現実から離れた物語が一層楽しめるようになり、
音を楽しみ、言葉遊びの面白さが分かってくる4歳児になってくると、
新しいジャンルの絵本が楽しめるようになります。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
4歳になると、虚構世界と現実の切り分けが可能になり、
ファンタジーやナンセンス絵本といったものも、より楽しめるようになります。
また、言葉、文字にも興味がぐっと出てくる時期で、
しりとりや回文などの、言葉遊びの絵本も楽しめます。
言葉の面白さを伝える絵本なども、どんどん読んであげたいですね。
この記事では、4歳児(4歳~5歳頃)の子どもにピッタリな絵本を紹介していきますね。
この時期に楽しめる絵本を、まとめて紹介します!
ここに載ってない絵本でも、オススメがあればぜひ、教えてくださいね。
※気になったお話は、アマゾンか絵本ナビ の、レビューを読んでみてくださいね。
実際に読み聞かせた時の子ども反応や、口コミなどがとても参考になりますよ♪

あつみ先生
この記事を書いた人
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児クラス担任|今まで見てきた子ども達は250人↑|「保育製作365日/100均知育365日」著者(土萠保育研究出版)|保育士ブロガー月間PV30万越え|SNSフォロワー累計17000人↑|ピンタレスト月間250万PV|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児クラス担任|今まで見てきた子ども達は250人↑|「保育製作365日/100均知育365日」著者(土萠保育研究出版)|保育士ブロガー月間PV30万越え|SNSフォロワー累計17000人↑|ピンタレスト月間250万PV|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■すてきな三にんぐみ【4歳児向け絵本】
昔の孤児院(今は児童養護施設)がモチーフになっているお話です。
表紙が怖いので、怖いお話かと思いきや、文字通り「すてきな3人組」です笑
最初は、ちょっとこわーい雰囲気から始まるのですが…
だんだん、3にんのやさしさが伝わってきますよ。
■まゆとおに【4歳児向け絵本】
まゆにふりまわされる鬼のお話。
非常に爽快なお話です。
■しりとりのだいすきなおうさま【4歳児向け絵本】
言葉の理解、文字の面白さがわかるようになってくる4歳児頃に、楽しめる絵本です。
■おおきな木がほしい【4歳児向け絵本】
■あっちゃんあがつく【4歳児向け絵本】
こちらも、言葉遊び絵本です。
なんども読んであげると、自然と覚えて、マネしています笑
非常にリズミカルで面白いです。
■にゃーご【4歳児向け絵本】
大人気のこの絵本
パペットを使って遊ぶ事もできますよ♪
■スイミー【4歳児向け絵本】
発表会のテーマでよくあるお話ですね。
赤い魚の群れの中で、一匹だけいる黒い魚「スイミー」のお話です。
音楽劇用のCDもあるので、これに合わせて行うのも、楽しいですね。
みんなとは違うけど、だからこそ出来る事もあるという、大切なテーマがあります。
■じごくのそうべえ【4歳児向け絵本】
絵柄は怖いけど、物語は非常にシュールです。
そうべえ達の、地獄での立ち回りが、子ども達にとてもウケます。
■おまえうまそうだな【4歳児向け絵本】
通称、ティラノサウルスシリーズのうちの一作品。
宮西さんの絵本です。
「おまえうまそうだな」の由来が、非常に面白いです。
これ、大人が読んだら泣いてしまうヤツですね泣
あつみ先生の学生時代、学校でこの絵本読んでボロッボロに泣いてしまいました笑
草食恐竜のアンキロサウルスが、肉食恐竜のティラノサウルスを親だと思い込んでしまうお話です。
■ピーターのくちぶえ【4歳児向け絵本】
あつみ先生、保育園の頃に、くちぶえがどうしてもふきたくて…
毎日練習して、5歳児のクラスの時、ふけるようになりました。
あまりにもずっと、口笛をふきつづけてるものだから、
「口笛ふいてるとヘビがくるよ」って毎日脅されてました笑
ヘビ使いかよw
■びゅんびゅんごまがまわったら【4歳児向け絵本】
これ、びゅんびゅんごま制作の時に、4歳児クラスの導入で使いました。
ただ、お話がものすごく長いので、子どもによっては、途中で集中力が切れてしまうかもしれません。
5歳児クラスになれば、ほぼ全員が集中して聞く事ができるようになります。
■めっきらもっきらどおんどん【4歳児向け絵本】
いろんな妖怪が出てくるのが、面白いです。
異世界にいって、おばけたちと遊ぶお話でザ、ファンタジーと言った感じです。
美しい絵柄も、その世界をより、引き立てます。
何度読んであげても、非常にウケますの。
リクエスト、リピート率がめちゃくちゃ高い絵本です。
これ一冊買っておけば、かなり活躍してくれますよ!
あつみ先生、本気でオススメの一冊。大当たり絵本ですよマジで!
■どんぐりむらシリーズ【4歳児向け絵本】
子ども達にも人気のどんぐりむらシリーズ。
ストーリーも読み応えもあり、ワクワクできる内容です。
■4歳児の発達の特徴から選ぶ絵本
大人のマネをして、少し背伸びしたくなったり、
自分と友達との違いがわかり、したいけど、自分にはできない…
悩みが広がる4歳児頃。
自分以外の存在を認めて、相手の気持ちが分かり、心に関心が出てきます。
また、友達との関わり方が、豊かになってきます。
目に見えない世界、虚構の世界へのあこがれも、一層、強くなります。
そして、これまでにない特徴としては…
言葉が音の集まりだという事を理解できるようになり、楽しめるようになるという事です。
これにより、楽しめる絵本のジャンルが、広がります!
