乳児の午睡(お昼寝)でグズらず眠らせる配慮と環境、ねらいについて
乳児クラス(0歳児、1歳児、2歳児)での午睡の際、
お昼寝を嫌がる子ども、心地よく眠れる環境を作っていきましょう。
午睡の必要性と、生活リズムを崩さないよう、
保育士が意識し敵を付けるべき、大切なポイントを解説します。
【この記事は保育士向けの記事です。】
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
この記事では、保育園で、乳児クラスのお昼寝の際、
気を付けるポイントや、最適な午睡の環境を、紹介します。
また、午睡の必要性、ねらい、意味なども解説していきます。
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■午睡(お昼寝)の目的と理由や意味について
保育園では、昼食後、クラスのみんなで午睡をします。
しかし、赤ちゃんの頃(0歳児クラス)では、
個々の生活リズムに合わせて、
一人一人のペースに合わせて、必要なら午前寝をします。
短時間の睡眠と、
短時間の覚醒を、
繰り返します。[/ふきだし] [char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]月齢が低いと、
みんなで生活リズムを
揃えて…
なんて難しいのですね。[/ふきだし] [char no=7 char=”かなみ先生”]もちろん、
個人差やその子の体力など、
いろんな要素がありますが、
1歳半ごろから、
皆でお昼寝が出来るように
なってきます。[/ふきだし]
1歳半を過ぎ、午前寝をあまりしなくなれば、
皆と一緒に、給食の後の、お昼寝(午睡)が出来るようになります。
●午睡の目的と意味、大切さとは?
午睡の目的とその効果とは、
まだ体が発展途上の、体力のない子ども達が、
体を休める事、休息が目的です。
★午睡をし過ぎるとどうなるの?
午睡の目的は前述した通り、体を休める事が目的です。
あまり寝すぎてしまうと、
かえって夜に眠れなくなってしまい、
生活リズムを崩す恐れがあるので、注意する必要があります。
かわいそうだから…
と好き勝手させていると、
逆にその子の
生活リズムをぶち壊して、
家でグズグズさせる事に
なるかも。[/ふきだし] [char no=7 char=”かなみ先生”]保護者にも、
迷惑をかける事に
なりますよ。[/ふきだし]
★午睡をしないとどうなるの?
中には、体力がありあまり、
皆がお昼寝をする時間に、お昼寝を嫌がる子がいます。
いつまでも寝なくて、
元気すぎて、
うるさすぎる子が…[/ふきだし] [char no=7 char=”かなみ先生”]見た目は元気そうに見えても、
その小さな体は、
身体の中も外も、
確実に疲労しています。
気持ちだけが、高ぶって、
ハイテンションな状態だね。[/ふきだし]
基本的にこういう子は、元気そうに見えても、
夕方辺りに、眠くなってしまってしまったりします。
しかも、本当は眠たいのに、寝れてない…
という頭が疲れている状況なので、
すごくイライラしやすくなります。
出来なかった子って、
夕方辺りに、すっごい
グズグズになりますよね。[/ふきだし] [char no=7 char=”かなみ先生”]普段以上に、対応が
面倒臭く難しくなります。[/ふきだし]
■午睡に最適な環境を整える大切さ
ここでは、乳児クラスの午睡をチェックしていくにあたり、
保育者で作っていける、午睡に最適な環境を紹介します。
●眠りやすい落ち着いた環境
余計な刺激が入らずに、スムーズに午睡に移れるようにするのは、基本です。
静かで落ち着いた雰囲気の中で、
いつもを同じ環境で、安心して眠れるようにすることが、
大切です。
- 寝る場所と寝具が、いつも同じ物で決まっている
- 子守歌を歌い、心地よく眠れる雰囲気づくりをする
- 照明を消し、カーテンなどを使い、余計な光をさえぎる
●仰向けで寝かせる
基本的に、これはどの園でも徹底されています。
しかし、たまにうつぶせ寝で、背中をトントンする保育者も…
なぜうつぶせ寝がダメかと言うと、
乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因の一つだと、
考えられているからです。
園では仰向け寝を徹底しているのに、
家庭ではうつぶせ寝…とかですと、
子どもも、普段と違った体勢ですので、
落ち着いて寝れないかもしれません。
家庭にも協力してもらい、
仰向け寝で寝かせる事に、協力してもらうのも、
ひとつの手です。
仰向け寝が大嫌いで、
うつぶせ寝大好きな
赤ちゃんもいますよね…[/ふきだし] [char no=7 char=”かなみ先生”]あるあるだねー笑
寝付くまでは仕方ないね。
寝付いてから、
ひっくり返して
あげましょう。[/ふきだし] [char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]何度仰向けにしても、
絶対にすぐに戻る子、
いますよね泣[/ふきだし] [char no=7 char=”かなみ先生”]あるあるだねー笑[/ふきだし]
●落着けるような寝かしつけ
落ち着いて眠りに入るために、保育者が寄り添い、
安心できるよう、接してあげてください。
- 子守歌を歌う
- トントンする
- 体をさする
- 背中をかいてあげる
- 手を握ってあげる
など、その子どもに応じて、
してあげられる事はたくさんあります。
無理矢理トントンしたり、
するのはNGですよ。[/ふきだし]
●夜の睡眠に影響が出ないよう心掛ける
いくら午睡が、体を休めるために不可欠だと言っても、
寝すぎはよくありません。
生活リズムを逆に崩してしまう要因です。
勿論個人差もありますが、具体的には、
2時間以上寝ると、
夜の睡眠に影響が出てきます。
保育園のデイリープログラムによって、
何時に、どのタイミングで午睡に入るのかは、
違ってきますが…
乳児さんの場合、
午睡から目覚めてから、夜寝るまでの間隔も大切なため、
14時半ごろに目覚められるよう、
調整をして関わっていきましょう。
早く起きてしまっても、
静かに出来てれば、
無理やり寝かすことも、
ないですよ。[/ふきだし] [char no=7 char=”かなみ先生”]要は休息になればOK。
起きちゃっても、
ゆったりと静かに
過ごせるならね。[/ふきだし]
●気持ちよく、快適に目覚められる習慣を作っていく
私が特に意識している事なのですが、
気持ちよく、いい気分で目覚められる事も含めて、
午睡で得られる、身体の休息だと考えています。
なので、いきなりは起こしません。
ゆっくり、自然に目が覚めるようにしています。
私の場合(幼児クラスですが…)
具体的に起床の前にしている事は…
- 起きる20~30分前にカーテンをあける
- 15分くらい前に音楽をかける
- 10分前に電気を徐々につけていく
- 0分前(起床予定時刻)になったらエビカニをかける笑
などです。
寝起きが悪い子には、
その子だけ早めに声をかけていきます。
もちろん、無理矢理に起こしたりはしません。
ちょっとずつ、
目ぇさましときや」[/ふきだし]
みたいな感じの声かけを、
20分前くらいから、何度かかけています。
想像してみてください。
あなたが朝起きる時、
時間になったからと言って、
無理矢理布団をひっぺがされて、
ガミガミ言われてる様子を…
それって、子どもも同じです。
■余談:子守歌って必要?
