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集団に入れない、トラブルが多い、中々身に付かない…
発達に障害のある子の特性を理解して、社会性を身につけていく支援・援助とは?
個々の特性に応じた保育を行っていく方法をお伝えします。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
保育園や幼稚園といった集団生活の中で、子ども達は社会性を身につけていきます。
ただ、その中でも、社会性を身に着けるために、支援が必要な子もいます。
■支援・配慮が必要な子の特徴・ポイント
保育園とは集団ベースの場です。
その中で、個々の特性を理解し、それに応じた配慮・支援を行い、
みんなで参加できる保育をしていきたいですね。
配慮の必要な子への社会性の指導ポイントとして、お伝えしたいのは下記になります。
これらを工夫してまいりましょう。
なので私は、定型とか障害とか考えるのではなく、個々の特徴とか特性とか考えております。
自閉症スペクトラム(ASD)の子どもの特徴として、
言葉で聞いて理解するよりも、目で見たほうが分かりやすい、というものがあります。
よく行われている援助として、例えば、スケジュールボードなどがあります。
これは、視覚で理解する事が得意な子に対して、見通しを持てるよう、考えて行われる事が多いです。
これらを活用する時のポイントとしては、
その子がどこまで先の未来までみとおせるか?
と言う事を理解しておく必要があります。
目の前の「朝の会」の内容までしか見通せない子も居れば、
その一日の活動のまでなら見通しを持てる子も居ます。
前もって、何をどこまで伝えておけば、その子が落ち着いて過ごせるか…
その子に応じて、工夫していく必要があります。
家庭の中でのスケジュールボードの取り組みなどを行う場合もあります。
しかし、中々継続してできない、三日で飽きた…
など、長続きしない事があります。
この理由の一つとして、スケジュールボードが、
「保護者がやってほしい事リストになっている」
という場合があります。
スケジュールボードは、見通しを持てるように行うもので、
命令ばかりをするためのものではありません。
こういった取り組みは、その子の理解にあわせて行うもので、
本人がついてこないと意味がないですよね。
また、どこから見ていいか分からないなどもあります。
上から下、左から右など使い方を伝え、
終わったタスクは裏返す、もしくは取り除くなどで、本人にとって分かりやすくある必要があります。
正しく使えば効果はありますので、その子にあった使い方をしていきましょう。
例えば、忘れ物が多い子であれば、やる事に関して、絵カードを順番に提示したり、
ロッカーの整理整頓をした写真を貼っておいたり…
トイレなど並ぶところには、床にビニテで線を引いておいたり、
スリッパの並べ方を写真で示したり、床にしるしをつけておいたり…
正解をしっかりと示しておかないと、
どうしていいのかが分からない場合があります。
こんな声かけ…していませんか?
その「ちゃんと」や「しっかり」の意味が、子どもに伝わっていますか?
支援が必要な子は「ちゃんと」とか「しっかり」の意味がよく分かって居ないかもしれません。
「ちゃんと」や「しっかり」と言うだけで、伝わる子には便利な言葉ですが…
すべての子に、伝わるとは限りません。
具体的に丁寧に伝えることが大切なのです。
褒められている、認められたという、自覚を持てるようになる事が、
社会性を身につけていくためのステップに繋がっていきます。
そのためには、
「なぜ褒められるのか」「なぜ褒められたのか」
本人が理解できる必要があります。
それを理解出来る事で
「適切な行動(いいこと)はなにか?」
と言う事を少しずつ理解できるようになってきます。
それを促すために、適切な行動は、すぐに褒める事が大切です。
覚えてほしいことがある、身に着けてほしい事がある場合には…
毎日確認して、出来たら、承認、賞賛していきます。
自分のしたことが、いいことなんだという事が、自覚できるまでは褒めていく事が大切です。
また、この際のポイントとしては…
と言うことを大切にしていきましょうね。
友達との関わりの中で、すぐにトラブルになってしまう…
そういう場合は、その子が「なぜそういう行動をするのか」と言う事を観察・分析したうえで、
関わり方を伝えていく必要があります。
流れとしては、
となり、身に付いていきます。
例えば、おもちゃが欲しくて、
友達を押してしまった…叩いてしまった…などあると思います。
こんな時、どういう伝え方をするでしょうか。
本人はおもちゃで遊びたいという欲求からこの行動が出ている事を考えると…
ここで「ダメ!」と、本人の気持ちまで否定するような怒り方をすると、歪みます。
