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プレゼントに最適なお母さんが号泣する絵本ちょっとだけを紹介、感想

きょうだいの生まれたお母さんへのプレゼントに最適な絵本「ちょっとだけ」
赤ちゃんが生まれて、いつも忙しいお母さんをみて、寂しいけれど頑張るなっちゃん。
幼いながらも、一生懸命お姉ちゃんをしなきゃいけないという、健気な思いが伝わってくるようです。
本当は…もっとかまってほしいけれど、我慢しなきゃいけない葛藤が描かれています。

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こんばんは!
男性保育士のあつみです。

この記事では、きょうだいのうまれたお家のママヘの、プレゼントに最適な絵本!
泣いてしまうくらい感動できる「ちょっとだけ」の絵本を紹介します。

この絵本は、子どもに読み聞かせる…というよりも、
どちらかというと、保護者向けの絵本と言えます。

その理由としては、

子どもに読み聞かせるとプレッシャーを掛けてしまう恐れがある

からです。

逆に、ママにとっては、

葛藤の中、頑張っている子どもの気持ちに気づける

という絵本です。
その子どもに読み聞かせるべきではない理由は、後述しておりますので、
気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

赤ちゃん(きょうだい)が生まれて、
甘えたいけど、お母さんはいつも忙しそう…
赤ちゃんに、お母さんがとられちゃったみたい…
でも、私はおねえちゃんだから、我慢しないといけないんだよね…

子どもの気持ちが、ありありと描かれています。

忙しさの中で、忘れてしまいそうな子どもの気持ちを、
ハッと気づかせてくれるような、再認識できるような…そんな絵本です。

きっとこの本を読んだら、
「ちょっとだけ」ではなく「たくさん」抱きしめてあげたくなります。

■絵本「ちょっとだけ」のネタバレ読み聞かせ動画

■【参考】絵本「ちょっとだけ」の読み聞かせ動画

きょうだいの生まれたお家のママへ、よくプレゼントされる絵本。
同じ境遇の家庭であれば、きっと共感できると思います。

■絵本「ちょっとだけ」のあらすじと全文

なっちゃんのおうちに赤ちゃんがやってくるところからこのお話は始まります。

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お買い物に行く時も、ママは赤ちゃんをずっと抱っこしています。
なっちゃんはママと手を繋ごうと思ったのですが…

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本当は、なっちゃんも手が繋ぎたい。
でもスカートのすそを掴むだけ…なっちゃんなりの、葛藤の結果ですね。

おうちに帰っても、ママは赤ちゃんに掛かりきり。
いつも、ママに入れてもらっていた牛乳ですが、今は、だれも準備してくれません。

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おぼつかない手つきで、こぼしてしまいながらも…自分でやろうとします。
幼いながらの…ママへの気遣いと言えますね

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パジャマも自分で頑張ってみたり…

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髪を結ぶのも自分で。

遊ぶのも1人のなっちゃん。

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「ママは、赤ちゃんのおせわで忙しいの…」

お友達は、お母さん手を組んで、
いっしょに遊んできたと思わせる様子が、
ひとりぼっちのなっちゃんとの対比になっています。

お友達のお母さんに、

「あかちゃんってかわいいでしょ?」

と聞かれるシーンがあります。
素直に答えられず、「ちょっとだけ」うなずくシーン。

挿し絵では、なっちゃんの後姿が描かれており、
表情が見えないのですが、なっちゃんがどんな気持ちか想像すると、
もうそれだけで、胸が締め付けられるようです。

ねむねむでおうち帰ってくるなっちゃん。
ここで、ようやく、自分の気持ちが伝えられます。

それでも「ちょっとだけ」という謙虚さと、ママに対する気遣い。

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ここでママの対応で、涙腺が決壊しますね。

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最後のページの、なっちゃんが赤ちゃんをあやす挿し絵があります。
これは、お母さんのいっぱいの愛情をもらって、安心できたからからこそ、
赤ちゃんにも優しく出来るようになったのだと思います。


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■ママが感動して号泣する理由と感想

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保育園の2歳児クラスに、私にとても懐いてくれている子がおりました。
その子に弟が出来たのですね。

お家でも、保育園でも、毎日の生活の中で、
甘えがどんどん激しくなる場面もあるのですが、
本人は本人なりに、葛藤の中でものすごく頑張っている様子が伝わってきたんです。

私も、お母さまとのやりとりの中で、
お母さまもお母さまで、かまってあげたいけど、
赤ちゃんに手を取られてしまう、という状況を聞きました。

そこで、この絵本を紹介してあげようとおもって、
私の絵本(私物)を持って行って、個人的に貸し出したんです笑
(プレゼントしたいくらいでしたが笑)

お母さま、この絵本を読んで、涙が止まらなかったらしいです。
本当に、ギュっとしてあげたくなる絵本です。

●その子の器(うつわ)いっぱいに愛情をあげよう

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きょうだいの誕生、その事実を受け入れる…
これは、自分で乗り越えていく必要があります。

