もはやイラスト集!ふたご先生の描く童話絵本が美しすぎて震える件|プリキュア漫画家の描く絵本6選
え?これ絵本?つーか、もう超美麗イラスト集やん。
プリキュア漫画家である、上北ふたご先生がイラストを手掛ける、童話絵本を紹介します。
可愛く、また非常に美しいイラストや挿し絵は、一読・一見の価値があります。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
この記事では、マンガ家である「上北ふたご先生」の描く絵本、
「世界名作アニメ絵本シリーズ(河出書房)」の作品をピックアップして紹介します。
上北ふたご先生は「なかよし」でプリキュア漫画を連載しております。
繊細で美麗な絵柄が特徴的で、文字通り、双子姉妹のマンガ家です。
そんなふたご先生がイラスト・挿し絵を手掛ける、絵本シリーズをまとめて紹介します。
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■ねむりひめ(上北ふたご)
- タイトル:ねむりひめ
- 出版社:河出書房
- 文:グリム童話より
- 絵:上北ふたご
- ページ数:42ページ
- 大イラスト:20点
- 小イラスト:20点
●「ねむりひめ」の絵本の内容・ページを写真で紹介
なかなか子どものできなかった王様とおきさき様の間に、ようやく女の子が生まれます。
可愛い可愛いお姫様の誕生に、それはそれは大変喜ばれて、お姫様の生誕祭が行われます。
しかし、13人の魔女のうち、招待されずにハブられた魔女に、呪いをかけらます。
その呪いとは、15歳だか16歳だかの誕生日に、糸車に刺されて死んでしまうというものです。
結果として、死にはしませんが、100年間眠り続ける事になったお姫様。
この絵本のタイトルは「眠り姫」ですが、別名「いばら姫」とも訳されております。
その理由としましては、100年の時が経つうちに、お城が茨で覆い隠され、佇んでいる様子が由来となっています。
この茨、侵入者を拒み、その命を奪う呪いの茨です。
ただ、全ての呪いは100年限定なので、時間経過で解呪されます笑
それ以上でも、それ以下でもない話なのですが、
100年目の王子は完全にラッキーだったとしか言えない。
■しらゆきひめ(薬師夕馬・上北ふたご)
- タイトル:しらゆきひめ
- 出版社:河出書房
- 文:薬師夕馬(グリム童話より)
- 絵:上北ふたご
- ページ数:42ページ
- 大イラスト:20ページ
- 小イラスト:20ページ
●「しらゆきひめ」の絵本の内容・ページを写真で紹介
おおお7歳の白雪姫かわいすぎる…美少女すぎるだろう…
本文・話の流れは、原作グリム童話をもとに、かなり忠実に再現されています。
白雪姫を死に至らしめる毒林檎ですが、
棺を運ぶ際、揺れる事でのどに詰まっていたものが取れます。
王子様とか関係なく、物理的にのどに詰まっていただけ、という笑
おきさきさま、ツメが甘すぎ!
7人の小人の造形も、ディズニー作品の影響を受けておりません笑
■にんぎょひめ(薬師夕馬・上北ふたご)
- タイトル:にんぎょひめ
- 出版社:河出書房
- 文:薬師夕馬(アンデルセン童話集より)
- 絵:上北ふたご
- ページ数:42ページ
- 大イラスト:20点
- 小イラスト:20点
●「にんぎょひめ」の絵本の内容・ページを写真で紹介
これ、改めて読み返したんですけど、本当に救いのない話ですよね。
人魚の姉妹の末っ子(にんぎょひめ)のお話です。
にんぎょひめのやる事、なすこと、すべて裏目に出てしまいます。
この話を見て思っちゃうのが、若い日の暴走ですね。
強い思いや、感情だけに身を任せてとる大きすぎるリスクや、
犠牲を払い、捧げてまで得ようとしたもの、得た物って…不幸な結果に終わる事が多いです。
個人の解釈によりますが、世間一般で「健全」と認識されている事と、真逆のルートをたどると、だいたい最後は破滅します。
にんぎょひめの場合は、家族(姉たち)に相談せず、思いのままに突っ走ってしまった事が不幸の始まり。
それでも、求めずにはいられない。
声を失い、呪いをかけられてでも、近づきたかった王子様…
ホントに、その気持ちは痛いほどわかるんです。
何をなげうってでも、欲しいものがある…
誰の若い頃にでもあった、青い時代を思い出すのです…
成熟した大人にとっては、過去の失恋は笑い話です。
しかし、当時の本人にとっては、色恋事情ってのは、何よりも大切な事だったんです…
だから、ね、若さ故の過ちってのは、誰も馬鹿にできない事だと思うんですよ。
ただ、最後に王子様を刺さなかったのは、自分を見失わず、理性が残っていたという事ですね。
■かぐやひめ(上北ふたご)
- タイトル:かぐやひめ
- 出版社:河出書房
- 文:「竹取物語」より
- 絵:上北ふたご
- ページ数:34ページ
- イラスト数(表紙含まず):17点
- 小イラスト:10点
●「かぐやひめ」の絵本の内容・ページを写真で紹介
おっそろしく可愛い、おさげ可愛すぎないか?
