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「鬼が来るよ!」「オバケが来るよ!」という子どもに対する言葉がけ…
さて、あなたは、下記の子どもへの関わりをどう思いますか?
これ、息を吐いて吸うように、当たり前に使っている保育者が居るという現状を、ご存知でしょうか?
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
子どもを大人の言う通りに、言う事を聴かせるために、どんどん強く、大きな恐怖の対象を出して、
子どもを恐怖で脅していく事を、私は個人的に「脅しの保育のドラゴンボール化」と読んでいます笑
敵を倒したと思ったら、さらに強い形態に変身したり、さらに強い敵がどんどん現れたり…
敵の強さが、天井なしにどんどんインフレしていく現象の事を言います。
(ちなみにあつみ先生はドラゴンボールを読んだことありません笑)
最初にお伝えしておきますと「脅しの保育」とは、子どもの発達段階理論を完全に無視しています。
(…と、私は個人的に考えております笑)
少なくとも「子どもの発達のプロである保育士・幼稚園教諭」が使っていく手段ではない…と考えております。
この記事では、
を、お伝えしていきます。
さて、最初に結論をお伝えしますと、脅し保育はやるべきではありません。
その理由は2点あります。
ひとつめは、子ども自身が、自分のした行動は、なぜ好ましくなかったのかの理由を理解できないからです。
その場で言う事をきかせて、従わせただけで、何の解決にもなってなければ、根本的な再発防止・予防になっていません。
そして、ふたつめ理由はそれだけでなく「”大人そのもの”への信頼感」を、地の底に落とすからです。
その結果として、わかりやすく形容すると「大人をナメきった子ども」に育ちます。
なぜなら、小さいころに「鬼」「おばけ」を多用されて、脅され、怯えてきた子ども達も…
いずれは「鬼」も「オバケ」もウソであったと気が付きます。
すると、子どもはどう思うでしょうか。
となります。
これの一番やっかいなところが、脅してきた大人だけではなく、
「”すべての大人”に対するイメージ・信頼」が地の底に落ちてしまうという事です。
どれだけあなたが誠実で丁寧に子どもに対応している先生だとしても、その子からの最初の評価は「ウソを平気でついてくる大人たちの仲間」と言う事です。
つまり、1歳児クラス、2歳児クラスで脅されまくって育った子が幼児クラスに移り、
担任が他の先生に変わったとしても”大人そのものを信用してい”ないため、担任が変わろうが変わらまいが、マイナスからの信頼関係になるのです。
コレ、小学校や中学校に行っても…長く尾を引き、つづく大きな弊害です。
…という結論をお伝えしたうえで、下記にて、詳しくお伝えしてまいります。
脅しの保育とは、子どもになんらかの恐怖の感情を与えて、動かすことです。
子どもが好ましくない行動、いう事を聞かない時に、子どもに恐怖を与えて、大人の思い通り動かすために使われます。例えば、
と言ったものがよくあるパターンです。
なぜそれが悪いかを伝える前に、恐怖のモチーフを持ちだし、子どもの行動を抑制するものです。
脅しや恐怖というのは、人間心理を利用して、行動に導く・コントロールする手段のひとつです。
子どもにはまだ嘘と現実の区別が分からないため、鬼やオバケなどの恐怖によって、大人のいう事を一時的に聞きます。
たとえば、午睡の時間に寝ないからといって、
と一声かけるだけでいいのでしょうか。
起きてたら、怖い鬼が来るという事しか認識できません。
なぜ、今は静かにしておく必要があるのか、丁寧に伝えていく事のほうが必要ではないでしょうか。
そして「なぜ、それがダメだったのか」ちゃんと理由を伝える方が、今後のためになると思いませんか。
心理学を学んだ人なら分かると思うのですが…
恐怖による支配・コントロールは、罰を与えるのと同義であるか、近いものです。
