うんこの絵本「うんぴうんにょうんちうんご」あらすじ内容と読み聞かせ動画
うんこの絵本「うんぴうんにょうんちうんご」のあらすじと内容、
読み聞かせ動画を紹介します。
うんこは、人間が生きていくうえで、とても大切なものです。
どうしても恥ずかしいと思ってしまう子ども達が、冷やかされる事が怖くて、我慢してしまったり、健康を悪くしたり、いじめの原因になったりします。
うんこは当然で当たり前の事だと伝えていく絵本です。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
子どもが大きくなるにつれ、特に小学校に上がってくると、うんこは汚い物、恥ずかしいもの…という気持ちが出てきます。
実際に、私だって小さいころはそうでした。
うんちしたら、冷やかされる…馬鹿にされる…
学校では、中々うんちにいけない子も多かったです。
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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■うんこの絵本「うんぴうんにょうんちうんご」の紹介
この村上八千代さんの絵本「うんぴうんにょうんちうんご」は、
そんな子ども達に、うんちは当然の事であり、
生きていくうえでとても大切なものであるという事を、伝えていく絵本です。
●「うんぴうんにょうんちうんご」絵本読み聞かせ動画
●「うんぴうんにょうんちうんご」絵本データ
- タイトル:
「うんぴうんにょうんごうんち」 - 作者:
文:村上八千代
絵:せべまさゆき - 発行:
株式会社ほるぷ出版
2000年10月30日 - 対象年齢(主観です笑):
幼児~小学校低学年 - ページ数:
34ページ - 読み聞かせにかかる時間:
5分
●「うんぴうんにょうんちうんご」あらすじと内容
この絵本にはナビゲーションとしてのキャラクタが登場します。
その名は「だいべんはかせ」。
うんこの事はなんでもわかる博士です。
さて、今まで君は自分のうんこを、
見たことがあるかな?という問いかけで始まります。
いろんな種類のうんこがある事に気づこう
うんこをよく見てみると…
- 形
- 色
- におい
実に様々なうんこがある事が分かります。
今日のうんこと、昨日のうんこは違うし、
もちろん、友達のうんこと、自分のうんこも違います。
果たしてこの違いは、どこから生まれるのか?
その1:うんぴ(下痢便)
最初に登場するのは「うんぴ」。
冷たい物を沢山食べたり、飲んだりすると、
おなかが痛くなって、どろどろのうんぴが出る。
色は黄色っぽくて、たまごが腐ったようなにおいがします。
その2:うんにょ(軟便)
次に登場するのは「うんにょ」。
食べ物をよく噛まずに食べると、
やわらか、ふにゃふにゃの、にょろにょろのうんにょが出ます。
いろはきいろっぽくて、ちょっとくさい。
その3:うんち(快便)
さて、次は体が元気な証の「うんち」。
おまめや、おいもや、お野菜をきちんと食べて、
早く寝て、早く起きる健康的な生活をしていると、
体が元気になり、まきまきのうんちや、
バナナみたいなうんちが、するっと出てきます。
色はきれいなちゃいろで、においはあまりしません。
その4:うんご(硬便)
野菜を食べなかったり、うんこを我慢したりすると、
カチカチ、ポロポロの固い「うんご」が…中々出てきません。
色は、こげちゃいろで、とってもくさい。
とっても硬いので、出る時におしりが痛くなります。
なぜうんこはでるのか?
うんこは、食べると必ず出ます。
食べた物のカスや、いらなくなったものから出来ています。
なので、食事をすると必ずでるのです。
誰でも、どこでも、うんこは出ます。
うんこが出るのは、生きているしるしなのです。
だから、学校で行くのも、恥ずかしがることはないのです。
●うんこの恥ずかしさが悪影響になる
子どもは、特に小学生に上がる頃になると、
学校などで便をする事を、恥ずかしがります。
どうしても、汚い物というイメージが、
子ども達に付きまとってるのですね。
うんこが恥ずかしい…それもまた、発達の一つの証です。
あるいみ、健全に育っているという証拠でもありますが…
それにより、ストレスが溜まったり、
健康に悪影響を及ぼしてしまう事や、
イジメの原因になってしまう事もあります。
しかし、排泄というのは、生きていく人間に、当然の事です。
うんこは汚い物で危ないというイメージばかりが先行しています。
うんこは、健康状況のバロメーターです。
●後始末と手洗いの大切さ
大人は、うんちは汚い物、菌がいっぱいで危険なものであると、
過剰に伝え過ぎ、恐怖だけを伝えている事もあります。
- うんちは汚い
- 菌がいっぱい
- 触るだけで病気になる
など、何でもかんでも汚いと教えてしまう、
大人の影響により、便器を汚しても知らん顔だったり、
流さず放置という子どもも中にはいます。
勿論、うんちは安全とは言えませんが、
菌に対する危険や恐怖感ばかり植え付けずに、
しっかりと、きれいにする事や対処法を、教えてあげましょう。
具体的には、うんちのあとは石鹸できれいに手を洗えば
大丈夫と言う事を伝え、安心させてあげたり。
汚れた便器をそのままにしておくことの方が、
感染の危険が高まるという事を伝えて、
しっかり拭き取ったり流す必要性を教えてあげてください。
●便の種類の解説
下痢便(うんぴ)
下痢便の原因とは、主に食べた物の消化不良や、
冷えた物を食べすぎたり飲み過ぎた時に出る便です。
水分を過剰に摂取することで、吸収しきれず、便と一緒に出ます。
しかし原因はこれだけでなく、ストレスが溜まっていたり、
風邪の時は下痢便になりやすいです。
対策は、お腹を冷やさないようにし、しっかり休息をとる事。
軟便(うんにょ)
柔らかい便の事です。原因は消化不良が主です。
健康状態により、水分が十分に吸収されずに、水分が多めの軟便になります。
快便(うんち)
健康状態が良い時の便です。
食事バランスが良く、規則正しい生活習慣を過ごしている証明です。
硬便、便秘(うんご)
軟便や下痢便とは逆で、
水分不足が原因となったり、運動不足から起こります。
色は黒っぽい茶色で、くさいです。
対策としては、食物繊維を多く含んだ食材を採る事です。
●子どもに読み聞かせするときのポイント
大人でも、あまり便の話ってしたくないって人は多いですよね。
特に小学校では、子どもながらにして集団生活という社会の中で、
トイレにまつわる抱える問題やストレスなど抱えて過ごしています。
この絵本は、そういったデリケートな問題を解決し、
話題をオープンにしていき、
解消してあげる事が目的となっています。
うんこをしたら馬鹿にされる…
そんな心配をしている子どもの前だからこそ、
便に関する話題は、あくまで明るく、オープンに。
保育士であり、教諭であり、子ども達にとっての先生であり、
読み聞かせをしてあげる大人が、うんこの役割や大切さを、
肯定してあげる気持ちが大切です。
うんちの何が悪いんだ!誰だってうんちはするんだ!
その気持ちは、子ども達に伝わっていきます。
また、保育所や幼稚園で小さいころから
しっかりと排便について理解しておくことで、
子ども達がこれから集団生活をしてくなかでの、
ストレスを軽減したり、健康の一助にもなっていきますね。
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