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保育内容5領域「環境」のねらい(保育所保育指針と幼稚園教育要領)

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保育内容5領域環境のねらい
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保育所保育指針の保育内容 (幼稚園教育要領)の、
5領域のひとつである環境のねらいについて解説します。
環境とは、子ども達が関わる身の回りのすべての物です。

こんばんは!
男性保育士のあつみです。

保育内容5領域環境のねらい

子どもにとって、環境は大切…と言われていますが、
そもそも、環境とは何か?
どういう意味か? ねらいは何?

環境とかいう、抽象的な表現に、
学生時代の私はなんのこっちゃ分からなかった思い出があります。

この記事では、保育所保育指針の保育内容、
「環境」について記録していきます。

目次(タップで移動)

この記事を書いた人

あつみ先生

保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら

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■保育所保育指針保育内容5領域「環境」のねらい

  • 身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で、様々な事象に興味や関心を持つ。
  • 身近な環境に自分からかかわり、発見を楽しんだり、考えたりし、
    それを生活に取り入れようとする。
  • 身近な事象を見たり、考えたり、扱ったりする中で、
    物の性質や数量、文字などに対する感覚を豊かにする

 

●保育内容5領域「環境」の基本

保育内容のねらいの中でも示されているとおり、
環境の基本は、子ども達が、身近な環境に親しみを持って関わり、
それらを自分の生活や、遊びの中に取り入れて楽しんでいく事です

それによって、感動したり、興味を持って知ろうとする気持ちを通じて、
豊かな感覚を身に着けていく事です。

これにより、幼児期に育つことが期待される、
心情、意欲、態度などを、身につけること繋がるんです。

保育所保育指針/幼稚園教育要領での「環境」は、
「周囲の様々な環境に、好奇心や探求心をもって関わり、
それらを生活に取り入れていく力を養う」
と書かれていますね。

ここでの環境とは、子ども達が、園内、園外問わず、
見たり、聞いたり、触れたり、とにかく生活圏内にあるもの全てです。

 

●子ども達に対しての環境とは

保育における環境というものは、
子ども達が保育園や幼稚園で出会う、全てのものが環境と言えます。

…っと、別に保育園や幼稚園だけではないですね。
子どもの周り、全てが環境と言えます。

それは、玩具、保育室の間取り、園庭、遊具、などの物的環境はもちろん、

雨の日、晴れの日、曇りの日などの気候、
暑い、寒い、といった自然環境

出会う友達や、友達の保護者、先生や外部の業者の人との関わり、
その人がどんな話をしてくれるのか…などの人的環境

飼っている動物だけにとどまらず、
プランターの植物、園庭の隅っこの虫から雑草から小石に至るまで、
全て含めて、環境です。

 

 

●環境に関わるということ

子ども達は、これらの環境に出会い、自分で出来ることを探して、
取り組もうとします。

環境が、取り組みたいという子ども達の気持ちを引き出します。

そんでもって、環境を設定するのは、保育者です。

 

砂場があれば、砂場で、砂の感触を味わい、
穴を掘ったり、山を作ったり、水を流したり…
積み木であれば、
積むだけじゃなくて、叩いたり、転がしたりも出来るし、
積み木の上を歩くこともできる。

園におかれたものに関わり、触れて遊ぶこと。
これは、子どもにとって、新しい世界との出会いです。
環境に関わる事で、
そのことについて、いろいろな学びがあるでしょう。

何を経験してほしいのか、 どんなことに気付いてほしいのか、
どんな事が子ども達にとっていいのかを、
意図して、ねらいを持って、考えながら、 環境を設定します。

水、土、光などの自然物や人工物、
植物や動物、先生や友達との関わり、

そこで出来る、いろんな活動に出会えるのが、
保育所、幼稚園でありたいですね。

それが出来るようにしていくのは、保育者の仕事です。

 

 

●保育園が、探索の場になる。

園にはいろんなものがあり、
いろんな人が居て、友達が居て、
いろんな楽しい出来事が、常に起こっています。

でも、これらの楽しい出来事は、
勝手にやってくるわけでは、ないですね。

子ども達が、主体的に関わっていく事で、
面白い、楽しい事を引き出しているのです。

初めて出会う環境に、触れ、動かし、遊び、工夫して、
また新しい発見に出会います。

子どもは、遊びのプロです。
保育者が意図してねらっていたものでなくても、
何だって楽しい事に変えてしまいます。

雨上がり、桶から水がポタポタと垂れていれば、
それすら楽しんでしまいます。
水の粒が落ちる様子を見て、楽しんだり、
入れ物を置いて水を溜めてみたり。

本当に、思いもよらない遊びを見つけてきます。
それは友達を巻き込み、どんどん、遊びの幅が広がっていきます。

 

●保育園や幼稚園である意味

環境は、大切だと言われていますが、
それなら公園でも、子どもが楽しいと感じるいろんな遊具を配置して、
たくさん並べておけばいいのか?