心理学的にも、行動させる・身に着けさせることが目的の場合、褒めて行動させる事に比べて、脅し・罰を与えて行動を身に着けさせる効果は低いです。
しかも、保育と言う観点で考えると、あとあとになって響いてくる、デメリットが膨大なんです。
それを、下記から詳しくお伝えしていこうと思います。
簡単にお伝えしますと「脅しの保育・脅し言葉がけ」を使う保育者は、子どもが言う事を聞いてくれる&いう通りに動かせるのが気持ちいいからです。
特に、初期段階、まだ乳児クラス頃の場合、恐怖の植え付けによるコントロールで、驚くほど子どもを思い通りに動かすことが出来ます。
1歳児前後のクラスの例で言いますと、午睡の時間になっても、遊び足りなくて、歩き回ろうとする子どもに対して…
と声を掛けたら、一発で静かになって、怯えて布団にもぐります。
一言で、素直に子どもが言う事を聞いて、思い通りに動いてくれる…
ワガママにもとれるイヤイヤ放題まっさかりの、扱いの難しい子ども達をまとめている…
仕切れているという感覚が生まれるのです。
それは「偽り・錯覚」なのですが…
これが”発達段階理論を分かっていない保育者”にとっての”誤った成功体験”になるのです。
魔法の一言である「鬼」「オバケ」などを含める事で、子どもを思い通りに動かすことが出来る。
これが実感できると、悪意なく、悪気なく、息を吸って吐くように「脅しワード」を多用するようになります。
そりゃ、1歳児クラス前後って、イヤイヤ真っ盛りの時期ですよ。
そんな「魔の二歳児」「小さなモンスター」と形容されるような対応の難しい時期の子どもを、一発で怯えさせて、従わせる事ができるんです。
そりゃ、楽です。
しかし、その時点での楽をとったゆえに…長期的な視点で見ると、後々の弊害が、長引く事になります。
「脅しの保育・脅しの言葉がけ」を使う大人・または脅しを肯定する大人って、統計的に、自身が幼いころ、そういう関わりを受けてきた、という背景もあります。
基本的に、脅しの保育というのは、
です。
家庭内で、父親or母親が一方的だったり、兄弟で常にマウントを取り合ってきたりなど、
絶対的なピラミッド型の権力の中で育って来たという環境があれば、そういう価値感になっても仕方ないです。
こういうパワーゲーム思考は、主に体育会系の組織、暗黙のルール、根拠のない縦社会の中で形成されるものです。
戦いの中で生きてきた・育ってきたので、自分の思い通りにいかない時は、力でねじ伏せるという選択がその人にとっての本質なわけです。
無意識に「子どもは大人に従うものだという考え方」を強烈に押し付けている、と言う事です。
「私スパルタですから!」となんの悪びれもなく、虐待まがいの対応をする保育者・大人も居たり、
子どもを叱るときに「鬼」「おばけ」を脅しのキーワードにしている…
保育士とは、子どもの発達の専門家であるのに、その対応は、適してるとは言えないのではないでしょうか。
「子どもに舐められる」理由は、保育者自身のルールがあいまいだからです。
その人自身、子どもに対する関わりや、ルールなどの基準が出来ていないと、子どもだって試してきます。
保育園は集団生活であるがゆえ、ルールがあります。
それを、保育者自身の、その時の気分次第でズラしていたり、特定の子にひいきしたりしなかったりすると、ガンガン乱れていきますし、クラス自体に統一感が無くなってきます。
その力不足を埋めるがごとく、脅しの言葉がけをする。
これにより、余計に子どものフラストレーションも積もっていく…という悪循環になります。
舐められるというのは、自身のあいまいさに問題がある事が多いです。
確かに、保育者だって人間です。
大人だからと言って、感情をいつも押さえて過ごせるわけではありません。
大人だって、完璧ではないし、誰だって、イライラすることはあります。
ただ、脅しの保育をずっと使っていると、どんどん恐怖の対象が大きくなってきます。
オバケを怖がらなくなったら、鬼を出して…鬼を怖がらなくなったら、次は何を出す?