- しりとり
- さかさ言葉
- 言葉遊び
等々…言葉の感覚が育つため、言葉遊びの絵本がとても面白い時期です。
■4歳児クラスの絵本の選び方の基準
現実から離れた世界に憧れる時期でもあり、物語の世界への出入りが自由になります。
そういった好奇心、探求心を満たしてあげる、ファンタジー系、昔話をはじめ、冒険モノ等がとても楽しめます。
絵本の世界をより深く味わえるでしょうね。
また、前述した通り、音を楽しむ、言葉遊びが理解できる年齢になりましたので、
これまでは楽しめなかったジャンルの絵本、言葉遊び系の絵本が楽しめます。
■絵本あたえる環境|絵本コーナー等、絵本を与える環境の工夫
読んであげた本、読んでほしい本は、本棚の目立つ所に置いておきます。
子どもの背の高さに合わせて、表紙が見えるように置くのがポイントです。
自由に取り出して、読めるようにしておく事で、自然と関わります。
また、集中して読めるように、机やイスを置いて、絵本コーナーを作ると、
より絵本の世界に没頭できるでしょう。
そして、いろんなジャンルの絵本を置いてあげてください。
ファンタジー、物語系をはじめ、図鑑など科学系の絵本、
また言葉遊びの絵本など…自由に選べるように、してあげてくださいね。
ほこりなどがたまりやすいため、こまめに掃除しましょう!
■4歳児に対しての読み聞かせ方
絵本の理解、面白さに気づくのは、個人差があります。
じっくり、魅せてあげてくださいね。
●絵をよく見せてあげる事が大切!
言葉遊びの絵本に限らず、ファンタジーや、物語系の絵本であっても…絵本の「絵」も非常に大切です。
言葉と絵がセットになり、繋がる事でより面白く、楽しくなります。
言葉に対する感覚が敏感になので、大人の話す言葉の内容が、
絵の中のどこに描かれているか、どこに一致しているのかを、じっくり見ようとします。
ちょっと内容が難しい絵本でも、
文と絵との関係性を確かめながら読み聞かせを聞いているので、場面を読み取る力が格段に上がっています。
そこから、言葉の意味を理解し語彙を増やして、イメージを広げているのです。
この過程で、絵本の世界に、入っていく事ができるようになるのです。
●子どもの反応・個人差について
また、4歳児向けの絵本を選んでいると、お話が長い絵本が、増えてきます。
発達に差がありますので、まだ長いお話をずっときくだけの集中力がなかったり、
難しい言葉あると、話について来れなくなる子もいます。
ただ、4歳児すぎてくると、絵と照らし合わせる能力もあります。
初めての絵本でも、絵を見て、言葉を結び付ける事が出来れば、なんとなく、意味を理解したりします。
前述した通り、絵をじっくり見せてあげたり、
読み聞かせの後、分からない所などなかったか、聞いてみたり…
フォローして、理解できなかったところを、解消していくと、
次回以降、もっと楽しめるし、理解できるようになります。
●読み聞かせ中の関わりについて
特に、まだ言葉の意味がわからない子などですと…
読み聞かせの途中で「○○ってなに?」と、言葉を挟んだり、指さしして、声を出したりする子もいます。
ただ、大人数相手の読み聞かせですと、その他の多くの子が、お話の世界に入りこみ、没頭してる事があります。
そんな時に、質問に答えてしまったり、話がブツ切りになり中断すると、
集中してる子ども達が、一気に現実に引き戻されることあります。
そういう時は、アイコンタクトをしたり、うなずく程度の反応でも、OKです。
何よりも、物語を壊さない事を優先しましょう。
■劇遊びに繋がる物語
4歳児ですと、ストーリーの面白さが分かり、その世界に入り込んで遊びたくなります。
例えば…そんごくう、ピーターパンなど…なりきって遊ぶ、ごっこ遊びから始めて、即興の劇遊びに繋げる事も出来ます。
子ども達が気に入ったら、発表会などのテーマにするのもいいですね♪
●発表会に繋げる場合の注意点
子ども達が盛り上がるのって、悪いやつが登場して、それを対象物として、やっつける等…
憧れる主役がいたり、ヒーローやヒロインなどが登場する物語です。
そういう場合は、まずみんな、主役をやりたがります笑
でも、最初はそれでいいんです。
全員がピーターパン役をしたいのなら、子どもはみんなピーターパン役でいいんです。
んでもって、先生だけフック船長をすればいいんです。
先生がフック船長をめっちゃ楽しそうに演じていたら、自然と子ども達も、
「僕もフック船長やってみる!やってみたい!」となります。
そんなこんなで、物語のいろんなシーンを演じていると、
「時計ワニ」をしたいだとか、「ティンカーベル」やりたいだとか、
そのうち勝手に、役割が分化してきます笑
発表会に繋げる場合の配役を決める場合は
全員、いったん全部の役をしてみるなどおすすめですよ。
★発表会、劇遊びは、1人二役でも、三役でもいい!
中には、ピーターパンもしたいけど、フック船長もしたい…!という、欲張りな(?)子どももいます。
欲張り、大いに結構じゃないですか!
発表会って、1人が1つの役しかしてはいけない、という決まりはありません。
場面ごとに、役が入れ替わってもいいんです。
- 冒頭でピーターパン役してた子は、後半はフック船長役に…
- 冒頭でフック船長役してた子は、後半はピーターパン役に…
みたいな応用も、可能なのですよ♪
頭柔らかくして、一番たのしい劇にしましょうね♪
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