手紙で伝える感謝の心~郵便屋さんがテーマの絵本12選と遊びアイデア【保育園・幼稚園】

こんにちは、保育士のあつみです!
この記事では、子ども達の憧れの郵便屋さんをテーマにした絵本をたくさん紹介します。
郵便屋さんの冒険やいろんな人との交流~友情が描かれた楽しい絵本は、子どもたちの想像力を刺激し、絵本の時間をより一層楽しくしてくれます。
郵便屋さんごっこや友達との関わりがもっと広がるきっかけになりますね。
それでは、さっそく素敵な絵本たちを見ていきましょう!
この記事を書いた人

あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■ゆうびんやさんがテーマの絵本の魅力~やりとりやごっこの世界が広がる
子どもたちの創造力を引き出すと同時に、表現力を育てる、郵便屋さんをテーマにした絵本たち。
手紙や荷物を届ける郵便屋さんのやり取りを描いた絵本を通じて、子どもたちは日常の中でのごっこ遊びを楽しみながら、自分の世界を広げていきます。
子どもたちの語彙を増やし、友達とのコミュニケーションを豊かにし、まねっこや表現力を自然と育む効果があります!
また、郵便屋さんが届ける手紙やプレゼントにはサプライズや感謝の気持ちが込められており、子どもたちに思いやりや友情の大切さを知れる良い機会ですね。
色鮮やかなイラストや楽しいストーリーが、子どもたちの興味を引き、絵本に親しむきっかけとなります。
■郵便屋さんがテーマの絵本15選~感謝と思いやりを届ける
●くりのきむらのゆうびんやさん|たまのまさ/こにしみすず|株式会社あづき|3歳児~
- タイトル:くりのきむらのゆうびんやさん
- 作者:たまの まさと 作/こにし みすず 絵
- 出版社:株式会社あづき
- 出版日:2004年9月30日
- 価格:1575円
- ページ数:48ページ
- 対象年齢:3歳児クラス~
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登場人物
- はやあしさん: 郵便配達人で、物語の主人公。迅速で丁寧な配達を行い、村の住民から信頼されています。
- しらゆきさん: はやあしさんの妻で、郵便配達を手伝っています。
- たぬきのおばあさん: はやあしさんに孫に手紙を送る依頼します。
- ながいきさん: くりのき橋の下で生活する亀
- くりのき村の住民たち: はやあしさんの配達を楽しみにしています。
あらすじ
はやあしさんは、くりのきむらで郵便配達をしています。
はやあしさんのの誠実で丁寧な仕事ぶりが村の住民たちに感謝されています。
ある日、橋が流され郵便配達ができなくなってしまい住民たちは驚きます。
『くりのきむらゆうびんやさん』は、郵便配達を通じて村の住民たちとの温かい交流を描いた心温まる物語です。
はやあしさんの仕事に対する誠実さや、住民たちの思いやりが描かれています。
こにしみすずさんによるイラストは、柔らかな色使いと細部にわたる描写が特徴です。
アニメーションスタジオでの経験が反映されたキャラクターたちは、表情豊かで生き生きとしています。温かみのある絵柄が、物語の優しい雰囲気を一層引き立てています。
こにしみすずさんは千葉県に生まれ、アニメーションスタジオに勤務しながら、「平成たぬき合戦ぽんぽこ」「耳をすませば」「もののけ姫」の動画、また「ホーホケキョ となりの山田くん」「千と千尋の神隠し」の原画を担当しました。現在はフリーのアニメーター、イラストレーターとして活動しています。この豊富な経験が、『くりのきむらのたのしい郵便屋さん』のイラストにも活かされていますね!

