
保育園や幼稚園では、9月、10月、11月頃の秋の行事として、いもほりを体験し、楽しみます。
そんな時には、製作活動でいもほりに関する作品を作ったり、
保育室の壁面構成、壁面飾りなどをすると、いもほりに対する期待が高まります!
いもほりがもっと楽しくなるような雰囲気づくりや、工夫をしてあげましょう!
遊べて楽しい!おいもほりの壁面製作、製作活動のアイデアを紹介します。
こんばんは!
男性保育士のあつみです!
飾って終わり…ではなく、作って遊べる、いもほりの時期にぴったりな壁面製作を紹介します!
壁面に収納する事ができるので、
中に入れる事で、土に埋まっているさつまいもを表現しています。

あつみ先生
この記事を書いた人
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児クラス担任|今まで見てきた子ども達は250人↑|「保育製作365日/100均知育365日」著者(土萠保育研究出版)|保育士ブロガー月間PV30万越え|SNSフォロワー累計17000人↑|ピンタレスト月間250万PV|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児クラス担任|今まで見てきた子ども達は250人↑|「保育製作365日/100均知育365日」著者(土萠保育研究出版)|保育士ブロガー月間PV30万越え|SNSフォロワー累計17000人↑|ピンタレスト月間250万PV|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■土の中から顔を出す、いもほりの手作り壁面制作
この製作活動は、壁面と手作りのさつまいもの二つを組み合わせていもほりを表現しています。


普段の保育・好きな遊びをする時間にも使える実用的な壁面です♪
●簡単!ちぎり紙やマスキングテープで「いもほり」のいも制作
マスキングテープやちぎり紙貼りで、さつまいもを表現しましょう。

子どもの出来る技法によって、様々な手法で作る事が出来ます。
- 台紙(上記ではダンボール)
厚みのあるダンボールが使いやすく、
また、色合い的、質感的にも、「いもほり」というテーマに、マッチしています。
ダンボールを、適当な大きさの、いもの形にカットしています。 - 折り紙、いろがみ
さつまいもをデザインするために使いました。
ちぎり紙、切り紙を行う際には、折り紙やいろがみを使います。 - マスキングテープ、シール
ちぎるのが難しい子の場合、シール貼りをする事で、
簡単に作る事が出来ます。 - スタンピング
シール貼りも難しい乳児さんクラスなどで行う場合でも、
スタンピングであれば、楽しめます。
●作り方と手順

さつまいもの形をイメージして台紙を切り抜きます。

さつまいもって、実際には全部形が違います。
型紙を用意してすべて同じ形にきる…のではなく、
長いものがあったり、短いものが合ったり、大きさが違いますよね。
台紙も、適当にいろんな形に切ったほうが、楽しいと思います♪

幼児さんで、はさみの経験をたくさんしているクラスであれば、
厚みの薄いダンボールなら、自分で切らせてもOKです。
ただし、分厚すぎるダンボールだと、子どものハサミでは切りにくいので、危険です。
さて、おいもの台紙が出来たら、
次はデザインしていくのですが、これは子ども達の出来る技法に合わせて、担任であるあなたが、考えてみてください。
例えば…
- スタンピング(0歳児、1歳児~)
- シール貼り(0歳児、1歳児~)
- クレパス描画(1歳児~)
- ちぎり紙+のりづけ(2歳児~)
- 切り紙+のり付け(2歳児、3歳児~)
などなど、子ども達に、何を体験させたいか…
(指先の動作、描画、ハサミ、のり等…)
考えたうえで、目の前の子どもの姿と照らし合わせて、
どんな技法でさつまいもを表現するか、考えてみましょう♪
今回のサンプルでは、ちぎり紙と切り紙を使ってみました。

ちなみに、乳児クラス(~2歳児まで)では、
ちぎり紙や切り紙をする際、大きな折り紙をまるまる一枚渡しても、
小さくきったり、ちぎったりするのが難しかったりします。
そういう場合のポイントとしては、
子ども達に配る前に、短冊形に、細く切っておく、と言う事です。

こうすることで、簡単にちぎる事ができます!
指先の動きを身に着けていく段階ですので、この配慮は必要ですね。
また、短冊形にしておくことで、
2歳児で使い始めるハサミの、一回切りの練習もしやすいです。

あとは、ちぎったり、切ったりした素材を、
台紙にはりつけていけば、さつまいもの完成です♪
●絵具ローラーとはじき絵を楽しんで「いもほり」の土を表現しよう
さて、壁面にいもほりを飾るための制作をしてみましょう。

このように、土に埋まったおいもを表現するための土台を作って行きます。
楽しいポイントとしては、飾っておしまい…ではなく、おもいを取り出して、好きなように遊べる事!です。
●材料
- 模造紙
模造紙に、自由に描画、デザインをして、
おいもが埋まっている、土を表現します。 - クレパス+絵具
今回のサンプルでは、
模造紙に、クレパスと、絵具のはじき絵を使って、
土を表現しました。 - ローラー
大きな模造紙の、広い範囲に絵具を付けるのは大変です。
そんな時に大活躍するのが、版画用、絵具用のスポンジローラーです。
多くの園に備え付けがあると思います。
●作り方と手順
今回利用するのは模造紙。

幼児クラスですと、1グループ(5~6人)で、
自分たちのグループで1枚、土を作る、という感じが進めやすいと思います。
※ちなみに、上記写真は、ロール模造紙の半分の大きさです。
おそらく多くの園で使っている模造紙は、写真の2倍の大きさがあります。
この模造紙に、クレパスで好きなように描画していきます。

テーマの設定は、ご自由に♪
はじき絵を楽しむという目的であれば、何を描いてもいいと思います。
次に、絵具を付けたスポンジローラーを使い、絵具で色をつけていきましょう。
■参考:版画用スポンジローラー

模造紙のような大きな画面に、全て色を塗るのってめちゃめちゃ大変です。
しかし、ローラーであれば、あっという間に楽しんで塗る事ができます。
ちなみに、自宅にローラーがないため、筆で行っています笑

土の色、質感を表現するために、
同じ茶色でも、系統の違う色を、何パターンか用意しても楽しいです。
塗っていくたびに、混ざっていいかんじになります♪
これで子ども達のやる事は、完了になります。
壁面へ張る作業は保育者が行います。

このように、普通に貼り付けるだけではなく…

模造紙に折り目を付けて壁に貼り付ける事で、
先ほど上記で解説した、おいもをいれるための、ポケットを作ります。

このように、作ったおいもを、収納する事が可能です!
※ちなみに上記の模造紙の大きさは、一般的なロール模造紙の半分の大きさです。
多くの園では、上記の2倍の大きさの模造紙が備え付けられてると思います。

自分のグループの皆で作った土の中に、
自分で作ったおいもを入れておく…
遊ぶ時には、取り出して、遊び終わったら自分で片づける…
普段の遊びにも使える壁面飾りになります♪
また、さらに土の質感を出すために、壁に貼り付ける前に、模造紙を一回、くしゃくしゃに丸めてみるのもアリです。
広げた時のシワで、より、土の雰囲気がでますよ♪
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