「戦闘力○○万」の強い敵を出す…ドラゴンボールごっこでしょうか。
こういった、お互いに争う・競り合う保育は、大人も子供も、疲弊するだけです。
「まだ脅しの保育で消耗してるの?」
残るのは、お互いに嫌な気持ちと、修復が余計に難しく複雑になった、信頼関係です。
見学中だか研修中だか忘れたのですが…
私が遭遇した事例で、一番ひどいと思ったのが、何かの活動中にやんちゃして中々いう事を聞かない子(4歳児クラス)が居た時の、保育士の対応です。
この対応が、保育歴30年前後の人だからほんとウケる…というか落胆する。
(どうして30年も害悪を放置してきた…というか今でも野放しにされているのか知らないけど、まあ追放すべきですよね)
ちなみに「4」の時点で対象児はようやく大泣き、
「5」のあと見せしめのように、保育室から連れていかれて、制裁話し合い(笑)してたようです
そこで感情むき出しにして、子どもと戦って、子どもに振り回されてどーするの…
振りきりすぎてて、逆に乾いた笑いしか出てこなかったと当時に、将来が心配でたまらない事例。
この子が以前、どんな関わり方をされてきたのかは、分からないのですが…
1歳児クラスの時は「おばけ」で何度も脅され、2歳児以降は「鬼」で脅され…
幼児クラスになって、「オバケ」も「鬼」もウソだったという事に気づき、脅しワードが聞かなくなる事例は多いです。
その時に”大人”への信頼感は地の底に落ち、余計にやんちゃ度が加速、というのもパターンのひとつ。
そして「オバケ」「鬼」が聞かなくなった次に登場した”脅しワード”は「警察」笑
どんどん強烈なワードが登場し、強さがインフレしていきます。
この時に私は「ああ、ドラゴンボールみたいだ」と感じたため、
「脅し保育のドラゴンボール化」という言葉が、私の中で生まれました。
果たして「警察」の次はどんなワードが来るんだろうなあ…
「絶対的に怖い存在」を作る事を、肯定する大人もいますが、主にこれを肯定する大人は、自分が責任から逃れたいだけなんです。
怖い存在を出すこと…これ、大人はすごく気が楽ですよ。
だって、怖い存在を出すことで、間接的に、自分は子どもに怒らなくていいんですから。
子どもが怖がっているのは「鬼」や「オバケ」です。
パパやママや先生の言う事をきいているのではなく「鬼」「オバケ」が怖いんです。
大人が叱ってる・怒っているから、その通りに従うわけではないです。
言う事を聞いた理由の中に、大人という存在は不在です。
怖い鬼が来るから、いう事を聞いたに過ぎません。
自分が、子どもに誠実に、丁寧に伝える事を放棄し、子どもと正面から向き合い、対話するという事に対しての、完全なる逃げ・責任転嫁と言えます。
その時点で、子どもを対等な存在として見ていないんです。
(大人と子どもって、純粋に対等とは言えないかもしれないけど、お互いに、一人の人間として向き合う、と言う事ですね。)
向き合う気が無い時点で「子どもは無条件に大人に従うべき」という、無意識下の価値感・深層心理・思い込みがあるという事です。
「鬼」「オバケ」といった、脅しワードを使った脅し保育…
これを繰り返すことで、行動そのものの、善悪はわからないまま、いう事を聞くだけの存在になります。
自分がどうしたかったのかの気持ちも言えないし、なんで悪かったのかも、大人が教えてくれないんです。「自分はこうしたかった」という気持ちも言えないモヤモヤと「大人が何も教えてくれない」というモヤモヤが、かけあわさります。
そこで、大人への不信感のみが、心の奥そこに、どんどん蓄積されていきます。
それは経年で岩のように固まり、もはや拭えない大人への不信感となります。
脅し文句・威圧・脅しのキーワードは、その時点で、子どもを低く見ています。
指導でない、ただのごまかしで、大人の望む行動にコントロールしているだけです。
ある種、心理的な虐待ともとれる場合すらあります。
大人への不信感が勝り、今後に与える影響が大きい。
幼いころは、わけもわからず、号泣して、大人に従っていたけれど…成長したら、鬼やオバケの存在は嘘だったとわかります。
それが分かった時、子どもはどう思うでしょうか?
嘘ばっかりついて従わせようとしていたと、いずれ気づきます。
気づいた時に「大人への信頼」は瓦解・もろく崩れ去ります。
その結果、大人そのものが信頼できなくなる、と言う事です。
修復は可能ですが、前述したように、大人への不信感、イメージは岩のように固まっているので、一筋縄ではいきません。
ちなみに、こういった恐怖による支配は、家庭でも当たり前のように行われています。
「鬼からの電話」なんてその典型ですよね。
特にイヤイヤ期につかいがちですね。
この時期の子どもって、夢と現実の境が、子どもの中で曖昧です。
でも、だからこそ、イメージを楽しめる時期であります。
それが楽しく、遊びが広がっていく時期なんです。
そして、鬼やオバケって、怖いけど、本当は子ども達が大好きなテーマなんです。
