絵本「そらまめくんのベッド」のあらすじ感想と劇遊びに使える歌
絵本「そらまめくんのベッド」は、発表会や劇遊びに人気のお話です。
お話が理解できるようなった3歳児クラスから楽しまめます。
読み聞かせと、あらすじや感想、歌はどんな風に読み聞かせているのか?
また、人気作品ですので、パネルシアターやエプロン、手袋シアターなど、それぞれの先生のアイデアなども紹介していきます。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
たくさんの種類の豆が登場する楽しい絵本、「そらまめくんのベッド」を紹介します。
「そらまめくんのベッド」は、簡単なお話が理解でき、楽しめるようになってくる3歳児~幼児クラスで楽しめます。
この絵本の使いどころとしては、給食に出たり、園で何か豆類を栽培していたり…
興味を持ったタイミングで読み聞かせしてあげると、より楽しめると思います。
また、発表会や劇遊び、そしてオペレッタなど、保護者やいろんな人に見てもらうテーマとしても、大人気!
最初はいじわるだったそらまめくんが、最後はみんなにベッドを貸してあげて、
やさしくして仲良くなる…そんなお話だから、です。
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■絵本読み聞かせ「そらまめくんのベッド」絵本データ
- タイトル:
そらまめくんのベッド - 作者:
なかやみわ - 発行:
1997年5月1日
福音館書店
こどものとも傑作集 - 対象年齢(主観です笑):
3歳児~ - ページ数:
28ページ - 読み聞かせにかかる時間:
6分
●「そらまめくん」シリーズ
様々なそらまめくんシリーズが出ています!
他にもあるので、探してみてくださいね。
●そらまめくんベッドのエプロンシアターアイデア
たきさんのブログ♪(http://cand7.exblog.jp/)より、
そらまめくんのベッドの手作りエプロンシアターです。
写真は(http://cand7.exblog.jp/23985423/)より引用
それぞれの豆さんたちのベッドが、
ポケットで表現されてるのがいいですね~!!
これ、子ども達がとっても楽しめそう♪
●そらまめくんのベッド手袋シアターアイデア
これはかわいいですね!
小さな手袋の中でできるそらまめくんのお話です。
幼児教室保育の広場(http://syugei.iinaa.net/)さんより
写真はhttp://syugei.iinaa.net/newpage36.htmlより引用
ちいさいながら、とっても細かく再現されていますね~
すごいです!
●絵本読み聞かせのポイントやこの絵本魅力
この絵本を使うタイミングとしては、
子ども達が、給食などで豆類が登場したり、
園で栽培していたり、何かのタイミングで興味をもち、
触れる機会が合ったり…した時ですね。
豆が苦手な子って結構多いけど、
親しみが持てれば、頑張るかもしれませんね笑
私の園では、保護者からの差し入れで、
田舎で取れたそらまめを頂いたときがあります。
これはチャンス!と、
私は保育室に置いてみて、子ども達が実際に触れるようにしました。
また、朝の集いの際、実際に子どもの前で、さやを割ってみて…
ふわふわ具合を、子ども達に触らせました!
