離乳食開始の時期とタイミングとは?
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
離乳食に対する疑問や悩みについて、項目ごとに分けて紹介しています。
この記事では、離乳食初期を開始する時期や、タイミングについて、
簡単にまとめています。
離乳食初期の全体の様子や、他の時期の事を知りたい場合は下記リンクから。
★離乳食についての記事まとめ
■離乳食の役割と必要性について
■離乳食初期の進め方のポイント
この記事を書いた人
あつみ先生
保育士/幼稚園教諭/保育教諭|現役8年目|今年は0歳児担任|SNSフォロワー累計17000人↑|見てきた子ども達は250人↑|保育士ライター(MAMADAYS/ほいくらいふ等)|書籍出版「保育製作365日/100均知育365日」|30万PV保育士ブロガー|ピンタレスト月間250万PV|離乳食インストラクター4期卒セミナー講師|詳しいプロフィールはこちら
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■離乳食を開始する時期とタイミング
離乳食を開始する時期やタイミングは、
一般的に5ヶ月~6ヶ月とされています。
しかし、標準よりも大きく、身体が大きい早い赤ちゃんもいますよね。
こういう子をもつお母さんからは、離乳食を早めても問題ないのか?
という疑問を持たれる方も多くあります。
しかし、身体は大きくとも、内臓や消化器官の発達は、まだまだ未熟なのです。
なので、あまり早くから初期の離乳食を始めても、発達に合っていない…と言う事なので、あまり効果がありません。
●離乳食開始のサインは?
では、開始のタイミングの見極めは?
前回の記事でも上げましたが、
離乳食開始は以下の項目で見分けることが出来ます。
首がしっかりと座っている
何故首が座っている必要があるか?
これは、食べるという行為にあたって、
口を動かす必要があるからです。
首が自由にできないと、食事以前の問題ですね。
大人が支えてあげれば座れる
これも首の座りにかかわりのある事ですが、
物を食べるという事は、上半身がしっかりと支えられていないと、
口を使ってものを食べる(飲み込む)という事が、出来ないからです。
哺乳反射(舌でものを押し返す事)の減弱が見られる
スプーンなどを口に当てた時に、押し返されてしまうと、離乳食を始められません。
哺乳反射とは所謂原始反射であり、赤ちゃんが生まれた時から持っている能力です。
原子反射は、成長と共に消失していきます。
舌で押し返さなくなるということは、正常に発達している証拠であり、
食べ物を食べる準備が、赤ちゃんにできているという証明です。
食べ物に興味を示しだす
これは、赤ちゃんと一緒に食卓を囲んでいるときに、
大人が食べるものに興味を示して、見つめていたり、
手を伸ばして掴もうとしたり、することです。
これは、いつも世話してくれる人は何を食べているんだろう?
どんなものだろう?と興味を持っているからです。
食べ物に対する興味は、離乳食を進めるにあたり、
赤ちゃんのモチベーションに繋がります。
逆に、これらの様子が見られなければ、
離乳食の開始を遅らせてもいいのです。
様子を見ながらで。
●フライングで果汁を飲ませるといいってホント?
以前は、離乳食開始の前に果汁を与えるようにしている時期がありました。
その理由は、スプーンや、母乳以外の味に慣れていく事だとされていました。
しかし、今は果汁を与える必要はないとされています。
その理由は、
果汁を摂る事によって、母乳を飲む量が減るから
です。
果汁には、赤ちゃんに必要な栄養素が含まれていません。
栄養たっぷりの母乳を飲む量が減ってしまう事が、危惧されています。
かといって、与えちゃダメというわけでもないです。
栄養が目的ではなく、赤ちゃんが便秘の時などにあげるといいですね。
●生活リズムの大切さ
だんだんと、生活リズムが安定してきます。
睡眠時間やお昼寝と、授乳タイムが決まってくるという事ですね。
赤ちゃんの健やかな発達を促すためにも、
規則正しいリズムは必要です。
お母さんや、保育者がリズムを作っていってあげましょうね。
しっかりと眠り、しっかりと食事をするためにも、
身体を動かしてあげることが、とても大切になってきます。
食欲も、離乳食を開始するにあたり、大切なモチベーションです。
●全然食べてないけど大丈夫なのか?
5ヶ月頃の離乳食については、食べる量は問題ではありません。
離乳食初期の目的は、
- 口から食べ物を取り込むこと
- 舌を使って喉まで持っていく事
- ごっくんと飲み込むこと
- 食材に少しずつなれること
が、目的であり、目標です。
授乳タイムの一回に離乳食を組み込みましょう。
また、無理して多くを食べさせるのはいけません。
赤ちゃんにとっては、
初めての食べるという行為で、とても難しいのです。
ここで無理矢理食べさせてしまうと、
食事と言うものに対して、嫌なイメージをもってしまい、
今後のモチベーションの低下に繋がります。
無理のない量に挑戦して、
そのあとは飲みたいだけ母乳やミルクを飲ませてあげるのが基本です。
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