【絵本読み聞かせ】いじわるなないしょオバケ【あらすじは?】
絵本「いじわるなないしょオバケ」のあらすじを読み聞かせを紹介します。
子ども達がついイタズラをしてしまい、ないしょにしてしまう事がテーマ。
ずっと隠していたいけど、誰かに話して楽になりたい…そんなないしょが、オバケになっちゃう。そんな話。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
幼児クラスになってくると、大人の話もしっかり理解し、考えて行動できるようになってきます。
でも、まだまだ子ども。
だめだって言われてるけど、触ってみたかったり、いたずらしたり、失敗しちゃうことだってあります。
やばい!お母さんにばれちゃう!
とっさにそう感じて、内緒にしておこうと思うのも、健全に成長している証の一つなんですよ!
絵本「いじわるなないしょおばけ」は、そんなないしょがテーマ。
この記事では、いじわるなないしょオバケのあらすじと、読み聞かせを紹介していきますね。
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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■「いじわるなないしょオバケ」絵本データ
- タイトル:
いじわるなないしょオバケ - 作者:
作:ティエリー・ロブレヒト
絵:フィリップ・ホーセンス
訳:野坂悦子 - 発行:
2009年6月
文渓堂 - 対象年齢(主観です笑):
年中クラス~小学生低学年 - ページ数:
25ページ - 読み聞かせにかかる時間:
5分
●「いじわるなないしょオバケ」のあらすじ
ママのへやには、いいものがいっぱいなの。
でも、触っちゃダメって言われているものがある。
それは、真珠の首飾り。
でも、わたしはさわりたい。
だから、そーっと引き出しを開けて、触ってみるの。
それを、首にかけようとしたら…
大変!切れちゃった!
部屋中、真珠がいっぱい。
わたしは、真珠を探して、隠したの。
きっと、ばれないよね…って思いながら。
ないしょにしておこう。
わたしは、いうにも言えず、ずっと静かにしてたの。
するとママがきいてくる。
「どうしたの?」
って。わたしは、少しないしょを話したくなったけど、
「ううん べつに」
って答えた。
その時…わたしのくちから、オバケが飛び出したの!
そのオバケは、変な歌をうたってるの。
「サラがこわした くびかざりは ぱーらぱら!」
ママに聞こえちゃう…と思ったけど、
オバケがみえるのも、歌が聞こえるのも、わたしだけなの。
パパが帰って来て、パパの上に座りたいけど、
おばけがじゃましてくるから、座れない。
夜に寝る時も、おばけがうるさくて眠れない。
「僕はないしょオバケさ。ないしょにしたいことを、歌うんだ」
朝になって起きても、お腹の上に、ないしょオバケが座っていたの。
ママに、聞かれた。
「しんじゅのくびかざり、しらない?」
わたしは、
「しらないよ」
って言ったの。
そしたら、またオバケが口から出てきたの!
二つに増えちゃった。
学校に行っても、オバケはついてくる。友達に、
「どうしたの?」
ってきかれて、
「なんでもない」
っていうと、またないしょオバケが口から出てきたの。
わたしは、泣いちゃったの。先生が、
「どうしてないてるの?」
と聞かれて、
「だいじょうぶです」
と言うと、またないしょオバケが口から出て来たの。
どんどん、増えていくないしょオバケ。
家の中は、ないしょオバケでいっぱい。
わたしは、部屋の隅っこにしか、居れない。
そして、とうとうママがきいてきたの。
「しんじゅのくびかざりのこと、知ってるんじゃない?」
わたしは、ないしょにしていたことを、ちゃんと話したの。
すると、ないしょオバケは、ぜんぶ消えちゃった。
●いじわるなないしょオバケの読み聞かせの雑感
子ども達が、つい隠そうとしてしまう、ないしょがテーマのあらすじになっています。
前述した通り、ばれたくないとか、隠そうという気持ちが生まれてくるのは、
健全な発達のひとつです!
心の葛藤を抱えながら、子ども達は成長していくのですね。
こういった成長がみられる、幼児クラスからの読み聞かせがベストですね。
子ども達の心のモヤモヤを、かわいいオバケで表現しています。
子どもの心の中の、ちょっとしたつまずきなどに寄り添える絵本です。
皆もないしょオバケ出たことある?
ないしょオバケでたらどうする?
など、絵本の前後に子ども達と話してみると、いいですね。
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