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保育園や幼稚園で子ども達とチョウを飼育する時のやり方と方法、
幼虫から成虫まで育てるのに必要な飼育環境などを、分かりやすく解説しています。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
子ども達の身近な生き物、大好きな「ちょうちょ」。
卵から産まれた幼虫が大きくなって、蛹になり、綺麗な羽のチョウになる様子は、子ども達にとって、とても感動的なものです。
是非、体験させてあげたいですね!
この記事では、チョウの幼虫を、保育園で飼育する際の方法、やり方、コツとポイントをお伝えしていきます。
また、この記事では基本的にナミアゲハ(普通のアゲハチョウ)の事例をもとに紹介しています。
■今回の記事を動画で見る場合はこちらになります
チョウの幼虫、いわゆる「あおむし」は、基本的に草食です。
つまり、エサとなる食草が必要となるのですが、
食草は劣化が早く、水に浸けておくなどで、鮮度を維持する必要があります。
そこでオススメなのが、管理が楽で簡単な、給水スポンジを使った飼育です。
吸水スポンジに直接、葉っぱや枝を挿せます。
しかも、ミカンの木の枝を折ってこなくても、葉っぱ一枚単位で使えます。
その上、ある程度鮮度も保てます。
ビンなどと違い、あおむしが水の中に落ちる危険がなくなるのと、管理が楽なのが利点です。
フンの掃除もとても簡単です。
下記をタップすれば、給水スポンジの詳しい使い方が見れます。
生け花用給水スポンジを使います。
購入する場合、園芸コーナーに売っています。
開封すると、やわらかいスポンジのようです。
崩れやすく、柔らかいです。
使う大きさにカットします。
水に浸けて、しばらく放置しましょう。
十分に浸透すればOKです。
ここに、みかんの葉っぱなどを刺して利用します。
枝を切らずとも、葉っぱ一枚単位で、無駄なく葉っぱを使えます。
保育園にあるミカンの木がまだ小さく、葉っぱが少ない&不足気味の場合などに、給水スポンジを使ったアゲハ幼虫の飼育方法はオススメですよ♪
こちらは、ビンや容器を使って、飼育する方法です。
ビン、容器などに水を溜め、葉の付いた枝を挿しましょう。
瓶が丸ごと入る、大き目な飼育ケースを用意しましょう。
また、飼育ケースを立てて使うと、縦に長く使えます。
また、鮮度を保つための水を瓶やペットボトル等に入れますが、幼虫が落下し、水に落ちてしまわないように、脱脂綿やガーゼ、ティッシュ等で、防ぎましょう。
※チョウの幼虫のあおむしって、寄生虫が付きやすいです。
コバエや寄生虫の侵入を防ぐために、飼育ケースとフタの間に、キッチンペーパーなど、通気性の高いシートなどを挟み込むなどの手段があります。
飼育するチョウ・ガの種類によって、蛹の形態、羽化方法などが変わってくるのですが、
基本的に、羽化するためには、つかまって羽を広げるスペースが必要です。
ある程度の広さがないと、羽化不全になったり、羽を広げきれず、死んでしまいます。
蛹になったら、スペース、空間が広くとれるようにしてあげたり、隔離できればしたほうが安全です。
アゲハ蝶のさなぎには、緑色の物と、茶色のものがありますが、どちらも正常です。
さなぎになる場所や、温度、湿度、明るい場所か、暗い場所かなど…様々な要因で、色が変わります。
分岐条件は不明です。
基本的に、幼虫を見つけたら、直に捕まえたりせず、枝ごと、切って持ち帰りましょう。
幼虫って、やわらかくて非常にデリケート。
つまむと、潰れて死んでしまいます。
そうでなくとも、ベタベタ触ってしまうと、病気になる原因にもなります。
柔らかい体ですので、ダメージで弱って死んでしまいます。
生け花用の給水スポンジをご存知ですか?
商品名としては「オアシス」と呼ばれています。
これは本来、花を挿すためにアイテムなのですが、あおむしの飼育にも使えます。
具体的には、このオアシスに、食草の枝を挿すこと使います。
瓶や容器に水をためる事なく、葉っぱの鮮度を保つことが出来るのです。
オアシスを必要な大きさにカットし、1~2分、バケツの水に浸して放置することで、十分な水を吸い上げます。
ここに、食草となる木の枝を、挿すだけでOK。
[char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]オアシスを使えば、幼虫が水に落ちて水死してしまう…と言う事もありません。[/ふきだし]
また、葉っぱを横に倒すことも出来るので、小さい飼育ケースで飼育可能になります。
必要であれば、検討してみてくださいね。
■関連商品:生け花用スポンジの口コミ情報
ダイソーやセリア等100円ショップにも、生け花用の給水スポンジが売っていますよ!