●ねずみのゆうびんやさん|マリアンヌ・デュブク|偕成社|2歳児~
- タイトル:ネズミのゆうびんやさん
- 作者:マリアンヌ・デュブク/ふしみ みさを・訳
- 出版社:偕成社
- 出版日:2017年7月
- 価格:1173円~
- ページ数:24ページ
- 対象年齢:2歳児クラス~
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登場人物
- ネズミの郵便屋さん
- そのほか、配達を受け取る動物たち
- ネズミの息子トミー
あらすじ
ネズミの郵便屋さんは、毎日さまざまな荷物を届けます。
ある日、彼はモグラさんにスコップを届け、アリさんたちにはかくざとうを届けます。
カメさんにはローラースケート、ワニさんの水浸しの家へも荷物を届けます。
彼は深い海の中にも潜り、タコさんに郵便を届けます。
さんごの裏でかくれんぼしている誰かを見つけたり、オオカミさんの家へ行くときはいつも胸がドキドキしたりします。
コウモリおじょうさんたちを起こさないように注意しながら郵便を届け、ペンギン一家の氷の家にも荷物を届けます。
イエティさんにはケーキを届け、カモシカさんの家へは切り立った岩の上に荷物を届けます。
最後の荷物を届けると、それは郵便屋さんの息子トミーへの誕生日プレゼントでした。
ネズミの郵便屋さんは、森の仲間たちに大切な荷物を届けるために一生懸命働きます。
さまざまな動物たちとの温かい交流や、ちょっとした冒険で満ちていてとっても楽しいです!
挿し絵の細部にもこだわりを見つけることができますよ!
最後には、自分の息子への愛情が感じられる感動的なエピソードで物語が締めくくられます。
絵本のイラストは、細かく描かれた動物たちの家や森の風景がとても魅力的です。
アナログ画材を使ったような温かみのある色彩と、細部まで描き込まれたイラストが物語にぴったりです。特に、郵便屋さんがさまざまな場所を訪れるシーンは、それぞれの動物たちの個性や暮らしぶりがよく表現されていて、見ていて楽しいです。
ちなみにこの絵本が面白いと思ったら…「ねずみのゆうびんやさんのなつやすみ」もおすすめ!

●ゆきのひのゆうびんやさん|こいでたん|福音館書店|2歳児~
- タイトル:ゆきのひのゆうびんやさん
- 作者:こいでたん・文/こいでやすこ・絵
- 出版社:福音館書店
- 出版日:1987年11月
- 価格:780円
- ページ数:32ページ
- 対象年齢:2歳児クラス~
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登場人物
- 三びきのねずみ: 主人公たち。郵便うさぎさんの代わりに郵便配達を引き受けます。
- ゆうびんうさぎさん: 郵便配達員。風邪を引いてしまいます。
- りすさん: 配達先の住人の一人。
- たぬきさん: 配達先の住人の一人。
- きつねのおばあさん: 配達先の住人の一人。ねずみたちに感謝の気持ちを示します。
あらすじ
雪の日、三びきのねずみが暖かい部屋で遊んでいると、風邪を引いた郵便うさぎさんがやってきて、配達物を届けます。うさぎさんは風邪でふらふらしています。
ねずみたちはうさぎさんを暖炉のそばで休ませ、自分たちで郵便配達を引き受けます。
最初にりすさんの家に行き、配達物を届けます。
次にたぬきさんの家に向かいます。
途中の寒さも、おばあちゃんの手編みのマフラーで乗り切ります。
たぬきさんの家でも無事に配達を終え、感謝されます。
最後に、りんごをキツネのおばあさんの家に届けるために出発します。
しかし、強風でりんごが飛び散り、大変な思いをします。
必死でりんごを集め、無事にキツネのおばあさんの家に届けます。
キツネのおばあさんは、ねずみたちに感謝し、りんごを一つずつご褒美として渡します。
帰り道、風も雪も和らぎ、ねずみたちは無事に家に戻ります。
郵便うさぎさんは元気になり、ねずみたちはお礼の手紙を書きました。
絵本の絵柄は、優しく温かみがあり、細部にわたる描写が美しいです。
雪の中での冒険や動物たちの表情が生き生きと描かれています。
特に、ねずみたちの健気な姿や、郵便うさぎさんの風邪を引いた様子がとても愛らしいです。
この絵本は、友情と助け合いの大切さを教えてくれる心温まるストーリーと美しい絵で、多くの読者に愛されています!

