就職や実習の時の保育園や幼稚園への電話のかけ方
保育園や幼稚園の実習や就職活動に必須な電話でのやり。
何時くらいにかければ迷惑じゃないのか?
どんなふうにかければ失礼にならないのか?
非常識な電話のかけ方や対応をしてしまうと、
先方に与える印象に悪影響を及ぼし、評価や採用に非常に響きます。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
保育士資格を取得する際や、就職活動にあたり、
とても避けては通れない、見学や実習。
この記事では、保育園や幼稚園などへ、アポを取る際に必要な、
失礼にならない電話のかけ方を記録していきます。
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■保育園や施設に失礼にならない電話のかけ方
初めて電話する保育園や幼稚園です。
基本的にこういった施設は、常に忙しく、あわただしいものです。
ポイントを抑えて、電話で先方に好印象を残せるようにしましょう!
●電話を掛ける時の基本
電話では、相手の顔が見えないからこその気遣いが必要になります。
逆に、簡単なポイントを押さえるだけで、好印象になります!
・大きな声で明瞭に話す!
- 初めて掛ける保育園だからと言って、弱弱しく話すのはNG!
自信がないように聞こえるてしまい、頼りないイメージになってしまいます。
就職を意識するなら、特に、重要、ですね! - モゴモゴを口ごもったりせずに、しっかりと口を開けて話しましょう。
また、語尾をはっきりと発音しましょうね。
(普段の会話で、「なんて?」と聞き返される人は特に意識して!) ←私です - 正しい話し方で!タメ語厳禁です!
就職活動でこれやったらだめですよ!
例:
NG:求人票見たんですけどー。
OK:求人票を拝見し、是非応募させて頂きたいと思い、お電話させて頂きました。
電話の話し方から、就職活動は先方に見られています。
・挨拶はしっかりとハキハキが大切。
最初の挨拶と、最後の挨拶で、印象が大きく変わります。
- 初めて電話をかける園の場合は、「はじめまして」
- 相手が仕事中であることを考えて、「お忙しいところ恐れ入ります」
- 二度目以降は「お世話になっております」
- 話が終わったら「ありがとうございました」(←必ず!)
- 電話を切るとき「失礼いたします」
・まずは自分から名乗る。
「○○専門学校の○○科、○年生の○○と申します」
立場、身分を一番最初にはっきりさせるのが、電話をかける時のマナーです。
学生の実習なのか、業者なのか最初に分からないと、話が分かりにくくなりますからね。
・自分から、先に電話を切らない。
これも、電話のかけ方のマナーのひとつであり、基本です。
相手が電話を切るのを待ちましょう。
・アポなど重要な要件は、復唱確認を。
就職面接、見学や実習のオリエンテーションの日時など、
約束した場所、時間、持ち物などの重要なことは、
復唱確認をして、間違いがないようにします。
また、復唱確認をすることで、相手にとっても安心感につながります。
・電話を掛ける時の時間や場所
静かな場所で掛けましょう。
駅のホームとかうるさい場所は言語道断ですよ。
こっちも聞き取りにくいですしね。
また、保育園に電話を掛ける時間帯ですが、
一番適しているのが、午睡中(お昼寝中)の午後2時前後です。
この時間帯も仕事がありますが、子どもの活動がないため、
比較的落ち着いて対応できる時間帯です。
これは私の園の例ですが、
逆に掛けられて困るのが、
午前中(保育活動中)~給食の時間帯と、
午後3時~5時あたりが、おやつと帰りの準備で、バタバタです。
夕方6時過ぎから落ち着きますが、正直勤務時間外です
園によって差はあるので、一概には言えませんね。
個人的に一番のおすすめは午睡中です。
・電話を掛ける時は、しっかり、準備をしておいてね
手帳やメモなど、しっかりと準備を。
また、就職活動の際は、求人票を手元に置いて、常に参照できるように。
求人票に書いてあるような事を、質問したら失礼になりますよ。
求人票に書いてあるのに、なんでこの学生は同じことを聞くんだ?
ってなりますからね。
ただし、確認の意味できくのはオッケーですよ。
話すこと、聞くことなどの要件は、
しっかりとまとめておく事!書いとくのがオススメ。
電話越しに、考えながら、思い出しながら話すと、無駄に話が長くなります。
電話中に、「えーっと…」などとなってしまうと、
ただでさえ、仕事が忙しい保育士。
相手がイライラしてしまいます。
(私はそれほどイライラしない性格なのですが、 保育士の先生方って、いらちな人も多いです笑)
・敬語を正しく使うよりも大切なこと
敬語を正しく使える人って、かなり少ないです。私もです。
正しい言葉づかいをすることは大事ですが、
正直に暴露すると、先生方は、学生は正しい敬語使えるなんて思ってないし、 期待もしていないです。
なので、正しくなくてもいいので、丁寧に、誠実に話しましょう。
(だからといって、正しい敬語を覚える努力をしないのはNGですがね!)