というわけでは、ありませんよね。

いろんな遊具があって、いろんな人と遊べる公園と、
保育園の違う所は、プロの保育者が居るという点です。

保育者が、園の環境をしっかりと整えて、
いろんな体験、活動を、保証しているのです。

様々な活動に、取り組むきっかけを作り、
まずやってみて、いろんな事に気づかせる。
そこから工夫したり、子ども同士のやりとりが始まり、楽しくなる。
そんな過程から、子ども達の力が引き出されていくんですね。

専門的な知識をもって、
子ども達の活動、発達を促して、 いろんな経験を積めるよう、
保育内容「環境」のねらいを軸にして、
支えていくのが、 保育園や幼稚園の意味です。

いろんな事を面白い!と感じ、興味を持つこと。
この気持ちを育てていきたいですね。

 

 

●環境を設定していくにあたり意識する事

身近な環境に親しむという事は、 ねらいにも示されている通り、
子どもがその環境に、いつも接して、
なじんで、生活に取り入れていくと言う事です。

つまり新しい環境ばかりを与えるのではなく、
子どもが、何度も、環境に触れて慣れ親しめるように、
ねらいをもって配慮することも忘れてはいけませんね。

また、自然というのは、
とても子ども達にとっては魅力的で、感動的なものです。

子どもが、どんな事に心を動かされているか、
見逃さず、子どもと同じ視点で、いることで、
子どもにとって、いい環境を用意してあげられると思います。

●単体では成り立たない、環境の他領域との関係

幼児教育の

  • 「健康」
  • 「人間関係」
  • 「環境」
  • 「言葉」
  • 「表現」

の5つの領域は、
子どもの発達の側面から示されたものです。

基本的に、これらは単一で成り立つものではないです。
それぞれが、作用しあって、
幼児教育(遊び)が展開されていきます。

例えば、お店やさんごっこをする場面を考えてみます。
商品を作るときには、商品のことや、その商品の値段、
お店のことなど知らなければなりませんよね。

ちょっとイメージがわきづらいかもしれませんが、
身近なお店や数量を扱う領域は『環境』になります。

一人でお店屋さんごっこをするのでなく、
友だちとしますよね。『人間関係』です。

お店の看板作るために文字を書いたり、
「いらっしゃい」「ありがとうございます」
という言葉に興味を持つという点では、『言葉』になります。
それにお店の人とお客さんとのやり取りだって『言葉』ですよね。

看板を作ったり、お店の内装を考えたりというのは、『表現』の領域になります。

時間がきたら遊び終わって、片付けるというのは、
自分たちで園生活を作り出すという点は、『健康』の領域になります

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1228405747
より引用

 

環境のねらいは、園生活全体を通して、
いろんな経験を重ねることで、他の領域のねらいと、
相互関係を持たせて、達成に向かう事なのです。

 

●子どもの発達のために意味のある環境とは?

例えば、あなたが赤ちゃんを育てることになったら、
どんな環境を用意しますか?
空気のきれいな部屋?
柔らかいベッド?
着心地のいいお洋服?
かわいいおもちゃ?
赤ちゃんにとって、環境とは、とても大切です。
命に関わる事ですね。

こう考えると、子どもにとっての環境と言うのは、

子どもを守り、育てるための環境であり、
子どもの豊かな学びを育て、導き発達させていくための環境です。

人は、環境の中で生まれて、環境の中で育っていきますね。
環境とは、人間を取り巻く、ありとあらゆる、全てのものです。
それは、空気や光や天気、部屋の材質、窓や床など、の物的環境であったり、
母親や友達、先生といった人的環境、
どちらも含まれます。

 

●保育環境の基準項目

  • 子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している
  • 生活の場に相応しい環境とする取り組みを行っている
  • 採光に配慮している
  • 各部屋に温湿計などがあり、温度・湿度に配慮している
  • 寝具の消毒や乾燥を定期的に行っている
  • 子どもが不安になったりした時にいつでも応じられるように保育者が身近にいる
  • 1人1人の子どもがくつろいだり落ち着ける場所がある
  • 季節に合わせてインテリアが工夫されている
  • 屋外での活動の場が確保されちる

等が挙げられています。

こんな基準やチェックリストがあるという点において、
なんだかすごい特別な事が必要なのか?と感じてしまうかもしれません。

でも、大事なのは、上記のチェック項目だけを満たすのではなく、
常に子どもの発達のためを考え、変化させ、どんどん良くしていく事です。

それは、大掛かりな事でなくても、いいんです。
毎日少しずつでも、小さなことから良くしていくのです。

 

 

●子どもにとっての環境

身の回りの環境に、関わるものであり、
関わる事によって環境は意味を持ちます。
子ども達は、新しい事、未知のものに強い興味や関心を示します。

これを、好奇心といいます。
好奇心は、子どもが周囲の環境と関わるために大きな原動力、心が動くことを言います 。
それが、子どもの発達や、学びの基礎になります。
ここから、物事を知る事になります。

そして、探索行動が始まります。
この探索行動により、積極的に、周りの環境へ関わっていきます。

赤ちゃんであれば、触ったり、舐めたりという関わりが、
子どもの知的な発達の土台になることになります。
これは、物を深く知ろうしているのです。

つまり、環境は、その場にあるだけではなく、
子ども達が、関わっていき、関わる事で、意味を持つのです。

 

●学びの三つのモード論

  • 入り込む学び
    その場にあるものに、様々な感覚を通して、
    多用に関わり、関わり方を知る
  • 眺める学び
    全面的に関わるのではなく、
    ある感覚に焦点を当てる
  • 想像力による学び
    他者の活動や、様子や
    語りから、経験を想像する学び

この三つは、成長と共に、出来るようになってきます。
最初は、自分自身で、関わって体験する。
次は、客観的に見ることで、体験したり考える。
最後は、豊かな想像力を使う。

だんだん、出来ることが高度になってきますね。

 

 

●センスオブワンダー

センスオブワンダーとは、子ども達が、美しいものを見た時や、
知らない事に驚くなどで、感動するといった、情動的経験の事を言います。

このような豊かな驚きや経験が、
子ども達が周りの環境と関わるための原動力となります。

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