●ハネスうさぎはゆうびんやさん|バーンデット・ワッツ|講談社|3歳児~
- タイトル:ハネスうさぎはゆうびんやさん
- 作者:バーンデット・ワッツ/森山京・訳
- 出版社:講談社
- 出版日:2006年4月20日
- 価格:1500円
- ページ数:25ページ
- 対象年齢:3歳児クラス~
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登場人物
- ハネスうさぎ:郵便配達をするうさぎ
- その他の動物たち:ハリネズミやモグラなど、ハネスの郵便を受け取る動物たち
あらすじ
ハネスうさぎは、四季を通じて郵便を届けるために頑張っています。
春、夏、秋、冬、それぞれの季節での郵便配達の様子が描かれています。
例えば、秋には風に吹かれて落ち葉が舞い散る中、ハネスはしっかりと郵便物を配達します。
冬には雪が降り積もる中、ハネスは郵便物を届けるために一生懸命。
そんなハネスに感謝の気持ちを込めて、動物たちは素敵な傘をプレゼントします。
「ハネスうさぎはゆうびんやさん」は、ハネスうさぎがどんな天候の中でも一生懸命郵便を届ける姿が描かれています。
勤勉さや頑張ることの大切さを伝える物語です。
また、動物たちとの触れ合いを通して、優しさや友情も感じられる一冊です。
バーンデット・ワッツさんののイラストは、柔らかく温かみのあるタッチで描かれています。
自然の美しさや季節の変化が細やかに表現されており、特に動物たちの表情が豊かで親しみやすいですね。

●からすのゆうびんきょく|いなつぐかつら|金の星社|3歳児~
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登場人物:
- からす: 郵便屋さんとして、森の動物たちに手紙やプレゼントを届ける。
- くまさん: 西の森に住む兄に手紙を届けてもらうために来たお客さん。
- さるさん: 東のいわやまに住む友達にプレゼントを届けてもらうために来たお客さん。
- きつねさん: 南の川のほとりに住む両親にプレゼントを届けてもらうために来たお客さん。
あらすじ:
からすのゆうびんきょくに、動物たちが手紙やプレゼントを届けてもらうためにやってきます。
くまさんは西の森に住む兄に手紙を送り、さるさんは東のいわやまに住む友達にプレゼントを送り、きつねさんは南の川のほとりに住む両親にプレゼントを送ります。
からすは、それぞれの目的地まで空を飛び、手紙やプレゼントを届けます。
からすは郵便屋さんとして、毎日空を飛び、森の動物たちの手紙やプレゼントを届けます。
動物たちとの温かい交流や、届けられる手紙やプレゼントによって、森の中での絆が深まります。
絵本を通じて、コミュニケーションの大切さや、思いやりの心が描かれています。
むかいながまささんの絵は、温かみがあり、動物たちの表情や風景が丁寧に描かれています!
特に、からすが空を飛ぶシーンや、動物たちが手紙やプレゼントを受け取る場面は、絵本の中での重要なポイントをしっかりと伝えています。全体的に明るく楽しい色使いで、子どもたちにとって親しみやすいです!

●ゆうびんやさんおねがいね|サンドラホーニング|徳間書店|3歳児~
- タイトル:
- 作者:サンドラ・ホーニング 文/バレリー・ゴルバチョフ 絵/なかがわちひろ 訳
- 出版社:徳間書店
- 出版日:2007年9月30日
- 価格:1650円~
- ページ数:40ページ
- 対象年齢:3歳児クラス~
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登場人物
- コブタくん:おばあちゃんの誕生日に「ほんとにぎゅってしてあげたい」と考えています。
- その他郵便屋さん:コブタくんのお願いを繋いでみんなを幸せにしていきます。
この絵本は、郵便配達の仕事を通じて、人々に喜びや感謝の気持ちを届ける温かいお話です。
動物たちがそれぞれの役割を果たし、手紙やプレゼントを通じてつながりを深めていく様子が描かれています。絵本の挿絵は、動物たちの表情や仕草が生き生きと描かれており、読者に温かい気持ちを伝えます。
バレリー・ゴルバチョフの絵は、暖かみがあり、動物たちのキャラクターが豊かに表現されています。手描き風のタッチで、カラフルな色使いが特徴的ですね。

●メエメエさんのゆうびんやさん|ささやすゆき|金の星社|2歳児クラス~
- タイトル:メエメエさんのゆうびんやさん
- 作者:ささやすゆき
- 出版社:金の星社
- 出版日:1990年5月
- 価格:950円
- ページ数:30ページ
- 対象年齢:2歳児クラス~
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登場人物
- メエメエさん: 主人公のやぎ。ゆうびんやさん。
- こぶたくん: メエメエさんの友達。
- きつねくん: 友達の一人。
- うさぎさん: 友達の一人。
- 他の動物の子どもたち: メエメエさんの家に遊びに来る友達。
あらすじ
メエメエさんは手紙を楽しみにまっている友達のこぶたくん、きつねくん、うさぎさんに手紙を書きます。
手紙を受け取った友達は大喜びで、メエメエさんの家に集まります。
たくさんの子どもたちが集まり、メエメエさんの家は賑やかに!