私は、甘えというものは、その子が持っている器の中に、
たくさん愛情が欲しいと言ってるものだと考えています。

器にたくさん愛情がたまれば、子どもは、自然と自立していくものです。

ただ、その子が幼いうちに…
まだ、器に愛情が十分に溜まっていないうちに、
下の子、つまり「きょうだい」が生まれてしまうと、どうでしょうか。

これから注がれるはずの愛情が、
あかちゃんにすべて取られてしまうのではないか?
と、不安に思っても当然だと思っています。

愛情を受ける対象が自分だけ、1人であれば…
ゆっくりとじっくりと、これからもたくさん愛情を注いで貰えると安心できます。
しかし…これからは、赤ちゃんはライバルになります。

「甘えたい」とか「優しくしてほしい」

という気持ちには、

「おにいちゃんだから」とか「おねえちゃんだから」

という、理屈や歳の差はまったく関係ありません。
それは純粋で素直な気持ちと欲求です。

ただ、愛情をほしがるペースに個人差ありますし、
器の大きさにも個人差があります。

だから「この子は甘えすぎだ」とか
「あの子は全然甘えていないのに」とか比べる必要はありません。

そもそも、器の大きさも、
置かれた環境も違いますし、全て個人差があります。

個人差があるものを、比較し、並べても意味がありませんし、
それを当てはめるのは、子どもにとっても不本意で、理不尽で、辛く苦しい事です。

●「甘え」に対する具体的な対応について

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きょうだいが生まれた時の、不安やさみしさからくる甘え…
これは、子ども自身が乗り越えていくものです。

無理矢理、乗り越えさせるものでは、ありません。
つめたく突き放しても、解決にはなりませんし、遠回りになるだけです。
愛情をくれないと思ってしまいます。

ただ、自分で乗り越えていけるように、接してあげればいいんです。
そのためには、普通に対応するだけでも、十分。

  • 例えば、もうトイレに一人でいけるのに、
    トイレに一緒にきてほしいと泣きわめく…
  • 例えば、もう自分で上手に手を洗えるのに、
    手を添えてやってほしいと泣きわめく…

そういう甘えも、たくさんあるんです。

こういった甘えにも、普通に対応すればいいんです。
別に、子どもが「○○してほしい」と思う事や、
要求それ自体は、なんら悪い事ではありません。

そもそも、要求の手段として、
泣くという方法しか出来ない・知らない子もいます。

ただ、お母さんとしては…
泣きわめいて叫びまわるというのをやめてほしい、と思う事もあるでしょう。
もしちゃんと、その子がお話できるのであれば…例えば、

涼しいあつみ先生

「えんえんしてたら、わからないから、
えんえんおしまいして、どうしてほしいか言ってごらん?」

私であれば、上記のように声かけをすると思います。
そこでちゃんと、子どもが言葉で言う事ができたり、
お願いすることができたら、

涼しいあつみ先生

「ちゃんと言えたね」

という事を、しっかり認めてあげましょう。
そこまで出来てるのですから、十分です。
子どもの要求に応じて、安心させてあげましょう。

むしろ、泣きながらでも、自分の気持ち言えたなら、
それだけでもすごい事じゃないですか。
不安な中、言えただけでもすごい事です。
勇気振り絞ったでしょう。

ちゃんと言えた事を褒めて、その気持ち、ちゃんと伝わったんだよ、
と安心させてあげてください。

本当に”普通に”対応してあげればいいんです。
子どもの思いを受け止めて、安心させてあげる事を積み重ねる。

この絵本のなっちゃんの気持ち、
いろんな思いが渦巻いている中、ちゃんと自分の思いを言葉で伝えています。

「だっこしてほしい」

その思い、その要求って、何も悪い事ではないです。
むしろ、本当に、よく言えたと思います。
勇気が必要だったと思います。
なっちゃんはすごく勇気を出して、伝える事ができました。

●甘えを乗り越えて、きょうだいの存在を認められるようになるまで

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本当に基本的な事で、何をいまさらというかもしれませんが、
やっぱり、人間って、自分が愛されてるという実感をもてて、
安心できてこそ、他の誰かを愛する事が出来るんです。

まだ自分が、もっと抱っこしてほしいのに、
器にもっと愛情がほしいのに…と思っているのに、

  • 「おにいちゃんなんだから」
  • 「おねえちゃんなんだから」

と言われても、本人は納得できません。

本当に「おにいちゃんらしく」「おねえちゃんらしく」
赤ちゃんの事をかわいがってほしいと思うのであれば…

まず、その「おにいちゃん」と「おねえちゃん」をたくさん愛してあげて、
自分が愛されているんだという事を実感できるようにしてあげて、安心させてあげる必要があります。
本人が不安いっぱいなのに、急にやったきた赤ちゃんに優しくなんて出来るわけが、ありません。

自分が愛されている実感があれば、自然と、赤ちゃんにも優しくなれるようになります。

  • 「おにいちゃんらしさ」
  • 「おねえちゃんらしさ」

というものは、周りの大人が求めるものではなく、子ども自身から発信されるものです。

●赤ちゃんのお世話が大変なお母さん

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いつも頑張っておられるお母さん…
赤ちゃんの育児、対応で、めちゃくちゃ大変な気持ちも分かります。
忙しい中、すべてに気を遣うのは本当に大変な事です。

