
【在宅保育士】パネルシアターを量産できる環境がない保育士が多い件について!
おつかれさまです♪
ひきこもり大好き保育士、あつみです。
さて、先日「在宅勤務でなにをやればいいのか分からない」という先生に向けて、パソコンを使って、パネルシアターを量産でできるよ、という記事を書きました。
しかし、あの記事の手法は、データとなるイラストが必要、という前提条件があります。
つまり、カラーイラストのデジタルデータが収録された(CD付)パネルシアターの型紙本が必要、という事です。
そのため、

- 「普通(紙媒体)のパネルシアターの型紙本ならあるけど、CD付きの本なんて、もってないよ!」
- 「考えていたよりも、作り放題ってわけじゃないじゃん!」
という声が届いております。
ほんとすんません…
職場でもちょっと聞いてみたんですけど、パソコンとプリンターがあっても、印刷するための画像が用意できない、というパターンが結構ありました…
結局ね、ほとんどの保育士にとっては、【カラーイラストのデータの入ったCDがついてるパネルシアターの型紙本】を買わないとダメって事だったんです。
そこで、ちょっと私の使っている小ネタ・小技を紹介します。
※この記事には続きがあります
→続き:「いらすとや」素材だけで”あの絵本”のパネルシアターを作った結果
目次
■私の場合は【パネルシアター型紙をスキャナ取り込み】&【パソコンで色塗り】が出来ていた
んで、環境の差を言うものを考えてみたのですが、
私の場合は、スキャナもあるため【CDが付属してないアナログな型紙(紙媒体)】でも、好きなだけパソコンに取り込んでデータ化できるんですよね。
(その上で、フォトショップやクリスタといった画像処理ソフトを使う事で、取り込んだ画像を、ゴミ取り含めて、一発で綺麗に処理できます。)
んでもって、だいたい紙媒体のパネルシアター型紙って【色のない線画のみの状態】であることが多いんですが、画像ソフトがあれば【パソコン上で、クリック一発の範囲塗りつぶし】で色を塗れるので【印刷用デジタルのイラストデータを作り放題】なんです。
ここまで出来て、ようやく【後は印刷するだけ=作り放題】という状況になります。
やる事自体は、ものすごく簡単なんですが、それが出来る環境のある保育士って、どれだけいるんだ…?いや多分、少ないよね…という結論に至りました。
■それを、保育士みんなが再現できるかという話
印刷するためのイラストデータを、自分で用意できるといった、ここら辺の自由がきけば、
パネルシアターだろうが、ペープサートだろうが、まさに作り放題という状況になるのですが…
多分、保育士として勤めている方の何割が私と同じように、
時短でサクサク作り放題、という状況を再現できるか、と問われると、かなり局地的な状況なんですよね…
だから、ね?
もしあなたが、パソコンでイラスト作れる(描ける)人材であるとすれば、めっちゃ得してるんですよ。
ものすごいアドバンテージあるんですよ。
希少なんですよ。マジで。
まだまだアナログ脳が抜けきってない福祉、特に保育という構造的に致命的な欠陥のある業界…
理不尽、無秩序が未だに横行する、この修羅の世界で、少しでもパソコンスキルを身に着けるだけで、仕事は楽になります。
しかし、ブラック保育園はそれを許さない、生き抜くしかない…