メエメエさんは子どもたちにごちそうを作り、楽しいパーティーを開きます。
メエメエさんと友達たちは一緒に楽しい時間を過ごします。
メエメエさんが手紙を通じて友達を招待し、みんなで楽しい時間を過ごすというお話です。
友情やコミュニケーションの大切さを感じさせる内容で、読んでいると心が温かくなりますね。
絵柄は非常に可愛らしく、柔らかな色使いで描かれています。
動物たちの表情や仕草が生き生きと描かれており、子どもたちにとっても親しみやすい絵本です。

●アルリィはゆうびんやさん|にしのちあき|瑞雲舎|2歳児~
- タイトル:アルリィはゆうびんやさん
- 作者:にしの ちあき
- 出版社:株式会社瑞雲舎
- 出版日:2007年4月5日
- 価格:1200円
- 対象年齢:2歳児クラス~
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登場人物
- アルリィ: 主人公のカエル。郵便屋さんとして町の人々に手紙や荷物を届ける役割を持っています。
- のんちゃん: アルリィの友達で、りんごを集めるイベントを通じて、アルリィと協力します。
- おばあちゃん: アルリィがりんごを届ける相手。風邪をひいているため、アルリィの訪問を待っています。
- 町の住民たち: 物語の中でアルリィに協力し、手伝ってくれる仲間たち。
あらすじ
アルリィは町の郵便屋さんで、毎日いろんな手紙や荷物を町の人たちに届けています。
ある日、のんちゃんと一緒にりんごを集めるイベントが開かれ、アルリィも参加します。
みんなで協力してたくさんのりんごを集め、おばあちゃんに届けることになりました。
しかし、途中で川を渡らなければならず、アルリィは苦戦します。
勇気を出して川を渡り切り、無事におばあちゃんにりんごを届けます。
おばあちゃんはそのりんごで美味しいアップルパイを作り、町の皆で楽しく食べました。
「アルリィはゆうびんやさん」は、アルリィの勇気と仲間たちの協力の大切さを描いた物語です。
日常の中の小さな冒険と優しさが、美しいイラストと共に表現されています。
特に、アルリィが川を渡るシーンは、困難を乗り越える勇気を伝えていますね。
絵本のイラストは明るくカラフルで、子どもたちが楽しめるように描かれています。
キャラクターの表情や動きが生き生きとしており、物語の雰囲気をよく伝えています。
特に、アルリィが荷物を持って奮闘するシーンや、おばあちゃんがアップルパイを作るシーンは、温かみがあり、見ているだけで楽しくなります。

●ゆかいなゆうびんやさんのだいぼうけん|ジャネット&アラン・アルバーグ|文化出版局|4歳児~
- タイトル:ゆかいなゆうびんやさんのだいぼうけん
- 作者:ジャネット&アラン・アルバーグ作 佐野洋子訳
- 出版社:文化出版局
- 出版日:1996年10月10日
- 価格:1800円
- ページ数:32ページ
- 対象年齢:4歳児クラス~
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登場人物
- ゆかいなゆうびんやさん: 主人公。郵便を配達する途中で不思議な世界に迷い込む。
- アリス: アリスのお茶会にゆうびんやさんを招待する。
- オズの魔法使いの登場人物: 黄色いれんがの道を案内する。
あらすじ
朝、ゆかいなゆうびんやさんは郵便の仕事に出かけますが、タイヤがパンクしてしまいます。
しかたなく歩いて郵便を配達し始めますが…
配達中に突然空から巨大なガラガラが落ちてきて、ゆうびんやさんは気を失ってしまう。
目が覚めると、不思議な世界に迷い込んでおり、うさぎの後を追いかけて穴に落ちてしまいます。
そのうさぎが落とした手紙には、迷子になったら森のパーティーでお茶を飲むようにと書かれてあって…
進んでいくと、木の下にテーブルがあり、アリスと帽子屋とうさぎが座っていて、お茶の支度がしてあります。
アリスにお茶に誘われ、ゆうびんやさんがそのお茶を飲むと、なんと小さくなってしまいました!
