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あなたの受け持つクラスに、吃音・どもりを持っている子は居ますか?
わたしが初めて、4歳児クラスの担任をした時にも、吃音の子はいました。
この記事では、保育士として・また吃音をもつ子と関わる大人として、
子どもにどう関わればいいのか、また吃音についての考え方をお伝えします。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
子どもの吃音には様々な要因が考えられています。
吃音の改善や治療法は、様々なものがありますが、
それぞれ症状が違うため、誰にでも必ず効く、という治療法は、ありません。
吃音とは、話そうとしたときにどもってしまい、
タイミングが合わず、上手く発音できないことです。
吃音を持つ子どもの親や、その子どもを指導する保育者。
実際に吃音を持つ子どもを目の前にして、 どんな風に関わり、どんな風に指導すればいいのでしょうか?
子どもがどもっているのを見ると、大人としてはどうしても「ゆっくり話して」と言いたくなる気持ちはわかります。
しかし、この言葉は、全く効果はありません。
子どもは、話すことに精いっぱい、とても頑張っています。
…などの声かけは、子どもの話し方に、ひとつひとつ事細かに、注文を付ける事になります。
それによって、正しく言わなきゃ、と子どもは思い、 余計に話しにくくなります。
しかも、よく考えてみてください。
別に、吃音を持つ子どもって、慌てているわけでも、
早く話そうとしているわけではありませんし、
ことばが出ないだけで、落ち着いていないわけではありません。
これを言われることで、自分の話し方が悪くて、
注意を受けているんだと、もっと吃音が悪い物だと思い込んでしまい、
話す意欲、つまり発話意欲がなくなります。
しかも、話し方だけを、指摘して、
話の内容を大切にされていないと、思ってしまいます。
自分の話に、興味をもって聞いてもらえていない…
と、子どもにとっては、とても悲しい思いをすることになります
大好きなお母さんに、自分の言葉で伝えたい、
その気持ちを尊重してあげることが一番大切です。
しっかり、丁寧に話を聞いてあげてください。
子どもの言葉の間に、間違いや言い方を指摘するような言葉は、 挟まないことが一番大事です。
そして、子どもの言いたいことが分かっても、
「○○って言いたいの?」など、
先取りしていってしまうのは絶対NGです。
子どもの話したい気持ちをそぎ落としてしまいます。
有効な方法は、オウム返しです。
子どもの言えた話を、繰り返してあげます。
子どもが「○○だった」と言えれば、
保護者や保育者は「○○だったのね」と、オウム返しで、言ってあげます。
こうすることで、子どもは、自分の言葉で、
言えて、伝えられた!と、達成感と満足感を感じます。
大切なのは、接し方。
子どもの話の内容をしっかりきいて、気持ちを丁寧に受け止めることで、
自分で話したいという意欲、気持ちを高めていく事が大切です。
吃音であっても、受け入れてくれて、話を聞いてくれる、
という、自己肯定感に繋がります。
幼児期に、そういった機関へ、子どもの吃音の相談に行くと、
「気にしないでください」というアドバイスを受けることがあります。
その理由は、幼児期の吃音って、7割以上が、
小学生頃までに、自然治癒するからです。
しかし、この「気にしない」の意味をはき違えてはいけません。
吃音って、話し方を意識するから悪化するのであって、
子どもは「どもりたくない」と思えば思うほど、上手く話せなくなります。
もし、保護者が、話し方をアドバイスしたりすると、
子どもは、吃音って悪い事なんだ と思ってしまいます。
たとえば、
などの、言葉かけは、子どもにプレッシャーをかけるだけです。
別に子どもは、ゆっくり話してるわけでも、
落ち着いてないわけでもないのです。
ただ言葉が出てこないだけなのです。
また、言葉を頑張って出そうと、苦しそうにしているかもしれません。
でもそれって、自分で頑張って話して、お母さんに話を聞いてほしい、
という思いの表れです。
そこで、「ゆっくり話して」なんていわれたり、
子どもが言おうとしている事を先取りして「○○って言いたいの?」など、
そういう言葉を掛けられる事で、
自分から話そうという気持ちを失ってしまいます。
これが、余計に吃音に悪いイメージを持つ要因です。
「やっぱり、どもる自分って悪いんだ…」