そんな中で、上の子が甘えると、
こんな時にホント困る…と思うかもしれません。

でも、もし甘えが現れた時、泣きわめいてしまう時、それは、
子どもなりに、いろんな思いと、葛藤の中、戦っているという事です。
お母さんも、子ども達も…お互いに、頑張っています。

この絵本を読む事で、
お母さんが今、とても大変だという事も自覚できます。
その中で、戦っているのはお母さんだけではない、という事も認識できます。
忙しさの中、忘れそうになった気持ちを思い出せます。

子育てに、余裕がなくなった時に、読んでほしい絵本です。

やっぱり、上の子(おにいちゃんやおねえちゃん)が、
赤ちゃんの存在を、しっかり認められるようになるのって、時間がかかるものです。

お母さんの愛情をしっかり受け取って、感じられて、満足して、
そこで初めて、本当におにいちゃん、おねえちゃんになれると思います。
もちろん、すぐになれる物ではありません。

時間をかけて温めていきましょう。


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■「ちょっとだけ」の絵本は、きょうだいが生まれた家庭のママへのプレゼントに最適

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これは余談なのですが、はっきりいって、
過去の私にとっては、この絵本は苦手なタイプの絵本でした。
あからさまにお涙頂戴な設定&ストーリーでしたので。

ただ単に「兄弟が生まれた時の、親子お互いの気持ちを表現した本なんだな」
と思っただけで、特に感想はありませんでした。

ただ、人間の感情って理屈ではありません。
今では素晴らしい絵本だな、と感じております。

前述しましたが、私に懐いてくれていた2歳クラスの男の子のお家に、
赤ちゃんがやってきて、その子はおにいちゃんになりました。

その子のお母さまから、お家での様子を繰り返し伺いました。

お家では、その子なりにおにいちゃんを頑張っている事と…
でもやっぱり甘えが爆発してしまう事もあるという事。

お母さまとしても、もっとかまってあげたいけど、
赤ちゃんのお世話でなかなか相手してあげられなくて、
申し訳ない気持ちでいっぱいだという事…

そういう話を聞いているうちに、
この「ちょっとだけ」の絵本を思い出して、読んでみたんです。

すると、保育園で泣いて甘えてるその子の姿を思い出してしまって、
お母さんも申し訳ないと思いながら育児している事もいろいろ考えてしまって、
なんか自分の事じゃないのに、ボロッボロに涙止まらなくなったんですよ。

この絵本、立場によって、読み手の思いによって、
かなり感じ方が変わってくる絵本だと思います。

甘えたいけど、葛藤しながら一生懸命に頑張って、
おにいちゃんをしようとしている子どもの姿を実際に見てしまうと、非常に心が動いたのです。

本当に、いい絵本だと思います。

■「ちょっとだけ」絵本情報、価格、作者、出版社

 

  • 作者:瀧村 有子
  • 絵:鈴木 永子
  • 出版社:福音館書店
  • 価格:800円

●「ちょっとだけ」の対象年齢について

読み聞かせが出来る、対象年齢の事をお話しする前に、お伝えしたい事があります。

この記事の冒頭でも述べてます通り、
個人的にこの絵本は、保護者向けの絵本だと思っております。

つまり「大人が読む絵本」と言う事です。

子どもに読み聞かせることでどういう影響があるかは個人差があると思いますが、
「なっちゃんみたいに、おねえちゃんらしくなってほしい…」とかいう気持ちで、
子どもにプレッシャーをかける目的で読み聞かせするのはNGです。
というかやめてください本当に。保育士からのお願いです。

この記事の本文中で述べているとおり、
「おにいちゃんらしさ」や「おねえちゃんらしさ」は、
他者から求められるモノでもなく、強要されるものでもなく、
子どもから自発的に発信されるものです。

そもそも私としては、この絵本を子どもに読んでほしいという親の思い自体が、
子どもに対して無意識にプレッシャーをかけているような気がしなくもないです。

ただ、読み聞かせをするな、と言ってるわけではありません。
一度読み聞かせてみて、その後も、子どもから何度も「読んでほしい」と求められるなら、
何回でも読んであげてOKです。

ただ、親のエゴで、「おねえちゃんらしくなってほしい」という要求を押し付ける形で、
無理に子どもに読み聞かせる内容ではない…と言う事を、理解しておいてくださいね。

対象年齢については、この絵本は、かなり想定する読者が絞られていますので、
対象年齢は何歳から…と考えなくともOKです。

この絵本の主人公である「なっちゃん」とおなじ境遇になった時に、
お母さんが読んでみたり、子どもに読み聞かせてみていいと思います。

ただ、簡単ですが、ストーリー・流れがあるお話ですので、
個人差もありますが、3歳以上の子ども達ですと、すっと入ってくると思います。

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ちなみに、本で設定されている年齢は上記。
おそらく、お話が理解できるラインですね。

なにはともあれ、きょうだい生まれたお家のママへのプレゼントに最適な、
絵本「ちょっとだけ」は、とてもオススメです。

一度手に取って読んでみてくださいね♪

■今回紹介した絵本:

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