ついに下の階から苦情が来た…子どもが走り回る振動と足音対策

下の階の住人から、子どもの足音の振動がうるさいとの苦情が…
マンションやアパートなどで、下の階に、子ども足音・騒音が響くのを防ぐための対策をお伝えします。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
先日、保護者と話しており話題となったテーマ…
[char no=”24″ char=”ママ1”]「ついに、マンションの下の階に住人が引っ越してきてしまった…」[/ふきだし] [char no=”25″ char=”ママ2”]「子どもが走ると怒ってしまい、よけいうるさくしてしまう…」[/ふきだし]という話題について話す機会がありました。
この話の流れで、下の階の住人に対する配慮と、防音・振動対策についての議論が盛り上がりました。
そこで話し合った内容について、この記事でお伝えします。
この記事では集合住宅にて、下の階への配慮・対策として
- ●心情面での対策:あいさつ回り、先回りの気遣い・配慮
- ●子どもへの伝え方:子どもを外でたくさん遊ばせる、子どもへの関わり
- ●最強の物理的騒音対策:ジョイントマット+静音マット
をお伝えしています。
■ついに、下の階から苦情が来る…
下の階に住人が引っ越してきた、
または、ついに苦情が来てしまった…
という状況は、子育て中、特に小さいお子様がいると、
心理的に、大きなプレッシャーがかかると思います。
おもちゃを落としたり、ひっくり返す音、
バタバタと走り回る足音、飛び跳ねる振動…
さらにお風呂では奇声をあげて…
等々、どうしても子どもがいる事で、騒がしくなってしまうものです。
こういった状況って、子育て経験が合ったり、子どもと関わっていれば
こんな時期もあるよな~と理解できますよね。
でも普段は子どもと関わっていない人や、子育ての経験がない人も大勢います。
そういう人にとっては、騒音でしかなかったりします。
そこで、隣人や下の階の住人に対して、出来る配慮をお伝えしていきますね。
●開き直って、何も足音対策をしないと…最悪の結末になる
ちなみに、マンションなどにおける足音・振動・騒音でよくあるトラブルとしまして、
マジで傷害事件が起きたり、裁判沙汰に発展してしまう、という事例が多数あります。
今後、あなた自身が生活しやすいように、あなたから立ち回る必要が出てきます。
■下の階の住人に誠意を見せる・気持ちを伝える方法
●先回りで、あいさつをしておく
自分が引っ越してきた、または下の階に住人が引っ越してきた場合は、
こちらから先に挨拶に行く事で最初の印象はよくなります。
「子どもが居るので、迷惑を掛けてしまう事もあると思います」
という事を、先に伝えておきましょう。
またこの時、お子さまと一緒に伺うのも効果的です。
子どもの姿があると相手も心理的に安心できますし、事情を汲み取ってもらいやすくなります。
●隣人・同じ場所を利用している住人には毎回、挨拶する
近所づきあいが重要になってきます。
いつも挨拶を欠かさなかったり、
等、気遣いの声かけをよくしておく事で、
ちゃんと気にしている、意識していると感じてもらう事が出来ます。
これだけでも、あなたに対する印象がかなり変わってきます。
●うるさくしてしまった時は、子どもと一緒に謝りに行く
いくら気を付けても、迷惑を掛けてしまう事があります。
もし自覚がある場合、先回りして下の階の住人に謝りに行きましょう。
その際、子どもも一緒に行って、一緒に「ごめんなさい」を言うと、相手に与える印象が、段違いです。
「上の階で騒いでいるのは、どんな子どもなんだろう…」と分からないと不安なものです。
ですが、子どもが直接「ごめんなさい」をしにくることで、下の階の住人も不信感が減ります。
そして、なにより、小さい子どもがいるという、
事情を汲み取ってもらいやすくなる事もあります。
それにより、子どもから素直に謝られたら、
心理的に、許してしまう・理解してもらいやすくなります。
●苦情が来た場合…具体的に状況を聞いてみると印象アップ
どれだけ、先手でこちからからの声かけを意識しても、苦情が来てしまう時はありますよね。
そんな時は、具体的な状況を聞いてみましょう。
[char no=”25″ char=”ママ2”]「どの部屋の場所が、一番響きますか?」[/ふきだし] [char no=”26″ char=”ママ3”]「どこが一番うるさいですか?」[/ふきだし]と言ったように、具体的な場所を聞く事で、あなたのとれる対策が分かってきます。
例えばもし、廊下が一番、振動や足音が響く…と分かれば、
子どもに、廊下は静かに歩くよう伝える事もできますし、またはクッションマットなどをひく事で、軽減になるかもしれません。
そして、対策をしたら、相手にもう一度、確認してみましょう。
[char no=”24″ char=”ママ1”]「マットひいたんですが、まだ響きますよね?」[/ふきだし] [char no=”25″ char=”ママ2”]「あれから対策してみたんですけど、どうでしょうか?まだ足音きこえますか?」[/ふきだし] [char no=”26″ char=”ママ3”]「また対策考えてやってみますね。効果があったら、教えてください」[/ふきだし]と言ったように、苦情が来てから、ちゃんと対策を取った事や、
効果をチェックして、確かめている…という態度を見せることで、
下の階の住人も「ちゃんと、考えて対策をしてくれたんだ」と思ってくれます。