完全に余談ですが、実は保育園に勤めてる保育士なら、アドビCCのアカデミック(教員&学割)が使えます笑
(※オーバースペックすぎるクリエイター向けフルパッケージの事)
■問題は、どうやってパネルシアター用のカラーイラストを入手するのかという話
多分現状、パソコンとプリンター自体は、所有してる人が多いと思うんだけど、
普段パソコン扱わない(と思われる)保育士が「スキャナ」+「画像ソフト」を持ってるって、おそらく、半数以下なんですよね。
つまるところ、結局パソコンから印刷するための「カラーイラストデータ」さえあればいいんですよ。
そこで!
解決策になっているわけではないのですが、実際、私が使っている方法、というか工夫なんですが
「いらすとや」のイラストを、パネル人形にしてしまう
という方法をお伝えします。
■関連リンク:→いらすとや
はい、みんな大好きいらすとやです。
(ほんとに、いつもありがとうございます。)
いらすとやって、有名なイラストの素材サイトなんですけど、ここで使える素材を【パネルシアター用の紙人形】にしてしまいます。
文字通り【Pペーパーに印刷してカットするだけでブツは完成】です。
もちろんこれ、パネル用の紙人形だけでなく、ペープサート素材としても使えます。
その場合、マジで印刷して棒つけるだけで完成です。
例えば、私の場合、子どもが思いつく限りの一通りの「動物」や「虫」といった生き物、
適当な「人」を何パターンか、また「乗り物」など、実際にPペーパーに印刷して、保育園で使っています笑
もちろん、パネルシアター用の紙人形が作れるだけで、何の「ストーリー」にも「お話」にも、なっていません。
ただ…あれば、かなり役に立つ場面があるんです。
●「いらすとや」のパネルシアター用紙人形の使い方&私の応用例
まず、よくやる使い方として、すでにあるお話の、キャラを変えて演じてみたりできます。
例えばですね、定番すぎて、子ども達が飽きてきている話ってあるじゃないですか?
そういうお話も、キャタクタを変えてみる、アドリブで子ども達に選ばせてみる、ってするだけで、普段と違う楽しみ方が出来ます。
★「おおきなかぶ」の登場人物を自由に変更する
例えば、実際に私がやった事としては、
「おおきなかぶ」のパネルシアターにて、かぶを引っこ抜く登場人物を変更する
というものです。
引っこ抜く人物を、かえるだのさるだのライオンだの、自由に変えてフリーダムに演じる…ってなカンジで、変化つけたりしてます。
子ども達的には、不意を突かれて

「え?次は誰が出てくるの?」
ってカンジですよね笑
★「おおきなかぶ」を「おおきなおいも」に変更
あと、芋ほりの導入として、
「おおきなかぶ」を「おおきなおいも」バージョンに変更
という事もしました笑
やった事は「大きいさつまいも」のパネルシアター用紙人形を、1つ作って追加しただけです笑
※上記の画像(いらすとやさんの素材)を、A4のPペーパーに印刷して使いました笑
★「がたんごとんがたんごとん」の汽車にのせるものを、全て「くだもの」に変更
がたんごとんのパネルシアターを作った時には、
汽車に乗せるものを、赤ちゃんの食事アイテムではなく…
バナナとかメロンとかいちごとか、果物ばかりのせてみて、演じてみた事があります笑
もし、紙人形に、たくさんバリエーションがあれば…

「つぎは、何を(誰を)のせてみる?」
ってなカンジで、子ども達からリクエスト聞いて、好きな物をのせてみる、とかもだいぶ盛り上がります。
なんかね、とりあえず、
- 子ども達が思いつきそうな動物・生き物
- 子ども達が思いつきそうな食べ物・果物
- 子ども達が思いつきそうな乗り物系
- 子ども達が思いつきそうな身の周りもの
を、一通り、思いつく限り、パネル用紙人形にして、いつでも子ども達のリクエスト・発信・反応に応えられるようにしています。
■あるだけで使える、汎用的パネルシアター用の紙人形「いらすとや」のススメ
…といったように、紙人形やペープサートって、別に「お話」「ストーリー」に沿ったものじゃなくても、あるだけで使い道がいろいろあったりします。
決まったパターン、という安心感も大切ですが、
「え、次は何が出てくるだろう?」というような、予測不能のワクワクを演出するのも、たまには楽しいものです。
要は、使い方次第なんですよね。
ええ、時短、手抜きが邪道と言われようと、子ども達にウケてるならそれでいいんです。
子どもが楽しく過ごせるなら、あらゆる手を尽くせばいいんですよ。
偉い人にはそれが分からんのです。
(私は楽しさ・面白さの提供から信頼が積み重なり、子どもにも話を聞いてもらえるようになると思ってます。)
というわけで、もう少し、多くの保育士でも再現性が高い方法を考えてみます。
…続く!(はず)
※この記事には続きがあります
→続き:「いらすとや」素材だけで”あの絵本”のパネルシアターを作った結果
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そしたら、なんと私の大好きなパワパフグッズが売ってる!
あつみさん、パワーパフガールズ大好きなんですよね~!
かわいいし、見てると頭悪くなってしまう感覚が本当にスキ!


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