しっぽとりゲームの指導案のねらいと導入、作り方を紹介

しっぽとりは、幅広い年齢でアレンジして楽しめる遊び。
しっぽとりゲームの指導案を書くときのポイントやねらい、
また導入に最適なしっぽの手作り方法などを写真付きで紹介します。

こんばんは!
男性保育士のあつみです!
しっぽとりって単純な遊びですが、 年齢ごとのアレンジがしやすい遊びです。
そのため、どんなクラスでもとても楽しみやすいとってもいい遊びです!
1歳児、2歳児の乳児クラスでも、 アレンジすることによって、とても面白く遊べます。
幼児だけの遊びじゃ、ないんですよ♪
この記事を書いた人

あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■しっぽとりゲームの指導案を書く際に意識するポイント
保育実習などでも、
しっぽとりゲームはよくやりますよね!
●保育での「しっぽとり」の目的、ねらい
- 体を十分に動かす
- 友達や保育士との関わりを十分に楽しむ
- ルールを守って遊ぶことを楽しむ
友達みんなで、同じ遊び、同じルールの中で、
遊べるって、大切なことですね。
それ自体が、友達との関わりでもあると思います。
●しっぽとりで体験する内容や求められる事
- 相手を見て観察すること
- 相手を追いかける
- 相手から逃げる
- しっぽを掴んで、取る
- しっぽをとられないように動く
- しっぽを取った時の満足感
- しっぽを取られた時の悔しさ
- 逃げ切った時の達成感
しっぽとりって、 求められる事、得られる力が多いです!
追いかけっこみたいに走って追いつくだけではありません。
立場によって相手がどう動くかを観察して考えてみる必要があります。
動くしっぽを掴む難しさや、 相手に背中を見せないように動けば、取られにくい…など、
遊んでいて、子ども達が気づくこと・学ぶ事がが沢山あります。
単純だけど奥が深い!だから楽しいんですね♪
もっといろんな遊びが知りたい先生へ!
さらに子ども達と楽しむアイデアや遊びが知りたい先生は…保育専門書が読み放題の「Kindleunlimited」がめっちゃ勉強になりますよ!ぜひご参考くださいまし!
●しっぽとりを通して、保育者は子どもにどうかかわっていくか?
しっぽをとったり、逃げ切ったりする子ども達は、 大いに喜びを表現してくると思います。
それらの気持ちを受け止めて、認めてあげてください。
また、上手く出来た事は褒めてあげて、
周りの子ども達も、それに気づけるような声かけをしてあげてくださいね。
全体のモチベーションアップになります!
また、保育者自身が、思い切り楽しみ、 感情を表現していきましょう。
子ども達も、楽しくなってきます。
またその際、保育者がルールを守って遊ぶことで、 子ども達も正しいルールを、把握していきます。
しっぽをとられるのが嫌な子もいると思いますが、
無理に誘っても嫌な思いをしちゃうだけ…って時もあります。
そういう時は、楽しそうに遊んでいる姿を見せたり、 追いかける側として、少しずつ参加してみたり…
触れ合いを楽しみながら、参加できるように関わります。
●しっぽとりゲームでは、どんな配慮をする?
あまり長時間、だらだらをやってしまうと、さすがにダレてきます。
また、しっぽをとる事、取られることで、 気分の浮き沈みは、まだまだある子ども達です。
そういう時は、短時間で区切って、気持ちを一度リセットして、 再スタートするなどしましょう。
5分とかの間隔でも、子ども達には十分です。
またその際、水分補給は欠かさずに声をかけてあげてくださいね!
夢中になりすぎると、のどが渇いていることも、 つい忘れてしまう子ども達です。
■乳児も出来る!1歳児、2歳児のしっぽとりゲーム
しっぽ取りって、幼児の遊び…というイメージがありますが、 乳児でもちゃんと楽しめます。
しっぽ取り遊びは、まずルールをしっかり把握する事が大切ですが、
1歳児~2歳児は、まだまだ、全ての子ども達が、 自分のしっぽを守りつつ、
相手のしっぽをとる…ってのはすごく難しいです。
そこで、全員の子どもが、 自分の力に合わせて、やりたい事を楽しめるようにしていく工夫が必要です。
●まず、先生がしっぽをつけて逃げよう!
「しっぽをとる」というルールを知ってもらうために、 まずは先生がしっぽをつけて、逃げてみましょう!
誰かと、おいかけっこする楽しさがあります!
この時期の子ども達だと、しっぽとか関係なしに、 ただ一緒にみんなでワイワイ走ってるだけで楽しかったりします。
ルールが分かる子は、尻尾を狙ってきます。
何人かの保育者で、行ってくださいね。
逃げる保育者が一人だと、 子ども達が一か所に密集してしまい、 接触、転倒の危険が増します。
●しっぽは一本じゃなくてもOK!
先生が付けるしっぽは、 一本でいいという決まりはありません。
子どもの手の届く高さに、例えば腰の位置に、 前から後ろまで、たくさんつけちゃいましょう!
そうすることで、一本取られても、 まだまだ遊びを続行できます。
しかも、子ども達も「たくさん集めるぞー! 」って気持ちになって、盛り上がります。
●慣れてきたら、ルールの分かる子は逃げる役に。
2歳児ですと、発達に差があるのは当然ですが、
- しっぽを守り、逃げる必要があるルールが把握出来る子
- しっぽをとればいいという事を理解している子
- ルールがわからないけど走ってるだけで楽しい子
くらいに分かれます。
そんでもって、逃げる役の事を把握している子は、 積極的に、