子守歌って、昔からとても大切にされてきています。
子守歌を聴いて育つと、人の心を踏みにじるような小にはならない
と言われてきました。
[char no=7 char=”かなみ先生”]あつみ君って、子守歌とか歌ってるの?
なんか想像できない[/ふきだし] [char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]乳児クラスの
ヘルプいけば、
普通に歌ってるよ。
まっくら森のうた。[/ふきだし] [char no=7 char=”かなみ先生”]こわいよwwww[/ふきだし]
●子守歌の特徴は、安らぎのリズム。
子守歌はどれも、子どもが落ち着けるような、
ゆりかごのリズムを持っています。
言葉の意味なんて、分からなくてもいいのです。
信頼できる大好きな保育者が、
歌ってくれる…その心のぬくもりが、
歌声を通して、トントンしてくれる手を通して、
伝わってくるのです。
これが、子どもの心を癒します。
[char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]子守歌って、子どもが落ち着いて
眠れれば、
別に何でもいいんですけど
ちゃんとジャンルとして、
子守歌というものが
あります。[/ふきだし]
★大好きな大人の、愛情のこもった歌声で眠れる。
子どもが、一番安心できる時でありたいですね。
子守歌は、子どもにとって、とても心地のいいものです。
園で歌っている子守歌を
教えてあげましょう![/ふきだし] [char no=7 char=”かなみ先生”]家でも家庭でも、
同じ歌を聴いて眠る…
一種の入眠儀式になり、
習慣にしやすくなります。[/ふきだし] [char no=7 char=”かなみ先生”]保育園でも家庭でも、
寝かしつけが
はかどります笑[/ふきだし]
■有名な子守歌一覧
ここでは、古くから日本で歌われてきた、子守歌を紹介します。
●ゆりかごのうた:童謡
- 曲名:ゆりかごのうた
【ゆりかごの歌の動画】 - 作詞:北原白秋
- 作曲:草川信
- 歌詞:
ゆりかごのうたを かなりやがうたうよ
ねんねこ ねんねこ ねんねこよ
ねんねこ ねんねこ ねんねこよゆりかごのつなを きねずみがゆするよ
ねんねこ ねんねこ ねんねこよ
ねんねこ ねんねこ ねんねこよ
●こもりうた(ねんねんころりよ):童謡
- 曲名:この子のかわいさ
【ねんねんころりよの動画】 - 作詞:不明
- 作曲:不明
- 歌詞:
ねんねん ころりよ おころりよ
ぼうやは 良い子だ ねんねしなぼうやの おもりは どこへ行った
あの山 越えて 里へ行った里の 土産(みやげ)に 何もろた
でんでん太鼓(たいこ)に 笙(しょう)の笛
うちの園では聞いたことない[/ふきだし] [char no=7 char=”かなみ先生”]同じく…[/ふきだし]
●ルピナスの子守歌:番外編(笑)
[char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]完全に余談なんで、ギャグとして、
受け止めてくださいね笑[/ふきだし]
- 曲名:ルピナスの子守歌
- 作詞:相吉志保
- 作曲:竹田えり
- 歌詞:
ちっちゃな手のひらは ネモフィラの花
ぷっくりほっぺたは エリカのつぼみ
あたたかい春の そよかぜみたいなまつげさぁ おやすみの時間だよ
すてきなレディになる
ゆめを見てほしいよすやすや腕の中 かわいい寝顔
守りたい ずっと
ルピナスの花のように そっと
[char no=7 char=”かなみ先生”]あつみくん
完全に世代がばれるよ?[/ふきだし] [char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]でもほんと
おジャ魔女好きなんです…[/ふきだし] [char no=7 char=”かなみ先生”]おジャ魔女とか女子かよ[/ふきだし] [char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]男子にもマジおすすめ。
ほんとに。
あとママレードボーイも[/ふきだし] [char no=7 char=”かなみ先生”]ニチアサキッズかよ[/ふきだし]
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