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こんばんは!
男性保育士のあつみです。
保育士として勤めている中で、避けては通れない「発達障害」に関しての理解。
日々の保育に追われ、どうしても勉強って後回しになってしまう先生も、実際には多いですよね。
この記事は、
【発達障害に関しての知識に、自信がないけれど、学びたい先生】向け
の内容になります。
この記事を読み終える頃には、保育士として【支援を必要とする子ども・またその家庭】を援助・支援をする際の考え方/大枠が理解できます。
(もちろん、その後に細かい勉強を続ける自助努力は必要ですが…)
読むのにパワーが必要な記事ですが、向上心のある先生は、ぜひ読んでみてください。
子どもの発達障害は、様々な種類に分類されます。
しかし、原因や種類ごとに分類しても、発達障害の程度は、 バラバラであり、個々の発達にあわせた支援が必要不可欠となります。
発達障害についての知識や支援方法などは、 保育者や対象児に関わる際、必要になってくるものです。
児童福祉の業界で勤めていると 発達障害を持った子どもとの関わりが少なからず、あるはずです。
私は、子どものひとつの個性であると考え、 その子が集団生活の中で過ごしやすいよう、 保育環境の工夫、改善が必要であると考えています。
実際に私の受け持つクラスにも、発達障害を持つ子がおり、 また保護者との関わりもあります。
保育士を続けていくうえで、 必ず必要になってくる、発達障害の知識と、 子どもとの関わりと、保護者との関わり方を、考えてまいりましょう。
発達障害とは、脳の機能による、能力の偏りによる障害です。
親の育て方、環境は関係なく、 先天的なものです。
かつて、自閉症は2500人に1人と言われていたが、 最近では、100人~250人に1人と言われています。
また、単に診断名で理解するのではなくて、 1人1人の特性を、しっかりと理解していく必要があります。
通常の学級(クラス)に在籍する、 特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する実態調査を、 全国で行ったところ、
調査結果として、 通常の学級において発達障害が疑われる生徒の割合は、 6.5%という数字でした。
その内約としては
となります。
知的発達に遅れはなく、
聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する、
いずれかに著しい困難がある場合はLD(学習障害)と言います。
これらの原因は、中枢神経系に、 機能障害があるからです。
医学的には、
などと呼ばれています。
自閉症スペクトラム :
(ASD:Autistic Spectrum Disorders)とは
アメリカの、ローナ・ウイングの提唱した概念です。
発達障害全体を、連続体としてとらえた考え方です。
自閉性障害とアスペルガー症候群は、疾患単位ではなく、
共通の三つ組をの障害でとらえています。
その三つの要素とは
これらが、繋がっているものと考えています。
得意な事 | 苦手なこと |
目で見て学び理解する | 口頭での指示を理解すること 暗黙の了解 |
機械的記憶 | 分からない事を質問する |
細部に気が付く | 困ったときに援助を求める |
興味のある事への集中力 | 他人の立場や、視点の理解 |
パターン化、習慣化した事が得意 | 仕事内容の手順の変更 |
ルールに忠実 | 臨機応変な対応 |
正確さを大切にする | 曖昧な事柄の理解 |
鋭敏な感覚 | 感覚過敏 |
自閉症スペクトラムは、外から見える行動に対応するのではなく、
外から見えにくい特性を理解して、
なぜ、その行動がおきるのか?
という視点から、対応していく事が大切です。
例えば、外から見える行動の例としては…
などがあったとしますが、
この原因を探っていくと、
などが原因で、ストレスや不安、苦痛を抱えている場合があります。
生活の中の意味(場所の意味、次の見通しなど)目で見て分かりやすくしていったり、
話しかける言葉を分かり易くする。(長文を避ける)
この活動をするときは、絶対ここでする!
この場所では、これ以外のことはしないって事や、
その活動に必要なもの以外は置かないことで、
他のものに目が行ってしまって、集中力が切れないようにする、ということです。
原因を考える↓
原因を考える↓
原因を考える↓
時間というものを理解するのが難しく、 いつも通りの生活パターンとして、記憶して見通しを持っている事が多いです。
つまり、いつもの日課が変更されたり、 今している事を中断するのが難しいのです。
目に見えない時間を、見える形にする事で、援助を助けていきましょう。
見通しが持ちづらい事への、混乱や不安を減らし、 予定の変化への適応を助けます。
好きな活動をリサーチし、興味のある事から提示していき、 スケジュールを見るのが楽しくなるようにするなどの工夫を!
コミュニケーションの意図や目的、働きに気づいていない。
自分で話したり、読んだりしていても、内容を理解しているとは限らない。
保育者は、発達障害を持つ子どもの保護者の敵ではありません。
保育者と保護者、両方で協力していくという姿勢が、 一番大切です。
そのためには、お互い同じ方向を向いて、 進めていく必要があります。
ゆえに、親の気持ちを理解し受け止めつつも、 専門知識を持ち、冷静でいる必要があります。
発達障害のある子どもを持つ家族のストレスを理解する
親が障害受容のどの段階にいるか
発達障害という現実に、どう適応していくか
発達障害のある子どもをもつ家族に見られる、
ストレスの要因のパターンを理解する事が必要です。
発達障害を持った子どもの保護者は、
障害受容のどの段階に居るのかを知る必要もあります。
大きくは、
ショック期-過適応or否定期-受容期
といった感じで、子どもに対する考え方が変わっていきます。
受容
(子どもの障害を受け入れ、どうしていくか子どもと考える)
のような流れです。
保護者は、この中の、どの段階にいるのか?
それを把握しておきましょう。
どの段階にあるかにより、対応が違ってきます。
対応を変えないと、保護者の信頼を得られず、
一緒に子どもを見ていくパートナーにはなれませんね。
受容に至るまでは、相当に時間がかかります。
いろんな診断や、評価がありますが、
子どもに対する、客観的で、肯定的な情報を得ることで、
ようやく、ネガティブな情報を、受け入れられるようになります。
誰だって、嫌な事ばかり言われるのは嫌です。
「二つ褒めて、一つアドバイスをする」というのと一緒です。
また、言い方にも注意です。
「○○は出来ないですね」 (NG)
ではなく
「○○することはできますね」 (OK)
等。
出来る事を褒め、認めていくという考え方が、
保育の中では非常に重要です。
発達障害というのは、曖昧でハッキリしないものです。
そこで、見通しを持つために、
具体的で、すぐに達成できる、小さな目標を、
一つずつ立てて、クリアしていくのがいいです。
発達障害の保護者の場合、
親から子どもへの愛着形成
のためには、周囲の援助や支援が、必要になってきます。
表面に表れている行動に対応するだけでなく、 よく観察することで、背景要因を探る。
そして、取り組みやすい方法で、 具体的な方法を提案していきましょう。
発達障害の子どもを持つ、家族や親族で、
皆で関わり、協力して解決していくことを目指すようにする。
家族も、ストレスを抱えています。
発達障害は、とてもデリケートな問題です。
それゆえに、それに対応する保育士である私たちには、
正しい知識と、深い理解が、必要になってきます。
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