保育士養成校で未経験から正社員になるための採用試験で大切なこと

保育士養成校に通っている学生さんは、未経験から正社員、正職になれるのか?と不安をもつ方も多いと思います。
この記事では、保育士の就職活動で採用試験を受けるうえで、意識していくべき、大切な事を記録していきます。
また、保育園や幼稚園、様々な児童福祉施設の就職活動の時期は、 一般企業と違い、かなり遅めのスタートになります。
普通の大学に通う友達が、内定を続々と決めていく中で、 保育士の就活の始め方に迷い、焦る…保育学生あるあるですよね。
それでも、焦らず、じっくりと一つ一つの園を、見学して決めることが大切です。
こんばんは!
男性保育士のあつみです!
さて、保育者養成校では、夏の最後の実習が終わる辺りが、 保育園の就活の時期に入ってきますね。
また、中にはすでに内定をもらい、一安心の人や、そんな友人を見て、ちょっと焦ってきた…なんて人も、居ますよね笑
■一般企業の就活と保育士就活の違い
私はもともと一般企業で働いていた経験もあるので、保育園の就職活動での違いを、よく感じることがあります。
保育業界での、就活は、時期が遅い!です。
私が大学生の時は、大学3年生の秋ごろから、就活が始まってました。
でも、保育業界は、卒業する年の夏を過ぎたあたりから、ようやく動き始めます。
もし、この記事を読んでおられる方が、学生であれば、
他の業種を目指しておられる友人や、 他の大学に通っていて、就職活動をしている友人などに、もうすでに内定をもらっている方も多くいませんか?
そして、内定をもらったら、喜んであとは卒業するまで遊ぶだけ…
という友人を見て、内心とても焦ったり、妬んだり…してませんか?笑
わかります!笑
それが普通です。
でも、業界的に、そういうもんなんですね。
焦って適当に園を決めるのが、一番危険です。
●自分に合う園をじっくり見つける事が大切。
まず、園選びは、焦って急ぐと、全くいいことがありません!!
これは本当に大切です!
見学やボランティアに行きましょう。
そして本当に自分の保育観に合っているか、自分がその園に勤めている姿を想像してみてください。
長く勤められるかどうかなども、しっかり考えていく必要があります。
私の通っていた専門学校の事例ですと…
- 焦って就職先を決め、長く続かなかった先輩
- 園との保育観が違い、やりたいことが出来ず、ストレスをためた先輩
- 合わない園で頑張り続け、自分らしさをどんどんなくしていって、鬱になって体を壊して、社会復帰出来なくなった先輩
焦って決めて失敗という、いろんなパターンがあります。
不幸を回避するためにも、しっかりと自分を見つめましょう。

●保育園は職員配置を決めるのが、そもそも遅い。
また、保育園では、来年度の人員配置は、そんな早く、分かりません。
退職の意向が、早くわかっている職員がいる園なら、早く求人をだすかもしれませんが…
多くの園では、秋ごろから、次年度の配置を決めていきます。
例えば、うちの園ですよ、11月下旬ごろから、現職員の来年度の意向を確かめていきます。
そこで、異動があったり、退職による欠員が分かったり、という事になるので、
求人が出るのはそれ以降になるんですね。
だから、保育園勤務希望の学生の皆さま。
焦ってはいけません!
はっきり言って、今から求人はいくらでも出ます。
しっかり見学に行って、園を知ってください。
微妙な気持ちでなく、どうしてもここがいい!と思えるくらいの園に出会えれば、
だいたいそこに就職できます笑
気持ちは伝わるもんですからね!
●就活の時期になったら!
毎日、常に就職を心の中で、意識していきましょう!
どんな些細なことでも、意識するだけで、違ってきます。
毎日の授業で新しく学んだ事、感じたことや
アルバイトやサークルやボランティアまで、
生活していく中で、一つ一つの行動を、いつでも「就職」という目標を見据え、前提に考えて、過ごしていく事で、後々の、助けになってきます。
●保育現場や福祉関係の職場への就職とは?
これは、一般企業との違いがあります!
①数うちゃ当たる、という感覚ではいけない!
一般企業への就職活動を経験したことがある人なら、分かると思いますが、(私の事です笑)
人によっては、100近い、もしくはそれ以上の企業にエントリーし、説明会に足を運んで履歴書を腱鞘炎になるまで書き続けて…
とかいう就職活動ではありません!!
基本的に、学校にきた求人に応募する場合、新卒の就活において、
保育園や幼稚園、福祉施設に関しては、一度内定をもらうと、辞退することはできません。
これは、保育・福祉業界の悪い風潮です。
受験をする保育学生にとって、めちゃくちゃ都合の悪い条件です。
内定を蹴る事ができない理由としては、保育園は、あなたの通う保育士養成校に、優先して求人を斡旋しているからです。
ここで、もしあなたが内定辞退をしてしまうというのは、
優先して採用してくれた園に、めちゃくちゃ失礼な事をしているという事になります。
それによって、今後は内定を蹴るような学生が居る学校には、求人を出さない…という事になりかねません。
つまり、いくつかの園をピックアップし、見学とボランティアを繰り返して…
ここだ!と決めた一本を本命として受けなければいけません。
中身の濃い就活が求められます。
ただし「内定を蹴ってはいけない」というのは、学校を介した就活のみです。
もし、自分の力で【保育士の就活サイト】などで探した保育園の場合は、
内定した後「やっぱりブラック保育園っぽいからやめとこう…」といって、内定辞退することも可能です。

