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読み聞かせの時間がちょっと特別に感じられる、絵本選びに最高の本。名作絵本200冊のあらすじと、読んだ人の声がぎゅっと詰まっています。ページをめくるたびに「この絵本も好きだったな…」「この絵本、子どもたちに読んであげたい!」って発見がいっぱいある一冊です。
現在、関西に設置が進められている、
「こうのとりのゆりかご」は、
別名”赤ちゃんポスト”とも呼ばれています。
こうのとりのゆりかごの仕組みとシステム、
問題点や、その後どうなるかなどを、解説します。

こんばんは!
男性保育士のあつみです。
「こうのとりのゆりかご」の仕組みは、
一般的に”赤ちゃんポスト”とも呼ばれており、
熊本の慈恵病院に設置されています。
どうしても赤ちゃんを育てられない…
そんな深い悩みを抱えた母親から、
赤ちゃんを預かる施設です。
匿名で利用できるため、
モラルの低下などの問題点が叫ばれています。
ただ、利用状況の人数などを見ると、
救われた命もあるという事実があります。
現在、関西での設置が進められている、
「こうのとりのゆりかご」について、
解説していきます。
「こうのとりのゆりかご」とは、
どうしても赤ちゃんを育てられない、
理由や悩みを持つ母親が、
赤ちゃんを匿名で預ける事のできる窓口の事です。

熊本県熊本市、慈恵病院に窓口があります。
いわゆる”赤ちゃんポスト”と呼ばれるシステム、
日本で存在しているのは、ここだけです。
こうのとりのゆりかごの窓口、設備の目的は、
赤ちゃんの命が失われることを防ぐ事です。
こうのとりのゆりかごが生まれた理由のひとつに、
痛ましい新生児の遺棄事件もあります。
これらの痛ましい事件も、
設立された理由になります。
どうにか、赤ちゃんの命を、
助けてあげることは出来なかったのか?
何とかしてあげられなかったのか?
出来れば、母親も一緒に救ってあげたい。

こんな思いから、
慈恵病院がつくったのが、
「こうのとりのゆりかご」です。
どうしても育てられない女性が、
最終的な手段として、
赤ちゃんを預ける場所があれば、
救える命もあったのではないか…
と考えたわけですね。
こうのとりのゆりかごでしている事は、
大きく分けて、
……の二つとなります。
匿名で赤ちゃんを預かる窓口です。
どうしても、赤ちゃんを育てられない…
悩みが深すぎて
悩み抜いた最終手段として、
窓口を利用します。
ちなみに、利用できるのは生後2週間までですが、
2週以降経過した赤ちゃんも、
利用される事があるようです。
こうのとりのゆりかごの窓口まで行くと、
このような、扉があります。

写真は京都府議会HPより引用
窓口の扉の奥には、母親への手紙と、
赤ちゃんを保護するベッドがあり、
そこに赤ちゃんをおきます。
そして扉をしめると、
施錠されてしまい、
扉を開けることが出来なくなります。
赤ちゃんが置かれ、
扉が閉まるとセンサーが反応して、
スタッフ駆けつけて赤ちゃんを保護します。
病院などで検査をして
健康チェックを受けた赤ちゃんは、
病院で入院するか、
児童相談所に委ねられます。
赤ちゃんポストの利用があった事は、
児童相談所、警察署に連絡されます。
8年前の安倍首相が、当時、こうのとりのゆりかごに対して、
「匿名で子どもを置けるものをつくるのがいいかというと、
私は大変抵抗を感じますね」
と言っています。
これに対して、慈恵病院の蓮田委員長は…
「赤ちゃんの命が助かるか、
それとも命をなくすか、
と言う問題の時にはですね、
その出自を知る権利以前の問題がある」
おっしゃっています。
心中以外で亡くなる児童の数は、毎年、50人を超えています。
2015年のデータとしては…
虐待によって亡くなった児童は、
50人中、27人が0歳児です。
また、27人のうち、15人が、
生後1日以内に亡くなった赤ちゃんです。
これらの原因のほぼ全てが、望まない妊娠です。
民間主導で始まったこうのとりのゆりかごに、
2016年3月現在で、125人の赤ちゃんが預けられ、保護されています。
「こうのとりのゆりかご」は、
”赤ちゃんポスト”のイメージだけが先行して、
匿名赤ちゃんを預ける所である…と思われがちですが、
妊娠、出産の悩みや、相談の受付も行っています。

慈恵病院は熊本の病院ですが、
特に悩みに悩み抜いた母親から、
全国からの相談が寄せられています。
……というような、
深刻な悩みや相談が、寄せられています。

ちなみに、相談については無料です。
電話やメール、面談など、
コンタクトの手段は様々です。
電話での相談が、多いです。
相談件数は激増しており、
熊本の慈恵病院に、全国から相談の電話が鳴りやみません。
2015年のデータでは、5000件以上の相談がありました。
実に、一日13件以上の相談を受けていた、と言う事です。
また、望まない妊娠をしてしまった方が、
慈恵病院に相談したことによって、
出産前から、養子縁組の手続きを進められる場合があります。
その場合は、赤ちゃんは生まれてすぐに、養子縁組が決まるパターンがあります。
2016年6月現在のデータとして、
慈恵病院に相談をしたことで、279組の養子縁組に繋がっています。
前述した通り、保護されたらすぐに、
健康状態に異常がないか、
病院で様々な検査を受けます。
異常があれば治療、入院に入ります。
健康が確認されれば、
児童相談所に委ねられます。
預けてしばらくは、
赤ちゃんは病院や施設にいます。