さらに冒険を続けると、今度は『オズの魔法使い』の世界にたどり着き、黄色いれんがの道を進んだり、様々な困難に立ち向かいながら、ゆうびんやさんは冒険を続けます。
最終的に彼は元の大きさに戻り、現実の世界に戻るが、それが夢だったのかどうかは分からないまま!
この絵本の特徴は、手紙やカード、仕掛けが満載で、読者が実際に手に取って遊べる点!
特に、キラキラ加工された小さな地図や虫眼鏡、ミニ絵本など、工夫が凝らされています。
色彩豊かなイラストが物語を一層引き立て、子どもたちの興味を引きます。
「ゆかいなゆうびんやさん」シリーズの第3作目は、夢の中で繰り広げられるような不思議な冒険が描かれています。
アリスのお茶会で小さくなったり、オズの魔法使いの世界を旅したりする中で、ゆうびんやさんの楽しいエピソードが満載です。
手紙や仕掛けがいっぱいのこの絵本は、子どもたちにとって遊び心と驚きが詰まった一冊。
翻訳の難しさがあるものの、その工夫とデザインが魅力的で、読者を楽しませてくれます。

●そらのゆうびんやさん|くまくら珠美|理論社|小学生以降~
- タイトル:そらのゆうびんやさん
- 作者:くまくら珠美
- 出版社:理論社
- 出版日:2022年11月
- 価格:1595円
- ページ数:32ページ
- 対象年齢:小学生以降~
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登場人物
- マリオさん: 下界と空を行き来する郵便配達人。
- 雪男さん: 喫茶店の店主。
- ライオン: 子供の頃に人間に助けられ育てられたが、成長とともに元の草原に戻された。
- 他の動物たち: 喫茶店の客や、郵便を受け取る動物たち。
この絵本の内容
この絵本は、優しさと温かさに溢れる雰囲気を持っています。
マリオさんの丁寧で思いやりのある姿が、読者に安心感と温かさを伝えます。
また、動物たちのエピソードは、心に響く切なさや忘れられない思い出が描かれています。
特にライオンのエピソードは、成長と別れ、そして再会の感動を感じさせます。
郵便を通じて動物たちが大切な思い出やメッセージを受け取り、感情を共有する姿が描かれています。
家族や友人とのつながり、喪失と再会のテーマが深く心に響く作品です。
絵本を通じて、子どもたちは感情の大切さや思いやりの心を学ぶことができます。
『そらのゆうびんやさん』は内容が深く、感情の描写も細やかなので、少し年齢が高めの子ども向けかもしれません。
- 感情描写の深さ: 絵本には、喪失感や懐かしさといった深い感情が描かれており、これを理解し共感するためにはある程度の感受性が必要です。
- ストーリーの複雑さ: 登場キャラクターが多く、各キャラクターに関連するエピソードも多岐にわたるため、理解するにはある程度の読解力がついている必要があります。
- 文の長さと構造: 文が比較的長く、ストーリーが連続しているため、集中して読む力が必要です。これを考慮すると、小学校以降の子どもに適しているかな~と思います。
- テーマの重さ: 喪失、思い出、家族のつながりといったテーマは、ある程度の年齢になってから理解しやすいです。
絵本のイラストは、水彩画のような柔らかいタッチで描かれており、温かみのある色使いが特徴です。
