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保育士って、定着率の低い職種です。
非常に、転職や退職が多いです。
特に、最初に勤め始めた園に長期間とどまる事は、割合的にかなり少ないです。
というか、最初の園を貫き通してる人って、なかなかいないですよね。
その理由としては、
自分に合う保育園で働きたい…という条件で考えた場合、
だいたい、上記の条件のひとつが当てはまります。
最初のうちは、上記の条件のうちどれかが当てはまっても、
ガマンしてしばらく勤めていこうとする方が多いですが、
いずれ、ストレス、フラストレーションがたまり、
結局、いろんな園を転々とする…というパターンが非常に多いです。
いくつもの園を転々と転職し、いろんな保育園を経験し、
ようやく自分の保育観に合った、やりたい保育が出来る園に出会えるのです。[/ふきだし]
[cc id=12984]
保育士が別の職場に転職する、または別業種に転職する理由って、
保育と言う福祉業界そのものの、構造的な欠陥が原因です。
女性特有の狭い人間関係の中では、
ほぼほぼ、派閥争いや立場の弱い職員へのいじめがあります。
子どもに教育するべき大人が、実にくだらない理由で、
気に入らない職員への攻撃などがあります。
さらに、勤務条件、ブラックな体育会系の風潮が、
より職員にフラストレーション、ストレスをためていきます。
「子どものため」という事を盾にして、
無賃残業の強制、黙認、押し付けが、福祉の業界全体で横行しています。
しかし、そんな常識が無視されており、軽視され、
職員の生活が犠牲になっている。
それが多くの保育所という施設です。
世間一般的には、転職を繰り返すことは、推奨されてません。
その理由は、イメージ的に悪いとされているからです。
しかし、この児童福祉、とくに保育と言う業界は、
人と人が、直に関わる場所であり、
どういう仕事をしていきたいかは、かなりデリケートな問題です。
どの先生も、自分の保育に信念を持っています。
子ども達の未来に対しての強い願いがあるから、頑張っている。
しかしそんな明るいイメージとは裏腹に、
自己犠牲と保育者のボランティア精神に付け込んで、
成り立っている世界です。
業界そのものがブラックというか、 業界の構造そのものに欠陥があります。
ただ、やりがいはあります。
子どもの未来を育て、作っていく、素晴らしい仕事です。
でも、意欲を持って保育士になった先生が、
そのあまりの大変さに、保育の仕事をあきらめ、退職し離脱していく…
そんな悲しい現実があるのです。
だからこそ、退職なんてことになる前に…
自分にあう職場を見つけてほしいと思います。
必ず、自分の保育観に合う園があり、 そこでなら、自分らしさを発揮して、イキイキと保育が出来るのです。
本当にいい保育をされる先生は、 そんな理想の場所を探して、転職を繰り返してきた人も多いです。
そしてようやく、自分の望む保育が出来る園に巡り合える。
果たしてこれは、悪いことでしょうか?
転職は難しい…でも、今の状況から動けない…
今勤めて居る園を、辞めるのは心苦しい思いがあると思います。
しかし、今だけを考えるのではなく、長い目で見て考えてみてください。
今の状況をずっと続けていく事で、どうなるのか。
今の状況から、動かない理由は、あるか?
そうすると労働の条件ってとても大切です。
これは個人的な話ではあるのですが、私の保育園での例をお伝えしますと…
職員はとてもみんな意識が高いです。
自分の生活すべてを保育に捧げている。
本当にそんな感じです。
正職の先生は、私も含めて毎日残業をしています。
土曜日や、行事前の日曜日は、出勤日じゃなくても園に来て、
何かしら作業を進めています。
良い保育をしていると、地域からの評判はいい。
園に勤務していて、地域の人の声をきくと、どう見られているのかは、分かります。
しかし、実際に働く職員の労働の状況は…?
