絵本「てぶくろ」は、原作が有名なウクライナ民話です。
この記事では、絵本「てぶくろ」読み聞かせ動画と、あらすじを紹介します。
何より、この本の楽しい所は、小さな手袋のなかに、
いろんな動物が入って住もうとするという、ありえないシチュエーションです。
でも、だからこそ楽しいんですよね。
子ども達も、次は何の動物が来るかな?ってワクワクします。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
この記事では、寒い冬にぴったりの絵本、
「てぶくろ」の読み聞かせ動画とあらすじを紹介します!
超有名なお話なので、読んだことのある方や、知ってる方も多いと思います!
私も子どもの頃は、保育園でも、お家でもよく読み聞かせをしてもらいました。
子どもながらに、こんなに大きい動物が、こんなにたくさん、
入れるわけないじゃん!と思っていましたが、
それでも、どんどん入っていく動物たちの様子が、楽しいし、面白いです。

あつみ先生
この記事を書いた人
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児クラス担任|今まで見てきた子ども達は250人↑|「保育製作365日/100均知育365日」著者(土萠保育研究出版)|保育士ブロガー月間PV30万越え|SNSフォロワー累計17000人↑|ピンタレスト月間250万PV|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児クラス担任|今まで見てきた子ども達は250人↑|「保育製作365日/100均知育365日」著者(土萠保育研究出版)|保育士ブロガー月間PV30万越え|SNSフォロワー累計17000人↑|ピンタレスト月間250万PV|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■絵本データ「てぶくろ」(ウクライナ民話)@冬の絵本|福音館書店
- 絵本のタイトル
てぶくろ - 作者
原作:ウクライナ民話
絵:エウゲーニ・M・ラチョフ
訳:うちだりさこ - 発行
1965年
福音館書店 - 対象年齢(主観です笑)
2歳児クラス、3歳児クラス - ページ数
16P - 読み聞かせにかかる時間
5分
読むスピードによって変わってきます!
私は読むのが、ゆっくりなのです笑
●絵本「てぶくろ」のあらすじ
こいぬと一緒に、寒い冬の森にやってきたおじいさん。
おじいさんは、歩いているうちに「てぶくろ」を落としてしまいます。
てぶくろを落としたことに気づかず、おじいさんが歩いていってしまった後…
そこに、ねずみがやってきます。
名前は「くいしんぼねずみ」。
すてきなてぶくろをみつけたくいしんぼねずみは、
このてぶくろで暮らすことにします。
てぶくろをお家にして、中に入っていると、
そこにかえるがやってきます。
かえるの名前は「ぴょんぴょんがえる」
すてきなてぶくろのお家をみたぴょんぴょんがえるは、
くいしんぼねずみに、てぶくろに入れて、とお願いします。
さて、2匹になったてぶくろ。
そこにやってきたのは、うさぎ。
うさぎの名前は「はやあしうさぎ」
はやあしうさぎも、てぶくろにいれてもらいます。
てぶくろの中には、もう3匹。
次にやってきたのは、きつね。
きつねの名前は「おしゃれぎつね」
おしゃれぎつねも、てぶくろにいれてもらいます。
だんだん、せまくなってきたてぶくろ。
てぶくろのなかには、もう4匹です。
次にやってきたのは、おおかみ。
おおかみの名前は「はいいろおおかみ」
はいいろおおかみも、なんとかてぶくろに入れてもらいます。
さすがに定員オーバーのてぶくろ。
中にはもう5匹です。
そしてやってきたのは、なんといのしし。
いのししの名前は「きばもちいのしし」です。
きばもちいのししも、入れてほしいと言うのですが…
一度は断られるものの、頑張って入ります。
そして、追い打ちをかけるがごとく、
6匹が入るてぶくろにやってきたのは、おおきなくま。
くまの名前は「のっそりぐま」
くまもいれてくれとお願いします。
そしててぶくろに頑張って入り、今にもてぶくろははち切れそうです。
さて、その頃、てぶくろがない事に気づいたおじいさんは、道を引き返します。
子犬が先にかけていくと…
なんと、てぶくろがむくむくと、動いています。
こいぬは、「わんわんわん!」と吠えたてると、
動物たちはみ~んなビックリして、アチコチに逃げていました。
そして、おじいさんは、てぶくろを拾ったのです。
●冬の定番絵本「てぶくろ」の特徴と読み聞かせポイント
サクッと読めて、いろんな動物が登場する、楽しい絵本です!
冬の定番絵本、といったところですね!
毎年寒い時期に、必ず読んであげたい本です。
おじいさんとこいぬに対して、
手袋の中に入っていく動物の対比が、面白いですね。
手袋を落としたおじいさんと、
動く手袋に吠えたてたこいぬ。
それに対して、
小さな手袋のはずなのに、
絶対入れない動物が何匹も入って、
お家にしてしまうという、非現実的な話。
現実と、ファンタジーの狭間を行ったり来たりするような、
不思議な感覚に包まれます。
おじいさんが手袋を落としたところから、
大きさという概念のない、ファンタジーの世界に入っていき…
そして、おじいさんが手袋を拾ったことで、
現実に引き戻される…
夢を見ているような、楽しい感覚です。
子どもたちは、行ったり来たりできる世界なのだと、思いますよ♪
(実際に私が小さいころ、そう感じてました笑)
楽しみながら、とても集中してみてくれる絵本なので、
落ち着かせたい時に私は読んであげますね~。
また、挿絵もかなり細かく丁寧で繊細で、
動物もリアルなので、眺めているだけでも、とても楽しいです。
子どもって、いろんな所に気が付き、良く見ています。
てぶくろに動物がどんどん入っていくにつれ、本当のお家みたいに、
入口にハシゴがついたり、窓が出来たり、そういった小さな変化も、
子ども達にとっては、大きな発見であり、喜びなのです。
大人にとっては、そんな細かい事…で終わるのではなく、
子ども達の発言を受け止め、小さな発見を、褒めてあげてくださいね。
喜びが共有できた!と思うと、子ども達は信頼してくれます。
あと、このてぶくろの絵本、描画のテーマとしても最適ですよ!
子ども達が、絵本を読み聞かせてもらって、どんな風に感じたのか…
素敵な個性が出ますね♪
絵本ナビでは、無料で絵本の試し読みをして、中身を確認することが出来ます。
また、実際に絵本を持っている人のレビューが見れたり、
子ども達に読み聞かせて、どんな反応だったか…知れるので、絵本選びの参考になるサイトです。
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