美少女すぎるだろう…ホント素晴らしい…
他のシリーズに比べて、和テイストなイラストもまた、素晴らしい…
ふたご先生の絵の魅力が堪能できる一冊です。
■びじょとやじゅう(ボーモン夫人・上北ふたご)
- タイトル:びじょとやじゅう
- 出版社:河出書房
- 原作:ボーモン夫人
- 絵:上北ふたご
- ページ数:42ページ
- 大イラスト:20点
- 小イラスト:20点
●「びじょとやじゅう」の絵本の内容・ページを写真で紹介
ウルフルn…じゃなかった、野獣がイケメンすぎてヤバイ、
ふたご先生の描く野獣ホンマかっこよすぎでやばない?(語彙力)
■シンデレラ(梯 有子・上北 ふたご)
- タイトル:シンデレラ
- 出版社:河出書房
- 文:梯 有子(ペロー童話集より)
- 絵:上北ふたご
- ページ数:42ページ
- 大イラスト:20ページ
- 小イラスト:20ページ
●「シンデレラ」の絵本の内容・ページを写真で紹介
両親が亡くなり、孤立していじめられる女の子のお話。
シンデレラとは、灰をかぶっているという意味があるそうです。
魔法でお姫様に変身…女の子の憧れるシチュエーションですね。
ところで、ガラスの靴って、ものすごく歩きにくそうじゃね?
■ふたご先生の童話絵本6選のまとめ
●超美麗イラスト集、買って損なし、ココロの栄養!
もう可愛すぎて、綺麗すぎて、尊すぎてヤバイしか言ってないような気がするのですが、
これ、ふたご先生のファンにとっては、ホンマにやばいですよ(あつみ先生の語彙力がやばい)
絵柄が好きなだけで、もう、買って損はありません。
単純にイラスト集としても最高峰です。フルカラーです。
しかもこれ、一冊500円しませんからね。
超低コストで、20点以上のふたご先生の超美麗イラストが堪能できます。
基本的な構成としては、見開きページの、
- 左側ページに大イラスト
- 右側ページに文章+右下端に小イラスト
といった構成になっています。
世界観と物語に浸れます。
マジで空想・妄想が捗る。
完全に個人の趣味で購入しちゃった絵本で、保育園で使う予定は全くなかったんですが、
読んでみるとスポットでは使えそうだったんで、たまに読んであげようと思います笑
河出書房さん、ふたご先生の絵を選んでくれてめちゃくちゃ感謝ありがとうありがとう…
●子どもに読み聞かせる際のポイント
読み聞かせを行うのであれば、年中(4歳児クラス)以降をおすすめします。
河出書房の名作童話シリーズの絵本って、文章や訳、言葉また話の流れは、わりと原作に忠実です。
その上で、ページ数や容量の関係で、流れを忠実に再現した上で、細かい部分が省略されている要素もままあります。
そして、聞きなれない言葉、表現が出てきた場合は、少しフォローの必要があるかもしれませんが、
年中以降であれば、多少、難しい言葉がでても、イラストと合わせて、イメージも膨らませる事が出来ます。
また、話の前後の流れで意味を想像・理解できる上、いろんな言葉を習得するのにも繋がりますね。
そして、30ページ~40ページほどの内容に、
わりと文章も多いため、じっくりと読み聞かせると10分程度は見積もっておく必要があるでしょう。
しかし、年中以降であれば、静かに話を聞く集中力もついていますので、10分程度の絵本なら平気です。
フォローなどして途切れさせずとも、読み聞かせをする事ができると思います。
●発表会や劇のテーマや題材にする際は、この絵本は向かないかもしれません
保育士としてではなく、個人的に非常に好きな絵柄なのですが、
絵柄が丁寧で綺麗すぎて、子ども達にとって「物語」のイメージが固定化してしまう可能性があります。
子ども達が表現する場合、自分たちでイメージを膨らませるほうが大切ですので、
そういった場合には、今回紹介した絵本は向いてないかもしれません。
もし、子ども達に表現させる事がねらいであるなら、挿し絵は派手ではない絵本のほうが、向いています。
昔話・童話は、様々な出版社から、いろんなスタイルのものが出ていますので、マッチしたものを、探してみてくださいね。
あくまで、普段使いの、お楽しみの読み聞かせとして使うのがいいと思います。
★昔話や童話に触れる機会が減っている、現代の子ども達
最近の保育所って、世界の童話や、有名な昔話の絵本を読む機会って、減ってきています。
もちろん、保育士のやり方次第ではあるのですが…
昔に比べて、いろんな絵本が溢れて、相対的に、昔話や童話が、追いやられているとも言えます。
また、いろんな活動(体育・英語・スイミング・習字・教材等)が増えすぎて、絵本の読み聞かせにあてる時間も短くなってきているのが現状です。
子ども達にとって、面白いモノが氾濫している現代・世の中ですので、昔話や童話って、子ども達の生活の中で、注目されずらいんですよね。
そういう際、単純に子ども達が大好きな絵柄であるというだけで、興味付けになります。
特に女の子って、こういうキレイな絵柄、普通に大好きです。
「わぁ!とってもきれいな絵!かわいい!どんなお話だろう?」
…と言ったように、興味が湧くだけで、昔話や童話に触れるキッカケになります。
そういう使い方をしてもいいのではないでしょうか。
ともあれ、ファンにとっては絶対に買って損のない、絵本ですよ。
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