勤務条件には、休憩があるのに、実際には休憩なし、という現状です笑
午睡中に保育日誌を書こうものなら、
「日誌なんて家で書けるんだから、園では他の仕事しなさい」
と言われる。(いいのか?ソレ)
また、午睡中には、職員会議だけでなく、
系列園の同じ年齢のクラスの担任が集まって月案会議に出張に行ったり、
ピアノの先生に来てもらって、順番にレッスンをしたり、
誕生会や行事の出し物の練習、広報誌の打ち合わせなど、
とにかくやる事が多い。
午睡中に自分のクラスの事をしようものなら、嫌味を言われる。
「あなただけ自分のクラスの事するの?」って。
こんなの絶対おかしいよ笑
絶対に手を止めることが許されない環境。
タイムカードは存在せず、出勤簿にハンコを押すだけ。
定時に帰るなんて、誰も出来ない風潮です。
全員、毎日2時間以上残業が当たり前。
4時にさよならの挨拶をして、保育室から子どもがいなくなってから、
自分のクラスの保育室の掃除を終え、
そのあとは廊下やトイレ、手洗い場など園全体の掃除をする。
そんなこんなで定時になるのですが、
定時を過ぎてからが、ようやく自分のクラスの保育準備が出来る時間です。
そこから雑務、書き物、製作物などしていくと、残業は不可避です。
20時前になると、園全体の放送で、
各クラスの保育室のスピーカーから、園長の号令が掛かります。
園長「みんな!残業はしない!早く帰りましょう!」
(既に数時間の残業をしているというのはさておき)
これが、退勤していいという、お許しの合図です。
…この時間に帰ってる先生を見た事ないです。[/ふきだし]
ちなみにこの園長の号令(笑)は、園長の気分によって、
時間的に早くなったり、遅くなったりします。
行事前だと22時とか23時頃になる事もあります。
この合図があり、ようやく正職員が、園長の顔色をうかがいながら、
また、周りの様子を見ながら一人ずつ、帰っていく、という状況です。
先生方の皆さん、それでも家に仕事を持ち帰っています。
幼児クラスでは毎月の子どもの様子を、それぞれの家庭に伝えるための、
子ども一人一人の連絡帳(個人おたより)の記入という仕事があります。
これも、幼児クラスの担任は、
毎日持って帰って書いています。(いいのか?ソレ)
幼児クラスって、30人前後ですから、
一ヶ月、毎日ほぼ一人分、ぎっしりと文章を書かないといけません。
(1人一枚、500文字~600文字程度。これを毎日。)
はっきりいってしんどいです笑
体壊したらすぐに破綻するリズムの中で、
私も含め、うちの園の先生方は生活しています。
入れ替わりや退職は少ないです。
一周まわって、普通の先生は淘汰されました。
今では保育に命かけてる先生しか残ってません。
保育に命をかけて、一生を捧げる。
家にいても、無償で残業してでも、
子ども達のために頑張っている自分がステキ。
それが一番大切な事だと思っている人ばかり。
別に、そう思う事は、人の勝手です。自由です。
個人の価値観ですしね。
保育の仕事に命をかけろ、
保育にあなたのすべての時間を捧げろという価値観を、
押し付けてくるのが、現状の多くの保育所なのです。
しかし、そんな押しつけを、
私は受け入れるわけには行きません。
果たして、この生活がずっと続くのか?
子どもはとてもかわいいし、やりがいはあります。
ただ、こんな生活が続くと、いつか破綻するのは、目に見えてわかります。
私は趣味も大切にしたいので、
保育にすべてをかけている他の職員とは、
熱意に温度差を感じることも多いです。
このブログだって、毎日夜10時くらいから2時間くらいかけて記事書いてます。
ブログは趣味なので、やりたい。
だからといって、保育に手を抜きたいわけじゃない。
なので、ブログ書いたあと、持ち帰りの仕事してます笑
常に寝不足だけど、仕事も趣味も妥協したくないです。
こんな環境なので、私自身はどう思われようとも、
やることはやって、子ども達と楽しく保育を進めていこうと思うわけです!