動物たちの表情や動作が細かく描かれており、物語の感動や優しさを視覚的に伝えています。

●ひなたやまのゆうびんきょく|佐々木利明|小峰書店|3歳児クラス~
- タイトル:ひなたやまゆうびんきょく
- 作者:佐々木利明/小沢良吉
- 出版社:小峰書店
- 出版日:1979年1月10日
- 価格:1880円
- ページ数:31ページ
- 対象年齢:3歳児クラス~
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登場人物
- うさぎ: ひなたやまのゆうびんやさん。手紙や荷物を配達します。
- はりねずみ: さいほうてんの経営者。うさぎから手紙を受け取ります。
- くま: 健康を気にするくま。うさぎから荷物を受け取ります。
- あなぐま: 秘密の手紙をうさぎに託します。
- きつね: うさぎにお茶に誘います。
- ふくろう: 昼寝中のふくろう。うさぎから手紙を受け取ります。
- たぬき: こだぬきたちと一緒にいます。うさぎから手紙を受け取ります。
- もぐら: うさぎに日焼け止めを求めます。
- かけす: うさぎに帰宅を促します。
あらすじ
ひなたやまには、たくさんの動物たちが住んでおり、そこには小さな郵便局があります。
郵便配達員のうさぎは、毎朝早くから手紙や荷物を配達するために忙しく働いています。ある日、うさぎは妻から「今日は郵便局の十周年記念日だから、帰ってきたら良いことがある」と告げられ、期待を胸に配達に出かけました。
最初に訪れたのは、はりねずみの経営する裁縫店でした。うさぎは手紙を渡し、はりねずみと少し会話を交わします。はりねずみはたくさんの足を持つムカデの注文を受けて忙しそうでした。
次にうさぎは、くまの家に行き、くまに体重計の荷物を届けました。
くまは健康を気にしており、体重を測って運動を決意します。
途中、うさぎはあなぐまと出会い、あなぐまから秘密の手紙を託されます。
あなぐまはこの手紙をやまねこに届けるよう頼み、誰にも見られないようにしてほしいと念を押しました。
その後、きつねがうさぎにお茶に誘いますが、うさぎはまだ仕事が終わっていないため断ります。
ふくろうの家では、ふくろうが昼寝をしており、手紙をポストに入れるだけで終わりました。
次に、たぬきの家に行くと、可愛いこだぬきたちが迎えてくれました。もぐらのところでは、もぐらが日焼け止めクリームを求めましたが、うさぎは持っていませんでした。
最後に、かけすから帰宅を促され、うさぎは家に戻ります。
家に帰ると、妻が高いハンモックをプレゼントしてくれました。
これは郵便局の十周年を祝うためのもので、うさぎはこれに揺られて昼寝ができると喜びました。
うさぎは妻に何をあげたら良いかと尋ねると、妻は「たまにはあなたから手紙を配達してちょうだい」と微笑んで答えました。
うさぎのゆうびんやさんは、日々の配達を通じて、ひなたやまのどうぶつたちとの交流を深めます。配達の途中で出会うどうぶつたちとのやり取りが温かく描かれており、思いやりや友情の大切さを伝える絵本です。
絵柄は、やさしい色使いと繊細な線描が特徴で、動物たちの表情や風景が生き生きと描かれています。
特に、うさぎが配達する様子やどうぶつたちとの交流が温かく表現されていますね!

