児童誌「おともだち」教材内容を保育士が分析してみた|2018年7月号ネタバレ詳細レビュー

児童誌「おともだち」ってどんな雑誌?学習教材なの?子どもむけアニメ雑誌なの?
実際に購入して、保育士が内容をチェックしてみました♪
中身を確認したいけど、書店では閉じてあって見れないけど気になる…
というあなたのために児童誌「おともだち」の内容を写真付きで紹介します。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
この記事では、児童向け雑誌・学習誌である「おともだち」の内容を写真を交えて紹介しています。
コンセプトは「あそんで学べる 能力開発絵本」です。
対象年齢設定は、3歳、4歳、5歳となります。
毎月発売されるものですが、傾向を確認したい時など、参考にしてみてくださいね。
この記事の目次は下記になります。
この記事を書いた人

あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
■「おともだち」内容はアニメ販促+学習教材+保護者向け冊子
●「おともだち」ページ数から傾向・統計を分析
今回取り上げたのは、「おともだち」2018年7月号です。
「おともだち」のページ数から、割合を分析してみましょう。
今月号は、ページ数表記は、全体で92ページと表記されています。
が、これは、とじ込み付録も含めた数字です。
カウントしてみた所、実質、雑誌のページは64ページ分となります。
この内約としましては…
- アニメの紹介・宣伝・販促=26ページ
- 学習教材=16ページ
- 知識系読み物=4ページ
- 昔話・童話=5ページ
- その他=残りページ
という内約になります。
さらに、とじ込み冊子としまして、
- 保護者向け冊子 14ページ
が付きます。
●アニメの宣伝・特集・販促ページについて
読み物ページの巻頭にかけては、人気アニメ(プリキュア)が飾っています。
(おそらくその時期、一番人気のある作品がスポンサーになるのでしょうね)
そこからは、人気がある順番にアニメや作品の特集ページがあります。
ちなみに、取り上げているタイトルは下記。
- プリキュアシリーズ 6ページ
- リカちゃん 4ページ
- こえだちゃん 2ページ
- ひみつのここたま 2ページ
- チェリー&ベリー 3ページ
- トミカ2ページ
- マイメロディ 1ページ
- チャギントン 1ページ
- パトレンジャー 1ページ
- 仮面ライダービルド 1ページ
- トムとジェリー 2ページ
となります。
タイトルを見て見ますと、全体的にメインターゲット層は、女の子向けの作品ばかりです。
スーパー戦隊シリーズも各所に登場してますが、やっぱり気持ち程度です。
しかも、それぞれの作品の紹介ページ数自体は、少ないです。
ただ、プリキュアシリーズと、パトレンジャーについては、
各付録のページに、紹介役として何度も登場しています。
なので、プリキュア、レンジャーについては、実際のページ数よりも、かなり登場頻度は多く感じますね。
★アニメ紹介の中にも、手先を使う遊びが散りばめられている
「おともだち」の特徴としては、ただ単にアニメの販促だけをしているのではなく…
シール貼あそびや、線なぞり遊び、ちぎり絵、ちぎり貼り遊びなど、
ちょっとした手先を使う要素のある遊びが、結構な頻度で散りばめられています。
(子ども達にとって、枠に合わせてピッタリシールを貼るって、難しい事なんですよ)
パラパラと、読むだけでなく、少しでも手先と頭を動かす要素が、意図して入っている事…
これが「おともだち」が遊んで学べる能力開発絵本と謳っている所以でしょうか。
●「おともだち」後半は学習教材ワーク+読み物
学習ワークについては、おもに文字、ひらがなの学習が中心です。
ただ、この部分につきましては、5ページ程度ですので、あっという間に終わってしまうでしょう。
●知識系よみもの
この号では、クイズ形式で紹介されています。
●工作系の充実
前述しましたが、教材としても、切ったり貼ったり組み立てたりという手先の作業が多いです。
ちなみに、手先に集中して細かい作業するのって、子ども達にとっては、脳みそフル回転させて行う作業です。
ちなみに今回、雑誌内で求められる要素は…
- 切る
- ちぎる
- のりで貼る
- シールを貼る
