手作りタオル人形の簡単な作り方
フェイスタオル一枚が主な材料!
肌色の布と綿があればできる簡単手作り人形。
1歳からのみたて、つもり遊びに最適です。
保育園によっては、保護者に人形の作成をお願いしている園もありますね。
この記事では、一番簡単なタオル人形の作り方を、写真と解説をつけて、紹介していきます。
こんばんは!
男性保育士のあつみです!
さて、この記事では、手作りタオル人形の作り方を紹介します。
保育園でお願いされて作る事がある、手作り人形。
この記事では、手作り人形の中で、一番簡単でシンプルな、タオル人形の作り方を紹介します!
人形遊びが出来るように、乳児さんのお部屋に置いてあげてもいいですね♪
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●簡単手作りタオル人形の材料
- フェイスタオル
- 肌色の布
- ボタン(目になります)
- 針
- 糸
(ミシンがあれば少し短縮できます。)
こんなカンジで出来ます。
作成手順と作り方
クリックで大きくなります!
●タオルと布を切る
フェイスタオルを切る
フェイスタオルを、カットしていきます。
フェイスタオルは、頭、胴体、手足になります。
このように切ると、簡単で、端っこの処理が楽ですよ♪
肌色布を切る
これは、顔の部分と、手足の先になります。
写真では、
- 手足のサイズ:直径8センチ
- 顔のサイズ:直径20センチ
になっています。
また、布に丸と書くときには、コンパスを使います。
コンパスにフェルトペンやマーカーなどを取り付けて、
このようにしてあげると、描きやすいです♪
線は内側になるので、見えなくなるため何色でもOkですよ。
●顔部分を作る
直径20センチの肌色の布を使って、顔を作ります。 まず、丸く切った肌色の布のふちを、並縫いにします。
こんなかんじですね。ぐるっと一周していきます。
一周できたら、少しずつ糸を引っ張り、閉じていくのですが、
閉じる前に、綿を入れます。
綿をしっかり入れてから、さらに糸を引っ張り、しっかりと閉じてから、結びます。
肉まんみたいになればOKです!
簡単ですね♪
●肌色の布で手足を作る
次は、小さく切った肌色の布(直径8センチ)で、手足を作ります。
これも、やり方は顔と同じ。
ふちを並縫いにして、中に綿を入れて、糸をしっかり引っ張り、閉じます。
合計で4つ必要です。
●腕、脚の作り方
腕、脚ように切ったタオルを用意します。
一番小さいものですね。
サンプルでは10×16センチのサイズです。
これを半分に折って…
こんな感じにしてから、縫い始めます。
片方は手が入るほうなので、開けておきます。
もう片方は閉じておきます。
これを裏返すと…
筒状になり、片方が閉じた状態になります。
これに綿を詰めて…
先ほど作った手の先と組み合わせます。
こんなふうに出来ればOKです。
これを4つ作ります!
タオル人形の手足です。
ポイント
手の長さと足の長さは違うので、
手は少し短めに、足は長めにつくってあげると、
完成した時の見た目がまた、変わってきますよ♪
●タオルで胴体を作ります。
胴体は、胴体ように切ったタオル(18×26)のタオルを使います。
まず、半分に折って、片方を縫い、筒状にします。
このように片方を閉じたら…
しっかり縛って、閉じます。
そして、裏返すと袋状になっていますので、
もう片方も並縫いで、絞り縫いが出来るようにします。
袋を閉じ仕舞う前に、綿を詰めます。
綿を入れたら、しっかりと縛って
米俵みたいになったら、胴体の完成です!
●タオル人形の顔を作る
さて、顔を作っていきます。
まず、目をつけましょう!
目は、ボタンなどをつけてもいいですし、刺繍でもOKです。
次は口を作ります。
口は、刺繍で表現します。
●毛糸で髪の毛をつける
毛糸を使って、髪の毛を作ります!
