保育士就職面接の質問内容(保育観)と対策

保育士の就職面接でほぼ確実に質問される、自分自身の保育観について。
これって、しっかり質問に対する答えを準備して、面接対策を行い、臨む必要があります。
対策のやり方と、答え方、考え方を紹介します。
こんにちは!
男性保育士のあつみです!
この記事は、面接対策シリーズの記事となります。
面接では絶対に外せない、保育観についての質問について、
解説します。
保育所、幼稚園、福祉の現場での定番質問について、考えを固めていくために、参考になりそうな事をまとめています。
[cc id=4738]私の通っていた学校で教えて頂いた事を元に、自分の例も加えて、読みやすく、分かりやすくを意識して、記録していきますね!
この記事を書いた人

あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■面接で自分の考えを述べる必要のある質問「保育観」
面接会場で質問をされるまで、
何を聞かれるのかは分かりません。
「はい」「いいえ」で答えられる簡単なものもあれば、
自分の考えをしっかり述べなくてはならないものもあります。
自分の考えを述べる必要のある質問の多くは、
- あなたの得意なものは何ですか
- あなたが学生時代、一番力を入れたことは何ですか
- あなたはどんな保育者になりたいですか
というような類で、
自分自身のことについて、語らせるものになります。
直球ストレートに、
「○分間であなたの自己PRをしてください」
のように、問われることは、あまりありません。
面接官の、どういった質問が、
自己PRに当たるのか、しっかり見極めて、
求められてる答えを述べましょう。
あるいみ、どんな質問をされても、
どういう答え方をするか…で、
全て自己PRにつなげられる、と言う事でもあります。
面接と言う緊張してしまう場において、何の用意もなく、
与えられたテーマについて、
整理して話すのは難しい事もあります。
つまりは、”ある程度”のテーマを、
Q&Aという形で事前に考えておけば、
不意な質問にも、たじろぐことなく、自分の意見を言えます。
ということで、
- 面接では、どんな質問が多いか
- また、その質問の意図は何か
を理解しておきましょう!
●主な人材選択基準と判断方法
- ①明確な使命感を持っている人か?
→志望動機を聞くことで計る。 - ②勉強熱心な人か、向上心があるか?
→成績表を見て、客観的な評価をする。
得意科目について、質問して、その答えで評価する。 - ③真面目であり、一生懸命働けるか
→学校生活等の質問をして、その答えで判断する。
実習、アルバイトの感想を尋ね、判断する。 - ④臨機応変で、頭の回転が速いか
→面接全体の様子で、判断する - ⑤礼儀正しい人か。
→園に入ってからの立ち振る舞いを見て決める。 - ⑥責任感を持っているか
→面接の受け答えで判断する。 - ⑦心身ともに健康か
→健康診断書を参照する。
また、面接時の様子や見た目。 - ⑧協調性があるか
→面接全般の様子から見る。
また、特定の関連質問から、計られる。 - ⑨園、施設の方針に沿って働けるか
→保育観、福祉観など、考え方を問う。
実習やアルバイトの感想などを聞いて判断する。
★ポイント
履歴書に書いたことは、しっかりと把握しておきましょうね!
面接で質問された時に、 何を履歴書に書いたか忘れてるのはNGです!
(一般企業を新卒で沢山受けてた時、私はよくやりました笑)
履歴書に、しっかり詳しく書いていれば、それ以上聞かれない事もありますが、
逆に、その内容について、深い所までツッコミをうけるかもしれないので、
履歴書を送った場合は、コピーをとって面接直前まで見直しておくとか、
要点だけまとめてちっちゃなメモに書いておくなどして、 しっかりと準備しましょう!
