日本で昔から親しまれているお正月遊びといえばかるた!
本来、文字に興味を持つ5歳前後から遊ぶのが良いとされていますが、
少し工夫をすることで、2歳~年長クラスまで、幅広く楽しめます。
この記事では、小さい子でもとても楽しめる、クイズかるたを紹介します。
こんにちは!
男性保育士のあつみです。
さて、かるたといえば、お正月ならではの遊びですよね!
このかるた、本来であれば、読み手が文字を読み上げ、
子ども達は文章と絵をヒントに、札をとっていく遊びです。
このルールですと、文字に興味が出てくる5歳ぐらいからが、
とても楽しめるお正月遊びなんですよね。
子ども達は、本当にかるたに夢中です。
しかし、楽しめるのは、年中~年長である、おにいちゃんおねえちゃんだけ…
でも!この記事で紹介する変則ルール、
「クイズかるた」であれば、2歳からでも簡単に楽しめます!
(1歳児クラスでもお正月の時期であれば、できます。)
目次
■簡単で超楽しい!お正月遊びのクイズかるたとは?
このお正月遊びのクイズかるたは、文字は必要ありません!
読んで字のごとく、かるたの読み札を、クイズにしちゃうのです!
絵札は、動物や、花、くだものなど、
子ども達の大好きなものをたくさん並べます。
そして、読み手は、クイズを出します。
例えば…
「きいろくて、くびがなが~い動物、な~んだ?」
すると子ども達は、答えがわかった子は、
「きりん!」
と言いながら、きりんの絵札を、とるのです!
知ってる事、わかった事を、自信満々に、言えるというのは、
子ども達にとって、とても嬉しいことです!
●遊びが盛り上がるコツ!
絵札にその子のマークを入れよう!
保育園によっては、子どものロッカーなんかに、
動物や虫といった、マークのついたシールを貼ってるところもありますよね。
そんな時は、子ども達を夢中にさせるチャンス!
その子どものロッカーのマークを、絵札にしちゃうのです!
例えば、うさぎのシールが貼ってあるなら、
かるたの絵札にうさぎをいれてあげる…
かぶとむしのシールが貼ってあるなら、
かるたの絵札にかぶとむしを入れてあげる…
などしたら、子ども達は、
「自分のマークだけは、絶対に自分でとる!」
と、とても意欲的に参加してくれます!
ケンカやトラブルにならないように、注意ですよ笑
お正月を連想させる絵柄を入れよう!
たとえば、おもちや、こま、たこなど…
お正月遊びで、使っているものを絵札に入れれば、
よりお正月が、子どもにとって印象深い物になりますよ!
かるたを読むスピードやテンポを変化させよう!
ルールが理解出来たら、
普通に読むだけじゃなくて、
- ゆっくり読んでみたり、早く読んでみる
- 独特の間を持たせてみる
それだけで、子ども達も新鮮な気持ちで遊べ、飽きもこないですよ♪
●かるたはなるべく少人数で!
お正月のかるた遊びは、遊びの性質上、大人数でやるのは向きません。
乳児クラスや、少数のクラスであれば出来るのですが、
30人近いクラスになると、かるたを一斉に遊ぶことは出来ません。
なので、5~6人前後で、十分に遊べるように、工夫してあげてくださいね。
例えば…
- 「今はこのグループさんで、かるたで遊んでみよう」
- 「次はあのグループさんに交代ね」
等の声かけや、配慮をしてあげてください。
ちなみに、年長クラスや、年中クラスのお正月の時期であれば、
ルールを自分で覚えるので、先生なしでも出来るようになります。
クイズかるたなので、文字は読む必要ないですからね。
中には、すごい発想でクイズだす子もいて、めっちゃ面白いです笑
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●【絵札の準備】絵札はどうやって作るの?
2歳前後でやる場合は、小さいかるたよりも、大き目のほうがいいですね。
子どもの状況に合わせて、サイズは考えてあげてください。
私は、2歳児でも遊べるように、
B6サイズ(DVDケース弱くらい)で作りました。
これくらい大きいほうが、バシっと見やすいし、分かりやすいとおもったからです!
(でも、色塗りは面倒くさい笑)
作り方
子ども達が何度も取るので、強度を考えて、厚紙を使います。
厚紙に、直に絵を描いてもいいのですが、
わたしは動物の塗り絵を印刷して、厚紙に貼りました。
「動物の名前+ぬりえ」で検索すると、
画像がたくさん出てきます!是非、調べてみましょう!
厚紙に絵が準備出来たら、透明テープ(梱包テープ)などで、
表面を保護しましょう。

余力があるなら、ラミネートしてもOKですよ!
ずっと遊べるようになります。
何度も子ども達が触るので、保護と補強が必要です。
ふちに、ビニテやマスキングテープで飾れば、
さらにかわいくなりますよ♪
ふちに貼るだけで、ずいぶん華やかになりますよね♪
私は、動物は赤、果物は青、乗り物は緑…などのマスキングテープで飾り、
種類で分類しました笑
物の種類や分類と、色を意識できるようになるかも?
なんて事と考えながら♪
●お正月のクイズかるた読みの例文
- 何をクイズかるた絵札にするか?
- どんなレベルのクイズならわかるか?
それは、目の前の子ども達の普段の様子を見て、決めてあげてくださいね。
好きなもの、興味があるものを、絵札にすれば、子ども達は大喜び!
- お正月に関連するもの
- 動物
- 乗り物
- 果物
などなど。
また、これから伝えてあげたい事なんかも、
絵札にすればいいですね。
例文(2歳児クラス)
- あるくときは、よこに歩くよ。はさみがふたつもあるんだって!
→かに
- まあるくて、とってもあま~い、赤い色のくだものだよ
→りんご
- さむ~い日に、手につけると、あったかいんだから~
→手袋
- ぴょんぴょんと跳んで、長い耳があるよ。
→うさぎ
- 大きな体で、大きな耳で、鼻がなが~いのは、だ~れだ?
→ぞう
- 白くて、ぺったんぺったん ついていくと、やわらかくおいしくなるよ
→おもち
クイズのレベルは、年齢によって変えてあげてね!
もしクイズが難しい場合、言葉遊びなんかでもOK!
例えば…
1歳児クラスの場合
先生が動物の名前言うから、よくきいててね!
見つけたら取るよ!
- ぺ・・・ぺ・・・ぺ・・・ペンギン!
- か・・・か・・・か・・・かに!
- か・・・か・・・か・・・かえる!
- り・・・り・・・り・・・りんご!
- り・・・り・・・り・・・りす!
などなど、動物や乗り物、果物などの名前を呼ぶだけでも、
乳児さんでもかるたの雰囲気を楽しめて、いいですよ♪
子どもの月齢に合わせて、クイズや問題のレベルが合ってないと、

「先生!そんなん簡単すぎるわ~~~!」
とクレームが来ます笑
とはいえ、工夫次第、クイズ次第で、幼児クラスでも十分盛り上がれる遊びです♪
簡単で楽しいお正月遊び、クイズかるたの紹介でした!
是非、保育園や幼稚園で遊んでみてくださいね。