●むらのゆうびんきょく|コリン・マクリーン&モイラ・マクリーン|河合楽器製作所出版事業部|3歳児~
- タイトル:すくすくむらものがたり むらのゆうびんきょく
- 作者:コリン・マクリーン & モイラ・マクリーン/岡部 史・訳
- 出版社:河合楽器製作所 出版事業部
- 出版日:1996年3月1日
- 価格:不明
- ページ数:24ページ
- 対象年齢:3歳児クラス~
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登場人物
- ジャック: 村の郵便配達員で、てがみを無事に届けるために奮闘する。
- ジャックのお父さん: 体調を崩しており、ジャックの努力を見守る。
- 村の住人たち: メリーちゃんやそのお母さん、どーぶさんなど、ジャックが手紙を届ける相手たち。
あらすじ
村の郵便配達員のお父さんは、体調を崩して手紙が届けられなくなります。
お父さんのかわりにジャックは、クリスマスの時期に多くの手紙を届ける任務に挑みます。
ですが手紙を届ける途中で風に飛ばされてしまい、村中を探し回ることに。
途中で牛に手紙を狙われるなどの困難に直面しますが、持っていたパイを使って牛をおびき寄せることで、無事に手紙を回収します。
その後も、探し回った末に手紙を見つけ、無事村の人々に届けることができました。
ジャックは手紙の配達を無事に終え、家に帰るとお父さんに配達の様子を報告し、お母さんから美味しそうなパイを受け取ります。
『むらのゆうびんきょく』は、クリスマスの時期に頑張る郵便配達員ジャックの奮闘と努力を描いたお話です。
ジャックの一生懸命な姿勢と、村の人々との心温まる交流が印象的です。
絵柄は非常に詳細でカラフルで、温かみのあるタッチで描かれています。
村の風景や住人たちの表情が丁寧に描かれており、特に冬の景色やクリスマスの雰囲気がよく表現されており、季節感を感じさせる美しいイラストが特徴です。

■郵便屋さんの絵本を楽しむ事による子どもの育ち
郵便屋さんをテーマにした絵本は、楽しい読み物であるだけでなく、子どもたちの発達に多くの効果があります!
●言語発達の促進:語彙力と表現力がアップ
絵本の読み聞かせは、子どもたちの語彙力や言語理解力を高めるのに役立ちます。特に、郵便屋さんをテーマにした絵本では、手紙や荷物、配達先の場所などの具体的な言葉がたくさん出てきます。これにより、子どもたちは新しい言葉を楽しく学び、普段の生活でのコミュニケーション力が向上します。また、物語の流れを通じて、原因と結果の関係や時間の経過を理解する力も育まれます。
例えば、「手紙を書く手順」や「手紙を配達する場面」といったシーンなどですね。これらを通じて、具体的な因果関係を学ぶことができます。
●社会性と情緒の育ち:共感と協力の大切さを育む
郵便屋さんの絵本では、登場人物たちが協力したり、困難を乗り越えたりするシーンがたくさんあります。これにより、子どもたちは自然に共感や協力の大切さを学びます。
例えば、手紙を一緒に届けるシーンや、友達と一緒に郵便屋さんを助けるシーンなどがあります。こうしたシーンを通じて、他の人と協力する大切さを実感できます。
また、登場人物の感情に寄り添うことで、自分の気持ちを表現したり、他の人の気持ちを理解する力が育ちます。例えば、困っている友達を助けるシーンや、手紙を受け取って喜ぶシーンなどがこれにあたりますね。
●物語の理解と推理力の強化:次に起こる展開を予測する力
郵便屋さんの絵本は、物語の中で次に何が起こるのかを予測する楽しさがあります。
手紙や荷物の届け先が次々と明らかになる中で、子どもたちは推理力を鍛えられます。
例えば、「この手紙は誰に届けるのか?」や「次の配達先はどこだろう?」といった疑問を持つことで、物語の展開を考える力が育まれます。これにより、子どもたちは物語を深く理解し、楽しむことができます。
●創造性と想像力の発達:自由な発想と芸術的表現力を育む
手紙やプレゼントのデザインが豊富な絵本は、子どもたちの創造力を刺激します。
自分ならどんな手紙を作るか、どんなプレゼントを送るかを想像することで、創造的な思考が育まれます。
例えば、「自分だけのオリジナル手紙を描いてみる」などの製作活動を通じて、芸術的な表現力やアイデアの発展にもつながります。子どもたちは自由な発想を楽しむことができ、創造性が豊かになります。
●親子のコミュニケーション強化:絵本を通じた絆作り
絵本の読み聞かせは、子どもと大人の絆を深める重要な時間です。郵便屋さんの絵本を通じて、子どもと一緒にお話を楽しみながら対話することで、信頼関係が築かれます。
また、保育の中に手紙を書いたり配達ごっこをするなど、絵本から発展した活動を楽しんでみるのもすごく楽しいですよ。
ケーキ屋さん絵本の読み聞かせのポイントと楽しみ方は?
