保育士就職の手紙やお礼状の時候の挨拶や書き出し結びの文例
保育士の就職活動や、保育実習において、何度も書いたり送ったりする必要のある、 保育園への手紙や、お礼状。
どんな文章にしようか迷ってしまいますよね。
ビジネスでの手紙に必須である、時候の挨拶や、書き出し、結びの文例などを紹介します。
こんばんは!
男性保育士のあつみです!
私の通っていた養成校でも、 手紙の書き方の指導がありました笑
失礼なお礼状や手紙を書いてしまわないように注意しましょう!
就職の時も、実習の後も、お互いに気持ちよく終えたいものですね。
この記事では、就職にあたり、送る機会が増える手紙の、
基本構成と、決まり文句について、記録していきたいと思います!
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■保育学生、実習生に必須!お礼状や手紙などの挨拶文例と書き方
実習、就職試験のたびに、手紙を書く必要がありますが、
特に面倒くさいのが、決まり文句ですね。
これだけで、悩んで手が止まり…ってことがよくありました。
私の通う学校では、先方に失礼のないように、
手紙を出す前に先生のチェックを受けなければならないという…
手紙の添削すら、ありましたね。
その養成校で指導された内容を記録した資料から、
参考になりそうな所をまとめてみました。
また、決まり文句である、 季節、時候の挨拶や、
書き出しや結び、 挨拶の文例も載せてあります。
現場で働く保育士のビジネスマナー書はありますが、
この本は実習生、保育士養成校学生向けの内容に特化しています。
主に実習先で起こる出来事やトラブル、困ってしまう事を、 具体例を挙げて、説明、対応の解説をしています。
●手紙の基本構成
●保育士の就活での手紙の書き方と送り方
基本的な書き方と送り方は、こちらの記事もどうぞ!
①前文
前文の構成は、手紙によって微妙に違いはありますが、
就職用としては、下記。
- 頭語…「拝啓」
- 時候の挨拶
- 安否の確認
- お礼の言葉(すでに面識のある相手の場合)
それぞれに決まり文句があり、詳しくは下記で解説します。
②本文
初めて手紙を出す相手の時は、突然お手紙を送る事のお詫びから始めます。
- 「さて」
- 「ところで」
で初めて、簡潔に用件をまとめましょう。
③文末
- 結びの言葉
「末筆となりましたが」ではじめ、
手紙の内容に応じて、適切なまとめを行う。 - 結語
頭語と合わせて、「敬具」をつけましょう。
④後付け(縦書きの手紙文にした場合)
- 手紙を書いた日
- 自分の名前
- 相手の名前
この順に書きましょう。
●手紙の決まり文句
①頭語と結語
いわるゆ、拝啓-敬具ってやつです。
これは文字通り、手紙のあたまとけつにつける言葉です。
必ず、組み合わせが決まっています。
間違わないように確認しながら書いてくださいね。
…かとって、辞書を調べると、
いろんな組み合わせが載っていますが、
アレコレと難しく考えたり、
無理に普段使わない言葉を使う必要はないです。
- 手紙を送るとき
基本的に、保育士志望の学生の就職活動では、
前略-草々の組み合わせは使うことはありません。
拝啓-敬具の組み合わせを使いましょう。 - 相手からの手紙に返信をするとき
相手から、拝啓-敬具の手紙をもらった時には、
拝復-敬具の組み合わせを使う事。
②時候の挨拶
時候の挨拶も、調べれば調べるほど、
いろいろな決まり文句がありますが、
現状に合わないものを選んでしまわないように!
例:
- 実際の気候と合わないもの
冷夏なのに、「猛暑の候」など - マイナスイメージの言葉
雨続きで鬱陶しい毎日ですが…
あと季節のズレとかも気を付けてくださいね!
実習時期が季節の変わり目ですと、
時候の挨拶を考えるのが、難しくなります。
実習児は暑かったのに、
手紙を書くころには涼しくなってきていたり…
文章は慎重に選んでくださいね!
