赤ちゃんの離乳食初期 5ヶ月~6ヶ月頃
離乳食の開始は、5カ月~6カ月頃が平均的です。
この頃の赤ちゃんの特徴は?
離乳食初期食で気を付けるポイントは?
こんばんは!
離乳食インストラクターの男性保育士あつみです。
この記事では、5ヶ月~6ヶ月の赤ちゃんの
離乳期を進めるにあたって、気を付けるべきポイント、
知っておくべきポイントを記録していきます。
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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■離乳食初期(5ヶ月~6ヶ月)を進めるポイント
●5ヶ月~6ヶ月頃の赤ちゃんの発達
だんだんと体に筋肉がついてきて、手づかみで触れるようになります。
これにより、なんでも興味のあるものを触ろうとしたり、しますね。
これはどんなものなのか?触って、舐めて、調べて確かめているんです。
また、急激に増加していた体重もだんだんと落ち着いてきます。
そして、大人が支えてあげることで、しっかりと座れるようになったり、
感情表現が豊かになってきます。
楽しかったら笑顔を見せてくれますし、怒って泣いたりして感情を伝えてくれます。
そして、大人が食べている食べ物に興味を示しだします。
興味と言うのはとても大切なもので、
赤ちゃんが新しい事に取り組むためのモチベーションになります。
赤ちゃんにとって、食べ物への興味は、
離乳食開始のタイミングのひとつでもあります。
●離乳食開始のサインとは?
離乳食開始のタイミングの目安としては、以下になります。
- 首がすわっている
- 支えてあげれば座ることが出来る
- 食べ物に興味を持つ
- スプーンを口に入れても、舌で押し返さない
●5ヶ月~6ヶ月 離乳食初期の赤ちゃんの食べ方
このころの赤ちゃんは、舌を前後にしか動かすことが出来ません。
基本的に、初期は舐めるだけです。赤ちゃんは、唇に物を当てると、反射的に舌を出します。
赤ちゃんは生まれた時から、吸う能力はついています。
これは母乳を飲むための、生物的な機能なのです。
だから、どんな赤ちゃんでも出来るんですね。
しかし、ペースト状のものを口に取り込み、
自分の舌を使って奥に持っていき、
飲み込むというのは、最初からできるわけではないのです。
離乳食初期の練習を繰り返すことで、
口を閉じて、食べ物を口の中に入れることが出来ます。
食べ物を口の中に取り込んで、
前後に動く舌を使い、口の奥に持っていき、ゴックンと飲み込みます。
この動作が出来るようになるために、赤ちゃんも頑張っているのです。
●離乳食の与え方、食べさせ方
無理なく離乳食を与えることが大事です。
最初のうちは舐めるだけですが、だんだんと口の中に物を含めるようになってきます。
スプーンで与える場合の手順としては…
- スプーンなどで下唇をチョンチョンと刺激する。
- しばらくすると上唇を使い、すするように口の中に取り込んでいきます。
- 取り込んだことを確認したら、スプーンを取る
以上になります。
無理矢理口に入れたりするのはNG。
舌の使い方や動かし方が、覚えられなくなります。
離乳食の後は、赤ちゃんが飲みたいだけ、授乳をします。
赤ちゃんにとって母乳は食事なのです。
●離乳食初期は、特にゆっくりスタートする。
特に離乳食初期は、赤ちゃんのペースを考えて行います。
まず、一日一回からスタート。
最初はひとさじからでOKです。
●食材を食べていく順番
最初は10倍がゆからスタート。
以降、食べやすい野菜など、種類を増やしていくのがベターです。
匂いにクセがあると、食べにくいと思います。
野菜に慣れたら、たんぱく質も試してみましょう
例:
- 10倍がゆをすりつぶしたもの
- にんじん
- キャベツ
- かぼちゃ
- かぶ
- じゃがいも
- たい
- かれい
- ひらめ
- とうふ
最初から多く作る必要は全くありません。
ほんとに、スプーンひとさじからスタートです。
●味付け、調味料は?
