幼児食いつから始めるの?18ヶ月~24ヶ月頃
この記事では、
赤ちゃんが幼児食に挑戦していく時期(18ヶ月~24ヶ月頃)について、
幼児食の進め方や、気を付けるポイント等を記録していきます。
こんばんは!
男性保育士のあつみです!
さて、離乳食完了期、完了食も卒業し、
1歳6ヶ月頃から、幼児食へと移っていきます。
この時期のポイントは、
生活習慣、リズムを身につけることと、
さらに食べられる食材や、味を増やしていき、
食事を楽しむことです。
離乳食についての記事一覧
- 離乳食の意味、役割とは?
- 離乳食初期(5ヶ月~6ヶ月):ゴックン期の特徴と進め方のポイント
- 離乳食を始める時期はいつ?目安はあるの?
- 離乳食中期(7ヶ月~8ヶ月):モグモグ期の特徴と進め方のポイント
- 離乳食後期(9ヶ月~11ヶ月):カミカミ期の特徴と進め方のポイント
- 離乳食完了期(12ヶ月~18ヶ月頃:1歳半):パクパク期の進め方のポイント
●幼児食(18ヶ月~24ヶ月頃)の食事の時間帯は?
離乳食を卒業し、大人と同じ時間に食事ができるようになってくるこの時期。
大切なのは、生活リズムと習慣です。
- 7時:朝食
朝食は、1日を元気に過ごすためにとても大切なものです。
エネルギー源となるため、炭水化物をしっかりと取るようにしてください。
汁ものを添えるといいですね。例えば、ご飯+具沢山の味噌汁や、パン+スープ等。
- 10時:おやつ
朝食と昼食の間に、お腹がすく子もいます。
その場合は、間におやつを挟むといいでしょう。
ただし、ここでお腹がいっぱいになって、昼食の妨げになるのはNGです。
量を考えてあげてくださいね。
牛乳や、炭水化物を効率よくとれるおやつで、
活動に必要なエネルギーを補給してあげてください。
- 12時:昼食
お昼ご飯は、どんぶりや、麺類などになりがちで、食材の種類が減りがちです。
ここでも、たくさんの食材を使って、
栄養バランスを考えた献立にしてあげてくださいね!
- 15時:おやつ
ここでも栄養価を考えたものにします。
3回の食事では、補いきれない栄養を摂るように考えるといいですね。
おやつも一食であると考えて、
おにぎりや果物など、必要に応じて取り入れてください。
- 18時:夕食
主食+主菜+副菜+汁物など、バランスよく取り入れて、
朝食、昼食でとりきれなかった、その日に不足している栄養を、
ここで補うようなメニューにします。
●幼児食の1日の食事の目安量
幼児食の1日の合計量としては…
- 主食(ごはん、パン、麺類)
200~300グラム - 魚、肉、大豆類:
100~120グラム - 牛乳、乳製品:
200~300グラム - 野菜類:
200グラム - 果物類:
100~150グラム
これくらいが目安になってきます。
●幼児食の食材の大きさや固さ
幼児食への移行期…と言っても、発達に個人差があるため、
子どもの食べ方に合わせて調理してください。
手づかみ食べの時期であるならば、
手に持ちやすい形状にしたり、
野菜なら野菜スティックにしたりします。
手先が器用になってきて、スプーンなどが使えるのであれば、
スプーンですくいやすい、大きさにしてあげることが大事です。
ほうれん草など、繊維があるものなどは、
しっかり切っておかないと、とても食べにくいですしね。
また、フォークなどで刺しやすいように、
食べ物がつるつると動くと刺しにくいので、
食材を動きにくい形にカットしたり、食器を工夫したりしてあげます。
●幼児食の味付け、調味料は?
離乳食を卒業したとはいえ、
幼児食はまだまだ基本は薄味になります。
しかし、この時期は味覚を広げていく事も大切です。
ケチャップやマヨネーズといったものも、
少しなら使えるようになってきます。
また、子どもと言えど、味に飽きたり…ということはあるので、
料理の味のアクセントとして、使ってあげましょう。
きっと食が進みますよ。
ただ、酸味の強いものは、苦手な子が多いです。
酢の物とかですね。
そいうときは、みかんなど、甘酸っぱいものを材料として使う事で、
子どもでもおいしく食べられるものが増えます!
また、2歳に近づいてくると、
さらに食べられる調味料が増えてきます。
ウスターソースやしょうがなどにも、挑戦できます。
いろんな味を、体験させてあげてくださいね
●幼児食(18ヶ月~24ヶ月)の進め方
幼児食とは、大人の食事に近づけていくためのトレーニングです。
しかし、この時期になったからと言って、
いきなり大人のメニューに変えるのはNG。
だんだんと歯が生えそろってくる時期ではありますが、個人差があります。
あごの発達状況なども考えて、どんな食事、調理方法にするか、
しっかりと考える必要があります。
進め方の基本としては、
1日3食とおやつ、栄養バランスを考えた献立にします。
また、生活リズム、食事習慣の定着も大切です。
やはり、生活が乱れていると、
健やかな発達の阻害になります。
献立はバランスよく、主食+主菜+副菜という組み合わせが基本です。
幼児食では、ビタミン、ミネラルの補給にも気を配り、
大豆や野菜や海藻などもプラスして、汁ものを取り入れていくのもいいですね。
●子どもの機嫌が悪くて食べたがらない?
