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~午睡タイム~
-ガラガラ(保育室の扉を開ける音)-
わかりました!
子ども達が寝付いたらすぐ行きます!
間に合うかな…急いでやってしまおう
日誌はあとでいいとして…
とりあえず連絡帳だな…
~しばらく後~
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
保育士一年目の先生によくある思い…
それは、想像を超えた残業ばかりの日々を送っている、という事です。
…などの疑問を感じはじめ「こんなはずじゃなかった」と、
自分の選んだ職場に後悔する事が非常に多いです。
この記事では、保育園や幼稚園での、勤務時間の超過…
残業の現状、また残業が発生する理由・システムについてお伝えしております。
ただ、園によって状況は千差万別なため、事例としてご参考くださいませ。
結論としては、
勤務時間のほぼ全ての時間を、子ども達と関わっており、
その他の仕事を行う時間が確保されてないから
と言う事です。
ご存知の通り、保育士の仕事って子どもと関わるだけではありません。
雑務、書類関係、その他必要な事を全て行う必要があります。
書類や準備などの仕事は、子どもがお昼寝をしている時間…
午睡タイムに仕事を進めているイメージがありますよね。
しかし、毎日のルーチン、また様々な要因により、
思い通りに、また計画通りに仕事を進める事が、実現しにくい現状があります。
下記、事例の紹介になります。
前述しましたが、
いずれにしても、常に子ども達と関わっている時間です。
それ以外の仕事は、進める事が出来ません。
そして問題なのが、上記の子どもと関わっている時間のみで、
一日の勤務時間(8時間)のほぼほぼ全てを使い切ってしまっているという事です。
保育園によって、仕事の種類は違ってきますが、
午睡中の時間を利用し、毎日行う仕事としては…
など、確実に毎日行う仕事があります。
もちろん、園によって行う仕事は違ってきます。
午睡時間を利用して、会議が行われる場合もあります。
会議の質がよければいいのですが…
中にはダラダラと雑談や無駄な会話が多く、時間ばかりを消費する会議も多いようで…
また、誕生会などと言った、行事の打ち合わせや、
それに必要な製作物を一緒につくったり、出し物の練習をしたりなど…
自分のクラス以外の仕事もする必要があります。
たまにピアノレッスンや、午睡中の時間を使った研修もあります。
また、年長クラスになってくると、
午睡が無くなり、活動に時間に置き換わったりします。
英語や製作、教材をしたり、習字の時間だったり…
それに伴い、担任も一緒に指導に回るため、
実質的に、自分がしたい仕事につかえる時間は、全くありません。
※ちなみに、私はまだ、年長クラスもったことないのですが笑
さらに、普段おこなるルーチンに加えて、計画的にすすめていく仕事などが加わります。
だいたい、どこの園でもやってると思われるのが…
これらの書類は、だいたい締め切りが設定されていますので、
提出に間に合うよう、作成していく必要があります。
もちろん、上記は一例ですので、
お勤めの保育園や施設により、やる仕事は違ってきます。
ただ、実質的に勤務時間外の残業で行っている事が多いです。
保育士の書く・作る書類って、様々なフォーマットがあります。
種類によって、
など様々ですが…
中には「必ず手書きでないといけない」という、
時代・時間が止まっている施設もあります。
(私の勤めてる園もその一つです笑)
どうすれば効率よく書類作成が進むか、時短になるかを考えようとせず、
上の立場の人たちが、固い頭のまま、新しいやり方を取り入れようとしないです。
いつまでたっても、残業が減りません。
といった、非効率極まりない作業を、毎月行っております。
多くの保育園では、年に数回、保育参観があります。
保護者は見学するだけのパターンだったり、親子参加だったり、
形は様々ですが、とにかく見られてる前提の設定保育です。
また、私の勤める園では研修として、
姉妹園の先生が保育園にやってきて…設定保育を見学していきます笑