- 線をなぞる
- 組み立てる
- 図形を描く
- 迷路
などの要素が見られました。
ちょっと難しいし、上手く出来ないけど、楽しい、自分で作ってみたい…
という思いがあることで、子どもって成長していきます。
これが、製作・工作技術を通して得られる力です。
●名作絵本・有名な童話・昔話
今回は、ナイチンゲールのお話でした。
このコーナーでは、毎月有名絵本や、童話を紹介しています。
5ページで構成されていて、文字が多めです。
集中して読める子であれば、一人でもよめます。
●別冊で保護者向けの情報も付属(14ページ)
本誌とは別冊で、保護者向け情報誌もついております。
参考としまして、一部を内容を紹介します。
■コラム:子育て相談
■コラム:家計簿診断
■読者投稿コーナー
などで構成されています。
■児童誌「おともだち」の分析まとめ
今回は、2018年7月号の内容を取り上げ、紹介しました。
印象としましては、雑誌全体で遊べる工夫がされています。
各ページの取り組み用のシールです。
ワークにあわせて貼ったり、そのページが出来たらシールを貼ったりします。
子ども自身が好きなアニメ・番組をワクワクしながらみつつ、
少しでも発達の助けになるよう、工夫されているのが、児童誌である「おともだち」の特徴です。
例えば、アニメの紹介ページであっても、シール貼りや線つなぎ、まちがい探しなど、
ただ紹介するのではなく、少しでも手を動かしたり、考えて見るような工夫がされているページが多いです。
●工作系が多く、手先と頭を使う事が求められる
また、切り取ってそのまま作れる、工作系が結構、多めです。
作るのが楽しい子、得意な子なら一人でも夢中で作れますが、中には難しい子もいるでしょう。
そして今月号(2018年7月号)に関しましては、メイン付録であるティーパーティーセットも、
紙素材で組み立てるタイプで、遊ぶまでに細かい作業と手間がかかります。
年齢によっては、保護者と一緒に組み立てるなどの関わりも必要になるかもしれません。
ただ、逆に考えると、手先、指先を使うという事は、頭を使う事なので、子どもにとっては、とても勉強になる事です。
大人がすべてやってしまうのではなく、ぜひ、子ども達の手も加えて、一緒に楽しみ、学んでいくのがいいと思います。
●自発的に取り組める工夫が凝らされている「おともだち」
ただのそっけない学習教材だと、やらされている感が強かったりして、ワクワクせず楽しくありません。
しかし、こういう児童誌ですと、子どもが自分から、本を開いて、ワークに取り組むきっかけになります。
「勉強=つまらないもの」という認識や先入観を植え付けられる事なく、
自分から主体的に関わろうと思えるのは、今度の意欲にも関わってくるので、大切な要素です。
アニメのキャラクタというのは、あくまできっかけにすぎません。
ただ、学習教材や、ワークそのものが楽しい子、というのも中にはいます。
そういう子にとっては、ハッキリいって、教材部分が物足りなさ過ぎると思います笑
そういう子の場合は、幼児教育のために、専門的に設計されている通信教材のほういいです。
(例えば、ドラゼミとかこどもちゃれんじとかそういうのですね)
本人にとって、ワークが面白く、どんどん取り組めるので、非常に効果があります。
こちらの記事で、しまじろう(こどもちゃれんじ)の口コミを聞いてきたので、
気になる方は、是非参考にしてくださいね。
●たのしい幼稚園との比較
以前紹介しました、楽しい幼稚園との比較ですが、
収録コンテンツ的には、楽しい幼稚園のほうが多いです。
ただ、楽しい幼稚園は対象年齢が違います。(4歳、5歳、6歳向け)
おともだちは3歳、4歳、5歳向けの作りになっています。
お好みで、選んでみてくださいね。
●余談:じんべえざめカードについて
巻頭でついていたじんべえざめの仕掛けカード、実際に作ってみました。
これ…保育で子ども引きつける時の小道具に…使える…!笑
図鑑をよく見る子どもですと、海の生き物もよく覚えるんですよね。
そして、関西圏在住の子ども達ですと、海遊館に遊びに行く子も多くて、
なぜかジンベエザメが好きな子が結構います笑
大きいけど、なんとなく怖くないようなあの外見が、子ども達を引きつけるのかもしれないです笑
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