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現役保育士が絵本読み聞かせが上達する30個のコツと効果を教えます

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\保育専門書、出版しました!/

このページでは、意識するだけで簡単で確実に絵本を読み聞かせる際のコツと、
読み聞かせにより、発達を助ける効果を、お伝えしてまいります。

「絵本の読み聞かせって、ただ読むだけだから、簡単なんでしょ?」 

と思っていませんか?

子どもに対する絵本の読み聞かせって、ただ声に出して読むだけでなく、場面や状況に応じて、 絵本の選び方、読み方などを変えていく必要があります。

集団に対しての読み聞かせと少人数の読み聞かせの違いや意識するポイントも解説してまいりますね。

おはようございます!
男性保育士のあつみです。

絵本の読み聞かせのコツと発達への効果とは?

さて、最初にこの記事での概要をまとめます。

絵本の読み方のコツやポイント学んだ方は、
絵本の読み方はこうあるべき、だとか、
こうしなきゃいけない、というセオリーのようなものを、
知っていると思います。

そんな古くからの常識に縛られる必要はないと、私は主張します。

少々、長くなってしまいますが、
絵本の読み聞かせについて、大切な事なので、
ぜひ読んでほしいと思っています!

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この記事を書いた人

あつみ先生

保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら

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保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら

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■【必読!】絵本の読み聞かせの上達ポイントやコツ

読めばすぐに意識して実践できる読み聞かせ上達のポイントを紹介。

●絵本の文字ばかり見るのはNG。子ども達を見て語り掛ける。

保育者は絵本ばかり見ずに、子ども達を見て!

「絵本を、しっかり読んであげないといけない… 」
と言う気持ちが強くなってしまい、 絵本を読みあげる事に必死にになってしまう事、ありますよね。

絵本の文字ばかりを見て、一生懸命読んでいる先生もいます。

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その気持ちは分からなくもないですが、 それは、読み聞かせとは言いません。

読み聞かせとは、子どもと保育者(読み聞かせをする大人)の、
双方の関わりや、やりとりがあってこそです。

※やり取りというのは、会話という意味ではなく、
気持ちだけの無言のやり取りや、目を合わすことや、
うなずいてみたり、笑いあってみたりという事です。

これが、テレビや朗読CDなどとの一番の差です。
読み聞かせには、生身の人間同士の、関わりやふれあいがあるのです。

文字ばかりみて読むのに必死で、
子ども達の反応を見ていないというのは、
子どもにとっては、
「自分にのために読んでくれているわけじゃないんだ」
という受け止め方・感じ方をされます。

「ああ、この先生、本を読む事に必死なんだな…」

という様子って、不思議と子ども達に伝わるんです。

自然に読み聞かせれば、子ども達って基本的に絵本の画面に集中しているのですが、
保育者が必死になって絵本の文字ばかり見てると、子ども達も違和感を感じるのです。

コツとしては、

今読んでいる絵本のページの文章を見て、一区切り(1~2行でOK)を、ある程度覚えます。
そこで、絵本を見つつ、子ども達全体・みんなの様子が視界に入るよう、子ども達に意識を向けながら読む事です。

そこに子ども達が居るという事を意識して、語り掛けるように読むことが大切です。
余裕があれば、子ども達が絵本に集中しているか、目視で確認してみましょう。

[char no=5 char=”涼しいあつみ先生”] 子どもたちが、真剣な目で、絵本を見ていたら、読み聞かせが上手くいっている証拠です。
子どもの様子や、反応、表情を見ながら、読んであげてくださいね。
[/ふきだし]

 

●子ども達に向かって丁寧に読む

「丁寧に読むこと」「上手く読むこと」は、同じではありません。

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演じ方が上手いとか、詰まらずに読まなければならないとか…
そんなことは大した問題ではありません。

声を張り上げる必要もありません。
一番後ろの子どもに届けば十分。

[char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]子ども達に伝えたいという気持ちがあれば、
自然と丁寧になります。[/ふきだし]

なぜなら、子どもに伝えようと考えると、
自然に適切な声量になりますし、自然とはっきりと発声できます。

 

●一番簡単な声の表現、抑揚をつける方法

絵本って、必ずしも抑揚をつけたり、極端な表現をする必要はないのですが、
状況により、いろんな演じ方が出来ると、応用がききます。

もし、抑揚や表現をつけたい場合は、
保育者が自分の表情を変えて読むだけで、効果があります。

前述した通り、絵本の読み聞かせとは、
読み聞かせをしてくれる人と、絵本がセットになっています。

[char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]絵本って面白いもので、
読む人が違うだけでお話の雰囲気が違ってきますし、
子ども達の反応も違ってくるものですよ![/ふきだし]

とはいっても、抑揚をつけるのって、難しい…
と思っていませんか?
一番簡単な方法は、読み手が表情を変えてみることです。

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  • 例えば、怒っているセリフであれば、
    怒った表情をしながら読んでみる。
  • 例えば、喜んでいるセリフや場面であれば、
    笑顔で読んでみる。