若い新人保育士や、実習生に、何が求められているか考えると、
誠実に、さわやかに、若々しく!といった印象を大切にしましょう。
そっちのほうが、よっぽどベテランの先生にウケがいいです笑。
■印象の良い電話での話し方を解説
●社会人と学生の違い
就職、実習、見学の際、意識しておくべきこと…
ここで考えなければいけないのは、養成校の学生である皆さんは
卒業すると同時に、社会人になるということです。
この学生と社会人の差というのは、とても大きいです。
自己責任で何とでもなった学生と違い…
社会人になると、仕事であり、全て責任が発生します。
就職活動において、学生は、社会人候補生として、評価されることになります。
そこでは立ち振る舞いを見られます。
具体的には、
挨拶の仕方、マナー、エチケットなどですが、
その中でも、ファーストコンタクトとなる、電話での会話。
もちろん電話に限ったことじゃ、ないですけどね。
この話し方を意識するだけで、とても印象がよくなります!
今日は、そんな保育士の就職活動においての、電話での話し方、
いい印象をもってもらうために!についてを、記録していきます。
●話し方の基本
・話は短く、明確に
一番わかりやすい話し方の順番は
- ①【結論】
- ②【理由】
- ③【補足説明】
の順番で話すことを意識しましょう。
保育士は、分かりやすく話すことが、大切です笑
例えば、就職を見据えて、施設の見学の訪問を申し込む時は…
- 【挨拶】「はじめまして。○○専門学校、○○学科○年生の○○と申します…(以下略)
- ①【結論】「履歴書を預かって頂きたいと思い、お電話させて頂きました。 」
- ②【理由】「私は、○○年3月に学校を卒業する予定です。就職を考えるにあたり、
通学時にいつも前を通ってご様子を拝見している、○○保育園様で働かせて頂きたいと希望しております。 」 - ③【補足説明】「求人の有無については、まだこれからであることは十分承知しておりますが、ご都合のよろしい時に、15分ほどで結構ですので、お時間を頂戴できませんでしょうか」
と言う感じで、電話をする前に紙に書きだしたりして、話す内容をいったんまとめてみましょう。
長すぎると、印象が悪くなるどころか、イライラさせてしまうので注意!
(↑の文例でも長いと思う保育園の先生もいるかも><;)
・相手の説明や会話に、しっかりと応える。
ただ、考えた文だけを言う事ばかりに集中して、
一方的に話し続けるのは印象のいい話し方とは言えませんよね。
相手との会話のやり取りの中で、伝えていきましょう。
電話でのやり取り…とくに就職を考えてる学生は、先方に見られてますよ笑
相手が説明などをしたら、
しっかり返事をしたり、相槌をうつこと。
「はい」「かしこまりました」等ですね。
相手が話してるからと言って、何も言わず、だま~って、聞いていると、
「この人本当にわかってるのかな?」
「ちゃんと聞いてるのかな?」
と、不安になります。
・「もしもし」は使えません
「お忙しい所恐れ入りますが」「はじめまして」
など、丁寧なあいさつを心掛けましょう。 自己紹介も、忘れずに。
相手が名乗らない時は、
「○○保育園様でしょうか?」 と、確認も忘れずに。
●慣用句を覚える
普段使い慣れない言葉は、口に出して言ってみることが必要ですよ。
以下では、電話でよくある順番に沿って、文例を用意しておくので、
この手順を見て参考にしながら(笑)会話を組み立ててみてくださいね。
・冒頭のあいさつ
- 「お忙しいところ、恐れ入ります」
- 「はじめまして」
- 「おはようございます」
・自己紹介
- 「私は、○○専門学校○○学科○年生の○○と申します」
・お願いをするとき
- 「突然のお願いで恐縮ですが」
- 「お忙しい所恐れ入りますが」
- 「お手を煩わせて申し訳ありませんが」
・問い合わせ
- 「少々お伺いさせて頂きたいのですが」
- 「お教えいただけないでしょうか」
・聞き返すとき
- 「申し訳ありません、聞き取れなかったのでもう一度お願いいたします」
(声が小さかったり、滑舌が悪かったとしても、絶対に相手のせいにしないこと!)
・相手の名前を聞く時
- 「失礼ですが、お名前をお聞かせ願えませんでしょうか」
・担当の人を呼んでもらう場合
- 「申し訳ありませんが、担当の方にお取次ぎをお願い出来ませんでしょうか?」
- 「恐れ入りますが、就職の担当の先生はいらっしゃいますでしょうか?」
・言伝をお願いする場合
- 「おことづけをお願いできないでしょうか」
- 「伝言をお願いできますでしょうか」
・復唱確認
- 「ありがとうございます。念のため復唱させて頂きます」
・お詫びをする
- 「誠に申し訳ございません」
(ごめんなさいやすみませんは使わないように気を付けてね!)
