【STEM教育って?】保育園での実践例!科学/技術/工学/数学で子どもたちの未来を育む方法
こんにちは!保育士のあつみです。
この記事では子どもたちの未来にとって重要な役割を果たす「STEM教育」についてお伝えしていきますね。
STEM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字を取った言葉で、これらの分野を統合的に学ぶ教育のことを指します。
でも一体なぜ保育園でSTEM教育が必要なのでしょうか?
そして私たち保育士は、どのようにして関わっていけばいいのか?
STEM教育が子どもたちの成長にどのように役立つのか、そして私たちが今日からできる具体的なアイデアを共有していきますね。
子どもたちの好奇心をくすぐり、創造力を育むためのヒントになればと思います!
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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■はじめに~STEM教育ってなに?
「STEM教育」という言葉、聞いたことはありますか?STEMとは…
- Science(科学)
- Technology(技術)
- Engineering(工学)
- Mathematics(数学)
…の頭文字を取ったものです。
これらの分野を組み合わせた教育方法で、子どもたちが実際に手を動かしながら、問題解決能力や創造力を育てることを目的としています。
●STEM教育の基本
STEM教育の基本は、ただ知識を覚えるのではありません。
「なぜ?」という疑問を持ち、自分で考え、試してみることを大切にしています。
例えば、水や砂糖を混ぜるとどうなるか実験してみたり、ブロックを使って色々な形を作ってみたりするのも、STEM教育の一環。
子どもたちが自分の手で探求することで、学びがぐんと身近になり、楽しくなるんですよ。
●なぜ今、保育園でSTEM教育が注目されているの?
今、世界中でSTEM教育が注目されているのは、これからの時代を生きる子どもたちには、ただ事実を覚えるだけでなく、自分で考えて行動できる力が必要だからです。
特に保育園のような早い段階から、このような学びを始めることで、子どもたちの好奇心を育て、将来どんな職業に就くにしても役立つ基礎を作ることができるんです。
子どもたちが「なぜ?」と疑問を持ったとき、保育者も一緒になって取り組んだり、楽しんでいけるとよいですね!
次の章では、実際に保育園でどのようにSTEM教育を取り入れているのか、具体的な例をお話ししますね。
一緒に、子どもたちの「わくわく」を支える手助けをしましょう!
■STEM教育のメリット:子どもたちにとっての大きな一歩
子どもたちが自分で考える力を育てることが、どれだけ大切かご存知ですか?
STEM教育は、まさにその力を伸ばすのにぴったりなんです。
では、STEM教育が子どもたちにどんないいことをもたらすのか、一緒に見ていきましょう。
●問題解決能力の向上
子どもたちが日々直面する「なぜ?」や「どうして?」という疑問。
これらはすべて小さな「問題」です。
STEM教育を取り入れることで、子どもたちは実験や観察を通じて、これらの問題に対する答えを自分で見つける力を養います。
例えば、水が凍るとなぜ膨張するのか、太陽が高いとなぜ影が短くなるのか。
子どもたちが自分で考えることで、問題解決能力が自然と身につくんです。
●創造性と好奇心の育成
STEM教育は、子どもたちの創造性と好奇心を刺激します。
色とりどりのブロックで何かを作る活動は、ただの遊びではありません。
それは、子どもたちが自分の想像力を形にする練習なんです。
また、新しいことに挑戦する楽しさを知ることで、学ぶことへの好奇心がどんどん大きくなっていきます。
●未来のキャリアに向けた基礎づくり
今の子どもたちは、将来どんな職業に就くかまだわかりません。
しかし、STEM教育はどんな分野にも役立つ基礎を築きます。
技術が進歩する中で、科学的な思考や数学的な理解は、どんな仕事をするにしても重要になってきます。
だから、小さい頃からこれらのスキルを身につけることは、子どもたちの未来にとって大きな一歩なんです。
子どもたちの「できた!」の瞬間を一緒に作り出すために、私たち保育者もSTEM教育の素晴らしさを学び、子どもたちの可能性を広げる手助けをしましょう。
次の章では、保育園でのSTEM教育の実践例をご紹介しますね。
保育園でのSTEM教育の実践例
保育園での日々は、子どもたちにとって大きな発見でいっぱいです。
STEM教育を取り入れることで、その発見をもっと楽しく、もっと意味のあるものに変えることができます。
では、具体的にどんな活動ができるのか、いくつかの実践例を見ていきましょう。
簡単な科学実験:楽しみながら学ぶ
科学は、身の回りの不思議を探ることから始まります。
例えば、水に塩を溶かすとどうなるか、または、色水を混ぜると新しい色ができるかなど、簡単な実験を通じて、子どもたちは科学の基本的な原理を学びます。
これらの実験は、子どもたちが直接手を動かし、結果を予想し、観察することで、学びのプロセスを体験できるのです。
●数学の遊び:数を数える楽しさ
数学は、数を数える単純な遊びから始めることができます。
例えば、ブロックを使って数を数えたり、形を分類したりすることで、数学的な概念を自然と理解できるようになります。
数に興味を持って、楽しくなるような活動を組み立てていけるといいですね!