赤ちゃんにも好みや飽きがあるため、使ってはいけないという事はないのですが、
この時期の離乳食初期の目的のひとつとして、食材本来の味を感じるというものもあります。
また、内臓も未熟なため、塩分の取り過ぎなどは、腎臓に負担がかかってしまう事もあります。
●離乳食初期の目的、目標
- 飲み込む力をつける
- 食材になれる
この二点が、目標になります。
この時期は、栄養バランスがどうのとか言うよりも、
離乳食を飲み込むことや、
舌触り、味に慣れていくという事が目的となります。
メインの栄養源は、まだまだ母乳です。
まず、食事そのものに慣れて行かないことには、
材料や栄養も、へったくれも、どんだけ頑張ってもしかたないですね。
赤ちゃんだって、初めてです。
慣れないとすぐに吐き出してしまう事もありますが、
焦っても仕方がないですよ。
ゆっくり、見て行ってあげましょうね。
●初期の離乳食は、午前中に行うのが良い!
赤ちゃんに、初期の離乳食を始めるのは、
なるべく午前中の、授乳の時が良いです。
この理由としては、以下。
- 朝は赤ちゃんが元気で機嫌がいい
- もし体調が悪くなった場合、すぐに病院にいける
等の理由があります。
●5か月目の離乳食を与えるタイミングは?
離乳食初期は、前述のとおり、午前中がいいです。
では、具体的にいつ上げるのか?
5ヶ月目に離乳食初期をスタートした場合、
サンプルを上げてみます。
- 朝6時:赤ちゃんが起きてから
一回目の授乳
- 朝10時:
離乳食+授乳
- (睡眠)
- 14時:
授乳
- (睡眠)
- 18時:
授乳
- 20時:(睡眠)
以降お腹がすいたら授乳
一日のミルクの量は、800~1000mlになります。
●6ヶ月目の離乳食を与えるタイミングは?
離乳食を開始して、1ヶ月後(生後6ヶ月目と過程)の場合、
離乳食を1日2回にしていきましょう。
もちろん、赤ちゃんが慣れていればの話ですので、
赤ちゃんのペースに合わせて、遅らせても、早くしてもいいですよ。
6ヶ月目の離乳食のタイミングのサンプルを上げてみます。
- 朝6時:赤ちゃんが起きてから
一回目の授乳
- 朝10時:
離乳食+授乳
- (睡眠)
- 14時:
授乳
- (睡眠)
- 18時:
離乳食+授乳
- 20時:(睡眠)
以降お腹がすいたら授乳
一日のミルクの量は、800~1000mlになります。
●こんなに離乳食が少なくていいの?
いいのです。離乳食初期の目的は、食べ物になれる事。
食事をすることに慣れていくトレーニングが目的です。
足りない栄養は、ちゃんと母乳から採っています。
離乳初期の栄養の割合としては、
離乳食は、全体の10~20%に過ぎません。
まだまだ、母乳やミルクが大切なのです。
●離乳食をなかなか食べない原因は?
諸々ありますが、
そもそもお腹がすいていないという事も。
赤ちゃんが泣くたびに授乳していると、
常に満腹状態ですね。
こうなると、離乳食もなかなか進まないことでしょう。
また、遊びたい気持ちが残っていたり、
椅子に座るのが嫌だったり、
味や固さ、食材そのものの好みの問題であったり、
原因はいろいろです。
●離乳食初期の卒業タイミングは?
初期、中期、後期、完了期と別れている離乳食。
中期にうつる目安としてですが、基本的に、条件をもとに明確に区切れるわけではなく、
ゆるやかに移行していきますので、その子に合わせていく事が大切です。
一応、目安としては…
それなりの量が食べられる。
離乳食開始から、2カ月くらい経った時点で
一回の食事で、10さじくらい食べられているか?
スプーンにも慣れ、しっかりと飲み込める。
中期食には、少し固形のものが入ってくるため、
まだペースト状のものを吐き出してしまうようならば、
もうちょっと練習をしましょう
焦らずに!ね!
1日2回の離乳食をしっかり食べている
食事を喜んでしているか?を見ます。
中期食は、固形のものが混じってきます。
当然、離乳食初期食よりも、高度な動作が必要です。
食事が楽しいと思わないと、
難しいことに挑戦していくモチベーションが、
なかなかでないですよね。
楽しい雰囲気を作ってあげてください。
とても大切です。
次の記事→離乳食中期(7ヶ月~8ヶ月頃)で大切な事
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