せなけいこ絵本「きれいなはこ」を作ってみた|模様を配布中&あらすじと怖い内容紹介

せなけいこさんの「きれいなはこ」の絵本の紹介と、
絵本に登場する麻柄模様の箱の作り方の説明をしております。
また、箱の模様である麻柄の素材を配布しております。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
この記事では「きれいなはこ」の絵本の紹介と、
「きれいなはこ」を実際に作るための、麻柄模様のフリー素材を配布しております。
作ってみた。それっぽい。
箱の模様である麻柄を作成しましたので、下記ボタンよりダウンロードできます。

大き目の模様と、小さめのものがありますので、
お好みで選んでみてくださいね。
この記事を書いた人

あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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あつみ先生
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■「きれいなはこ」の作り方
●フタのついた適当な空き箱を用意する
私はダイソーだかセリアかで適当なフタつきダンボール買いました。
コミックが収納できるくらいのサイズです。
●麻柄の模様を印刷して貼る
麻柄模様を印刷し、箱に貼り付けます。
広い面はのりを使い、ふちはテープなどを使い、貼り付けていきましょう。
麻柄模様については、下記よりダウンロードor保存する事が出来ます。
パソコン等に保存後、プリンターで出力し、ご利用ください。
●フタのふちを黒で飾る
より、「きれいなはこ」の雰囲気を出すために、
フタになる部分を、黒でふちどりましょう。
黒画用紙でも、黒ガムテープでもビニテでも、黒ならなんでもOKです。
●四隅、角などを梱包テープで補強
痛みやすいふち、カドを梱包テープ(パックテープ)で補強します。
なんなら全面を覆って保護してもOK。
●きれいなはこ出来上がり!
使い方は自由です。
ちなみに私は、絵カードやペープサート、
その日に使う予定の保育グッズやおもちゃを入れています。
今日はどんなお楽しみが飛び出すかな?
という、ビックリ箱的、お楽しみ箱的な使い方です。
本来、オバケが出てくる箱から、
楽しいものが出てくるギャップが面白いようです。
子どもたちがみんな、ワクワクして集まってきますよ♪[/ふきだし]
■せなけいこ「きれいなはこ」ってどんな絵本なの?
シュールすぎてお気に入り。
超展開、衝撃的結末のビックリ絵本です。
そもそも動画自体にツッコミどころがありまくりですが、
かなり唐突な超理論&超展開と、衝撃のオチがまっているという
吹かざるを得ない、独特の雰囲気の絵本です。
- タイトル:きれいなはこ
- 作:せなけいこ
- 出版:福音館書店〈1972年12月1日〉
●噛みつき、ひっかく事についてを分かりやすく伝える
1歳児クラスから、楽しめる絵本です。
この時期って、たたいちゃダメ、噛みついたらダメと伝えても、
それしか感情の表現方法、伝える方法、出力方法がわからないのですから、
仕方がない事でもあります。
理屈も理由も分からないし、自覚できないけれど、
感情や気持ちが優先されて、手や口が出てしまう事もある…
でも、やってしまうのは、好ましくない事ですよね。
保育者は、それをどう伝えるか?
この絵本は、噛みついたり、ひっかいたりするのは、
好ましくない事であると、感覚で伝えていく事が出来るシンプルなものです。
●オバケの存在は「脅し」なのか?
「オバケ」や「オニ」の存在って、
子ども達に対して、脅しである…と言われる事があります。
ただ、1歳児クラスなどですと、
「なぜ悪いか?」「なぜダメなのか?」
という事が分からないし、考えることも出来ない子もいます。
噛みついたり、ひっかくのは、発達的にも仕方ないことではあります。
[char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]むしろ、そこまでして伝えたい思いや気持ちがあるということは、ある意味、しっかりとたくましく…成長してるとも言えます。[/ふきだし]
ですが、その行為が好ましくない事であるという事と、
気持ちの伝え方は、その都度、教えていかなくてはなりません。
個人的には、理由も理屈もわからない子に伝える場合には、
こういった絵本も、使いどころ次第だと考えています。
単純に、子どもにとっては、分かりやすい内容ですので。
最初のうちは、
「理由はわからんけど、これはしちゃいけない事なんだな」
ってなんとなく思えれば十分だと思ってます。
大人目線で、理屈や理由、善悪や道徳で説明しようとしても、
他者の気持ちを考えようとしたり、他者の存在を認識できるところまで発達してなかったら、
いくら道理の通った説教であっても、馬の耳に念仏でしかないです。
「なぜ噛みつくことが好ましくないのか?」
という理由については、これからの保育士の関わり次第で、いくらでも学んでいけますし、
根気よく伝えていけば、成長に伴い、理解していきます。
幼児クラスになってからも、オバケや鬼などの存在を多用しすぎると、
「オバケとかどうせ嘘やし来るわけないやん」
と言う感じで、バカにされるどころか、ナメられて信頼を失います。[/ふきだし]
●【余談】「きたないはこ」
「きれいなはこ」の絵本が大好き2歳児クラスの子と関わった時の話です。
何がきっかけだったかは忘れましたが、
「きれいなはこ」の話を適当にアドリブでアレンジして、
「きたないはこ」の話をしたら、なぜかウケて…
会うたびに話を要求されるようになりました…
■きたないはこ
きたないはこがおちていた
ねこちゃん(○○ちゃん)がみつけた
わんちゃん(■■くん)もみつけた
おさきにどーぞ
いいえ、こちらこそ おさきにどーぞ
いっしょにあけよう
おやおや…
きたないはこが、すーっとあいて…
なかよくするのはだれだー!
友達にやさしくする子(○○ちゃん)には、
新しいままごと(その子の好きなおもちゃなんでも)をあげようー
友達となかよくする子(■■くん)には、
新しい電車(その子の好きなおもちゃなんでも)をあげようー
これでもっと楽しく遊べるね
それなら
伊丹スカイパークにつれていってあげようー
(↑どこでも好きな場所でおk)
おわり
きれいなはこを、覚えるほど読み聞かせて、
定着した後に、アレンジ話を聞かせてあげると、よりウケます。[/ふきだし]
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