保育士のマナーや服装でNGなのは?
保育士として勤めていくうえで、 気を付けていく必要のあるマナーや服装!
組織で働く上で、しっかりと、ルールを守っていく事が求められます。
社会人の常識は、保育士でも適用されます。
ただ、保育所という場所や環境もあり、 一般企業とは、仕事の雰囲気もやり方も違ったり、
園独自の方針などもあるため、最初は戸惑うかもしれません。
こんばんは!
男性保育士として保育園に勤務しています。
この記事では、保育士の社会人常識や、 マナー、服装についてのNG例などについても、紹介していきます。
気持ちよく仕事をこなすためには、 基本的なルールとしての振る舞いは、とても大切ですよ。
■追記:男性保育士の服装の選び方を詳しく記事にしました。
→【写真あり】男性保育士の服装・選び方を解説~あつみ先生の場合~【清潔感と爽やかさ】
写真とイラストで、解説しました!
上記もご参考くださいませ♪
保育士のイメージは、軽く見られがちですが、 お仕事であり、ビジネスなのです。
社会人の常識として、マナーは当然、求められる事になります。
学生時代とは違う、責任感という意識を、しっかり持つことが大切ですね。
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■保育士に求められるマナーと常識や服装
●組織の常識。共有物を私物化しない。
本や文具などを、無断で持ち出したり、私用コピーをしたりなどは、 信頼を大きく失うことになります。絶対にやめてください。
教材や画材など、ペン一本から、園の備品です。
筆記具ひとつ、便利だからと言って、自分のポケットに入れっぱなし…
それも、困る人が居るかもしれない。
それくらいの事で…と思わず、普段ついやってしまいがちな事を、見直してみてくださいね。
必要なものがあれば、また、持ちだすものがあれば、 必ず上司に確認してくださいね。
●保育園での個人情報漏えいは大問題!子どもを無断で撮影するのはNG
保育中だからといって、子どもの写真を勝手に撮影するのはNGです。
特に、最近は個人情報が特に大切に扱われており、写真もその一つ。
基本的に、写真は、保護者に了解を得たうえで、撮影します。
私の勤める園では4月の入園、進級の時期に、 写真の扱いについての手紙を保護者に渡しています。
そして、保育中に写真を撮る事や、その写真の扱いについて説明して、
理解してもらえたら、一筆、サインをしてもらって、保管しています。
これによって、保育中でも、好きなタイミングで撮影する事ができます。
参考事例という事で、紹介します。
●スマホなどで撮影するのはもっとNG!
スマホには通信機能があります。
つまり、どれだけ予防していても、 情報が外部に漏れる可能性がある端末なのです。
もちろん、普通の使い方をしていれば、 そんな簡単に情報漏えいなんてのは、起こりにくいです。
でも問題は、そこではありません。
万が一のリスクについて、軽視しているという事が問題です。
そこに、園としての考え方が、浮き彫りになってきますね。
中には、園の経営に関わる立場の人でさえ、 スマホで撮影している人がいる保育園があります。
経営者によっては、問題を認識できていない場合があります。
そういった保育園の散歩中と思われる人たちが、 スマホを使って子どもの様子を撮影したりしてます。
情報漏えいという万が一のリスクに対して、 甘すぎるというのもありますが、
スマホで子どもを撮影しているという様子を、
一般人に目撃されて、チクられて通報された場合、
自治体にもよりますが、監査が入れば一発アウトです。
もし、スマホ等の通信機能の在るデバイスにて写真撮影する場合は、
前述したように、ちゃんと保護者に、その旨を伝えておき、許可を取っておく必要があります。
●仕事中に大きな声でおしゃべりするのはダメ。
勤務時間中、特に子どもが目の前にいる時間は、 仕事に関係ないおしゃべりは、控えましょう。
正直、午睡中などに、先生同士で、園長主任の愚痴悪口世間話などをしている姿が、よく見られると思いますが…
子ども達は、先生の話を本当によく聞いています。
大人同士の世間話を、子ども達に聞かせて、 保育に良い影響があるでしょうか?
午睡中とか、勤務時間外であるとか、そういう問題ではないですね。
目の前には、子ども達が居る。
そう思うと、保育に不必要な事は、言えないはずです。
仕事の連絡や、連携に必要であれば…
- 小さな声で話す
- こどもの目を意識して、言い方を工夫する
などしてください。
新人であればあるほど、気を使って行きましょうね。
何も考えず、子どもの前で全部ベラベラ話してしまうのは、 控えたいですね。
●喫煙者は注意!タバコの残り香をつけて保育をしない。
タバコの香りは厳禁! NGです。
…でも、いるんですよね、たまに…。
タバコのにおいがついた状態で子どもたちに接する事は、適してるとは言えないです。
タバコそのものが悪いとは言いませんが、タバコの残り香がある事が、児童福祉の現場ではNGなのです。
保護者の立場から考えてみてください。
タバコのにおいを身にまとう喫煙者に、子どもを預かってほしいと思いますか?
タバコ臭い人に、抱っこしてほしいと思いますか?