●技術の導入:プログラミング
今の子どもたちは、生まれたときからデジタルの世界に囲まれています。
簡単なプログラミングを取り入れることで、技術への理解を深めることができます。
プログラミングって…タブレットとかパソコンとか、保育園の時からやるの?
って思うかもしれませんが、そればかりがプログラミングではありません。
プログラミングの概念って、アナログゲームやおもちゃからでも学べます。
たとえば、ころがスイッチや、藤井聡太さんが幼少時楽しんだキュボロなどです。
これらのツールは子どもたちにとって直感的で、遊びながらプログラミングの基本や、原因と結果の関係を学ぶことができます。
工学的アプローチ:ブロックで学ぶ構造とバランス
ブロック遊びは、子どもたちにとって最初の工学のレッスンです。
どうやって高い塔を建てるか、どうすれば橋が落ちないかなど、ブロックを使って実際に試しながら、構造やバランスの概念を学びます。
これは、物を作る楽しさとともに、物理的な法則を理解する素晴らしい方法です。
これらの活動を通じて、子どもたちは遊びながら自然にSTEMの世界に触れることができます。
こういった保育環境をたくさん用意して、子どもたちの好奇心を刺激し、未来への大きな一歩を踏み出せるサポートをしていきたいですね!
次は、保育園でSTEM教育を始めるための具体的なステップをご紹介します。
保育園でSTEM教育を始めるための第一歩
保育園でSTEM教育を始めたいと思ったら、まずは何から始めればいいのでしょうか?
まずは小さな一歩から始めて、一緒に学びながら進めていきましょう!
資源と材料:何から始めればいい?
STEM教育に必要なのは、高価な機材や複雑なツールではありません。
日常生活で見つけることができる身近な材料で十分です
例えば、色とりどりの紙、ブロック、磁石、計量カップ、水…
そして何よりも子どもたちの好奇心があれば、すでに始める準備は整っています。
これらを使って、簡単な実験や構造物の構築を始めることができますよ!
●保育士としての準備:どう学び、どう教える?
STEM教育は、子どもたちだけでなく、私たち保育士にとっても学びの場です。
まずは、基本的な科学の実験や数学のゲームから始めてみましょう。
インターネットや図書館で資料を探したり、他の保育士とアイデアを共有したりすることが大切です。
そして、子どもたちと一緒に学びながら、どのように教えるかを自然と身につけていきます。
●保護者との連携:家庭での学習をどうサポートする?
保護者の方々との連携も、STEM教育を成功させるためには欠かせません。
保護者に対して、保育園での活動を共有し、家庭でできる簡単な実験や数学の遊びを提案しましょう。
また、子どもたちが家で学んだことを保育園で共有することで、学びがより豊かなものになります。
保育園でSTEM教育を始めることは、子どもたちの未来にとって大きな一歩です。
私たち保育士が、子どもたちの探究心を支え、学びの楽しさを共有することで、彼らの可能性を広げることができます。
今日からできる小さな一歩を踏み出しましょう!
■子どもたちのためのSTEM教育
私たちが今、保育園で行うSTEM教育の活動は、子どもたちの未来にとって大きな意味を持っています。
この章では、STEM教育が子どもたちに与える長期的な影響と、今日から始められる小さな一歩についてお話ししますね!
●STEM教育による長期的な影響
STEM教育は、ただ今すぐの知識を教えるだけではありません。
子どもたちの将来を形作るための基盤を築くことにもつながります。
科学的な思考、問題解決能力、創造性、そして技術への理解…
これは、どのような職業に就くにしても、未来を生きる子どもたちに必要な力です。
これらのスキルは、子どもたちが成長していく中で、自信を持って新しい挑戦に取り組む力にもなります。
●今日からできる小さな一歩
では、保育園でSTEM教育を始めるために、今日からできることは何でしょうか?
まずは、子どもたちの興味を引く簡単な実験から始めてみましょう。
また、日常の遊びに数学的な要素を取り入れたり、自然の中で科学的な観察をしたりすることもいいでしょう。
大切なのは、子どもたちが楽しみながら学べる環境を作ることです。
子どもたち一人ひとりが、自分のペースで、自分の興味に従って学べるように、私たち保育士がサポートすることが大切です。
そして、その学びが子どもたちの将来にとっての強みとなるように、一緒に考え、一緒に成長していきましょう。
■実践例:鏡を使って遊ぼう!鏡と子供たちの探求心
鏡は子どもたちにとって身近で魅力的なもの!
幼いころから自分の姿を鏡で見ることに慣れ親しんでいますが、鏡の持つ不思議さが子どもたちの好奇心を刺激します。
鏡を通じて世界を見ることは、新しい発見への入口になります。
保育者は子供たちが鏡を使って遊び、探究することができるような環境を提供することが重要!
鏡を使えば、普段見慣れたものも違った角度から見ることができますよね。
例えばカブトムシやクワガタムシを鏡の上に置いて下から観察したり、光を反射させて壁に映像を投影したりすることができます。このような活動は、子どもたちの創造力を育みます。
また、鏡の性質を理解した子どもたちは、夜になって窓が部屋の中を映し出すことや、建物の窓に映る雲の姿に気づくようになるかもしれませんね!
そういった機会を、増やしてあげてくださいね。
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