変化をつけて楽しく!2歳までのボール転がし遊びで得られる力は手のコントロール(器用さ)と予測する力
乳児期(~2歳頃)におけるボール遊び、ボール転がしでは、
指先、手の器用さやコントロールする力や、
ボールというモノがどんな風に動くていくのか予測する力をつけていく事が出来ます。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
ボール転がし遊びって単純ですが、繰り返し遊ぶことで、
子どもの脳って、たくさん刺激を受けて、いろんな事を学んでいきます。
この記事では、
乳児クラス(1歳~2歳頃)のボール転がしやボール遊びで得られる力や、
いろんな遊び方について、お伝えしています。
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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■2歳頃までのボール転がし遊びで得られるもの
- 予測する力
どんな転がし方をすれば、どう転がるか?
繰り返しボールころがしをすれば、予測しながら遊べます。 - 手や指をコントロールする力
ボールをまっすぐ転がすのって、難しいものです。
ボールの大きさや重さによって、動かし方は変わってきます。
繰り返し遊ぶことで、どんどん器用になっていきますし、手の使い方も学んでいけます。 - 大人との信頼関係
ボールころがしの定番の、大人と向かい合って転がす遊びは、
向かい合い、受け止め、受け止めてもらう事で、信頼関係も築いていけます。
■ボールころがしの簡単な遊び方
ボールころがしは、簡単で単純な遊びです。
ただ、1歳~2歳頃の子どもにとって、
目標物を決めて、そこに転がすというのは、
出来るようになるまでには、非常に高度な遊びになります。
- どこに向かって転がすか?
- ボールはどんな風にもてばいいのか?
- どれくらいの力を入れればいいのか?
最初は中々うまく出来ないものですが、
何度も繰り返し遊ぶことで、少しずつ、
自分の思い通りに転がせるようになっていきます。
この工程で、
ボールを自分の手でもって、ちょうどいい力加減で転がし、
手や指の使い方が器用になってきます。
また「こんなふうに転がせば、まっすぐ転がっていくんだな」と、
予測しながら遊ぶことが出来るようになります。
ボールの大きさは子どもが使いやすい大きさにし、
また、目で追いやすい物がいいですね。
●ボールがまだ上手く転がせない時の遊び方
まだ転がすことが上手に出来ない場合は、
保育者や保護者が、子どもを抱きかかえるように一緒に座ってあげて、
一緒に転がして、お手本をやってみましょう。
手の使い方、指を話すタイミングなど、
一緒に遊びながら、教えてあげてくださいね。
●向かい合って転がし遊び
まっすぐ転がせるようになったら、次の遊びは、
お互いに向かい合って、転がしあい遊びです。
大好きなママや先生と1:1で向かい合って、
ボールを転がしてもらえるし、受け止めて貰える…
これ、ほんとに子どもは大好きな遊びです!
★向かい合った距離を遠くしてボールころがし遊び
お互いの距離を遠くして、ボールころがしを楽しんでみましょう。
遠くに飛ばそうと思うと、より力を加える必要があります。
★複数人でボールころがし遊び
みんなで遊べるボールころがしです。
輪になるように座り、誰かに向かってボールを転がします。
誰に向かって転がそうか?コントロールする力もつきますね。
●遊び方に変化をつける
さて、向かい合ったボール転がしに慣れてきたら、
遊び方に変化を加える事で、より面白く、刺激的になります。
★ボールの大きさを変えてみる
ボールの大きさによって、持ち方や転がし方が変わってきます。
大きいボールはてのひらで支えたり、小さいボールは指先を使ったり…
より器用に持つよう意識できます。
また、柄などを変えても楽しい!
新鮮な気持ちで遊べます。
★目標物を変えてみる
ボーリングのように、目標物を設定してもいいですし、
ビニテで床に線を引くだけでもOKです。
バリエーションをつけることで、より楽しみながら、力がついていきます。
★転がすスピード勝負!
早く転がすためには、手に力を入れて転がす必要があります。
まっすぐ転がせるようになっても、速く転がすのって、とても難しいものです。
保護者や保育者だけでなく、友達と競争してもいいですね。
ビニテなどで、床にゴールを設定すると楽しいですよ!
■2歳までに得ておく成長の礎
子どもの脳って、身の回りのいろんな事に刺激を受けています。
単なるボールころがしですが、ボールを触って転がすことを繰り返すことで、
ボールに触れた感触から、自分の手、指先をしっかり認識していきます。
この認識するというのはとても大切で、
自分の体を末端まで、意識する事にも繋がります。
自分には手があるんだな…指があるんだな…
そして、これは自由に動かせるんだな…という認識ですね。
そしてボールの転がり方というのは、物理的な性質を学んでいます。
大人にとっては当たり前のことでも、
子どもにとっては、初めての未知の事で、興味津々なのです。
単純な遊びひとつにも、子ども達の学びがたくさんつまっています♪
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