【在宅保育士】「いらすとや」だけでパネルシアターを作ってみた結果…

パネルシアターの型紙も不要、描いたり色塗りも不要で、時短・簡単・手軽にパネルシアターを作る方法をお伝えします♪
おつかれさまです!
今日も楽しくひきこもり、保育士のあつみです♪
前回、こんな記事書きました。
上記【その①】については、パソコン&プリンターを使ってパネルシアターを簡単に量産する方法についての記事なんです。
ただし、この方法で量産するためには、カラーのイラストデータが必要なんです。
つまり、カラーイラストのデータが収録されたパネルシアターの型紙本が必要なんです。
よって

「思ったよりも、作り放題じゃないじゃん!」
と言われました…
そして、考えた結果の回答が、下記の動画となります。
■手抜き・時短・型紙を買わずにパネルシアターを印刷して作る方法
我ながら、なかなかの力技、強引な方法だと思います笑
この記事を書いた人

あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
この記事を書いた人

あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■パネルシアター用の画像を、ダウンロードできないか?という発想
そこで【その②】の記事にて、どうやってカラーイラストのデータを入手するか、という事を考えました。
ぶっちゃけ私個人は【スキャナ+画像ソフト】で、カラーイラストのデータは、自由に作る事が出来る、という環境がありました。
でも、保育士全員が、それを出来るわけじゃない…って事ですよね。
なので、正直答えは出ず、といった終わり方でした。
そう、問題はカラーイラストのデータをを入手する方法なんです。
んで、あれから考えてたんですけど…