すると自然に、読み方に抑揚が付きます。

[char no=7 char=”かなみ先生”]子どもって、絵本だけを見ているわけじゃないんですよ。

特に乳児クラスの子ども達は、
読み聞かせをしてくれる大人の様子もしっかりと見ているものです♪[/ふきだし]

読んでくれる大人の演じ方ひとつで、 子どもにもお話の雰囲気が伝わりあます。
それが臨場感になり、お話がもっと楽しくなるのです。

 

●絵本を読む場所や持ち方を工夫していく

本の世界に没頭するために、ちょっとした工夫をしていきましょう。

・読み字聞かせ時の絵本の持ち方(イラスト付き解説)

不用意にガタガタさせないほうがいいです。
安定して持てるようにしましょう

絵本読み聞かせの時の持ち方

このように持ちます。
グラグラしないようにして、なおかつ、
自分の手で絵本が隠れてしまわないように、 必要最小限の場所を持ちます。

また、絵本は、子ども達の正面に来るように。
保育者である自分の体が、子どもの視線の妨げにならないようにしてください。

[char no=7 char=”かなみ先生”]読み聞かせをする人は、絵本の横に並ぶようしましょう。
顔だけ傾けて絵本の画面が見えるように覗けば、子どもの視線をさえぎりません。
絵本の文字を確認しやすい上、子どもの様子も、広く見えておすすめです♪[/ふきだし]

・子ども全員から見える位置に

一度、子どもが座った時の、視線の高さ把握してみましょう。

視線の低い子どもに対して、どれくらいの本の角度なら見やすいか?
また、子どもの座る位置、座った位置を見て、
どう持てば全員が見えるかを考えていきましょう。

 

・絵本に集中できる場所を選ぶ(画像付き解説)

本当に絵本の読みきかせが子どもにとって楽しければ、
どんな場所でも集中するもの…ですが、
お話に集中できるよう、環境を考えていきましょう。

[char no=7 char=”かなみ先生”]ベストな環境を意識し、読む場所を選ぶのであれば、
子どもが絵本に集中できる場所かどうかを意識することが、大切ですよ![/ふきだし]

その際、考えるポイント

  • 子ども達から、保育室の入り口や廊下側を見えないようにする
    えほんを読む場所
    人の出入り、人が通っているのが見えると、
    子ども達の集中力が削がれる可能性や、
    お話の世界から、現実に引き戻される可能性があります。
  • 余計なおもちゃなどが見えないようにする。
    また、おもちゃの近くに子どもを座らせない
    これも、上記と同じ理由です。
    集中力、注意力が、おもちゃによって奪われる可能性もあります。

 

・備考:演出として揺らすのはアリ?ナシ?

絵本を揺らして読む…これって、
絵本の読み方の指導ではタブーとされています。
でも、タブーって誰が決めましたか?

どんな絵本の読み方をすれば楽しいのか、
決めるのは目の前の子どもです。

例えば、「だるまさんシリーズ」。
これは、乳児クラスを中心に、爆発的に売れに売れ、
シェアを広げて読まれている大人気の絵本です。
読み聞かせてみれば分かるのとおもうのですが、かなりウケがいい本です。

だるまさんが

だるまさんが

かがくい ひろし
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私はこの絵本を読むときに、
「だ・る・ま・さ・ん・が…」のリズムに合わせて、
保育者が、顔を左右に、リズミカルに揺らしながら、読んであげました。

(絵に集中できなくなるくらい大げさに絵本が揺れるのはNGですよ)

何度か読んであげいるうちに、
だるまさんシリーズが大好きになった子ども達。
読み聞かせの時は、子ども達もマネをして体を揺らしながら、大ウケで楽しんでいます。

 

●本を読み終えたあとの余韻

よく絵本の読み聞かせ方法で言われるのが、
読み終わった後、保育者や大人は、読み聞かせの感想をいったり、
大人が内容の補足説明などをする事は、
してはいけないと言われています。

その理由としては、子どもが感じ取ったイメージを壊してしまい、
子どもが自ら考えて、イメージする事がなくなってしまうと言われています。

しかし、私はケースバイケースだと考えています。

絵本の内容にもよりますが、
読み終えた後、子どもから発信があったり、
子ども達同士で感想が飛び交ったり、
絵本で分からなかった事を聞かれたり、
保育者にも共感を求められる事があります。

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[char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]絵本が楽しくて、
子ども達から
反応があった時…
そういう時に、
イメージを広げて
あげれるような、
声かけや関わりが
できないほうが、
子どもが可哀想だと、
私は考えています。[/ふきだし]

どんな内容の絵本かにもよります。
感想を言い合って、楽しむ絵本だってあります。

柔軟に対応することがやっぱり大事です。

 

●読み聞かせした絵本は、子どもが自由に読めるようにしておこう

私は、保育室に今月の絵本ってことで、
黒板の前とかにイーゼルを置いて、
子どもが見たい時に見れるようにしてます笑

おうちなどでも、絵本専用の本棚を、
子どもの手の届く位置においてあげるといいですね。

■読み聞かせの時の悩み解決

●子どもが途中で話しかけてくる

子どもって、知らない言葉や、興味のある事、
また知ってる事についても、すぐに発言してしまいます。
それは、他の子がお話に夢中になっているのに、
その邪魔をする事もあります。