飼育下ですと、いろんな事情で、アゲハ蝶のサナギが、取れてしまう事があります。
よくある誤解としては、さなぎが取れてしまったら死んでしまう…というものですが、
蛹が取れてしまっても、羽化させる事は可能です。
上記の写真のような、蛹ポケットを作ってあげましょう。
サイズ感が重要で、小さすぎると落ちてしまうし、大きすぎると羽化できません。
アゲハチョウの蛹って、上部を支える2本の糸と、下部を支える糸の部分があります。
下部はかなりガッチリくっついているのに比べて、
上部の2本の糸は結構脆く、ちょっとした事ですぐ切れてしまう事があります。
その際も、蛹ポケットを使えば、正しく羽化させる事が出来ます。
上記の蛹ポケットで、正しく羽化するのを確認しています♪
諦めずに、試してみてくださいね。
ナミアゲハのサナギを、やむを得ず取り外したい時の方法を、動画にしました。
上記の動画の通りにすることで、安全にさなぎを引っ越しできます。
蛹の下部って、見えない糸が無数に壁に張り巡らされています。
無理矢理ひっぱると、ちぎれて死んでしまいます。
セロテープ等を用いて、壁にはりついた糸を剥がすようにしましょう。
自然と、ポロっと取る事が出来ます。
さなぎが取れてしまうのって、自然界でもたまにあります。
中には、落ちてしまってもちゃんと羽化し、地力で捕まるところまで歩いて、正しく羽を広げて、成虫になる個体もいます。
たくましいですよね。
さなぎが、冬になっても蝶にならないんですが…死んでるの?
実はさなぎって、そのまま冬眠して、翌年の春に羽化するものもあります。
蛹の中で死んでいなければ、暖かくなったころにアゲハ蝶になりますよ♪
もちろん、冬眠後、羽化に失敗して死んでしまう場合もあります。
自然界では、ナミアゲハが、卵から孵って成虫になる確率は、1/50や1/100と言われています。
エサとなるのは、新鮮な食草です。
例:
新鮮な方が、また、新芽のほうが食いつきが良いし、よく食べます。
特に、1齢幼虫は、固い葉っぱを食べるための、アゴの力が弱いため、新芽しか食べれません。
できれば、こまめに取り換えて、新鮮な葉っぱをあげるのがいいですが、
ただ、いくら草食といえど、際限なく、枝を切ってくるわけには行きません。
幼虫の食欲に応じて、入れる量は調整しましょう。
フンの掃除は、こまめに行いましょう。
すぐに掃除すれば、そこまで汚れる事はありません。
フンが残った状態のまま、霧吹きをしたり、
放置することで、掃除するのが嫌になる…というカンジですので、
気づいたときに、フンだけさっと捨てていれば、そこまで不潔にはなりません。
これも、適当に何匹も居れればいいというわけではありません。
飼育ケースの大きさ、また入れる葉っぱに応じて、2~3匹を限度としたほうが、飼いやすいです。
さて、上記の飼育環境であれば、大抵のチョウ・ガについては、飼育可能です。
ここではサンプルとして、アゲハチョウの飼育ポイントをお伝えしていこうと思います。
飼育できる期間は、結構長いです。
基本的に温かい時期であれば、活動しています。
時期的には【3月~10月頃】まで見られます。
柑橘系の植物の木の葉っぱを主に食べます。
卵から産まれると、まずは自分の卵のカラを食べます。
その後の、幼虫期のエサとしては、下記があります。
観察してみると分かるのですが、やっぱり新鮮な葉っぱが美味しいようで、まずは新しい葉っぱから、どんどん、食べられていきます。
(特に1齢幼虫は小さい新芽しか食べられないので注意)
アゲハチョウの幼虫には、成長の段階があります。
具体的には、1齢~5齢まで、少しずつ成長していきます。
卵です。直径は1ミリ程度。
黄色っぽい、パールの色をしています。
孵化直前には、黒くなってきて、中の様子が見えます。
※2019年5月9日追記
先日、孵化直後で、卵の殻を食べているアゲハチョウの幼虫を激写しました♪
生まれた直後は、まだ体は黒くないんですね。
孵化直後は、最初に自分の卵の殻を食べます。
ちっちゃいのに、卵の殻を、モグモグ食べてます。かわいいですよ♪
2ミリ~3ミリくらいです。