・指示を受ける場合
- 「承知いたしました」
- 「かしこまりました」
・間違いを指摘されたり、指導を受けた場合
「申し訳ございません。お言葉を肝に銘じ、繰り返さないように気を付けてまいります。ご指導ありがとうございました」
誤って失礼な事を言ってしまった時など、厳しい先生であれば、
電話越しにもかかわらず、指導を受ける時があります。
もちろん、礼儀がなってないのは、マイナスポイントですが、
その点をカバーし、逆に印象よく変えることが出来る魔法の言葉が、
「ご指導ありがとうございます!」
って言葉です。
先方だって、自分のためを思って指導してくれているのです。
そこに感謝する言葉を沿えれば、印象はぐっとよくなりますよ♪
■就職の電話で求められる敬語の正しい使い方
学生の時はあまり意識しませんが、敬語は大切です。
クラブ活動やサークルでは、さらにはバイトまで、
間違った言葉づかいを刷り込まれる機会が多い学生時代。
いきなり身に着くものでもなし、
電話する際に急に使おうとすると違和感のある話し方になってしまいます笑
保育士の就職に向けて、少しずつでも、意識して使っていきましょうね。
次の記事では、敬語の基本と、
よく使う言い回しについてを記録しています。
学生生活を通して、間違った敬語が身に付きやすいです。
勿論、私もそのうち一人です。
特に年配の方々だと、厳しく見ておられる先生もいます。
私の通っていた学校でも、しっかりと意識し、 マスターし就活に臨むよう、指導を受けました!
その内容も含めて、この記事で紹介します。
●就活における敬語の基本
敬語は大きく三つに分類されます。
★尊敬語
これは、相手を敬う言葉です。
目上の方に対する言葉づかいになります。
相手に対して使う言葉です。
★謙譲語
これは自分をへりくだる言葉です。
自分を低く表現する事で、立場を表すことが出来ます。
自分に対して使う言葉です。
★丁寧語
読んで字のごとく、物事を丁寧に表現する言葉です。
尊敬語や謙譲語は、知らなければ覚える必要はありますが、
丁寧語は意識できているか、できていないかが重要です。
●注意するのは、尊敬語と謙譲語
意識すれば丁寧な話し方をするのは、割と簡単ですが、
意識するだけではどうにもならないのが、 尊敬語と謙譲語です。
よって、これだけは絶対に必要! という言い回しを、厳選して紹介します。
これらの使い方を覚えてしまいましょう!
●主な敬語の使い方
これだけは頭に入れておこう!
普通の言い方 | 謙譲語 | 尊敬語 |
言う | 申し上げる | おっしゃる |
行く | 参る、伺う | いらっしゃる |
来る | 参る | いらっしゃる、おいでになる、お見えになる |
思う | 存じる | 思われる、お思いになる |
見る | 拝見する | ご覧になる |
知る | 存じる、存じ上げる | ご存じだ |
会う | お目にかかる | お会いになる |
居る | おる →例:娘がおります | いらっしゃる |
聞く | うかがう、お聞きする | お聞きになる |
する | いたす →私がいたします | なさる、される |
呼称
自分 | ○わたくし | ×ぼく、あたし、自分の名前 |
父 母 | ○父 母 | ×お父さん お母さん |
祖父 祖母 | ○祖父 祖母 | ×おじいちゃん おばあちゃん |
兄弟姉妹 | ○兄、弟、姉、妹 | ×おにいちゃんおねえちゃん |
叔父 叔母 | ○叔父 叔母 | ×おじさん おばさん |
両親 | ○両親 | ×うちの親 |
友人 | ○友人 | ×友達 |
相手、施設の先生 | ○○先生 園長先生 | ×○○さん 園長さん |
間違いやすい言い回し
間違い | 正解 |
こちらから電話します | こちらからお電話させて頂きます |
ちょっとまってください | 少々お待ちください |
もう一度申して頂きたいのですが | もう一度おっしゃっていただけませんか |
1時に行きます | 1時にお伺いします |
試験の日時をおっしゃってください | 試験の日時をお教え願えますか |
そんなことないです | そのようなことはございません |
いつでもいいです | いつでも結構です |
すみませんが | 恐れ入りますが |
○○先生をお願いします | ○○先生はいらっしゃいますでしょうか?○○先生にお取次ぎ願えますでしょうか? |
●採用や評価を左右する電話対応。
幼稚園や保育園での実習や就職活動では、
欠かせない電話でのやり取りですが、
ここでしくじり、非常識だと思われてしまうと、 挽回が非常に面倒になります。
逆に、誠実に対応し、電話でのやりとりを丁寧に行えば、 非常に好印象です!
言葉の乱れや若者言葉に敏感な、 ベテラン、年配の保育者が多いですが、
しっかりとした対応で好印象を与えて、 他の学生さんに差をつけちゃいましょう!
どうしても保育園に電話アポをとるのが苦手…という方は、
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面接までのアポ取りをお願いするという裏技もあります笑
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