かといって、子どもの発信を、無視するのもかわいそうですよね。
かといって反応してしまうと、
他の子どもの気持ちを止めてしまう事になるかもしれません。

そういう時は、アイコンタクトで気持ちを受け止めたり、
目を合わせてちょっとうなづいてあげたりして、進めていきましょう。

●初めての絵本に集中してくれない

保育者として、子ども達に読んであげたい本と、
子ども達にうけて、大笑いをするような絵本って、
ジャンルが違う事が多いですよね。

そういう時には、先に子ども達の好きな本を読んで、
引きつけてから集中している所で、
2冊目に新しく読んであげたい本を持ってくる…など、
違う種類、異なるテンションの絵本を組み合わせましょう。
いきなり読み聞かせるよりも、入っていきやすいものです。

[char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]楽しい絵本で引きつけ、
ひとしきり笑った後、
物語のある絵本を、
集中して聞かせたり等…
メリハリ、工夫をして、
沢山の種類の絵本を、
読んであげたいですね。[/ふきだし]

 

■絵本の読み聞かせにおいて目の前の子ども達を見て意識するポイント

技術だけでなく、目の前の子どもの様子をみて、
どんな読み聞かせをしていくか?を考えていきましょう。

 

●対多数、一対一、それぞれのシチュエーションが違う。

ただ単に絵本の読み聞かせと言っても、
様々なシチュエーションがあり、どんな状況で読むのかが違います。

  • 活動の導入として読むのか?
  • 自由時間に、見たい子だけにたいして読み聞かせをするのか?

    また、相手にする子どもの人数によっても違います。

  • 膝の上で、一人に対して読み聞かせる
  • 数人の少人数に対して、近い距離で読み聞かせる
  • 幼児クラスで、20人~30人以上の子どもに対して読み聞かせる

などの違いがあります。

 

 

●月齢、年齢をはじめ、性格なども違う

絵本の楽しみ方はそれぞれ違います。
また、子どもの月齢、年齢によっても違います。

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  • 0歳の赤ちゃん相手なのか?
  • 1歳児~2歳児の乳児クラスなのか?
  • 3歳児、4歳児、5歳児の幼児クラスなのか?

そして、どんなクラスなのか、どんな子どもの性格か等にもよります。

  • お話が好きで集中力のある子なのか?
  • 外遊びが好きで、体を動かすほうが好きな子なのか?

こういった、子どもの姿によっても、
選ぶ絵本や読み方が変わってきます。

 

●絵本のジャンル、楽しみ方の種類が違う

絵本って、お話があって、それを楽しむものってイメージが多いですが、
最近は特に、多彩な絵本がたくさん登場しています。

  • お話を楽しむ絵本
  • しかけ絵本や絵探しを楽しむ絵本
  • 知識や興味を掻き立てる絵本

どんな楽しみ方をする絵本なのかも違ってくるため、
読み方や関わり方を変えていく必要があります。

例えば「きんぎょがにげた」という絵本。

きんぎょが にげた (幼児絵本シリーズ)

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五味 太郎
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これは、ページの中に隠れたきんぎょを見つける絵本です。
もちろん、複数の子ども達に向けての読み聞かせも楽しめますが、
この絵本はどちらかというと、 1対1で、パパやママ、大人の膝の上などで、
子どもの反応を見ながら、 声かけをしながら、大人も子どもと一緒に遊ぶ事も楽しい絵本です。

[char no=7 char=”かなみ先生”]絵本によって、
読み聞かせで
想定する子どもの人数に、
違いもありますが、
必ずそうしなければ、
ダメなわけではないです。
読み方の工夫によって、
複数人の子に、
読んであげる事は
出来ますよ。[/ふきだし]

 

●いつから絵本の読み聞かせをすればいいのか?

0歳からでも、いつから読み始めてもOKです。
保育園には、0歳児の保育室にも、たくさんの絵本があります。

意味が理解できなくても、
赤ちゃんの耳に、すっと入っていきやすい言葉や、
あかちゃんが認識しやすい絵、色、形など、
発達にあった絵本がたくさんあります。

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絵本の内容を理解できる、できないではなく、
ページをめくったら、次のページに違う絵が出てくる…という、
絵本そのものの、ページをめくるという行為だけを楽しんだり、
おもちゃのように使う目的もあります。

何歳から、なんて気にせず、月齢にあったものであれば、
いつからでも読み聞かせができるのです。

■関連記事:年齢別おすすめ絵本

 

 

■絵本の読み聞かせでにおいて間違いだらけの思い込み

皆さんも、保育士養成校で勉強したり、
自力で絵本の読み聞かせのやりかたを調べて、
どんな読み聞かせをすればいいのか、研究していると思います。

勉強していると、分かってくるのですが…
絵本の正しい読み方や、セオリーというものがありますよね。
それらは、ひとつの考え方として知っておくべきです。

知っておくことで、絵本の読み聞かせのやりかたの幅が、広がります。

しかし、学んだ事を妄信してしまうのはダメです。
授業や、参考書に書いてある事を鵜呑みのして、
そればかりしか考えられないのは、
せっかくの楽しい絵本がもったいないです。
凝り固まった考えに囚われる事はよくないです。