そのあとの反省会でボッコボコに言われるという洗礼です笑
こういった、普段とちょっと違う保育…って時には、
準備も気合入れて行う必要があり、また指導案の徹底的な添削が行われます。
園長に指導案提出、そして添削されて帰ってくる、
それをまた修正して提出、また添削…
と、入念なブラッシュアップ(ダメ出し)の繰り返しで、
非常にエネルギーと時間を消費しまくる期間になります。
懇談期間中も非常に仕事が増えます。
懇談日程の調書をとってシフトとにらめっこしながら調整…
それと同時に、懇談で話す内容を整理して準備をすすめます。
懇願が終われば、懇談のまとめを書いて提出…
非常に骨の折れる仕事です。
クラス30人いるのであれば、もちろん30人分…それぞれ行います。
保育園では様々な行事を行っておりますので、
それぞれの行事を、それぞれ保育士が担当します。
誕生会、避難訓練、プールびらき、交通安全週間、
クリスマス会、節分、などなど…
指導案を提出するのはもちろん、
必要なものを準備する時間も必要です。
打ち合わせに時間を割かれるのもつらいです。
これは余談に近いのですが…
職員の環境や周りの考え方によっては、
と言う事に固執する先生が居たり、
園全体に考え方を押し付ける先生が居ます。
工夫して作るのは立派ですし、
必要なものを自作するのはいいんです。
…でも、100均で売ってるような単純なおもちゃですら、
何時間も、何日もかけて手作りしようとする人がいます。
とかドヤ顔で言ってますが、ハッキリ言ってそれは、
工夫でも愛情でもなく、自己満足です。
それよりも、買えるものはサクっと買ってしまって、
テキパキ仕事すすめたほうが、いくらかCOOLです。
暇な人が勝手に個人でやる分にはいいんですが、
前述したとおり、その考え方を押し付ける人がいます。
もうね…
お前ら100円やるからその作業時間、よこせと。
ダイソーで買えるものまで手作りとかきょうび流行らねーです。
園全体が
みたいな雰囲気になって、結果として、無駄な作業時間が増え、残業が増えます。
工夫して手作りする前に、工夫して残業減らそう。
長時間労働を美徳と思ってたら残業なんて減らない。
毎日の仕事、または定期的な仕事に加えて、
行事の準備期間中は、単純に仕事量がプラスされる事になります。
普段でさえ残業前提で仕事が回っているのに、
行事の期間中は、よりハードな状況になってきます。
という考え方が異常に押し付けられる時期であります。
どういう事かといいますと、
定時が終わり、残業タイムに突入して、
自分のクラスで書類などしていると…
という意味不明な事を言われます。
つまり、残業時間の全てを、園の行事の準備に捧げる…という事になります。
他の書類やその他仕事は出来ません。
つまり、毎日が持ち帰り仕事となります。
お祭り系の行事では、それぞれの先生が担当のコーナーの準備をします。
ゲームコーナーであったり、景品コーナーであったり、
飲食コーナーであったり…種類は様々。
また、保育士の出し物の準備、子どもの出し物の準備など、
リハーサルや練習、打ち合わせが必要な様々な仕事も発生します。
作り物なども当然多くなり、もちろん連帯責任です。
4時におかえりの挨拶をしたら、
一刻も早く園内清掃&保育室の掃除を終わらせて、
準備物、作り物の作業に合流しなければなりません。
ここでもし、合流するのが一番最後になると…
という嫌味をぐちぐち言われます。
園長にも、もちろん報告され、
退勤前に「今日来るのおそかったんだってね」とまたグチグチ言われます。
なので、新人の先生は皆、合流が遅くならないよう、焦りまくっています笑
必然的に午前中の活動が、製作メインになります。
私の勤める保育園では、姉妹園の中で
造形作品展コンテストのようなものがあり…
自分の園から受賞者を出すために、
それぞれの園の園長先生は血眼になっています笑
造形作品展前には、テーマ、コンセプトを決めて、
完成形のデザイン案を毎日、園長先生からOKが貰えるまで提出します。
そのあいだにどんどん、ハードルが上がってくるんです笑
なので、非常に凝った物を求められる傾向があります。
それに向かって作業するわけですが、非常にやることが増えるんですよね。
