
持ち直してからもう一度絞る事が必要ですが、
これは子ども達にとって本当に難しいです。
ちなみに、子ども達が一生懸命雑巾を絞って、
「しぼった!もうお水でない~!」
ってなってるところに、
「どれどれ、ちょっとかしてみ」
ってな感じで、仕上げでしぼってあげてください。
子ども達の力でしっかり絞る事は、出来ないです。
すると残った水がたくさん出てきて…
「うわーーー!すげーーーー!!先生めっちゃ力あるやん!」
ってな感じで、大歓声です笑
雑巾で拭くという動作
大掃除といえば雑巾がけですが、しっかりと雑巾の使い方を、伝えてあげてください。
大人にはちょうどいいサイズかもしれないですが、
子ども達の手にとっては、雑巾は少し大きめで使いにくいです。
そこで、拭く場所によっては、半分に折って使う事を教えてあげてもいいですね。
真っ黒になったら、裏返し、なども一緒にやってみてください。
また、雑巾がけを行う時の姿勢の指導も忘れずに!
正しい姿勢で行えば、運動にもなり、筋力もついてきます。
●窓拭き
子ども達の手の届く場所は、子ども達で行います。
また、絞った雑巾で拭くのと、乾いたぞうきんで、二度拭きする事を伝えましょう。
水拭きしっぱなしだと、水滴や水垢で、余計に汚れます。
●ロッカー拭き
自分たちが使っているロッカーです。
一回、カゴやカバンを全部出して、自分で掃除を行います。
クラスの人数によっては、全員で一斉に初めると、
荷物が床に散乱してしまうので、グループごとに分けて、順番に行うとやりやすいです。
●下駄箱拭き
ひとつずつ靴を出して、小さいほうきで砂をはらってから、
雑巾がけをするよう、伝えていきましょう。
●床のほうき
単純そうに見えますが…
実は子ども達にとってホウキは難しいです!
掃きながら集める、塵取りにいれるという動作が難しく、
ごみをまき散らすだけになってしまう子もいます。
誰でもできるというわけではないので、
月齢の高い子に何人か、直接お願いするという形にしていました。(4歳児クラス)
●アレルギーに注意!
まれにハウスダストなどのアレルギーがある方もいます。
ホコリなどに注意し、配慮の必要があります。
ちなみに、私はふとんの塵やホコリがダメです!
午睡の時間や、布団の出し入れの時のみ、鼻水が止まらなくなります笑
●準備物は大量の雑巾!
やり方にもよりますが、雑巾がたくさん必要になります。
特に、園全体で同じ時間に複数のクラスで大掃除を行うと、雑巾が足りなくなる可能性もあります。
さあ掃除始めるよー!→雑巾が全部使われてるー!?
みたいになったら、悲惨です笑
その場合は、グループごとに掃除する場所を分けたり、事前に雑巾を保護者にお願いしておくといいですね。
この大掃除の記事を最後まで読んでくれた先生にご案内なのです!
あつみ先生はアマゾンにて保育製作アイデア書籍を出版してるので…
是非、読んでみてね!
■みんなで楽しく掃除して気持ちのいい年末を迎えましょう!
保育園の子ども達にとっては、大掃除もイベント・行事の一つです!
イベントや行事が盛りだくさんの年末のお楽しみの一つとして、子ども達と大掃除も楽しんで取り組んでいきたいですね!
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