周りの職員の目なんて、気にしてないです笑
気にするよりも、子ども達が一番楽しい事をしてあげます。
子どもに楽しい体験をさせるには、
自分も常に、趣味も、仕事も充実しなければ、出来ない。
だから、自分の時間の全てまで、仕事に捧げるというのは、
間違っていると考えています。
過酷な状況ですが、転職する!
と決めてしまえば、この状況さえ楽しんで、割り切って保育が出来ます。
でも、割り切れるようになるには、
やっぱり今から計画を立てて、見通しがもてるようにすることが大切です。
そんな時に助けになるのが、友人の存在です。
専門学校時代の友達と、連絡を取り合い、愚痴を言いあったり…
園の状況にぐちぐち言いながら、
各々、思う所を吐き出していくのです。
すると…でるわでるわ、この保育業界の腐った状況が笑
私のような勤務条件をしている子は、少なくないです。
というか、もっと過酷な現状で頑張っている子もいるわけです。
ほんと園選びは大切です。
指導と称し、毎日罵声と嫌味を言われ続け、
鬱になってしまった子もいます。
辞めていかれる先生は、やっぱり多い。
私の友達にも多いです。
でも、辞めて行った先生にも、
絶対に好いてくれてた子は、必ずいるんです。
1人の子どもの大好きな先生を、
周りの職員が追い詰め、辞めさせる現状。
そんな先生が、居なくなってしまう。
子どもの気持ちは、つらいものだと思います。
学生さんは、園選びは、決して焦らないでください。
新卒のタイミングでなくても、常に保育園の募集はあります。
自分に合う園をじっくり探してください。
焦って適当にしちゃうと、多くの後悔がありますし、
保育士なんてしたくないと思いかねません。
やりがいがあって、素敵な仕事ですので。
合わない園を選んだ事で、先生がつぶれていくなんて、
つらすぎます。
自分がそこで頑張れるか?
モチベーションと、自分の生活状況を照らし合わせてください。
本当に保育だけに熱意を注ぎ、やっていけるなら、
どんな園に行っても大丈夫ですが、
果たして多くの人はそうでしょうか?
自分の時間があり、自分の趣味がある。
甘えと言われても、多くの人はそれが仕事を頑張る糧になっています。
メリハリが大切です。
仕事を頑張るときにはやるべきことをすればいい。
息抜きをするときには息抜きをすればいい。
趣味が、やりたい事が充実できてこそ、
リフレッシュした気持ちで仕事に臨め、
子ども達に一番楽しい保育を提供できるんです。
なので、本人がなっとく出来る休日が取れる事も、
いい保育をしていく条件だと考えています。
でも、児童福祉の現場、特に幼児教育のこの場は、
息抜きするタイミングもない所が多い。
休日は、平日にできなかった仕事を消化する時間……
そんなのおかしいですよね。
蓄積される疲労、ストレスはどこで消化しましょう?
長く仕事を続けるポイントは、余裕を持たせることです。
ほら、思い当たりませんか?