郵便屋さんがテーマの絵本を読み聞かせる際には、子どもたちが楽しみながら学べるように工夫することが大切です。以下のポイントを参考にしてください。
- 抑揚をつけて読む:
登場人物のセリフや状況に合わせて声のトーンを変えることで、子どもたちの興味を引きつけます。手紙を届けるシーンではわくわくした声、手紙を受け取るシーンでは喜びを込めた声を使うなど、感情を豊かに表現しましょう。 - リアルな音を取り入れる:
絵本に登場する音を再現することで、子どもたちの想像力を刺激します。例えば、郵便車のエンジン音や手紙をポストに入れる音を効果音として取り入れると、より臨場感が出ます。 - ジェスチャーを使う:
読み聞かせの際に手や体を使ってジェスチャーを加えることで、子どもたちがストーリーに参加している感覚を得られます。手紙を渡す動作や郵便カバンを持つ動作など、具体的なアクションを取り入れましょう。 - 質問を投げかける:
ストーリーの中で、「この手紙は誰に届けると思う?」や「次にどこへ行くと思う?」など、子どもたちに考えさせる質問を投げかけることで、想像力や推理力を育てることができます。 - 絵本のキャラクターになりきる:
ケーキ屋さんのキャラクターになりきって話しかけることで、子どもたちはより一層ストーリーに引き込まれます。キャラクターの口調や動きを真似てみましょう。
郵便屋さんごっこ遊びをさらに楽しむアイテム紹介
郵便屋さんの遊びが広がるアイテムを紹介します!
これらのアイテムを使って、ごっこ遊びをさらに豊かに広げましょう。
郵便屋さんがテーマの絵本を読んだ後に、子どもたちがもっと楽しめるおもちゃやアイテム、遊びのアイデアをいくつかご紹介します。
郵便屋さんにちなんだおもちゃやアイテム
- 手作り手紙セット:
カラフルな紙やシール、スタンプを使って、オリジナルの手紙やはがきを作るためのセット。
遊びのアイデア
- 郵便屋さんごっこ:
子どもたちがお互いに手紙を渡し合う遊びです。
保育室やお家の中を、をいくつかの「住所」に分けて、手紙を配達する役割を楽しみます。
お友達や家族と一緒に遊ぶと楽しいです。 - 手紙を書いて送ろう:
実際に手紙を書いて、お友達や家族に送ってみる。ポストに投函するところまでを体験できます。 - 手作りポスト作り:
段ボール箱や紙を使って、自分だけのポストを作ります。
完成したら、そこに手紙を入れて遊べます。 - 配達ルートを作る:
保育園や家の中、庭に配達ルートを作って、そのルートに沿って手紙や荷物を届ける遊びです。 - 郵便マップ作り:
保育園やお家の中の地図やマップを作って、そこに配達先の場所を記入します。
地図を見ながら手紙を届ける遊びをする面白いですよ1
これらのアイデアを通じて、子どもたちは郵便屋さんの役割や手紙の楽しさを実際に体験しながら学ぶことができます。楽しい遊びを通じて、絵本の世界がさらに広がりますね。
■保育園で大人気!子ども達が大好き郵便屋さんの絵本を楽しもう!
郵便屋さんがテーマの絵本は、子どもたちにとって楽しいだけでなく、学びの多い素晴らしい体験になります!
手紙や荷物を届ける郵便屋さんの冒険や交流を通じて、共感力や協力の大切さ、創造力が育まれます。
ぜひ、今回ご紹介した絵本を手に取って、郵便屋さんのワクワクする世界を楽しんでくださいね。
また、郵便屋さんごっこや手紙を書いて送る遊びなど、絵本から広がる遊びも楽しんでみてください。
皆さんのお気に入りの絵本や遊びのアイデアも、ぜひコメントで教えてくださいね!
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