基本的に保育士養成校って、味方でもあり、敵でもあります。
②選考基準が、どの園でも似たり寄ったり!
園により、細かい違いはあれど、多くの場合、一番大切なのは、面接です!
履歴書や、書類だけでは計れない人間性を見られるんですね。
そういう意味では、作文を課す試験があったりします。
ここで通れば、次は実技試験がありますが、ここは落ち着いてくださいね!
でもハッキリ言って、実技試験までこぎつければ、だいたい通ります笑
元気いっぱい!返事はシッカリ!明るく!を意識すれば大丈夫!
筆記試験もありますが、そこまで比率は高くないです。

頭悪くても(笑)子どもの気持ち考えられる先生を採ります!
③学業成績は大切!
特に、実習の成績や、専門的な科目は普段から意識して取り組んでください!
普段の授業態度は、成績表に表れ、それをしっかり見ている人事の人もいます。
成績が思わしくない人は…
もしかしたら突っ込まれる可能性もあるので、しっかりと対策やフォローを考えましょう(笑)
④男性保育士の受難
まだまだ、業界的に女性の職場である事実は否めません。
男子は受験すらさせてもらえない場合もあります…
しかし、私の個人的な考え・思いとしては、
男性も、女性も、両方の保育士がいてこそ、それが普通で、自然で、多様性のある保育ができると私は思います!
という余談でした笑
●まだ何も考えてないけど、準備出来ることはある?
第一に情報収集が大切です!
どんな施設がいいか、方向性だけでも考えてみましょう。
- 保育園に行きたいのか?
- 幼稚園に行きたいのか?
- 児童養護施設で働いてみたいのか?
そして、インターネットや求人情報だけ見るのでなく、
自分の通う専門学校の、先生に聞いてみるのもいいですよ!
ここでワンポイント…自分が尊敬できる先生に聞いてみましょうね!
自分が、無意識にいいなって思う先生なら、きっとあなたの保育観が、近いはずですからね!
見学やボランティアを繰り返す中で、どんな出会いがあり、
いつ、どの瞬間に、「この園がいい!」と思う事があるかは、 分かりません。
そんなときのために、書類くらいは用意しておきましょう。
成績証明書や、卒業見込み書、その他もろもろ…ですね。
特に学校によっては、就職用の書類を発行するのに、時間がかかる場合もあります。
私の通っていた専門学校では、一週間くらい待たされましたね~
●頑張る保育士養成校の学生さんのため
保育は、大変な仕事です。
でも、素晴らしい仕事です!
私自身、まだまだ未熟ですが、保育を志す同志が、増えることを祈っています。
(マジで!切実に!保育現場は職員不足…!)
上記目次では、保育士の就職活動に関する記事を、まとめております。
よろしければ、ご参考くださいませませ。
①就職準備編
・就職の考え方
・就職活動の流れ
②履歴書の書き方
③電話の掛け方
④手紙の書き方
・出願書類送る時の送付状
・ボランティアのお礼状
・採用決定後のお礼状
(文例集、封筒の体裁例等もアリ)
⑤面接に必要なスキル
・コミニケーション能力
・自己PR力
・主体性
・立ち振る舞い
・笑顔、服装
⑤面接のパターンとポイント
・個人面接
・集団面接
・面接会場でのポイント
保育園だけでなく、幼稚園教諭や、その他の児童福祉施設等の採用試験でも、応用できる内容の記事をアップしております。
お役に立てればうれしいです。
下記のような内容になっています。
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