活動を詰め込み過ぎて、子どもに全てを求めても、
集中力は切れるわ、乱れるわで、うまく行きませんよね笑
製作に集中した後は、外遊びで思い切り発散させる。
保育と同じです笑
仕事は全力で頑張れと言いますけど、
最初から全力で頑張る事を求めるから、燃え尽きちゃうんです。
これが、保育士が退職していく理由です。
保育士が足りなくてさらに負担が増える。悪循環です。
自分に合った園選びは大切。
本当は子どもが好きで、誰より子どもに寄り添えるのに、
自分に合わない園を選んでしまったゆえに、
周りの職員に潰され、向いてないと思い、自信を無くし、鬱になり、
保育士を辞める子が多いのです。
それって、一番あってはならない保育業界の損失です。
自分のしたい保育が出来ない、園との方針が合わない…
でも、子どもは大好きだ。保育の仕事は続けたい。
保育でなくとも、子どもと関わる仕事を続けたい。
ならば、動くことが大事です。
きりの良い所で、次のステップに向けて、活動をしましょう。
具体的には、今の保育園、職場を辞めて、次を探すことです。
でも、ちょっとまってみてください。
衝動的に動いても、後々、気持ちが焦るだけです。
今すぐ動く前に…
今すぐ、計画を立ててみてください。
1人暮らしであれば、ただでさえ給料の少ない保育士なので、
辞めてから就職活動をしようと思っても、資金が苦しくなります。
今の仕事をつづけながら、次の保育園を探す方法を探しましょう。
逆に、家族の援助を受けられる環境(実家暮らし)等であれば、
家族の理解を求めて、じっくりと就職活動ができます。
しかし、家族の説得が必要です。
前に勤めてた園では、コテンパンに言われて自信喪失してたけど、
転職をして、自分に合う園を見つけたことで、才能を開花させた保育士は多いです。
また、3園とか4園とか、いろんな園を経験されている方が多いです。
園選びをしっかり考え、いろんな園を見てきてるからこそ、
自分がどういう保育をしていきたいのか見えるし、
その保育園がどういう保育をしているのか、本質が分かるのです。
自分の足ですべての園の見学に行ったり、情報を集めるのは大変です。
こういう時こそ、活用できるものはジャンジャン活用しましょう。
ただ、いい条件ばかりに目をとられて、焦ってはいけません。
口コミや離職率と言った、普通は知れない内部情報など、本当に必要な情報を得るための、保育士求人サイトの使い方は、下記の記事で紹介しています。
基本的に、保育業界に特化した求人情報を扱っており、
運営会社が園に直接、どんな園の状況なのかを、取材にいっています。
そのため、問い合わせれば、分かる範囲でどんな園なのかを聞けます。
職場状況、人間関係なども実情を知ることが出来ます。
これも、見学するかどうかの判断材料にすべきですね。
基本的に、条件さえ最初に入力して登録しておけば、運営会社が自分に合った案件を探してきてくれます。
あと、非公開求人も見れるようになるのはメリットです。
ちなみに、申し込めば見学から試験まで、運営会社が仲介してくれるのが楽なところですね。
また、就職試験を受ける事が決まれば、就職試験の対策として、履歴書の書き方・添削や、面接の指導などもしてくれます。
無理をして、勤め続けて、保育の自信を無くし、
潰されて鬱になるほうが、よっぽど悲しいことです。
合わない園に無理をして頑張る事で、
日々、自信を喪失し、ミスが増え…悪循環。
ただ、自分に合っていない園だからという理由だけで、
自分は保育士に向いてないと思い込み…
保育そのものの仕事を、退職し、辞めてしまう。
子どもが大好きで、先生になったのに、
なんでその事で自分が潰されなくちゃいけないの?
前述した通り、保育と言う世界は、非常にデリケートな世界です。
絶対に合う、合わないはあります。
それが一番の退職や転職の理由です。
ある人にとっては地獄でも、
ある人にとっては理想の場所かもしれません。
保育園とは、紙一重、そんな場所です。
タフじゃなきゃ、いきていけない。
必ず、自分が力を発揮できる環境はあります。
その時、きっと本当に、保育士でよかったって思えます。
これ、盲点だったんですけれど、自分で起業するのもアリですね。
雇われてた保育園を辞めて、家庭保育の専門資格を取って、自分で仕事受けていくというパターンです。
■NCMA公式サイト:
家庭的保育の知識技術の習得はNCMAのチャイルドマインダー養成講座
職場の人間関係のしがらみに影響されず、
自分の裁量で仕事量をコントロールできるってのは、利点ですね。
こういう方法もある、ということで紹介。
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