これが誠意を見せる、と言う事でもありますね。
■子どもへの伝え方・関わり方
●日中は外で遊ぶ
子どもは、基本的にエネルギーを有り余らせてるものです。
一日のどこかで、発散させてあげる場がないと、部屋の中でも走ったり動き回ったりしてしまうものです。
発散も出来ないのに、子どもに走るなというのは、子ども本人にとっても、中々つらい事でもあります。
なので、外に出れる日は、積極的に外で遊ぶようにしましょう。
しっかり体を動かす事が出来れば、部屋の中では比較的落ち着いて過ごすことも出来ますし、
体力的に動き回るエネルギーも残っていません。
また、満足いくまで体を動かすことで、子ども自身にも余裕が出てきます。
大人の話も落ち着いて聞ける確率も上がりますので、
という声かけも、すっと入っていく事が、増えてきます。
●静かに過ごす遊びに変えてしまう
これ、保育士はよく使う手なのですが、
しずかに過ごす工夫として「忍者ごっこ」や「アリさんに変身ごっこ」など、
それ自体を遊びに変えてしまう手法です。
例えば、お昼寝中の0歳児クラスの部屋の前を通るときに、
「あ!赤ちゃんが寝てる!起きたらかわいそうだから…忍者に変身!」
と言ったように、忍び足で歩いたり、小声で話してみたり…
などの遊び方があります。
怒らずに、子どもをその気にさせる手段の一つとして、使ってみるのもいいですね。
■子どもの足音対策の鉄板はジョイントマット+静音マットの2重
物理的な対策として考えられるのがジョイントマットやカーペットといった敷物による対策です。
また、特に効果がある方法としまして
「ジョイントマット」+「静音マット」を組みわせていたり、
「防音マット」+「ジョイントマット」といったように、
2重構造での組み合わせも、よく使われている対策です。
足音・振動がよく響く場所が分かっていれば、そこを集中して対策する事が出来ます。
●ジョイントマット
緩衝材として定番のジョイントマットは、簡易的な足音対策・防音対策として便利です。
一定の効果はありますが、万全とは言えず、過信は禁物です。
これを敷くと、歩いている本人は、ずいぶん足音が軽減されたように感じますが、
下の階で音を聞いてみると、たしかに、軽減はされていますが、まだ聞こえるし響きます。
●静床ライト
防音・防振に特化した鉄板商品、静床ライト。
ジョイントマットに比較して効果は素晴らしいですが、それなりのお値段はします笑
●ドリドリのフロアクッション
こういった子ども用のクッションマットは4センチほどの厚みがあるため、
遊ぶスペースが決まってる場合など、特定の場所に敷いておく使い方が出来ます。
●やっぱり最強はジョイントマット+静床ライトの2重構造
ちなみに、今回この記事を書くにあたり、
防音について検証している記事を見つけましたので、シェアします。
防音専門ピアリビング:「床防音に関する検証」より写真の引用素材感が違うものの組回せが効果が高くなりました。
驚いたのは静床ライト+ジョイントマットでも効果が高く
これならジョイントマットを買って敷いてしまった方にも
その上から静床ライトを敷くのは効果がありました。防音専門ピアリビング:「床防音に関する検証」より文章の引用
上記では、防音の専門家が、下の階に対する防音について、ガチ検証を行っております。
工事現場で使うようなガチな防音マットなどでの検証も含まれていますが…
コスト的にも考えて家庭で導入しやすく、なおかつ効果が高いのは…
やはり「ジョイントマット」+「静床ライト」の組み合わせです。
★マットにも性能があるため注意
ちなみに、こういったジョイントマットや防音マットって、安いものから、高いものまで様々ですよね。
メーカーによって信頼性が違いますが、非常に性能に差でます。
抗菌素材なのか、防音性能は良いのか、掃除機がかけやすいか、かけにくいか…
また、保温性はどうかなど、モノによって、質が様々ですので、
信頼できるものを購入するか、いろいろと試してみてくださいね。
■持ちつ持たれつ、お互いさまの気持ちが大事
近隣の住人に対して、誠意を持ち接する事で、周りへの配慮が行き届いていれば、
少しずつ、理解も深まってくる可能性があります。
それによって、いずれ協力してくれるようになったりするかもしれません。
●育児の大変さや子どもを知らない人も大勢いる
子どもがいない家庭、子どもとの関わりが少ない人ですと、
どれだけ育児が大変か、子どもが動き回るか、知らない・分からない人も大勢います。
実際に冒頭で話していたお母さまも、
子育てをするまでは、子ども動く振動や騒音が、嫌だったそうです。
でも、子どもが出来てから実感できた事や、あとから気づくこともたくさんあったようで…
実際に、子どもが出来るまでは、中々気づかないし、そこまで気が回らなく、
迷惑だと思ってた、という方も多いです。
でも、その人が将来、子どもをもった時、分かるかもしれません。
その時に回りに気遣いが出来る人になるかもしれません。
●他にもお子さまをお持ちの家庭もある
あなた以外にも、子育てに悩む人もいると思います。
中には、子育ての先輩や、いずれ後輩もできるかもしれません。
そういう時に、あなたが行ってきた周りの人に対する気配りや、配慮が、生きてきます。
お互いさま、持ちつ持たれつ、という関係が出来れば、過ごしやすくなるはずです。
また子どもって、成長しますので、
数年たてば、少しずつ解消していく事もあります。
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