ここで大切なのは、正しくおもちゃを得る方法を獲得していく事です。
そういう時、保育者の対応としては、
どうすれば良かったのかを一緒に考えて、適切な方法を伝えていく必要があります。
と、一緒に考える事で、答えを自分で出して、自分でどうするか決めるよう、促してあげればいいですね。
定型発達(発達障害でない子)であれば、ここまで声を掛ければ、自分で気づけるのですが…
もし、それでも気づかない場合は、答えを示して、見せて伝えるなどもいいでしょう。
と、答えを行動で示すのもいいですね。
言葉で言って分かる子(定型発達)なら、それでOKですが…
ただ、それでは分からない子もいます。
そういう時は、先生がお手本になってやってみたり、子どもと一緒にやってみる、などを行います。
これを繰り返していく事が必要になってきます。
子どもにとっては毎日が活動の場であり、チャレンジの場です。
ただ、挑戦してくには、モチベーションが必要です。
そのモチベーションを持つための、全てのベースとなるのが、情緒的安定です。
これらの要素が前提で、心理的安定の土台に立つ事ができます。
このうえで、どういった提案をしていくか考え続け、工夫を仕掛けていく事が、保育の醍醐味ですね。
これは最初にもお伝えしましたが、視覚的構造化も含めて、
分かりやすい指示、情報を伝達する方法を工夫します。
先述したスケジュールボードや視覚的に分かりやすい情報伝達をはじめ、
絵本を読む前には、必ず「はじまるよ」の手遊びをしたり…
お片付けの前には、必ず「おかたづけ」をピアノで弾くなど…
活動の切り替えを明確に分かりやすくしたりという方法もあります。
その子どもが、新しい活動に挑戦していくのに大切なポイントは…
の三つです。
心理的に安定している事を前提に、主体的な活動が出来るようになってきます。
それが、チャレンジしていくのに必要な事です。
支援が必要な子の中には、うるさい場所が苦手…など、
特定の状況下に対して、苦手な子も居ます。
感覚過敏だったりするかもしれないですし、
苦手であるという事自体は…仕方のない事です。
ただ、少しだけ、ある程度はコントロールできる場合があります。
例えば…
予告もなしに、いきなり騒がしいプレイルームなどにつれていかれた場合…
うるさいのが苦手なんだから、そりゃ逃げ出したくなります。
ただ、事前に、
「今日は、プレイルームで皆で体操するからね」
と声掛けをしておく事で、見通しを持つ事が出来ます。
それによって、少しは心の準備、また覚悟できますので、
ちょっとの時間なら、活動に参加出来たりします。
気持ちをコントロールできる事もあります。
また、活動の予定変更などは、余裕を持って伝えるようにしてくださいね。
前述しましたが、その子が、どの程度、先の未来まで見通せるか?
によって、予定の変更やスケジュールを伝えるタイミングは、見極めていきましょう。
例えば、朝の用意を自分で出来るようになってほしい…
でも、いっつも朝の用意は途中で放り出して、おもちゃで勝手に遊びはじめる…
などの事例があったとします。
まず、どうしてそうなるのか?
行動のメカニズムを考えてみましょう。
例えば、朝の準備の途中で、気が散るのかもしれません。
その際、部屋の配置や導線を考えてみましょう。
など自分で行うよう、指導を行いますが、その導線で余計なものはありませんか?
途中で気が散るようなものがあれば、集中が途切れてしまうかもしれません。
などなど、様々な要因があるのかもしれません。
部屋のモノの配置を考えて、変えていくだけで、得られる効果もあります。
これらの要素が重なる事で、自分で出来る、というのが定着しやすくなったりします。
落ち着いて先生の話を聞く、また先生に注意を向けるために、
座る場所、座席などを固定する事で安心できることもあります。
出来る事、出来ない事をしっかり把握して、
本人の長所を基本にして、環境を整えていく事が大切です。
問題だ…困った…と思う不適切行動があっても、
「なぜそんな事をするのか」
本人の気持ちを考えてみる事が大事です。
支援が必要な子は、集団の中で出来ない事が目につき、顕在化してくるものです。
でも、それを障害を理由にするのではなく…
もちろん、本人が持ってる特性からくるかもしれませんが、
本人からしたら、そうせざるを得ない状況なのかもしれません。
それは、周り大人・友達の関わり方や、
環境などの相互作用によってそうなっている可能性もあります。
「どんな状況でそうなるか?」という行動のメカニズムが分かると、
どういうアプローチをしていけばいいのかが見えてきます。
とにもかくにも、行動を観察することが大切。
理由と背景を探り、その子に応じて、PDCAサイクルを回していきましょう。
やっぱり基本は同じですね。
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