●時候の挨拶の文例
保育士就職の手紙、実習のお礼状などの決まり文句の参考です。
夏(6月~8月)
- 梅雨の候
- 長雨の折
- 初夏の候
- 梅雨も明け、いよいよ夏も本番ですが
- 猛暑の候
- 盛夏の候
- 思わぬ冷夏の続く今日この頃ですが
- 太陽の眩しい季節、空の色もいつしか秋めいて参りました
秋(9月~11月)
- 残暑の候、
- 一雨ごとに秋も深まる今日この頃、朝晩は漸くしのぎやすくなってまいりました。
- 初秋の候
- 清涼の候
- 新秋のみぎり、にわかに秋色を帯びて参りました
- 天高く馬肥ゆる秋、菊薫る季節、麗らかな秋晴れが続く今日この頃、
- 紅葉の美しい今日この頃、銀杏の大樹もすっかり葉を落としました。
- 木の葉が風に舞いはじめました。
冬(12月~2月)
- 初冬の候
- 向寒のみぎり
- 寒冷の候
- 春寒のみぎり
- 年の瀬も押迫り、今年もあと十日を残すのみとなりましたが、
- 新春の候
- 初春を迎えられて
- 寒さの中にも早春の息吹が感じられる今日この頃
- 冬枯れの季節となりましたが
- 余寒の候
- 寒暖定まらず、今年は例年になく暖かい冬を迎えています。
- 大寒の折から
③安否の確認
時候の挨拶の後には、相手の安否確認が続きます。
親しい個人的な付き合いのある相手なら、
続いて自分の安否報告が続きますが、
就職の手紙であれば、自分の安否は省略してもオッケーです。
また、安否確認の決まり文句もいろいろとありますが、
ここで考えるべきなのが、
保育園や福祉施設に、適した文句を選ぶことが大事です!
気を付けてくださいね。
安否確認の例
- ○○様に於かれましては、益々お元気のことと存じます
- お変わりはございませんか(面識のある相手のみの例です)
- 皆様方におかれましては、益々ご清栄(ご清祥、ご健勝)のことと、お慶び申し上げます。
- いかがお過ごしでしょうか
自分の安否報告の文例
- 来春の卒業を控え、勉強の仕上げにと忙しい日々を送っております。
- 実習を控え、忙しい中にも、充実した日々を送っております。
④文末
手紙を締めくくる場合の決まり文句も、あります。
- 「末筆となりましたが」
- 「最後となりましたが」
といった言葉に続いて、以下の文章を続けます。
文末の構成は、大きく二つに分けられます。
- 相手の健康、発展の祈り
- 手紙の目的の確認
この順番で手紙を締めくくる事になります。
手紙の本文の内容を考えて、適当なものを組み合わせるようにしましょう。
1相手の健康、発展の祈りの文例
- 御身ご自愛くださいますようお祈り(祈念)申し上げます(個人宛の場合)
- 皆さまのご健勝を心よりお祈り(祈念)申し上げます。
- ○○園様の今後益々のご発展とご活躍を、心より祈念申し上げます。
2手紙の目的の確認の文例
- 採用試験応募のご挨拶まで。
- 失礼を顧みず、書面にてお願い申し上げます。
- 取り急ぎご報告まで
- ご指示いただいた書類の送付に添えて。
●本文のまとめ方
本文は、手紙の中で、最も大切な部分です。
だからこそ、なるべく簡潔な文で、
分かりやすくする事がベターです。
必要な要件は、漏らさず書くこと!
引き締まった文章を書けるよう、意識しくださいね。
①文章構成
まず、文章の組み立ては、
- 結論
- 理由
- 補足説明
の順で整理します。
②センテンスは短く!
- NG例
私は園長先生の○○というお話に感動して、その様な園長先生のいらっしゃる園で私も学び、子ども達から愛される感受性豊かな保育士になる事を…(以下略 - OK例
私は園長先生の○○というお話に感動し、
その様な園長先生のいらっしゃる園で学びたいと思っております。
その上で、子ども達に愛される感受性豊かな保育士になることを希望しております。
長々とつなげることなく、
長くなりすぎないよう、区切って書くことで、分かりやすくなります。
③「送付状」の場合
送付したものが複数になる場合は、
送付物の確認は、箇条書きにしましょう。
NG例
そこで、ご指示の通り、「卒業見込み証明書」「成績証明書」「推薦状」「健康診断書」をお送りさせて頂きます。
OK
そこで、ご指示頂いた通り、以下の書類を送付させて頂きます。
- 「卒業見込み証明書」1通
- 「成績証明書」1通
- 「推薦状」1通
- 「健康診断書」1通
④長くなる場合は別紙に分ける
就職関係で送る手紙は、本気で書くため、
どうしても熱意を伝えようとして長くなってしまいますよね。
そんな時は、
- 志望動機書
- 私の保育観
- 実習報告書
(実際にその園にボランティアや見学に行った事ね。)
ってな感じで、文書別に分けて書きましょう。
あくまで例ですよ。必要に応じて、書きましょう。
手紙の書き方特集記事は、
●保育士の就活での手紙の書き方と送り方
基本的な書き方と送り方は、こちらの記事もどうぞ!
■関連記事:保育士の就活サイトの活用の仕方を解説
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