午睡中の作業時間や残業では、作品の手入れや、
配置したり飾ったり、次の日の製作準備…
また夕方は、製作の得意な子ども達や、
やりたい子ども達に追加でいろいろ作ってもらう…
等、時間外の勤務前提の期間になります。
発表会期間は午前中は鬼コーチと化した保育士が怒鳴り散らしています。
こちらも必要な大道具、小道具を用意したり、
ピアノの新曲を練習したりと、やる事は重なってきます。
ちなみに、タイムカードすらない保育園もあります。
朝に出勤して、出勤簿にハンコを押すだけという勤怠管理です。
残業という考え方が存在しません。
(個人的にはタイムカードすら旧世代のアーティファクトだと思っているのですが)
つまり、一日何時間、園で働いているかとか、
勤務している時間の記録が、残っていません。
(よくそれで監査通るよな…)
抜き打ちで勤務時間の監査に来てほしいと願う末端の保育士が、どれだけ多い事か笑
また、タイムカードがあっても残業は打てないという園もあります。
とにかく、園を運営する立場、もしくはそれより上の立場の人に、
残業という考え方がないんです。マジ。
責任感を持てというのは分かりますが、
仕事を与えるなら仕事を進めるための時間を保障するのが、
運営する立場の責任ではないでしょうか。
以上が、保育園で残業が発生する理由の一例・事例です。
効率化云々というよりも、
ひたすら時間を投下して長時間労働する事が美徳、
子どものために頑張ってるワタシ素敵という、
風潮・考え方が未だに残ってる施設が多いというのが問題です。
もちろん、時代の流れで少しずつは淘汰されていくとは思いますが、
私が生きてる間には、全ての根絶は果たされないと思います。
多くのブラック保育園で前提とされているのは、
勤務時間である8時間のおおよそ全てが、子どもと関わる時間であるにかかわらず、
その他の仕事をいくらでも投げてくる、というシステムです。
そんでもって、児童福祉にまつわる業界では、これが当然とされてきました。
最近新しく出来た施設などは、改善傾向にありますが…
古くから続く保育園や幼稚園などの施設は二極化しています。
どちらも存在しております。
…etc
と言うわけで、保育園で働きたくて就活している学生の皆さま、
また現在お勤めの保育園の残業が嫌過ぎて、他の園に転職したい先生の皆さまにお伝えしたいのは、
勤務時間・残業の在り方について、しっかり知ったうえで、
勤める施設選びをしてほしい、と言う事です。
ちゃんと就職面接では、
残業をなくすための具体的な取り組みを、つっこんで聞いておきましょう!
聞きにくいことかもしれませんが…
これから何年も務める事になるかもしれないと思うと、
この一つの質問をしなかったがゆえ…ずっと後悔するかもしれません。
以前の私のツイートでこういったものがあったのですが、
保育園への就職を考えている学生さんへ
ブラック保育園を見極める方法をお伝えします。
毎日、夜8時とか9時ごろに保育園の前を通って園の様子を見てみよう。
いつも、明かりがついている部屋がたくさんあったらヤバイ保育園だよーさて帰ろう
— あつみ@保育士 (@atumi_teacher) 2017年10月13日
これ、わりとまじで有効です。
基本的に、一番遅くとも19時には子どもが全員がお迎えにこられてるはずです。
つまり”普通に運営されている”園であれば、
19時以降は、基本的に職員はすぐに全員退勤できるはずなのですが…
毎日のように、8時とか9時ごろまで電気がついてるってのは、
明らかに”普通の運営はされていない”ためブラック保育園&ブラック幼稚園の証明です。
ちなみに私が勤めております保育園ですと、
行事前だと10時とか11時まで残る異常事態になる事もあります。
上記はの内容は、私の経験&友人保育士数名の事例を挙げたものですが、
まだまだ生産性の低い、意味不明残業の事例を募集中です笑
願わくば、この記事が、ブラック保育園の運営陣に届き…
自らの無能さ・非生産性を自覚できますように笑
あつみ先生が超絶ブラック大規模園→小規模園へ転職した話…気になる方はこの記事で読んでみてね!
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