ものすごく小さい、まっくろくろすけみたいで、個人的には可愛いと思います笑
ちなみにこの頃は、まだ固い葉っぱを食べるほど、あごの力がありません。
よって、やわらかい新芽をあげてくださいね。
体に模様が出てきます。
鳥のフンに擬態しています。
2齢と似たような感じです。
鳥のフンに擬態しています。
緑色に、色が変わる前の状態です。
食欲がますます増します。
しばらくすると、食べなくなり、じっとしています。
緑色の体になるため、脱皮する前の休眠、休憩なのです。
綺麗で鮮やかな緑色になります。
また、くさいオレンジ色の角を出すようになります笑
さわると、ぷにぷにで、さらっとしています。
関わる場合は、優しくなでてあげましょう。
今まさに、蛹になろうとしている段階です。
ここから上手に脱皮して、蛹の形になります。
うろうろ、蛹になる場所を探しているあおむしが居るはずです。[/ふきだし]
さなぎの色は様々です。
蛹になる場所によって、緑のままもありますし、影になってる場所なら、暗い茶色になります。
羽化直前には、模様が透けて見えて、ビクビク、蛹が動き出します笑
羽化には、羽を広げるスペースが必要なので、空間を確保をしてあげてくださいね。
チョウが羽化するのは、早朝~朝方が多いです。
先生が一番に気づいてしまう、というパターンですね笑
なんとか、子どもに気づいてもらえるようにしましょう笑
基本的に、蝶は触りません。
さわらないというか、掴む事が出来ません。
手に乗せるのはいいですが、羽を触るとすぐに破れてしまい、飛べなくなり死んでしまいます。
見守ってあげるようにしましょう。
成虫の飼育は難しいため、基本的には、逃がしてあげることになります。
ちょうちょって、子ども達が大好きな虫です。
乳児クラスでも非常になじみのある虫ですが、どうやって”ちょうちょ”になるのか…は、体験してみないと、分かりません。
あおむしから、ちょうちょになるという事を、実際に目で見て、感じられる機会にしてあげてくださいね。
虫が苦手な先生であっても…
園庭にみかんの木があれば、ほぼほぼ、アゲハはやってきます。
飼育が苦手なら、子ども達と観察するだけでも構いません。
一緒に見て、話し合ってみてください。
それが、子ども達にとってのいい経験、刺激になります。
たまごを採取する時に気づくと思うのですが、アゲハチョウは、基本的には、新芽、新芽近くに、卵を生みます。
また、葉っぱの裏に、多く産み付ける傾向があります。
いったいどうしてなんだろう?
子ども達と、話し合ったり、考えてみても楽しいですね。
(上記画像はクロアゲハの5齢幼虫)
5齢幼虫を触ったりして刺激を与えると、ものすごく臭いオレンジ色の角を出して、威嚇してきます。
アゲハの飼育をしていく中で触ってみると、角を出されて「くっさー!」という経験は、一度はしてみてほしいものです笑
この理由としては、異臭を出すことで、天敵などから、身を守るためと言われています。
幼虫ってデリケートですので、さわりすぎると、弱ってしまいます。
また、力加減がわからないと、にぎって潰してしまう事もあります。
あおむしって、基本的に寄生虫が付きやすいです。
せっかく愛着を持って育てたのに…さなぎの一歩手前で、無残な姿に…なんてことも、よくある話です。
(特にモンシロチョウは野生の幼虫は、ほぼほぼ、寄生されてます。)
心配であれば、卵の状態で採取し、育てていきましょう。
また、葉っぱなども、与える前にしっかり洗う、ふき取ってあげるなどして、綺麗にしておくと安心です。
是非是非、子ども達と一緒に、身近な生き物の飼育を楽しんでみてくださいね。
いろんな発見や気づきがあり、子ども達の毎日がかけがえのないものになりますよ!
■今回の記事を動画で見る場合はこちら♪
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コメント
コメント一覧 (2件)
とても、分かりやすくて、何度も見ています(^ ^)
たんさん、コメント、ありがとうございます♪
参考になったのなら、良かったです!
ぜひ、子ども達と一緒に飼育を楽しんでくださいね!