と思ってしまいます。
なので余計に話さなくなり、吃音が悪化します。
間違った声かけをすることで、
親が自ら、子どもの吃音を、悪化させている事もあるのです。
年長(5歳~6歳頃)になってくると、
自分の話し方について、悩んだり、疑問を持ったりすることがあります。
そういう時は、わざと話題をそらしたり、はぐらかすのはNGです。
子どもは、そういう対応をとられることで、
「ああ、吃音って、悪い事なんだ、あんまり話したらだめなことなんだ」
と思い込んだり、
自分がこんな真剣に悩んでるのに、取り合ってもらえないんだ、
と思う事があります。
これにより、余計に吃音はダメなものというイメージをもったり、
今後子どもが成長してから、 吃音の悩みを一人で抱え込む事に繋がります。
それがきっかけとなり、不登校やひきこもりになることもあります。
もし、子どもから聞かれた場合は、
子どもにわかる言葉で、しっかりと伝えてあげましょう。
「たまに言葉が言いにくくなることがあるんだよ
それは吃音(どもり)って言うんだよ
でも、わざとじゃないんだし、それは悪い事ではないし、
どもってもちゃんと、私はあなたの話をきいているよ」
吃音は悪いものではない、と言う事をしっかりと伝えましょう。
どもりのあるしゃべり方でもいいと、子ども本人が思えるような、
関わり方をして、受け入れるという事です。
吃音を持った子どもに対して、実際によく行われているのは、
という曖昧な事が多いです。
これって、曖昧で不確かな知識や思い込み、
そして誤解と間違った対応から、くるものです。
それにより、目の前の吃音をもった子どもが、
苦しめられたり、困ったりしているのです。
それって、とてもかわいそうなことですよね。
この項目では、吃音についての知識を解説します。
話すときにどもってしまうこと、これを吃音と言います。
吃音は、言葉が発言される際、
同じ音を繰り返してしまったり、引き伸ばされてしまったり、
言おうとしても、音が詰まり、出てこなかったりすることです。
スムーズな話し方ではないため、
聞き手としては、なんか変だな…と思われることが多いです。
また、どもりが発生するのは、
単語の出だしが、出てこないという傾向がほとんどです。
吃音を持つ子どもが、 吃音に対して悩み始めると、
言いにくい言葉がだいたい分かってきますが、
常にその言葉でどもる、というわけではありません。
吃音には調子の良し悪しが存在します。
時には頻繁にどもったり、
どもらなかったり…不規則で一貫性はありません。
吃音と聞いて、ぱっとイメージするのは、
最初の言葉がかさなるパターンです。
吃音には、様々なパターンがあり、
個人差、それぞれ違います。
また、吃音って話はじめる時に起こりやすいため、
話す前に、挿入語を入れる事で、
次の言葉を出やすくする、などもよくあります。
随伴運動とは、どもってしうまう時に、
体を動かして、言葉を出そうとしてしまう事です。
例えば、発言しようとして、首を振ったり、
手足をバタバタさせてみたり、どもる際、 同時に体の一部が動くことです。
これが発生する原因としては、
どもりそうになったとき、そうした事で偶然、吃音を避けられた、
という経験から、随伴行動が発生する、と考えられています。
よって、動かす体の部位による、意味などはないです。
でもこれって、吃音を何とか克服したい、という、
吃音を持った子どもの、気持ちの表れなのです。
これにより、聞き手は、より違和感を覚え、
なんか変だな…と思われる要因にもなっています。
ほとんどの場合は、幼児期に吃音が始まります。
吃音が始まる事を、発吃と呼びます。
吃音を持つ子どもの8割以上は、
未就学時(保育園や幼稚園時期)に発吃します。
また、吃音が始まるピークは3歳~4歳頃。
発吃が早い子どもですと、言葉を話し始めた時、
もうすでに吃音の症状がみられる子どももいます。
たまに、小学校に上がってからや、
ごく少数ですが、中学校以降に吃音が発生した例もあります。
幼児期の吃音って、気づくのは親や保育者など、
まずは大人が気づくものです。
保護者や先生が気づいたときにはもうどもっていた、
または、何かがきっかけで、その時を境に、突然吃音が始まる、
なんてパターンも多いです。
例えば、怖い体験をした後や、弟や妹の誕生などの例が多いです。
また、突然始まるタイプの吃音には、
最初の音を何度も繰り返したり(連発)、
なかなか言葉が出てこなかったりするタイプ(難発)が多いです。
親の育て方、愛情不足が原因ではないのか?