毛糸を束ねて、まとめて縫ってしまいます。
毛糸を束ねて縫い付けるのは、結構難しいです!
●タオル人形の頭を作る
頭巾用のタオル(13×32)のタオルを使います。
一番長いやつですね。
ふちは、一回折って縫ってあげましょう。
構造上、ふちが見えてしまいます。
頭巾ができたら、顔に巻き付けてあげましょう。
ここまで出来たら、綿をつめます。
しっかり綿を詰めたら…
並縫い(縛り縫い)でしっかり閉じて…
「ゆっくりしていってね!」
頭の完成です!
(なんか、こうやって頭だけ並べるとゆっくりみたい笑)
●タオル人形を組み立てる
さて、これでタオル人形のパーツは全て完成しました。
あとはこれを縫い合わせて、形にするだけです。
頭と手足をくっつけると…
形になりました!
簡単なタオル人形ですが、並べると、思ったよりかわいい笑(自画自賛)
せっかくつくったんで、これは乳児のお部屋に寄付しようと思います笑
ポイント
縫い付ける時に意識するポイントとしては、
手や足を、どう可動させたいかを考えておくことです!
私は、座らせてあげたかったので、足が前後に動きやすいように、縫い付けました。
また、応用編としては、手足を、ボタンで留めてあげる事で、前後に可動できるようにする、などの方法もあります。
●どうして人形なんて作らなきゃいけないの?
保育園によっては、保護者に手作り人形の作成をお願いしている園があります。
正直言って、忙しい保護者にとって、人形作りとか面倒…ですよね笑
私も、そう思います笑
でも、お母さんの作ってくれた手作り人形って、子ども達にとって、とっても大切なものです。
歴史の長い公立保育園などでは、まだまだ、手作り人形を使って遊んだり、活動している園があります。
さて、どうして手作り人形が必要なのでしょうか?
手作り人形の作成をお願いされるのは、主に1歳児以降です。
これは、0歳の赤ちゃんの時期に、大人の働きかけの中で、友達やおもちゃと十分に遊んできた子ども達は、何事に対しても「わたしもやってみたい」という気持ちが出てくるからです。
1歳になってくると、しっかりとした歩行を獲得し、両手が使えるようになり、いろんな道具が使えるようになります。
これにより、色んなものに働きかけて、変化させていく事が楽しいと思うのです。
1歳児クラスの子ども達は、保育者の行う手遊びや歌遊びなどを見ると、大人の動きや声に合わせて、一緒にやってみます。
その時に、大人の行動や、友達の遊びをじっくりみています。
そして、あとで同じことをしようとします。
特に、気に入った遊びであると、しばらくの間遊びをしっかり覚えておいて、あとになって同じ遊びをしようとしたりします。
そんな力を基礎にして、1歳児さんたちは、日々の生活を、ごっこ遊びで表現したりします。
買い物に行くお母さんのまねをしたり、絵本を読んであげるふりをしたりします。
そして、お母さんみたいに、先生みたいにしてみたい、という気持ちが育ってきます。
1歳児クラスになると、進入園児で、0歳児クラスのお友達が入園してくることもあり、よりその意識が強くなるんですね。
ここで!
自分だけのお人形があると、遊びが広がります!
これは、信頼する保育者や親への尊敬や、憧れの気持ちから生まれるものです。
赤ちゃんの頃に比べて、出来ることが増えてきた自信と…
「ちょっとだけ、お姉ちゃん/お兄ちゃんみたいになりたい・やってみたい」
という気持ちなのです。
お茶碗とコップがあれば、実際にそこにお料理があるつもりで、遊びます。
お鍋があれば、かき混ぜたり、よそってくれたり。
人形があれば、人形を抱っこして遊んでいるうちに、
いつも先生にしてもらっているように、絵本を読んであげたり、
布団を敷いて、人形とトントンと寝かしつけようとしたり…
こどもの、つもり、みたて遊びを、広げてあげられる声かけを、してあげるといいですね。
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