また、試験内容に、作文がある場合、
上記で上げた基準を、計ろうとしている目的があります。
しっかりと求められている内容を意識して書いてください。
★注意:厚生労働省の示す「公正な採用選考について」
現在、採用選考においては
- ①応募者の基本的人権を尊重すること
- ②応募者の適正、能力のみを基準として行う事
この2点が基本的な考え方として、実施することが求められています。
そのうえで、面接会場では、
「職務遂行のために必要となる適正、能力」に
関係のない時候を尋ねないように、留意することが 求められています。
具体的には、
- 家庭環境
- 親の職業
- 住んでいる地域
- 本籍
- 思想・信条
などを聞くことはダメですよってなってます。
でも、面接の流れから、上記のような質問が出るかもしれません。
例えば、こちらから
「保育士を目指したきっかけは、母親が保育士だったから…」
というような話をした場合は、そこから話が広がったりしますね。
いろんな状況があり、パターンとして考えて、
ここでどう対応すればいいのか、具体的にお答えすることは難しいです。
なので、上記に絡んだ質問に答えるかどうかは、受験者さんの判断次第です。
答えるのが苦痛だと思えば、
「その質問には答えられない」という旨を、はっきり伝えてもいいです。
●面接時のQ&A、質問対策を準備する
面接時に、問われた質問に具体的にこたえられるように、
準備をしておく必要性については、上記で述べた通り!
ここでは、保育所、幼稚園、福祉施設でよく問われる内容である
- 保育・福祉観、人生観
- 自己PR
- 志望動機
の3点を、考えていきます。
・質問の答え方を考える時のポイント
- ①分かりやすい(具体的な事例を交える)
- ②正しい組み立て(結論 理由 補足説明)で簡潔にまとめる
- ③前向きで、積極性がある
- ④自己主張と、謙虚さのバランスがとれている
- ⑤話にユーモアがある
①、②は特に重要です!
欠かさないように!
●「保育・福祉観、人生観」
保育所や幼稚園、福祉施設の面接では、ほぼ問われる、この質問!
まず、この内容を問われる質問に対して考えてみましょう。
なぜ、この質問から考えるかと言うと、
これ以外でも、様々な質問があると思いますが、
ここで考えたことが、他の質問に対する答えの、 根本となるから!です。
①自己分析スタート
自分の進みたい進路、
自分の目標とする人生、
自分の好きなもの、嫌いなもの、
自分の長所、短所、
自分の好きな人、嫌いな人、
得意なもの、苦手なもの
等、自分についての考えを、取り上げていきましょう。
これ以外でもなんでも、あればあるだけいいです。
②自分を取り巻く事柄について、深めていく
取り上げた項目について、
「なぜ?」と考えてみましょう。
- なぜその進路に進みたいのか
- なぜすきなのか
など。
思いついたら、項目の下でも横でもいいので、 線を書いて書き加えてみましょう。
理由が複数あるなら、マインドマップみたいに、 枝分かれさせてもOKです。
そして、書いた内容に対して、もう一度「なぜ?」 を考えて、さらに書き出しましょう。
それを繰り返して、 もう掘り下げられないところまで、勧めましょう。
③整理
そこで掘り下げた内容を、じっくり見直し、
短い文章や言葉にまとめていくと、
自分に関する様々なキーワードがでてきます。
④保育観につなげていく
さらに、そのキーワードを元に、
自分の人生観、保育観、福祉観を考えてみます。
まず、タイトルをつけます。
タイトルは少しくらい長くてもいいです。
- 「どんな保育者になりたいか」
- 「私にとっての保育士の仕事とは」
みたいな感じです。
そして、その考察をまとめます。
具体的には、
- こんな目標、目的がある
(例:子育てのしやすい社会にしたい) - なぜそう考えるのか
(例:児童福祉を充実させることの必要性を感じたから) - そのような考えを持つきっかけになった過去の出来事
(例:親子関係のうまく行かない友人を見て、
その原因は幼児期からの親子の関わりの少なさだった)
なども踏まえ、思い出しながら、 考えていきましょう。
また、大切なのは、それぞれの考えから、
- だからどうしたいのか
(例:働く親の援助するために保育士になりたい) - そのためにどうしていくのか
(例:安心して子どもを預けて仕事が出来るように、
子どもとも保護者ともしっかり信頼関係を築いていく)
など、どのように具現化していくかという、
発展性、創造性を前提にしていきましょう。
例は、私の考えですが、
こんなかんじで、明確な理由がわかれば、
あとはすごく楽になります。
ここまで来たら、どんな質問が来ても具体例と体験を交えて、
だいたいは対応できますよ笑
根本は出来ているので、自信を持って答えることが出来ます。
ちなみに、この保育観は、志望動機と非常に密接に関係しています。
履歴書を作成する際、志望動機をしっかりと詰めて考える事で、
自然と自己PRできる材料も、生まれてきます。
■関連記事:履歴書の志望動機の書き方と考え方
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について書きます。
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