この期間に、もし母親から連絡があれば、
相談、面談を行った後、
今後をどうするのか、一緒に考えていきます。
また、この場合、
身元が分かるため、
戸籍は現在のまま、引き継がれます。
もし母親から連絡がない場合は、
要保護児童として、
保護されることになります。
その場合は、戸籍がないため、
市長が名付け親になります。
そして、
赤ちゃん一人だけの戸籍となります。
身内はいません。
本当に一人だけの戸籍です。
その後、乳児院へ送られ、
生活をすることになります。
乳児院とは、いろんな事情があり、
家庭で生活する事が困難な、
0歳、1歳、2歳の子どもが生活する施設です。
(親の病気、離婚、家族関係、
経済理由 ネグレクト、虐待等)

2歳を過ぎても、
引き取り手がない場合があります。
その場合は、児童養護施設という、
家庭で生活できない3歳~18歳までの、
子ども達が過ごすの施設に移ります。
その後、里親や養子を待つことになりますが…
日本ではなかなか、上手くいかない現状です。
よく疑問としてあげられるのが、
里親と養子縁組の区別です。
![]()
超簡単に説明しますと、
と言う事です。
こうのとりのゆりかごを使うために、
関西から来て、赤ちゃんを預ける人が多いという事や、
関西の妊婦からの相談件数が多数ありました。
そのため、こうのとりのゆりかごが、
関西にも必要ではないか?
という意見が出たのが、
関西にこうのとりのゆりかごを、
設置することになったきっかけです。

これにより「こうのとりのゆりかご IN 関西」
という実行委員会が発足しました。
発足記念大会が2016年3月19日(土)に開催されています。
こうのとりのゆりかごの設置、運営を支援するための、
NPO法人が設立され、
現在、関西での開設に向けて、交渉が進められています。
参考ページ:
日本カトリック医師会
こうのとりのゆりかごのモデルであり、
その原型となったのは、
ドイツのベビークラッペという施設です。
基本的に、日本と同じシステムです。
ベビークラッペは
匿名で赤ちゃんを預けるシステムです。
施設の扉を開けると、
暖められたベッドが置かれています。
このベッドの上には、
赤ちゃんの母親に宛てた手紙がおかれています。
この手紙をとり、
赤ちゃんをベッドの上に載せます。
そして、扉を閉めて、母親は帰ります。
この扉は、一度占めると、施錠され、
もう開ける事はできません。

赤ちゃんに、会えなくなってしまいます。
扉がしまり、赤ちゃんが預けられると、
センサーが反応して、警備会社のブザーが作動します。
すると、職員がかけつけて、
預けられた赤ちゃんを保護します。
その後、病院に連れていかれて、
健康状態や異常の有無を検査され、
必要に応じて、入院します。
その後、8週間の間は、里親が育てます。
しかし、8週間以内に
母親が名乗り出ることが無ければ、
そのまま実子として、養子縁組となります。
日本と違い、
育っていく家庭が、見つかりやすいのが特徴ですね。
「人間の尊厳は不可侵である。
これを尊重し、保護することは、
すべての国家権力の義務である。」
ということが、胎児にも適用されています。
自宅での出産は、
母子ともに、身体に危険を及ぼします。

そのため、ドイツでは匿名でもいいから、
ちゃんとした施設で出産するよう、呼びかけているのです。
その後は、
マザーチャイルドハウスという施設で、
8週間生活した後、
自分で育てるのか、養子にするのかを決めます。
その後、子どもがどうなったかの割合としては…
となっています。
ちなみに、引き取り手のない赤ちゃんについては、
重篤な障害児でした。
日本特有の考えとして、
「子どもは親の所有物」
と言う考えがとても強いです。
ドイツでは、
「子どもは社会のもの」
という考え方をしています。
社会全体で、育てていき、
社会全体で、教育していくという、
考え方、意識があるのですね。
個人的に、メリットもデメリットも、
存在していると思います。
しかし、どちらをとるか…と聞かれたら、
私は救える命を救っていくほうが、いいと思っています。
どちらに重きを置くか、ですね。
設立当初から、世論は真っ二つです。
それらの理由は下記。
新生児が亡くなるのを防げるのが一番の意義です。
![]()
誰にも相談できずに、
生まれてしまったけど、
身元がばれるのがいやで、
自分で育てる事も、
預ける事もできないから、
置き去りにするしかない…
というようなパターンで失われる命を、
匿名で利用できる事によって、
救うことが出来る可能性が生まれます。
命を最優先にする、
という事をかんがえるのであれば、
意義があります。
モラルの低下が一番叫ばれています。
赤ちゃんポストという窓口があることで、
預かってくれるからいいやーと、
軽く考えた若者が、
軽率な行動をしてしまう可能性が、
高まるのではないかと言う声です。
これが、安易な子捨てに繋がるかもしれないし、
その可能性はゼロとは言い切れません。

最後の最後の、最終的な手段である、
「こうのとりのゆりかご」を、
一番最初の手段にしてはいけないのです。
赤ちゃんの命を守る事を、
一番最優先に考えて作られた、
こうのとりのゆりかご。
しかし、
なぜ、こうのとりのゆりかごを、
使わざるをえない状況に、
なってしまうのか。
いろんな原因があると思います。
自信のモラルが低く、
命を大切に考える力がない人が、
軽はずみな行動をしてしまう事もあれば、
本人に過失はなくとも、
何らかの複雑な事情で、被害を受けて、
窓口を使わなければいけない人もいます。

こんな悲しい事になってしまう、根本的な原因を、
取り除いていかないと、
だめだと思います。
保育者として…
根本的な原因を取り除いていけるような…
そんな育ち方ができるように、
子ども達と関わっていきたいです。
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参考サイト
慈恵病院公式サイト:こうのとりのゆりかごとは
あつみあつみ先生が超絶ブラック大規模園→小規模園へ転職した話…気になる方はこの記事で読んでみてね!

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