絵本を通じた、子どもとの関わり、掛け合いってのは、
目の前の子どもの姿によって千差万別です。

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相手が赤ちゃんのなのか?幼児なのか?
お話が好きな子なのか?じっと座ってるのが苦手な子なのか?
それにより、私たち大人や保育士の、
子どもに対する対応は変わってきて当然です。

こうあるべき だとか、
こうしなきゃいけない ってのは、
目の前の子どもの本当の姿を無視していることになります。

たしかに、たくさん子どもを見れば見るほど、傾向ってものはあります。
しかし、誰もかれもが同じではありません。

目の前の子どもに対して、やり方や関わりを変えていくのが基本です。
それによって、もっと子ども達に楽しい絵本の時間を与えることが出来ます。

●理想論や綺麗事ばかりの「読み聞かせのコツ」は参考になるか?

さて、私は養成校出身の保育者ですが、
学生時代から、絵本の読み方の授業がありました。

それぞれ、理由や理屈が詳しく説明されました。
参考にはなりますし、筋は通っています。
考え方を学ぶ価値は、あります。

しかし、その読み聞かせ方法のセオリーには…

  • それが何の絵本か?どんなタイプの絵本なのか?
  • また、どんな子どもを対象としているのか?
  • 乳児クラス?赤ちゃん?幼児なら何歳児クラス?
  • 子どもの性格は?

などが設定されていないです。
というか組み合わせがありすぎて、シチュエーションを設定できません。
そのため、いかんせん理想論や綺麗事が多く、
「こうしてはいけない」「こうするべき」などの、
やり方はきまっていて、かくあるべきという雰囲気を感じました。

実際、絵本の読み聞かせのコツで調べてみると、
こうあるべき、こうすればOKなど、いろんな情報がありますよね。
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しかし、私はれらの情報について、
正解である場合もあるし、間違った対応になる可能性もある、と思いました。

それは、大人が子どもに求める子どもの反応であり、やり方であり…
いろんなタイプの膨大な種類の絵本を、
性格も性別も、好きなものも月齢も違う、
様々な子ども達に届けるのであって、
決まったやり方がある事自体、おかしいと思います。

 

●子どもにとって絵本読み聞かせの意味や意義

子どもとの関わりのある、主に保育の現場において、必ず存在する絵本。
子どもが関わる環境の一つとして、絵本は不可欠と言っていい存在です。

なぜ、ここまで絵本が大切にされているのか?
それは、絵本が子どもの発達に深く関わり、役に立つからです。
絵本がもたらす効果は、子どもの心の発達。

読み聞かせが上手いとかヘタとか、
間違えずに詰まらず読むとか、そんなことは二の次です。

たとえ読み間違ってやり直しても、
子どもは話に集中してるし、ぶっちゃけ気にしてません。
その時に子どもから突っ込まれても、
すぐにお互い読み間違いの事なんて忘れます。

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それよりも子ども達にとって、発達の助けになるか?
また、発達の助けに繋げていこうと思ったら、
どういう絵本を、どんな形で読み聞かせていけばいいのか?
を考えることが、一番大切なことです。

■子どもの発達の助けになる絵本の選び方!見るべきポイント

星の数ほど存在する絵本の中から、
子どもと関わる大人である保育者が選ぶ一冊。
その一冊には、様々な願いやねらいが込められており、
また、読み聞かせのやり方によって、
子ども達の受け取り方、伝わり方が変わります。

絵本を取り扱う大人により、
絵本を選ぶ基準は、実に様々です。

●ロングセラー絵本には、愛される理由があります。

絵本の選び方は、子どもの姿を見て、選ぶ必要がある…
と、言われても、まだ子どもとの関係が出来ていなかったり、
見えてこないときも、ありますよね。

そういう時には、ロングセラー、有名どころを、
とりあえずチェックしてみるのもアリです。

ロングセラーの絵本は、どの書店に行っても、
いつでも置いてありますし、どの図書館にも置いてあります。

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子どもの頃に読んだことがある、今までで見たことがある、
ぱっとみて、有名な絵本だなと、自分が思うものは、比較的良い絵本が多いです。
それだけ、イメージに残りやすいってことですから。
また、子どもの頃に呼んだ絵本の印象が、
大人になってもなお、まだ残っているという、
パワーを持った絵本、と言う事になりますからね。

絵本選びの基準が分からない時には、そういった自分の感覚を頼りに、
手に取ってみて、中身を読んで確認してみましょう。

また、おすすめ絵本として、
目立つようにディスプレイされてるものも、チェックしていみましょう。

どうしてこの本がいいのか?なぜ愛されているのか?
最初は分からないかもしれません。

たとえば「もこもこもこ」という絵本。
私がまだ学生の頃に、長く愛されている絵本と言う事で、
いろんな講師の方や、先輩方からオススメされましたが、
正直意味が解らなかったですし、何が面白いのか不明でした。