本来、遊びが広がるとても素敵なモチーフなのですが、これを恐怖の対象に変えてしまうという勿体なさ…
冒頭で述べました通り、脅され続け、大人から従わせられ続け育った子供は、基本的に大人を信用しなくなります。
大人への信頼感を失った子どもは、おおむね、2パターンの育ち方をします。
だいたい、大人に恐怖を植え付けられて育った子どもって、下記2パターンの育ち方をします。
その姿は、両極端です。
ただ、共通するのは、両方とも、大人への信頼が基本的にゼロ~マイナスであるという事です。
これは「脅し保育のドラゴンボール化」を受容し、大人と戦う、大人と渡り合う事を選択した子どもです。
この時の大人への不信感というのは、成長して小学校、中学校と上がったころにも引き続きます。
大人は、自分たち(子ども)の話を聞いてくれない。
ただ上から”強さ”で”マウント”をとってくるだけの存在。
もはや、彼らにとっての大人は敵です。立ち向かうべき敵です。
特に、小学校や中学校に上がってから…「最初から大人をなめてかかっている」という状況ですので、さまざまなパターンはあれど「問題行動」という形で、表出してくる事が多いです。
そしてその「問題行動」を、また大人がパワーで押さえつけようとする…悪循環は引き続き、というパターンになります。
こちらは「脅し保育のドラゴンボール化」で完膚無きまで抑圧されて、自分の気持ちを封印されたパターンです。
一見、大人の言う事をよく聞く、いい子に見えます。
しかし、心の中では、いつもビクビク、おろおろ怯えていて、自分からは動けません。
そこに自分の意見や気持ち・主体性はありません。
自分のしたことが、なぜダメだったのか理由を知る前に、鬼やオバケの恐怖の存在で行動を制限されてきたのですから。
行動の何がよくて、何が悪いのかを、自分で考えて判断する力がありません。
むしろ、善悪を自分で判断してもいいのか、迷っていて分かりません。
大人が振り回し過ぎた故、生きづらい性格が形成されるパターンです。
自己肯定感も自己評価も低く、常に萎縮、怖いから大人の言う事を聞いておけばいい…
だれも助けてくれないから、とにかくやり過ごして、痛みから自分で身を守る…
こういう思考になりやすいです。
この子たちにとっての大人は、鞭を持った支配者です。
いつムチでしばかれるか怯えながら、どうやったら大人を怒らせないか…
そちらを優先して考える子どもになります。
基本的に脅しの保育が使えるのは、乳幼児期がメインです。
大人の脅しに怯えているという事は、まだ大人の事を信用しているという事です。
だからこそ、信じてしまうし、本気で怖いんです。
ただ、成長に伴い、脅し・強迫が聞かなくなってきます。
それつまり「脅しの保育がきかなくなった=大人への信頼がなくなってきた」という証明です。
子どもが、好ましくない行動をとった…
また、大人の望んでいない行動をとった場合…
大人って、すぐに反応しちゃうんですよね。
すぐに子どもの悪いところに目が行って、思い通りにいかないから、正そうとする。
怒ってしまったり、無理矢理捕まえて言い聞かせようとしたりしてしまう”反応”です。
要は、大人がすべて自分の思い通りにしたい、というだけなのですが…
でも、大抵の場合、子どもって、大人の反応がほしいだけなんです。
大人の気が引けることが嬉しいから、繰り返します。
イライラして叱ってしまう、追いかけて捕まえるというのは、
そういう行動をする事で、大人からかまってもらえるがため、行う事が多いです。
(※怒られるにしろ、褒められるにしろ、どちらにしても、大人のアテンションを得られるのは、子どもにとっての快感です。)
つまるところ、子どもに振り回されてる、ということです。
いわゆる「試し行動」というのもここに分類されます。
そして、子どもに振り回されている事に気づけない保育者が、なんとか子どもを思い通りに正そうとして出てくるのが「脅しのキーワード」です。
子どもの発達や傾向を学び、理解していれば、子どもの行動に対して、その理屈に気づき、冷静になれます。
そこで「脅しのキーワード」は出てこないはずです。
反応を求めてやるので、子どもの期待する反応は、しないようにします。
その反応ってのは、褒められてようが、怒られようが、子どもにとってはどちらでもよくて、大人に構ってもらえるという満足感があるのです。
対応する必要が無い場合は、無視するのが一番、再発に繋がりません。
反応すればするほど、より繰り返します。
という流れにしてあげるのが、叱らず、怒らず、行動を変えてあげる方法です。
子どもに振り回されない方法と言えます。
その代わり、いいことをしたら、とびきり褒めてあげてくださいね。
と思う事が出来れば、よりBESTですね。
ただ、集団生活と言う場では、対応が求められる事が多いです。
その事については、次の項目で、お伝えしています。
本来、好ましくない事をした時、その事について、丁寧に話し合う必要があります。
まずは、本人の気持ちを聞く事が大切です。
なぜ、それがしたいのか?なぜ、したのか?