と悩んでいる親もいます。
何かの出来事により、吃音になってしまったのは、
母親である私のせい…そう思う保護者は多くいます。
しかし心理的ショックが、
吃音に至る原因であるという根拠や、 因果関係は全くありません。
吃音の原因は、現状の医学では不明なのです。
特に何もなくとも、吃音になる子はいます。
また、イメージとして、吃音は親が悪いという、
そういうネガティブな印象で見られる事があり、
それが母親の心理的ストレスに繋がる事があります。
下の子が生まれたことや、引っ越しなど、
何らかのタイミングで、発吃する事があると、
それが原因?と疑ってしまいますが、
それだけが要因で発吃するというわけではありません。
兄弟とかですと、下の子が生まれるのって、
お兄ちゃんが2歳~4歳頃が多いです。
なので、下の子が生まれても生まれなくても、
発吃する子はしてます。ただ、タイミングが重なっただけです。
(一人っ子政策の中国でも、吃音者の割合は日本と同じです)
引っ越しだって、2歳~4歳の間にしてれば、
ちょうど発吃のタイミングと重なる事があります。
吃音は、一つの原因では発症しないですし、
全員が同じ条件で発生はしていないため、
結論としては、はっきりした原因は不明です。
というよりも、緊張したり、動揺したり、興奮すれば、 誰だってどもりやすくなります。
なので、心理的な問題が大きいと考えられがちです。
ですが、因果関係は、明らかになっていません。
いろんな説が、たくさんありませうが、
どれも根拠を説明できていないのが現状です。
この迷信が生まれたのは、1930年の事。
吃音をもった子どもの脳が、利き手の矯正をすることで、
左右の役割分担を混乱してしまい、
はっきり行えていないから、吃音になると言う、迷信がありました。
吃音を持っている事もは、脳に問題がある、 と思われていたのです。
しかし、医学の発達により、 最新の医学の力を用いても研究をしても、
吃音者の脳に、吃音になる原因になるものや異常は、見つかっていません。
成人で吃音を持つ人は、人口全体の、 約1%と言われています。
これは世界共通のデータであり昔も今も、変動していません。
100人に一人と考えると、かなり多いですよね。
ちなみに幼児期のデータとしては、
50人~30人のうち、1人の割合で、 程度によらず、吃音を持つ子がいます。
幼児期に割合が高くなるのは、
幼児期の吃音って、自然に治る事が多いからです。
統計的に、吃音は、女性よりも男性に多いです。
吃音を持つ人の割合として、
男性は女性の3~4倍、の割合を占めています。
実際、保育所に勤めていますが、
程度によらず吃音を持つ子どもは、男の子の割合が多いように感じています。
吃音って、多くの場合は、幼児期(小学校入学前)に、 吃音を克服しています。
克服と言うか、自然に消えてます。
自然と吃音の症状がなくなる事を「自然治癒」と呼びます。
自然治癒の確率としては、70%以上。
(直近のアメリカでの調査)
なので、吃音って、子どもの頃だけの問題と、思われているふしがあります。
どうやったら自然に治るのか…ですが、
本当に何もせず、治るというパターンが多いです。
なので、幼児期の吃音相談で、受けるアドバイスは、
「気にしなくても治る」と言うものが多いということです。
結果からいって、特徴などでの判別は不能です。
どんな子どもなら、自然治癒しやすいかということは、わかりません。
分かれば、幼いころから、しっかり対応していけるのですが…
子どもの、吃音の頻度や程度と、自然に治る確率の因果関係は、ないのです。
男の子と女の子での違いも分かっていません。
吃音の期間の長い、短いも関係ありません。
しかし、小学校に上がっても、吃音が続く場合は、
自然治癒する可能性は激減します。
つまり、小学校に上がっても自然治癒していない場合は、
放っておくという判断は、かなりリスキーです。
病院には、言語聴覚士(ST)という、
ことばの問題の専門家に相談できるところもあります。
今後の方針について、相談していく方が多いです。
統計や、傾向としては、遺伝する可能性もあります。
子どもの吃音が自然治癒するかどうかは、
親がどうであったか?が遺伝すると言われています。
例えば、親が幼児期に吃音をもっていて、
自然治癒した場合は、その子どもも、自然治癒する確率が高い傾向があります
子どもに吃音症状って、波があります。
出たり、消えたりを繰り返します。
吃音の症状が、少しずつ軽くなっているならば、
自然治癒する傾向が多くなっています。
例えば……
……のように、どんどん軽くなっていき、
最終的には消える、というパターンもあります。
子どもの様子を、よく見て観察してあげてください。
吃音を持った子どものイメージとして、
なんだか消極的だったり、神経質だったりするイメージが多いです。
なので、内気な子ほど、吃音になりやすいのか?