でも、書店や図書館で、必ず目立つ場所に、置いてありました。

しかし、保育士として働きだして、乳児と関わる機会が増えるにつれ…
この絵本の面白さ、なぜ子どもが好きなのかが、少しずつ分かってきました。
あの独特の絵と色、それに特徴的な擬音が、
子ども達にとって、とても心地よいもののようです。

今では、「もこもこもこ」を、読んであげる事がすごく楽しみです。
子ども達の反応もすごくいいですし、
読み聞かせをしている自分も、嬉しくて幸せになれます。

大人視点で、自分の中だけでいいと思う絵本を選ぶのではなく、
実際に子どもに読み聞かせを繰り返していく中で、
絵本の意味、意義、面白さに気づいていくことができます。

●絵が鮮明ではっきり、大きく描かれている物

絵本というものは、あくまで絵が主体です。
絵本における絵は、ページを開いたときの一番の印象を左右します。

子ども達って、読み聞かせの時は基本的に文字は見ません。
保育者や大人の声を聴きながら、絵本の絵と照らし合わせて、
頭の中に世界が広がっていくのです。

子どもにとって、直感的に分かったり、
イメージが広がる絵であったり…という事が大事です。

また、乳児クラス、とくに赤ちゃん(0歳児クラス)って、
認識しやすい色、形などがあります。

そういう事も意識して、絵本を選べるといいですね。

●リズムや繰り返し表現が絵本にあるか?

子どもは、言葉のリズムや繰り返し表現が、好きな子が多いです。

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特に乳児は、一定の感覚で繰り返される言葉や擬音そのものが、とても楽しいようです。
子どもを引きつける技法として、繰り返し表現が
絵本の中に効果的に使われているものがあります。

乳児さん相手に読み聞かせをしてみると…
みんな言葉のリズムや繰り返しが大好きなんだって実感できますよ♪
印象にも残りやすいです。

 

●話が分かりやすいもの、話の流れ、起承転結のあるもの

絵本には大人向けの趣味の絵本と、子ども達を対象にした絵本があります。
大人向けの絵本は、大人が読んで、いい絵本と思えるように作ってありますが、
こどもにとっては、話が難しくて分かりにくく、つまらないです。

子どもの気持ちに近づいて、共感してみて、
子どもの目線で楽しめるかどうかをしっかり考えて絵本を選んで下さい。

分かりやすさは、大切ですよ。

 

●子どもの発達段階や月齢、年齢に合った作品を選ぶ。

いくらいい絵本だといっても、
聞き手である子どもの年齢と発達に合っていないといけません。
例えば…2歳児に「泣いた赤鬼」を読んであげても、全く理解できませんよね。

「泣いた赤鬼」という絵本のあらすじとしては…

村人と仲良くなりたい赤鬼がいました。
でも中々、村人と仲良くなれませんでした。
そんな赤鬼を見た青鬼は、わざと嫌われ者を演じて、
赤鬼が村人と仲良くなれるように、立ち回ります。
その結果、青鬼は村から追い出されて出て行ってしまいます。
親友だった青鬼との別れを悲しみ、後悔して、
泣いてしまう赤鬼の話です。

[char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]余談ですが、この話、
年長さんが、
発表会のテーマで
発表していました。
私は不覚にも
泣いてしまいました…[/ふきだし]

友達のために自己犠牲を払って何かするという気持ちや、
それによって起こった結果に対して、後悔して泣いて悲しむ心理など、
この絵本が伝えたい事って、子どもにもよりますが、
4歳児~5歳児前後になって、ようやく理解できるようになってくるものです。

なので、年齢、発達に応じた絵本を選ぶことが大切です。
発達に合っていない絵本を読み聞かせても、
お経のように、子ども達にとってつまらないだけです。

年齢にあったものを読んであげましょう。
発育の助けになるのが一番のポイントです。

■大人の基準はNG。タブーな絵本の選び方

絵本を選ぶ時は、子どもの実際の姿をみて、
それを考えたうえで、選ぶ必要があります。

大人の基準で選んでも、子どもの心には、響かない事が多いです。

●大人がいいと思う絵本は、必ずしも子どもにとっていいものではない。

大人の視点で見て、いい絵本を選んで、
いいお話だから、是非、子ども達に伝えたい!と思う事、ありますよね。

新版 保育と絵本 ─発達の道すじにそった絵本の選び方

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でもそれってハッキリ言って、独りよがりです。
大人の感性と、子どもの感性って、ズレてることが多いです。

