子どもの症状による救急車を呼ぶ判断基準
子どもがこんな症状ならためらわずに救急車を呼びましょう!
電話番号は何番にかければいいのか?
子どもの症状が悪化した時に、
どのような判断基準で救急車を呼ぶのか、
救急車を呼ぶ時の正しい対応と流れをわかりやすく解説します。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
この記事では、子どもの症状によって、
どういう時に救急車を呼べばいいのか?
本当に呼んでもいいのか?
悩みがちな判断基準について、解説しています。
また、いきなり救急車を呼ぶ必要のある状況に置かれると、
パニックになりがちです。
まずは自分が落ち着いて、状況を伝える必要がありますね。
上手く情報をわかりやすく伝えるための、
手順と流れも解説します。
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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■子どもの症状が悪化した時の救急車の呼び方
この項目では、救急車を利用する際の基本的な流れを紹介します。
●救急車を呼ぶ時の電話番号は?
救急車を呼ぶ時の電話番号は、
「119番」になります。
●状況を伝えるための電話対応の流れ
さて、119番に電話をすると、
救急車の出動の要請を行うわけですが、
その際、必要な状況をしっかり伝えなければいけません。
電話にでた司令員が、順番に、
必要な情報を聞いてくると思います。
電話を掛けたあなたが、焦らずにゆっくりと、
落ち着いて正確な情報を伝えていきましょう。
火事ですか?
救急ですか?[/ふきだし] [char no=4 char=”保護者”]救急です。[/ふきだし]
119番に通報をしたら、
まずは最初に、救急である事を伝えましょう。
△△町、
□□丁目、
☆☆番地です[/ふきだし]
次は、救急車に来てほしい住所を伝えます。
また、現在地がどういう地名なのか、
番地などが詳しくわからない状況もあります。
そういう時は、目印となる大きな建物や、
交差点など、特徴を伝えてください。
伝えるポイントは、
- 「誰」が
- 「どんな状況」で
- 「どうなったか」を、
簡潔に伝えていきましょう。
もし分かるのであれば、
意識、呼吸の有無などを、
伝えていきましょう。
次に年齢を伝えましょう。
分からない時は、おおよそでOKです。
連絡先は(以下略)[/ふきだし]
119番通報をしたら、
名前と連絡先も伝えましょう。
救急車で向かう際に、場所などが分からない時に、
折り返し電話がかかってくる事もあります。
このほかにも、必要な情報を聞かれるときがあります。
例えば…
- 持病はあるか
- かかりつけの病院はあるか
等です。
もちろん、分かる範囲でOKですので、
答えていきましょう。
電話を受けた司令員も、
あなたがパニックにならないよう、
落ち着いて話が出来るように、配慮をしてくれますので、
聞かれたことに、答えていくだけでOKです。
■こんな症状ならすぐ救急車を呼ぼう
どういう症状で救急車を呼ぶのか?
判断基準の一例を、紹介していきます。
●体の部位の症状一覧
身体のある部分にこんな症状が見られたら、
救急車を呼ぶ判断の材料にしてください。
★頭の症状
- 頭を痛がってけいれんがある
- 頭を強くぶつけて、
出血の量が多い、
意識がない
けいれんがある - 突然の激しい頭痛
- 突然の高熱
- 支えなしで立てないくらいふらついている
★顔の症状
- 唇の色がむらさきになり、
呼吸が弱くなる - 顔半分が動きにくい、痺れる
- 笑うと顔の片側がゆがむ
- 視野が欠けている
- 見たものが二重に見える
★胸や背中の症状
- 激しい咳や、ゼエゼエと呼吸が苦しく、
顔色も悪い - 突然の激痛
- 急に息切れをする、呼吸困難
- 胸の圧迫感が長く持続する
- 痛む場所が変わっていく
★おなかの症状
- 激しい下痢や嘔吐で脱水症状になり、
食欲もなく、意識がはっきりしない - 激しいお腹の痛みで嘔吐が止まらない
- 血便
- 吐血、下血がある
★手足の症状
- 手足の硬直
- 突然痺れる
- 片方の腕や足に力が入らず動かなくなる
●その他の症状
★意識に障害がある
- 意識がなく、返事がない、もうろうとしている
★けいれんに関する症状
- けいれんが止まらない
- けいれんがとまっても意識が戻らない
★飲み込みに関する症状
- 異物を飲み込んで意識がない
- 食べ物がのどに詰まり意識がない
★じんましんが出た
- 虫に刺されていきなりじんましんが出て、
顔色もわるい
★ケガや火傷に関しての症状
- 痛みがひどい、
または広範囲をヤケドした場合 - 多量の出血を伴う外傷
★事故があった場合
- 交通事故などにより、
強い衝撃を受けている場合 - 溺れてしまった
- 高所など危険な場所からの転落
★乳児の場合
- 乳児の様子が明らかにおかしい
●症状をうったえる大人と子どもの違い
救急車を呼ぶ判断基準として、
大人と子どもでは、違いがあります。
それは、子どもは、
自分で症状を詳しく言えないという点です。
大人ですと、しっかり自分の状況を言えます。
どこが痛む、
こういう痛みがあるという事が、
自分で説明できるので、
救急車を呼ぶのか判断するのは、
まだたやすいです。
しかし、子どもはどうでしょう?
自分の体がおかしくても、
「痛い」「しんどい」としか言えません。
どこがどんなふうに痛いのか、
どんなしんどさなのか、説明が出来ないため、
大人の目で見た判断しか出来ません。
かといって、素人の勝手な判断で、
救急車を呼ばなかった場合、
重大な病気やケガに繋がる可能性もあります。
■救急車を呼ぶ方法と対応、手順のまとめ
子どもの様子がおかしい、
子どもに事故や怪我があった際の、救急車の利用についてまとめます。
●救急の際の電話番号
救急車を呼ぶ時の電話番号は「119番」。
●救急車が到着するまでの平均時間
救急車が来るまでに、どうしてもタイムラグがあります。
もちろん、場所や状況によりますが、
到着までにかかる平均の時間は、
約8分ほどになります。
●救急車が来たら伝えるべきこと
- 事故の状況
- 症状の経過
- 救急車が到着するまでに変化はあったか
- 応急処置、手当でどんなことをしたか
- 具体の悪い人、ケガをした人の情報
●応急手当について
前述した通り、救急車の到着までに、
どう対応するかが、命を救うカギになっています。
具体的には、救急車が来るまでの、
応急手当が非常に重要です。
応急手当が必要である場合、
電話でどうすればいいのかの指示があります。
●周りの人に助けを求めよう
人手があるときには、役割分担が必要です。
電話で連絡を取り合う人、
応急手当を行う人、
救急車が来そうなところに立ち、案内に出る人など、
周りの人と共に、協力をしていきましょう。
●救急車を呼ぶ際、準備しておくといいもの
- 保険証、診察券
- お金
- 靴
- 普段使っている、飲んでいる薬
★子どもの場合はこれも準備しておこう
- 母子健康手帳
- 紙おむつ
- 哺乳瓶
- タオル等
■9月9日は「救急の日」
9月9日は、文字が由来として、
救急の日と呼ばれています。
幼児クラスであれば、
大好きな救急車の話題などになった時に、
こんな日があるんだよ、
って教えてあげてもいいですね。
実際、私も特に意識してなかったのですが、
9月9日に駅前でチラシを配って声かけをしていた方々を見て、
この「救急の日」という存在を、思いだしたのです笑
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