もちろんこの時答えがでなくてもいいし、わからなくてもいいです。
怒らず淡々と、保育者(大人自身)がどう思ったかを伝え、また周りの人はどう思っているかを、考えられるようフォローしていくだけでいいんです。
そのうえで、決めつけるのではなく、一緒に「じゃあどうしようか」と話し合う事が必要です。
そこで、保育園という集団生活(家族単位・組織として)のルール・約束との折り合いをつけて、どうするか…決めていきましょう。
私は、ここに時間を、多くかけてOKだと思います。
丁寧に対応していく必要があると考えているからです。
脅しの保育と言うのは、この話し合いの場が一切ありません。
「お化け」「鬼」と言う魔法のキーワードを使う事で、なんの説明もフォローもなく、怯えるしかなくなるんだから、根本的、本質的には何も解決していない。
答えも結論も何も出ないまま、進展はありません。
むしろ、信頼度がマイナスになるので、状況自体はどんどん悪化していきます。
だから、伝えあう事、話し合う事を大切にしていきましょう。
脅しの保育とは、苦痛を与える、痛みを与えることで、行動させる・思い通りに動かす方法です。
一応、心理学的には、一つの方法ではあるのですが、保育者としてはあまり使いたくないですよね。
そこで、逆を考えてみましょう。
「未来に、良いことが待っている」と伝える方法です。例えば…
これは見通しを持たせるという事にもなりますね。
脅しの保育が「○○しなかったら鬼くるよ!」という、苦痛が動機になってるのに対して、
「○○したら新しい絵本みようね」という、楽しみが動機にしてあげる…という事ですね。
メリットやいいことを伝えて、やる気を与える方法です。
肯定やプラスの言葉・言い回しを意識し、マイナスの言葉は封印します。
もちろん、脅しに比べると、即効性はないかもしれませんが…
長期的に見ると、どちらが子どもの成長に、どんな影響を及ぼすのか、考えなくとも分かりますよね。
今後一生、悪循環するパワーゲームに導き、子どもと大人で戦い続けるのか、
今からしっかり対話して、今後ずっと過ごしやすく生活を送るのは、どちらがいいでしょうか…
これ、私の保育の在り方というか根幹なのですが、どんどん感情や気持ちを伝えていこう、という事があります。
例えば、褒める時の例でいいますと、子どもを褒める時に「行動そのもの」を褒める事、多いですよね。
というものです。
私も行動自体をほめる事はありますが、それだけでなく、気持ちも伝えると、さらにBESTと言う事です。
上記の例で、気持ちを伝える場合、こうなります。
何がプラスされているのかというと、
と言うものです。
この気持ちを加える事で、自分がした行動で、相手がどう思ってくれたか、考えられるようになります。
と言う事に気づけるのです。
褒める時は「行動そのもの」だけでなく、気持ちをプラスすると、もっと効果的になります。
あなたの気持ちを、どんどん伝えていってあげてください。
上記を応用しまして、褒める時だけでなく、子どもに好ましくない行動を伝える時なども、感情を伝えるのが有効です。
と行動だけを指摘して怒っても、子どもとしては「そんな事いっても、僕は○○したかった」となるでしょう。しかし、
という、感情・気持ちをのせた伝え方をする事で「あ、僕のしたことで、悲しい思いをした人がいるんだ」という事に気づく、きっかけになる事があります。
「人を動かす」って偉そうなタイトルですが、コントロールして上から動かすという意味ではありません笑
有名な自己啓発本なんですが、内容としては、人を理解して、人を好きになって、人に好きになってもらって、その結果として、良好な関係を作っていくため原則、といった感じです。
これ、人間関係のすべてに応用できるものです。
そして、読んでみて分かるのが、子育てにもそれは例外ではない、と言う事です。
ハッキリ言って、読むのめちゃくちゃ大変ですが、マジで”対人”の本質です。
本の中で、いろんな原則が登場しますが、これ、子ども相手でもめちゃくちゃ大切なことです。
ガチで学びたい人&腰を据えてじっくり読みたい、という人だけおすすめします笑
私は「気軽に読んでみよう~」と思って読み始めたら消化不良になりまして、結局何回か読み直すハメに笑
想像してみてください。
脅し保育を受ける事で、成長した時、生きづらい人生を送る事になってしまったり…
大人をナメきっ態度で、問題行動を起こしてしまい、迷惑をかけてしまう事になったり…
目の前の子ども達が、そうなる姿を思い浮かべてみましょう。
脅しの保育は、将来、子ども達を生きづらさに導いているようなものです。
それがあなたの望む未来なら、どんどん脅し文句・脅しワードを多用しましょう。
そして、恐怖による統治で、幼い子ども達を、大人に従わせてください。
話し合いの余地なく、意見も気持ちも言わせずに、子どもを黙らせてしまえばいいのです。
目の前の可愛い子ども達を、将来どうしたいか。
短期的でなく、長期的に考えると、目の前の子どもにどう関わればいいか、分かるハズです。
あつみ先生が超絶ブラック大規模園→小規模園へ転職した話…気になる方はこの記事で読んでみてね!
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