その感触を楽しんだ後、この絵本を読みました笑
かわいい豆たちが登場するお話、という事だけでも、
子ども達にとっては楽しい本ですが、この絵本のテーマとしては、
最初はいじわるしていたけれど、
皆に助けてもらって、優しさに気づき…
自分も優しくなれれば、みんなが嬉しい。
みんなが、幸せになれる。
そういう思いを、子ども達に伝えていけます。
この絵本の対象年齢は、3歳児から楽しめます。
なぜ3歳児からなのかというと、ストーリーのあるお話を、
クラスの全員が十分に理解できる年齢であるという事と、
いじわるしてしまうそらまめくんと、
その周りの友達の気持ちの変化、移り変わりなどを、
子どもがお話の中に入りこんで、感じる事が出来る年齢だからです。
そして、3歳児になって、
イヤイヤが落ち着いてきた時期でもありますが、
それでも、自我がより強くなり、
おもちゃを友達に貸したくない…
自分だけで遊びたい…という気持ちが、
まだまだある年齢ですので、
そういうトラブルも絶えない時期です。
そんな時、この絵本で、
お互いに優しくし合う事の大切さや、
それでみんなが嬉しくなれるという事を、伝えていくだけでも、
子ども達の心に、落ち着きとゆとりが生まれます。
とてもいいテーマですので、
年少、年中クラスの発表会のテーマをして選ばれたり、
劇遊び、オペレッタなどで使われるお話でもあります。
そして、豆の種類に詳しくなる子ども達笑
図鑑系の絵本も、すぐ手に取れる場所に置いておくと、
夢中になってみていますよ笑
●「そらまめくんのベッド」あらすじと内容
そらまめくんの宝物は、ふわふわのベッドです。
このベッドは、くものようにふわふわで、わたのように、柔らかい。
みんな、そらまめくんのベッドが、とっても羨ましい。
ある朝、グリーンピースの兄弟がやってきて…
「そらまめくん。ぼくらもそのベッドで眠ってみたいなあ」
と、お願いしますが、
「だめだめ。そんなに大勢では、ベッドが壊れてしまうよ」
と、お断りします。
次にやってきたのは、さやえんどうさん。
「そらまめくん。わたしもそのベッドで眠ってみたいわ」
「だめだめ。君には大きすぎるよ」
次にやってきたのは、ピーナッツさん。
「そらまめくん。ぼくもきみのベッドで、眠らせてもらえないかい?」
「だめだめ。きみは自分の固いベッドがお似合いさ」
そらまめくんは、自分のベッドを、誰にも使わせようとしません。
そんなある日…
「あ!ベッドがない!」
あたりを探し回るそらまめくん。
でも、ベッドはどこにもありません。
そらまめくんは焦って、いろんな豆たちに聞いてみます。
でも、グリーンピースの兄弟も、
さやえんどうさんも、ピーナッツくんも、みんな、
「しらないよ」
「ぼくもしらない」
「わたしもしらないわ」
と、口々に言いました。
そらまめくんは、困ります。
「どうしよう。僕の眠るところがないよ」
困り果てたそらまめくんですが、
他のみんなは思います。
「ぼくらにベッドをかしてくれなかったからさ」
でも、そらまめくんの凹んでいる様子を見て、
みんなは、だんだんそらまめくんが可哀想になってきます。
そこで、みんなは、寝る所がないそらまめくんのために、
自分たちのベッドを貸してあげてることにしました。
でも…
えだまめくんのベッドは、小さい。
グリンピース兄弟のベッドは、細い。
さやえんどうさんのベッドは、薄い。
ピーナッツくんのベッドは、硬い。
やっぱり、自分のベッドじゃないと、だめみたいです。
もういちど、そらまめくんはベッドを探しに行きました。
何日も、何日も探し続けるそらまめくん。
もう、くたくた…そらまめくんが、あきらめかけたその時…
なんと、うずらがそらまめくんのベッドの上に、
どっしりとのっかっています。
「どうしよう…せっかく見つかったのに」
理由はすぐに分かります。
どうやら、うずらが、卵をベッドで温めているのです。
「しかたがない、少しだけ、貸してあげよう…」
そらまめくんは、うずらを見守る事にしました。
だんだん、卵がどうなるのか、気になってくるそらまめくん。
そんな、ある日…
ついに卵が割れて、うずらの赤ちゃんが生まれました!
「ぼくのふわふわベッドでひよこがうまれたー!」
そらまめくんは大喜びでした。
そらまめくんは、嬉しそうにベッドを持って帰ります。
ベッドが見つかった事を、他の豆の皆も、喜んでくれました。
そして、皆でお祝いのパーティーです。
ふわふわベッドが見つかった
きょうはたのしい おいわいさ
カシャカシャ ドンドコ プップクプー
カシャカシャ ドンドコ プップクプー
皆で、沢山踊りました。
そのあと…
そらまめくんは、みんなを自分のベッドに招待して、
みんなでふわふわのベッドで、眠りました。
次の記事→好きな子にはいじわるしちゃう「となりのせきのますだくん」紹介
上記リンクの絵本ナビでは、無料で絵本の試し読みをする事ができます。
実際に読んだことのある人のレビューが見れたり、試し読みをして、
内容を確認して、納得してから絵本を購入できるサイトです!
コメント