職業柄、髪をしっかり洗ったり、
服はしっかり洗濯し、においが残らないように徹底しましょう。
それが、保育士のマナーです。
タバコだけでなく、香水などもつけないようにしましょう。
また、柔軟剤の香りも、自分は気にならなくても、周りの人はめちゃくちゃ不快に関じている人がいます。
「せんせいくさい~~!」
と悪意なく言われて、ショックを受けるのは自分である上に、保護者からの印象も、かなり下がります。
子どもが自然との触れ合いで感じる草花のにおいなどを感じ取る事が出来なくなります。
●子どもの前で化粧をしない。
化粧直しは、決められた時間で、子どもの目のつかない所で行いましょう。
日焼け止めなどを塗りなおすのも、なるべく目につかない場所でしましょう。
というか、あまり頻繁に化粧直しが必要になる状況にならないよう、工夫したいですね。
●勤務中、携帯電話やスマホって使っちゃダメなの?
勤務中に、私用での携帯電話の使用は出来ません…
…と、言いたいところですが、最近は、臨機応変と言えます。
最近では、スケジュール管理などに、スマホやタブレット、
書類作成など、パソコンなどを使う状況が増えてきています。
仕事のタスク確認のために、手帖はOKで、スマホはNGって理由がありませんしね。
ただ、子どもの前では、あまり携帯電話を出す状況にならないようにしたいですね。
用事があるのならば、休憩時間や、勤務の前後などにするようにしましょう。
子どもの目につく保育室などは、だめですよ!
また、写真の扱いにも被るのですが、
中には、スマホで行事やアルバムの写真を撮ってる先生もおられますが…
最近は、個人情報の流出について、かなり厳しく、またうるさくなっています。
園の方針や、やり方を、よく確認しておきましょうね。
●保育士の服装でフードやパーカーは着ない。
第一に考えることが、保育に適した服装であるということ!
保育の妨げにならない、動きやすい服装が原則。
いつでも、すぐに子どものそばへ行けるようにしておきます。
では、なぜ保育中にフードパーカーがNGなのか?
もしもの危険があるからというのが理由です。
子どもって、保育士の服装にも興味津々です。
目の前にフードなどがあると、おもちゃを入れて見たくなったり笑
手を入れてみたくなります。
そして、それは不意にしてきます。
例えば座っているときに子どもがフードを持っていて、
急に保育士が立ち上がろうとしたら…
後ろに転倒し、事故につながる可能性があります。
もちろん、保育士だけのケガで済めばいいのですが、
それだけとは限りません。
また、何かに引っかかる事で、落下物に繋がる恐れもあります。
もちろん、これらの事故はしっかり予防すれば、 防ぐことは出来ます。
しかし、100%絶対に起こらない事故とは、 いいきれません。
フードやパーカーをやめて、服装を変えるだけで0%になるのであれば、リスク回避のためにフードパーカーをやめるというのは適切ですよね。
現状、多くの認可保育園や幼稚園では、 フードパーカーがNGであり、禁止になってる所がほとんどです。
●保育士のヘアスタイルは、活動的で邪魔にならないものが基本です。
動きやすく、邪魔にならない髪型が理想です。
清潔感のあるヘアスタイルが基本!
長い髪の女性は、基本的にアップにしてまとめたり、 後ろで結んでいる人が多いですよ。
合わせて、前髪やサイドが邪魔になるときは、 ピンなどで止めてしまいましょう。
服装と同じく、子どもって先生の全てに興味津々です。
目の前に長い髪があると、引っ張りたくなるんです笑
それだけで、こどもの活動や遊び、製作など、 集中しなきゃいけない場面で、集中の妨げになったりしますので。
一緒に遊んで、走り回るのにも、長すぎると邪魔になりますしね。
●爪やアクセサリーについて
保育には、ネイルやアクセサリーは不要です。
引っかかったりして、不要な事故、ケガにつながる事があります。
自分の爪もチェックしつつ、子ども達の爪もチェックしましょう。
中には、こどもの爪を全然切ってくれない親もいて…
トラブルやケガになったりします。
爪が長い子がいれば、保護者に、切ってもらうようおねがいしましょう。
ケガをさせた子も、ケガしちゃった子も、 両方かわいそうな思いをさせることになります。
親の責任のようにも思えますが、 保育士が事前に発見して、伝えてあげれば、
防げた事であるなら、保育士の責任でもあります。
●保育士の靴については白が基本となりますが…
室内履きは、かかとを踏みはNGですよ!
(忙しいと、どうしてもやっちゃうんですけどね…!)
屋外で使用するものは、動きやすくて脱ぎ履きしやすいものを選びます。
色は、派手すぎないもので、白が基調のものがいいでしょう。
私の勤める保育園では、外靴も、室内履きも基本は白が原則です。
(個人的には靴くらい、何でもいいと思うのですが…園の方針に従いましょう。)
●賛否両論、メガネについて
メガネは、乳児の担当であれば、なるべくしない方が理想です。
なぜなら、どうしてもメガネに触りたくなってしまうから…です。
こどもの集中の妨げになったり、 子どもがメガネを触ってしまったゆえに、
余計なトラブルにつながる可能性もあります。
また、壊される危険も多いです。
ただ、メガネはどうしても必要なものなので、 強制は出来ないですね。
(うちの園ではコンタクト強制されます笑)
■追記:男性保育士の服装の選び方を詳しく記事にしました。
写真とイラストで、解説しました!上記もご参考くださいませ♪
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