子どもの視点で選んでみてください。
また、子どもの視点になるためには、
子ども達と沢山接して、沢山遊んで、沢山話をする事が必要です。

子ども達にとって、興味のない絵本を読み聞かせるというのは、
どうでもいい演説を聞いてるようなものです。

そりゃ、集中なんてしませんし、
他に面白い遊びやおもちゃ沢山あるんですから、
子どもの状態は乱れるにきまってます。

大人視点で、すごくいいお話だから、子ども達にも伝えたい。
その気持ちはすごくわかります。私だって、そう思ってます。

でも、残念ながら、子どもの心に近づけていない大人や保育者の話は、
子ども達の耳に入りませんし、心に響きません。

難しい話、つまらない話、好きでもない大人からの話ってのは、
子ども達にとっては、まるでお経や念仏を聞いているかのごとく暇になります。

これは、私がすごく実感している事です。
子どもの心と、大人の心って、違います。
どこまで子どもの心に、こちらから近づけるかです。

子どもの心に近づけた時に、
心から子ども達と共に、楽しめる絵本やお話が見つかります。

 

・どうしたら子どもの心に近づけるか?

毎日子ども達と過ごし、姿を見る事です。
一緒にたくさん遊びます。
一緒にたくさん、お話をします。
ご飯食べておいしかったね、
花を見てきれいだねと、子どもと共感します。
そして、いろんな本を読んで反応を探る事です。

基本的なことですが、一緒に過ごす時間が長くなり、
こちらが意識して子どもを見て行けば、
おのずと、子どもの事が分かってきますし見えてきます。

そこで子どもと、心の距離がぐっと近づきます。
近付くにつれ、どんな絵本を読んであげれば、喜ぶかな?楽しいかな?
って、自然と考えてしまうようになりますよ。

 

・どうしても読んであげたい絵本がある場合は?

大人視点で選ぶと、どうしても凝った話になりがちです。
伝えたい、読んであげたいならば、読んであげればいいです。

その時、子ども達の集中が切れたり、
乱れたりすることがあるかもしれません。

ちゃんと集中して話を聞いてくれないという事は、
まだ、子どもの心に近づききれていない、と言う事です。

しかしそれは、信頼関係がまだまだこれから、
伸びていく可能性があるという事でもあり、
もっと仲良くなれる、という事でもあります。

難しくて長い絵本だけど、
どうしても読んであげたい本がある…

そのためには、子どもから好かれる先生であることが必要です。

日ごろから子どもの心に近づき、共感して遊んでくれて、
なおかつ、いつも楽しいお話を聞かせてくれたり、
大好きな絵本を読み聞かせてくれる、とっても面白い先生…

という、自分たちの大好きな事をたくさんしてくれる先生
というイメージを、
子ども達に持ってもらうことが必要です。

本当に信用出来て信頼出来て、大好きな先生の話であれば、
初めての絵本で、ちょっと難しくっても、少し長くても、
真剣に聞こう、って子どもは思うものです。

この先生なら、間違いなく面白い話をしてくれる。
難しくっても、しっかり聞いてみよう、と思われるような、
子ども達にとって、そんな存在になる事が、大切です。

 

■読み聞かせの絶大な効果や子どもへの良い影響とねらい

絵本の読み聞かせを行うメリットや得られる効果は、
実に様々なものがあります。

読み聞かせを、してあげない理由がありません。
本当に、絵本は最強の乳幼児期の教科書と言えます。

[char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]英語だとか、数字だとか、
そんなもん、勉強してる場合じゃねーべ![/ふきだし]

たくさんの絵本を、繰り返し、どんどん読んであげてください!

 

●言葉での表現力をつけ、語彙力を豊かにする

様々な絵本を、繰り返し読んであげる事により、
子どもは様々な言葉や、表現を学んでいく事になります。

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絵本と言うのは、子どもの発達の助けになるよう、
正しく、美しい言葉や文章、日本語で構成されています。
(もちろん、全ての絵本がそういうわけではないですが)

ただ、絵本を読み聞かせするだけでも、
子どもの中にたくさんの言葉が、入っていきます。
それによって、自分の気持ちを言葉で表現し、伝える力が、ついていくのです。

 

●【重要】情緒の安定につながる理由とは?

基本的に、情緒が安定しない、
すぐ怒る、すぐ泣くという子の原因は、
自分の気持ちを、泣きわめいたり、怒り散らすことしか、
表現方法を知らないからです。

しかし、絵本をたくさん読み聞かせしてもらう事で、
ことばでの表現の幅がとても広がります。

これにより、子どもは自分の気持ちを、
客観的に整理して、言葉で表現する手段や方法がわかってきます。

なので、怒ったり泣いたりする前に、
しっかりと自分の気持ち、言いたい事が言えるため、
友達との関わりや、やり取りが、うまく行きます。

また、保育者や教師、親などの大人にも、しっかり言えるため、
言葉で話すことで、気持ちが伝わった!分かってくれた!
という、満足感と安心感を得ることが出来ます。

これが、絵本の発達を助ける効果です。
たくさん読んであげてください。

 

●想像力、イメージ力、見通しをもつ力が育つ

絵本に登場する人物や動物が織りなすストーリーがあります。

子どもって、絵本の絵を見ながら、
大好きな大人の読み聞かせの声を聴きながら、
絵本の世界に入っていく事が出来ます。

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そこでは、物語のキャラクターの気持ちになってみたり、
イメージを広げていく事で、発想と想像力が育ちます。