と思うかもしれませんが、性格は全く関係ありません。
そんな風に見えるのは、 吃音をもっているがゆえ、
周りにからかわれたり、笑われる経験が、
そうさせているのだという事です。
本来、明るい性格だった子どもも、
吃音をからかわれ、馬鹿にされているうちに、
消極的に、内向的になってしまう、というパターンが多いため、
そのようなイメージになってしまったのです。
大切なのは、そうならないための、周りの環境です。
クラスメイトの友達にも、吃音について理解してもらい、
大人が、吃音を持つ子どもの味方になっていく必要があります。
吃音の症状がある子どもでも、常ににどもりが発生するわけではありません。
吃音をもつ子どもの特徴として、
誰かと声を合わせたり、一緒に歌ったりすると、
吃音が出ない、また軽減したりします。
この理由としては、他の人の声を聴くことで、
自分の話し方から意識が逸れ、他者のタイミングに合わせる、
のっかることが出来るからだと言われていますが、
正確には、その理由は分かっていません。
これを利用し、小学校などでは、
日直では二人で一緒に号令や掛け声などを行ったり、
音読などもペアで行う、などの配慮を、
行っているところもあります。
子どもって、独り言を言って遊ぶ時があります。
それは、吃音を持った子どもでもそうであり、
普段のどもりぐあいが考えられないほど、
スムーズに言葉を発して遊んでいるときがあります。
この原因としては、人に向かって話すときよりも、
話すことに関して、意識をしていないためだからと考えられています。
人に伝えよう、話そうとすると、自分の話し方を意識してしまい、
吃音、どもりが出てくるのです。
何も意識していない独り言なら、どもりが出ないということです。
基本的に幼児期のどもりって、波があり、
吃音が出たり、消えたりを繰り返します。
吃音を持つ子どもをもつ親は、
吃音が治った!と思ってホっとしていたら、
また吃音が出た… と思い、不安、心配で、
一喜一憂の繰り返しとなる事があります。
これが、心理的にとても負担、ストレスが掛かるときがあります。
どもりが出るたびに、何が原因かを突き止めようとしても、
結局、原因不明の事がほとんどです。
幼児期の吃音は、波があるものだと理解しているだけで、
余計なストレス、心配が少しは軽減されます。
基本的に、子どもの幼児期の吃音は、
小学校までに自然治癒する場合が多いです。
しかし、小学校に入学してからも、吃音が継続していると…
自然治癒する確率はぐっと減ってきます。
小学校に上がる頃に、だんだん波がなくなってきます。
ここで、保護者としては、治らないのではないのか?