18ヶ月~24ヶ月、幼児食に挑戦しているこの時期は、 心の発達もめざましいものです。
自己主張が強くなり、自分の気持ちをどんどん表現できるようになってきます。
このため、気分や機嫌によっては、
食事をしたがらない時や、食べる量にバラつきが出てくる時があります。
本人の気持ちによってモチベーションが変わってくる… それも、成長の証です。
一回単位の食事量で考えて、あんまり食べないなあ…
と悩み過ぎず、一日単位でも、一週間単位でもいいので、
全体を見て、調整してあげてくださいね。
●食事中に遊んでしまう、集中できない
幼児食に挑戦する18ヶ月~24ヶ月の間は、まだまだ、1歳児です。
長時間集中するという事は、とても難しいのです。
遊び食べと言って、食べ物で遊ぶ事もあります。
これはどんなものなんだろう?という好奇心から、
ブロッコリーをバラバラにしてみたり…
味噌汁に手を突っ込んでみたり…
また、食事中、集中力が切れてくると、
自分でスプーンが使えるのに手でつかんで食べたり、
食べさせてもらえるように、甘えたりもします。
疲れてくると、普段よりもぼろぼろ、こぼしてしまう事もあります。
これは、まだ一歳児の子どもにとっては、とても難しいことで、
どうしてもやってしまう事なのです。
マナーを教えてあげることは出来ますが、
その時だけきつく叱っても、根本的には解決にならないです。
もっと成長したら、大人の言葉も、マナーの意味だって、
しっかり理解できるようになります。
その時に、丁寧に教えてあげることが大事です。
一番の解決策は、日中にたくさん活動して、身体を動かし遊んで、
お腹ペコペコにすることです笑
お腹すいた!食べたい!という気持ちが、
一番の食事のモチベーションになります。
●幼児食の食べさせ方
食器や道具は大切です!
食器は、子ども用のものを使います。
スプーンはもちやすく、乗せやすいもの。
食器は、お皿のような平らなものは、スプーンですくいにくいのでNG。
ふち(立ち上がり)のあるものにしましょう。
また、子どもが好きなデザインやキャラクターのものにしても、いいかもですね!
食事に集中できるようにする
食べたいという気持ちが薄いと、なかなか食事に集中できませんし、
遊び食べをしてしまったり、すぐ疲れてしまう事があります。
なので、日中はしっかり遊び、身体を動かし疲れて、
お腹をたくさんすかせてあげてください。
食事マナーを身につけよう
幼児食においては、マナーを少しずつ知っていく、身につけていく時期でもあります。
しっかり、食べる前に手を洗い、
「いただきます」「ごちそうさま」の見本を、
大人が見せてあげて、また、一緒にしてください。
子ども達は、大人のまねをしたがります。
楽しみながら、身につけていきましょう。
見た目や彩を考えてみる
嫌いな食べ物でも、 型抜きを使って、かわいい形にしてみたり、
おいしそうに見せることで、 あ!食べてみよう!って思います。
苦手なものにも、挑戦するきっかけを、作ってあげましょう!
●18ヶ月~24ヶ月頃の子どもの身体の発達
赤ちゃんらしい肉付きもなくなってきて、
身長も伸びて、幼児体型になってきます。
身体能力もアップして、走ったり跳んだり、
遊びの幅がぐんと広がってきます。
手先も器用になってくるので、
スプーンや食器などを使って食事をすることが出来るようになります。
●18ヶ月~24ヶ月頃の子どもの心の発達
少しずつ言葉の数が増えてきます。
いろんな表現を使って、自己主張もできるようになってきたり、
また、食べ物にも好みが出てきて、好き嫌いがハッキリとしてきます。
大人の動きをよく見ており、まねをしたがります。
ここから、ごっこあそびに繋がったりするのですね。
大人がいい見本になってあげることで、
子どもも、楽しんでマナーや習慣を身につけることが出来ます。
手を一緒に洗ったり、いただきますやごちそうさまを言う事で、
子どももそれをしっかりと見ており、真似してみようと思うのです。
●幼児食 食事の習慣を少しずつ知っていく期
ここで大切なのは、食事を楽しむこと!
食事することを苦痛に感じてしまっては、だめです。
食事の習慣
18ヶ月~24ヶ月の間に身につけていく、
食事のマナーとしては…
- 食べる前には、手を洗う
- 食べる時には、「いただきます」
- 食べた後には、「ごちそうさま」
など、大人がしっかり見本を見せてあげて、
一緒にすることで、子ども達も身についていきます。
食事は楽しいものであると感じさせる
食事は、楽しい雰囲気づくりを大切にしましょう。
無言で食べていてはいけません。
- 「よくカミカミしてね」
- 「おいしいね」
- 「これすきなんだね」
離乳食の時と同様、しっかり声をかけながら、食事を楽しみましょう。
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