- 「しっぽつけたい!」
- 「にげたい!」
と、自分から発信があります。
そういう発信が出たら、チャンス!
その子に、しっぽをつけて、 保育士と一緒に逃げる役をお願いしましょう!
これをどんどん繰り返していく事で、
クラス内に、どんどんルールが分かる子が増えてきて、
どんどん楽しく、面白くなっていくのです!
全員がしっぽをつけて、お互いを追いかけて…
ってのは、幼児クラスになってからでも十分です。
二歳児までのしっぽとりゲームは、
同じ遊びを、簡単なルールの中で、 友達と一緒に楽しむ事を、沢山経験していきましょう♪
■しっぽのつけ方を工夫して危険を減らそう
しっぽ取りのしっぽって、ズボンに挟むのもいいのですが、
乳児さんや、幼い子の場合は、つけ方を工夫してあげましょう。
つけ方にもよるのですが、服にしっかり挟まっていると、
子どもの力では取りにくくなる場合があります。
例えば、子どもがしっぽを、しっかりつかんだまま、
しっぽをつけた人が逃げちゃうと、引っ張られることで、
そのまま転倒に繋がり、 ケガの原因になったりします。
そういう場合のつけ方としては…
しっぽの先端に、洗濯バサミを装着します。

このよう挟めば、取れやすくなりますね!
また、力の弱い洗濯バサミをつかうという手や、
挟む面にギザギザのないものなどを使うという手があります。
ひっぱるとスルっととれちゃいます♪
また、下からつけたり、服の生地の真ん中につける事で、
取れやすくなり、引っ張った際のトラブルが減り、危険が少なくなります。
■導入にも最適!手作りしっぽを作ろう
しっぽとりの尻尾は、手作りできます!
●手作りしっぽの準備物
- 布を細く切ったもの
細長い物ならなんだってできますね笑
●手作りしっぽの作り方
布をしっぽにしていきます。
なんども引っ張り、外で遊ぶ時に使うと考えると、
強度的には、三つ編みが最適です。

長く切った布を3つ並べて、端を結びます。
これをどんどん、三つ編みにしていきます。

最適な長さで、結びましょう。

たくさん作ってみてくださいね!

自分で作るのが面倒くさい場合は…
子ども達につくってもらっちゃいましょう笑
●年中~年長クラスでは、自作も出来る!
年中~年長さんであれば、編み方を覚えてしまうので、 制作活動のひとつにしてしまってもいいですね!
それ自体が、とっても楽しい導入になります♪
三つ編みをする際は、結び目を固定する必要があります。
その方法としては、細く切った布の結び目を…
- 床などにガムテープで固定
- 自分の足の指で結び目を挟んで、固定させる
という方法があります。

自分の足に挟む…というのはこんなかんじです。
前者ですと、保育者の協力が必要ですが、
後者ですと、自分の好きな時に、好きなように作れます。
これで、しっぽ取り遊びの紹介はおしまいです♪
次の記事も、外で楽しく遊べるゲームです。
是非、読んでみてくださいね。
もっといろんな遊びが知りたい先生へ!
さらに子ども達と楽しむアイデアや遊びが知りたい先生は…保育専門書が読み放題の「Kindleunlimited」がめっちゃ勉強になりますよ!ぜひご参考くださいまし!
■次の記事→簡単で楽しく、気軽に遊べるゴム跳び紹介
此方の記事も、遊び方が広がるので、オススメです。
読んでみてくださいね。
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