育児においてアタッチメント(愛着形成)の意味や理論とは?

保育、育児におけるアタッチメントとは、愛着という意味を持ちます。
アタッチメントの対象となるのは、信頼できる大人。
それは、保護者である母親だったり、保育園の先生だったりします。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
民間の保育園に勤務しており、4歳児の担任をしています!
アタッチメント行動とは、信頼できる対象にくっついたり、
触りあったりする事で、安心できる気持ちを得る事です。
赤ちゃんにとっては、周りの世界全ての事が、初めての事ばかり。
新しい事や、これから学ぶこと、経験する事に恐怖や不安があります。
そんな時に必要なのが信頼できる大人。
この信頼できる大人に対してのアタッチメント行動により、
安全基地や、安全な避難場所になることで、
赤ちゃんは安心して、いろんな事に挑戦していけます。

幼児さんとの関わりが多いですが、
ローテーションやシフトによっては、
乳児クラスのフォローに入る事もあります。
たとえ、自分の担任、担当が決まっていたとしても、
乳児、幼児、関係なく、しっかりと勉強し、
知識として知っておくことが、
保育のプロとして、求められることですね。
赤ちゃんには、アタッチメント行動というものがあります。
この記事ではアタッチメント、
くっつき行動についてを、記録していきます!
心と体の発達において、0歳からの大切なかかわりですね。
この記事を書いた人

あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
この記事を書いた人

あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■1.アタッチメント(愛着形成・くっつき行動)の役割
アタッチメントとは?
直訳で、愛着や、愛情ですね。
ここで言う、アタッチメントとは、生後間もない子どもが、恐れや不安などを感じた時に、他者にくっつこうとする行動を言います。
また、子ども自身が、危ないと感じた際や、ネガティブな心理状態、情動状態の時に、他者にくっつきを計ろうとする傾向のことをいいます。
●アタッチメントの効果
子どもが感じる不安やネガティブな気持ち、恐怖などを、くっつき行動で、除去しています。
これによって、子どもは安心、安全だという気持ちを、再構築することが出来るのです。
愛着形成に繋がっていきます。
●子どもの興味関心と、くっつき行動
子どもが成長し、移動行動が出来るようになってくる時期から、
身の回りの探検、探索行動が始まりますよね。
その際、保育者や保護者である養育者が、
安全基地となり、アタッチメント、くっつき行動を保障してやること
が一番重要ですね。
安心できてこそ、子ども達は、探索行動ができるのです。
●アタッチメントの具体的な関わり
言葉のない子どもであれば、状況や、
様子を敏感に受け取り、丁寧に対応することが求められます。
また、いつでも、同じように受け止めてあげることが重要ですね。
養育者である自分の、機嫌がいいときだけ笑顔で関わるが、
イライラしている時は、ぞんざいに扱う…なんて事はしてはいけません。
そんな事で、子どもの気持ちは、落ち着きませんしね。
また、過剰に関わりすぎるのも厳禁です。
なぜなら、自由に冒険し、探検したい子どもの行動を、制限してしまう恐れがあるからです。
●状況に合わせたアタッチメント
特に乳児期においては、特定の人との関わりや信頼関係がとても大切ですが、
それだけでなく、養育者に代わるアタッチメント対象の存在も、
大切になってきますね。
アタッチメント対象が広がっていくことで、
社会性の獲得に大きな影響が出てきます。
2.子どものサインをキャッチしよう
こころの思いは体の動きに出てきます。
自分の体と向き合う事は、自分の心と向き合う事にも、なるのです。
自分の体を向き合うことで、心の安定にもつながります。
3.体の動きを通して、成功したという気持ちを、味わう
相手から求められた課題の達成に集中し、挑戦し、クリアして、
どんどん達成感を味わう経験を積みましょう。
これが、何事にも、自発的に挑戦していく自信につながります。
相手と自分自身を意識しながら、
同じ遊びでルールを守り、協力して製作をしたり、
共同作業をすることで、社会性も促されます。
4.ふれあい遊びを通して、気持ちに働きかける
乳児期こそ、大人との触れ合い、
他者との触れ合いが大事です!
- からだを通した、コミュニケーションを楽しむ
- 期待感と集中力を育む遊びを楽しむ
- コンディションを整えるふれあい遊び
5.主体性をもった子どもになるために
①一人でやらせてみる
親や保育者は、じっと待つ気持ちが重要です。
着替えや食事など、自分で出来るようにならなければいけないことで、
子ども達は、自分で挑戦しようとします。
下手に手伝ってしまうと、子ども達の成長の意欲や機会を奪ってしまいます。
②感情が爆発する子ども…なぜか?
すぐに怒ってしまう、癇癪持ちの子ども…
それは、挑戦し、出来るようになりたいけど、
うまく行かない!という気持ちの表現です。
まだ言葉でどういっていいのか分からないので、 怒るしかないのです。
③挑戦させる
ちょっと頑張れば出来るもの、自分で挑戦できるものを、与えてみる。
この時のポイントは、最後は子ども自身で完成できるよう、
達成感を持たせることが出来るように、することです。
④自分が見本になる。
子どもは、大人を見て真似をします。
特に、親や、大好きな先生など…尊敬できる人の模倣をします。
親がする家事…たとえば、食器洗いなどを、やりたがる子どもの心理ですね。
「こうするんだよ!」
と言って無理に教えようとするよりも、
大人が手を洗ってると、それを見た子どもも手を洗い出します。
大人がタオルで手を拭きだすと、それを見た子どもも手を拭きだします。
⑤自分が、心の余裕を持つ
子どもが失敗しても、心に余裕を持ち、丁寧に対応しましょう。
相手が子供であっても、本人の意思を尊重することは忘れず、
失敗しても対処できるように、準備しておきましょう。
子どもが挑戦したいという気持ちを、折らないように!
言いなりにばかりしていると、自分から挑戦したり、動いたりできない子どもになるかもしれません。
⑥愛情を大切に!
愛されているという自覚が持てない子は、中々自立出来ません。
教育や、しつけの中にも…しっかり思いやりを、忘れないようにしてくださいね。
コメント