「あ、え、まって?いらすとやでよくね?」
という発想に至ってしまいました笑
そこで、今回「いらすとや」だけで、パネルシアターを作れるのか、と思ってやってみました!
出来ましたので、この記事の通りにやれば、完成します。
■今回のテーマは、もりのおふろ
さて、今回は私の大好きな絵本「もりのおふろ」のパネルシターを「いらすとや」素材のみで作っていこうと思います。
先にお伝えしておきますと、今回のアイデアが、あくまでネタです。
意識低い系です。意識高い系の人は放っておきましょう。
ただ、こんなネタでも、実際に演じる事は出来るし、実用可能なネタです笑
●「もりのおふろ」パネルシアターに必要なパネル紙人形
このパネルシアターに必要な要素を分解していきますと…
登場人物(動物)は下記。
- らいおん
- ぞう
- わに
- ぶた×3
- オオカミ
- ゴリラの親子
- かば
- ひつじ
- うま
- うさぎ
こうやって並べてみると、めちゃくちゃ多い笑
そしてオブジェクトとしては下記。
- お風呂
上記があれば、森のお風呂を再現できそうです。
●「もりのおふろ」に必要なパネル人形の素材を探していく
それでは、必要な素材を探していきましょう。
下記画面は、パソコンの画面キャプチャです。
いらすとやで各々、データをダウンロートしてみてください。
今回、使ったデータは下記、紹介しております。
他にもパターン・種類がありますので、他のものが使いたい場合、各々自分で、好みのものを探して見てください。
上記のデータを、全てダウンロードして、お持ちのパソコンに保存します。
■パネル人形のサイズを考えてプリンターで印刷する
今回、A4のプリンター対応Pペーパーを使いました。
サイズ感を考慮して、A4のPペーパーに、2匹の動物を印刷する事にしました。
印刷方法は、下記動画をご覧ください。
(クリックすると、さきほど紹介した動画の、印刷する工程の場面からスタートします。)
もし、大き目のパネルシアター用紙人形を作りたい場合は、A4サイズのPペーパーに、一匹の動物を印刷すればOKです。
プリンターはインク切れに注意です!
もし、画質にあまりこだわりがないなら格安の互換インク(キャノン・エプソン)などがあれば、大量に刷っても安くつきます笑
Pペーパーをプリンターに入れる時は、一枚ずつ入れる事がおすすめです。
本来、プリンターって、普通用紙を前提にしています。
Pペーパーって、不織布で出来ており、ちょっと分厚いんです。
そのうえ、パネルボードに張り付くかせるために、粗い繊維質で出来ているため、摩擦が大きい紙です。
それにより、何枚もプリンターにいれて重なると、印刷する時に2枚一緒に巻きこんだり、詰まったり…って事が実際、何度かありました。
もちろん、毎回トラブルになる事はありません。
正しく印刷出来る事の方が多いです。
ただ、つまったら取り出すのが非常に面倒くさいため、慎重行きたいなら…一枚ずつPペーパーを入れていくのがおすすめです。
●Pペーパーを複数枚使い、大きいパネル用紙人形を印刷する方法・やり方の動画
今回のお話「もりのおふろ」では、全員でお風呂に入らないといけません。
よって、お風呂のオブジェクトを印刷する時は、サイズ感に気を配る必要があります。
お風呂はA4を4枚繋げて、大きく作る事にします。
パソコンを使えば、誰でもできる方法については、下記の動画をご覧ください。
(先ほど紹介した動画ですが、Pペーパーに大きく印刷する方法を解説した場面からスタートします。)
ウィンドウズを使っている人なら、必ず「ペイント」が入っていると思いますので、それを使ったパネルシアター用紙人形の印刷方法でございます。
無事、印刷が終わったら、組み合わせていきましょう。
でも…接着剤って、面倒くさくありませんか?(ここらへんが意識低い系保育士笑)
Pペーパーを組み合わせる時におすすめなのが「手でちぎれるタイプの両面テープ」です。
上記の動画でも、組み合わせる際に両面テープを使っておりますが、接着剤を出す必要もなく、必要な長さをすぐに手で千切れる両面テープだと、サクサク作業が進みます♪
個人的に「手でちぎれるタイプ」と「切るのにはさみが必要なタイプ」だと、作業効率は3倍以上、違ってくると感じています。
ホントにそれくらいラク。
●お風呂のパネル人形に、切れ込みを入れて、パネルボードに張り付くようにする。
そんでもって、今回「もりのおふろ」を演じる上で、必要なのが、お風呂のパネル人形への細工と仕掛け。
お風呂に動物を入れる演出があるのですが、動物のパネル紙人形が、お風呂のパネル人形に張り付かないため、切り込み線を入れて、細工をします。
このように、横切り込みを入れる事で、お湯につかっている表現が出来るうえ、ちゃんと張り付きます♪
■時短パネルシアターの台本と演じ方について
台本については、絵本をそのまま読み上げるor応用する形でOKです。
ちょっとシミレーションしてみて、他に必要な物があれば「いらすとや」でダウンロード&印刷しちゃいましょう。
例えば「泡」や「桶」などあれば、もっと盛り上がるかな?と思いました。
…が、個人的にはアドリブ&演じ方でいくらでも対応可能なので、省略しました(ここらへんが意識低い系保育士笑)
また、動物のそれぞの動き(ごしごししゅっしゅ…)とか(ザバーって流すところ)は、演じ方で見せてあげてくださいね。
■注力すべき事を優先するための効率化・時短・手抜きは正義であり正解である
パネルシアターの臨場感は、とても面白いものですが、作る手間が非常にかかります。
ただ、私も含めて、保育士ってどうしても、作り物には凝ってしまう人が多いです。
(悪癖だという自覚はあるのですが、意識しないと注力する必要のないところに、こだわっちゃうんですよね…)
んで、どれだけ凝って、素晴らしいクオリティの紙人形を作ったところで、
子ども達が見るのって、紙人形の出来ではなく、先生が楽しく演じてくれるか、見ていて面白いか、のほうがウェイト大きいんですよね。
作成に時間が掛かりすぎて、練習時間も不足し、結局ひとつしかお話がしてあげられないよりも…
出来る限り時短で作成して、しっかり練習して、パフォーマンス高く演じたり、お話を二つでも三つでも、増やしてあげる方が、子供たちの笑顔は増えますよ♪
結局のところ、保育において、本当に大切な事は何か?という事です。
何時間もかけて壁面だのパネルシアターだのを作ることが、優先すべき事ではないですよね。
そんな目先の事ではなく「子ども達の20年後」を考え、そこまで役立つ力は何か?を考えて、その力が育つように考える・関わる事が、保育士が本当に注力すべき事なんです。
■時短・簡単・手軽なパネルシアターの作り方アイデア
さて、今回の実践で分かった事は、「いらすとや」の利用で、パネルシアターの素材として利用できる可能性が、無限大であるという事です!!
(ちなみに今回の記事は、あくまでネタ企画ですが、使い方によっては、実用に耐えうるネタだと思います。笑)
こういう手抜きネタを発信すると、”自称意識高い系の保育士の皆さま”や”根拠のない手作り至上主義の先生達”からのノイズはあると思いますが…
使える所は使い倒して、効率の最大化を目指していきましょう笑
私は、こだわりや手作りを否定しているのではなく、力の入れどころを、自分自身でコントロールする事が大事なのだと思っています♪
(あつみ先生自身は、手作り自体は大好きです笑)
コメント
コメント一覧 (1件)
はじめまして。
保育士でもなんでもないただのサラリーマンですが、内容に共感したのでコメントさせてください!
3歳になる娘がいるのですが、娘の通う園の保育士さんたちのクソ忙しそうな姿を見たり聞いたりしてる中で、生活発表会でめっちゃ凝った衣装を子どもたちが着ているのを見て、ありがたく思うと同時に、それで疲弊するくらいならもう少し楽してくれた方が子どもたちのためなのでは…と思っちゃいました。(毎年使いまわしているならいいのですが…)
力の入れどころは難しいとこだと思いますが、何時間もかけて壁面だのパネルシアターだのを作ることが優先すべき事ではない、というのには賛成ですし、一保護者としては子どもに寄り添う方に労力をかけてほしいと思っています。
で、ここから宣伝チックでちょっと嫌なのですが、上記の出来事をきっかけに、保育士さんたちの製作にかける時間を少しでも削れないかと思い、保育で使えそうなイラストを無料でダウンロードできるブログを運営してます。(「ジュゴンのうたた寝」という名前のサイトです。)
保育の現場のことは何もわからないまま運営しているので、もし気が向いたら、サイトをご覧いただき、更に気が向いたら、ご助言なんかいただけるととっても嬉しいです。
今のところペープサートばっかりなのですが、パネルシアターや壁面飾りで使える素材も提供したいと思いつつ、自分で作ったことがないのでどんなのが良いかよくわからず…。
というか「いらすとや」でいいのでは、とちょっと心が折れかけてますが(笑)
長々と失礼しました。全く関係ないおっさんから言われても嬉しくないと思いますが、応援してます!