また、ストーリーがある絵本を繰り返し読んでいく事で、
物語のキャラクタが、こういう行動したから、こうなった、
という、因果関係の理解が出来るようになります。

これを、自分の日常生活に置き換えていく力が付きます。
因果関係を考える力のない子は、
なぜ、いまこのこの行動をしなければいけないのか?
という意味が分からず、目先の楽しさばかりをとる子になります。

例えば、乳児さんだと、食事前になぜ手を洗うか?を理解できない子も居ます。
しかし、幼児クラスになるとほとんどの子どもは、

手にバイキンがいっぱいついてると、
それを口に入れた時に病気になるから、
食事の前に手を洗ってバイキンをとる必要がある

と考えることが出来ます。これが因果関係です。
逆に因果関係を考えられないと、

手を洗ってないけど、お腹がすいている。
早く食べたいのに、なんで食べちゃだめなの?
手を洗う意味ってなに?

となります。

因果関係を考えられる力と言うのは、
ストーリーのある絵本を、なんども読み聞かせしてあげることで、
身につけていくた助になります。

●知的関心や興味、欲求を満足させる

絵本には、だいたいの分類として、
物語になっているものと、知識を得られるものに分類されます。

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絵本を通して初めて知る事というのは、
子どもの興味と関心を引き出し、生み出します。

もっと知りたい、実際にやってみたい、と思う事が、
子ども達の学びに繋がっていきます。

絵本きっかけに、学びの幅が、とても広がっていきます。絵本が大好きな子って、自分で本を読む習慣がつきやすいため、
小学校以降、学びのモチベーションが違ってきます。

自分で集中して、1人でも勉強できる子になります。

●絵本の内容を、他の活動で表現したいと思う

たとえばオペレッタや発表会などでは、
子ども達の大好きな絵本をテーマにすることが多いです。

進級当初から、意識して特定の絵本を繰り返し読み聞かせしていくと、
子ども達はそのお話がどんどん大好きになっていきます。

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なので、表現遊びの題材すると、子ども達はとても喜んで行いますし、
発表会のテーマに繋げていく事もできます。

●幼児になってくると、文字に関心を持つ

幼児クラスになってくると、
絵だけではなく、文字にも興味を持ってきます。

そういった時に、子どもが興味を持った事に関しては、
丁寧に伝えてあげてください。

興味を持った時が、一番覚える力が強く、
すぐに覚えてしまう時期です。

・うちの子は文字に興味がない……覚えないのでは?

文字に興味を持つタイミングって、個人差があります。
3歳児くらいでも興味を持ちだす子もいれば、
5歳児になってようやく文字に興味を持ちだす子も居ます。

前述した通り、興味を持ったタイミングが、物事を覚える、
一番ベストなタイミングです。

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もし、興味がないから無理矢理に、字を覚えさせようとしても、
子どもは反発しますし、無理強いをすることで、
逆に文字が嫌いになってしまいます。

あせらず、子どもが自分から、
「これなんてかいてあるの?」と、聞いてくるのを待ちましょう。

 

●絵本を大切にしようとする気持ちが育つ

お気に入りの絵本があれば、それを大切にしようとします。
好きなものだから、大切に丁寧に扱いたいという気持ちが育ちます。


また、絵本棚に綺麗に並べて、
整理整頓を自分からしようとしたりする気持ちも持てます。

 

■絵本の読み聞かせの練習をする意味と理由

子どもに絵本の読み聞かせを行う際、
絵本の内容がしっかりと伝わるかが一番大切です。

小さい声で聞き取りにくいとかは、論外ですよね。
しかし、ただ大声を張り上げればいいというものではなりません。
かといって、ただ単にゆっくり読めばいいというものでもありません。

[char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]絵本をみている、一番奥の子に対して、
ちゃんと声が届くくらいの声量で、
わかりやすくハッキリ話す必要があります。[/ふきだし]

●抑揚とか登場人物によってしゃべり方とかは変えたほうがいい?

抑揚をつけたほうが伝わりやすい場合もありますし、
そうでなくてもいい場合があります。

私は、絵本の読み聞かせの演じ方は、
これが正しい!という決まりは、特にないと考えます。
絵本の種類や状況に応じて変わります。

絵本の正しい読み聞かせかたというのは、誰もが悩む事です。
絵本の読み聞かせ方について調べると、様々な意見があります。

  • 抑揚をつけて登場人物を演じ分けたほうがいい
  • なるべく淡々と読んで物語に集中できるようにしたほうがいい

しかし、どんな本やサイトを調べても、
こうすべきであるとか、こうしなければいけないとか、
そういう考え方が書いてあります。
また、その理由も述べらています。

つまり、その時の視点や考え方で、いくらで、
意見って述べることが出来るのです。

それらの考え方を、
一通り自分の中に落とし込んだうえで、
目の前の子どもに対して、
今、どんな読み方をしてあげればいいか?
と、考えば、それで十分です。


読み聞かせをする人にもよりますし、
どんな種類、ジャンルの絵本なのかにもよります。

また、読み聞かせを行う子どもの月齢、年齢やクラスによっても変わります。
どんなお話が好きなのか、子ども達の反応によっても、変えていく必要があります。

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つまるところ……
「これが正しい読み方だ! だから、こういう読み方は間違っている!」
というように、 最初から決めてかかっていると、
子ども達によって、気持ちを丁寧に受け止められなくなったり、
柔軟な対応をした読み聞かせをしてあげる事が出来なくなります。