何か対策をしなければならないのではないか?と悩みます。
幼児期は、どもりながらでも、気にせず友達と話し、
遊んでいる姿があった子も、小学校の時期になると、
子どもは自分の吃音について意識し始め、
悪口やからかいに、繋がったりします。
さらに、小学校になると勉強が始まります。
発表や自己紹介、本読み音読など、人前でしゃべる機会が、 とても増えてきます。
これが、苦手意識に繋がり、悪循環になる事があります。
恥ずかしい、自分に自信がない、
自分は嫌われている、笑われているなどを感じる事で、
どんどん人付き合いに消極的になっていきます。
そして、吃音を隠したいと思うようになり、
言い換えたり、そもそも、しゃべらないようにしよう、
という考えに至るパターンも、少なくないです。
また、悩みを相談できる相手が居ない場合は、
すべて一人で抱え込んでしまいます。
自己否定の気持ちは、引きこもりや不登校につながります。
吃音って、ただ言葉がでないだけの問題ではないです。
本人にとっては、最重要な問題であり、コンプレックスであり、
自分の存在を問うような、心の問題であるのです。
子どもが今後、生きづらくなってしまう分岐点は、
幼児期の、子どもに対する関わり方がポイントです。
吃音は悪いことではないという事を、
自分で理解することが、子どもには大切です。
また、吃音であっても、
他者は受け入れてくれるという経験を繰り返して、
理解できれば、
吃音はダメなことでも、自分は恥ずかしくもないと、
意識を持てます。
吃音を否定しないようなかかわりが大切です。
そして、吃音を隠すために、逃げたりしない事を、
伝えていきましょう
吃音に否定的な思いを持つ子どもは、
苦手な喋る機会を、減らそうとして回避します。
どもりたくないと思うあまり、
出来る事、やれることが少なくなり、
生活がとても不便なものになります。
例えば、外食の時に、メニューの名前が言えないから、
本当に食べたいもの以外で、言える物を注文したり、
学校でも自分の意見があるのに言わずに終わったり…
吃音、どもりによって、生活が縛られてしまうのです。
でも、子どもって、別に最初から 吃音を隠そうとか、
逃げようとか思ってるわけでないです。
幼いころから、どもるのはいけないことだと思わされ続けた故、
隠そうとするのです。
吃音をダメなものだと、思わないような支援、配慮、関わりがとても大切です。
幼児期の自然治癒の時期以降、
例えば、小学校に上がってから、吃音改善の指導に、通い始めたとします。
頑張っても、吃音は中々改善していかない時があります。
その時に、吃音が治らないのは、自分が頑張ってないから、
努力してないからだと思い、自分のせいだと思い込み、
つらい思いをしたりする事もあります。
でも、努力がどうのとか、本人に悪い所があるからとか、
そういう問題ではないのです。
吃音と、吃音の改善、治療法の歴史って、本当に古くから続いています。
たしかに、いろんな吃音の療法や訓練が、多数存在します。
また、それにより、改善された、または消失したという、結果があるものも、あります。しかし、その療法や訓練が、
必ず誰にでも効果がある、というわけではないのが現状です。
吃音ってなかなか改善しないのが、当然です。
これなら誰でも100%絶対に吃音は消失する、という療法は、現在でもありません。
最初に、吃音であることを周知しておいて、
吃音を隠さなくてもいいと思える事が、
精神的に楽に話が出来る環境になる事があります。
悩みは、オープンにすることで、楽になるのは、
吃音に限る問題ではありません。
子どもの頃って、話し方が他の人と違う事が、
どもりや吃音といった症状であるということ、そのものが分かっていません。
一体自分は、何が変なんだろう、友達と何が違うんだろう… と、
自分の症状について、正体不明のもの、という不安があります。
しかし、子どもにしっかり向き合い、
子どもから聞かれた時に、
「どもりっていう言葉が言いにくい時があるんだよ」
と子どもにも分かる言葉で伝えることで、やっと安心できたりします。
例えば、体調が悪い時、なんの病名か分からない時不安ですが、
病名がはっきりわかったら、ホっと一安心、みたいなことは、
大人でもあるじゃないですか。
子どもでも、それは同じなのです。
病院には、言語聴覚士(ST)という、ことばに関する問題の専門家がいます。
その資格を持った人に相談することで、どんな指導をしていけばいいのか、
応じてくれることがあります。
しかし、子どもを専門にしない言語聴覚士も多いです。
また、相談を受け付けているかどうかも、施設によりますので、
病院に行く前に、問い合わせてみることが大切です。
ことばの教室の正式名称は通級指導教室といいます。
ここでも、吃音指導を受ける事ができます。
ただし、何処の学校にでもある、というわけではありません。
もしも、自分の通っている学校にない場合で、
ことばの教室に行きたい場合、他校に通う事になります。
子どもが吃音のことで、過剰に気をやんだりしないようにするためには、
これまで何度も述べたように、子どもの身の周りの、
関わる人達の接し方が、とても重要です。
また、そういった、子どもが自己肯定できる環境を作ってあげれるのは、
お母さんなどの保護者や、それに協力する保育士や先生です。
子どもの吃音を改善して、生きやすい環境にするためには、
かならず大人の力が必要です。
じぶんのどもりは、悪いことではないんだ、
と肯定して思える事が、大切なのです。
それには、親だけでなく、周りの大人たち、
保育園や幼稚園、学校の友達や、
教師や先生の正しい理解と協力が必要不可欠になります。
吃音が子どものすべてではないのです。
もっといろんなところを見つめてあげて、受け入れてあげてくださいね。
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