それって、保育の基本である、
目の前の子どもを見て、丁寧に関わったり接したりと言う事に、
繋がっていかないと考えています。

[char no=5 char=”涼しいあつみ先生”]絵本の読み聞かせをするのは、あなたです。
あなたが、感じたまま、子ども達に伝えたい事を意識して読めば、
それが自然とあなただけの読み方になります。[/ふきだし]

絵本とは、読み方とかテクニックがどうのではありません。
あくまで、読み手と、絵本がセットになっているものです。

同じ絵本でも、違う人が読んだら、
子ども達にとっては、とても新鮮なのですよ。

ただ、やっぱり本当に絵本を通して伝えたい事があるならば、
先にどんなお話か目を通しておいたり、
一度声に出して読んでみるという事は、していおいたほうが、
より子ども達の心に響きます。

読み聞かせをするあなた自身が大好きな絵本ほど、
読み聞かせの練習をする事で、子ども達にとって素敵な時間になりますよ。

●読み聞かせの練習ってしなくちゃだめなの?意味あるの?

必要か必要でないかと言われれば、前述した通り、
するにこしたことはありません。

とはいっても、何十回も同じ絵本を、
つまらないように読むとか、そんな必要は全くなしです。

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絵本の練習というのもは、

  • 先に目を通しておいて、どんな内容か把握する
  • 実際に声に出して一回読んでみる

これだけでも、相当に十分です。
というか、これ以上やっても効果は薄いです。

なぜ効果が薄いのか?という理由ですが、
絵本の読み聞かせとは、
目の前の子ども達の反応を見ながら、行うものだからです。

子どもの反応がない状況で、エアー練習を何十回もするよりも、
実際に子どもの前で一回読んでみる方が、
よっぽど、次に生かせるコツが見つかります。マジで。

あ、このページで子どもが笑った。
そうか、子どもってこういう絵や、こういう言葉が好きなんだな。
じゃあ、次読むときは、もっと大げさに読んでみよう。
そしたらもっと笑ってくれるかな?

という、すぐに次回からできる改善点やポイントを、
実感しながら把握していく事が出来ます。
これって、子どもが目の前にいない状態で練習しても、
全然わからないことです。

また、子どもが好きな絵本やそのシーンって、
傾向はあれど、やっぱり個人差があります。

このクラスの子どもには、このページのシーンがウケたけど、
違うクラスの子ども達は、別のページのほうがウケた…

など、反応は違ってきます。
だから私は、過剰な絵本の読み聞かせの練習は、
あまり意味がないと考えています。

●現場では絵本の練習をしない場合が多い。

保育士養成校の学生時代は、
絵本の練習をしろといわれましたが、

正直、現場では練習とかなしで読む機会がいくらでもあります笑

よくお昼寝前や、合同保育の時間に、
私は子ども達と一緒に絵本を選びに行ったりします。
「今日はこれにしよっか!先生も初めてだから楽しみ!」
というように、子どもと一緒に、知らないお話に初めて出会う
感動というもの、共感のひとつであると思います。

くそ真面目で古い考えの人なら、
「初見で読み聞かせするなんて、練習しないなんて、ありえない!」
という人もいるかもしれませんが、
私から言わせてみれば、柔軟に対応できないほうが、「ありえない」です

保育者である自分も、
初めて読む絵本で、子ども達と一緒に驚きを体験するってのも、いいと思います。
それが、子ども達もっと心が近くなる事に繋がると感じてます。

初めて読んであげた絵本で、
あ、これはもっと何回も読み込んであげたいな
と思ったものは、少し練習すれば、それでOKです。

■絵本読み聞かせのコツや効果についてのまとめ

絵本の読み聞かせで、 子どもに気持ちが伝わるかと言うものは、
ちょっとしたポイント、コツを意識するだけで、 変わってきます。

絵本の読み聞かせは、自己満足ではありません。
ただ、読み上げればいいというものでもありません。

読み聞かせをしてくれる大人の事も、子ども達は見ています。
読み聞かせをする大人によって、まったく違った面白さになります。

子ども達と一緒に楽しみたいという気持ちと、
目の前の子ども達のためにという気持ちを持って、絵本を選んであげましょう。

■絵本選びの参考サイト:

1000万人の絵本ためしよみサイト|絵本ナビ

絵本ナビでは、無料で絵本の試し読みをする事ができます。
私が子ども達に読んであげる絵本を選ぶ時に、使っているサイトです。

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本当に、知っているか知っていないかの問題であり、
あとはそれを自分の中に落とし込んで、
子どもに向き合っていけるかだと考えています。

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