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保育園や幼稚園のねんど遊びのポイント!油粘土、紙粘土、小麦粉粘土の特徴比較と遊び方のポイント

保育園では、1歳児、2歳児クラスから楽しむねんど遊び。
ねんどには種類があり、油ねんど、紙ねんど、小麦粉ねんどなど…
どのねんどが、どんな遊び方に適しているのか?
ねらいに応じた活動に適したねんどを、種類ごとに特徴を比較し解説します。
また、ねんどあそびの狙い、発達についても解説しています。

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こんばんは!
男性保育士のあつみです。

保育園で子ども達が大好きなねんど遊び。
保育園では主に、下記の3種類のねんどが使われます。

  • 手軽に遊べる「あぶらねんど」
  • 残しておきたい製作にピッタリ「紙ねんど」
  • 安全素材で混色が楽しい「小麦粉ねんど」

この記事では、それぞれの特徴比較だけでなく、
ねんどあそびのねらいや遊び方、子どもの発達への影響などもお伝えしています。

■保育園でよく使われる「ねんど」3種類の特徴

保育園で一般的によく使われる、ねんど3種類を解説していきます。

●気軽に楽しめる「油ねんど」の特徴とメリットデメリット

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子ども達にとって、一番なじみのある、使いやすいねんどです。

■「油ねんど」のメリット・特徴

  • 手軽に使いやすい。
  • 準備物は特に不要。
  • やり直し作り直しが何度もできる。
  • 固まらないため、何度も繰り返し使える。

■「油ねんど」のデメリット・注意ポイント

  • 色を付けることができない。
  • 固まらないため、作品として残しておく事が出来ない。
  • 独特のにおいがある。(苦手な人は苦手です)

■「油ねんど」の対象年齢

2歳児、3歳児、4歳児、5歳児~
幼児クラスはもちろん、乳児クラスでも遊べる油ねんど。
1歳児クラスの子どもでも、使いやすいですが、
その場合は、口にいれないように、注意してみてくださいね。

■油ねんどあそびの準備物

  • 油ねんど
  • 粘土板
  • (必要であれば)ヘラや型押しなど

■「油ねんど」を使った遊びのポイント・コツ

一番お手軽で簡単に遊べる油ねんどは、
雨の日の室内遊びのひとつとして行ったり、
ちょっと時間が余ってしまった時のお楽しみなど、
活動の合間にも組み込みやすい上、
突発で何か活動をする際にも、準備なしで楽しめます。

油ねんどの色は、灰色だったり、白色だったり、色がついている物もあります。

時間がたっても乾燥したり、固くなったりしません。
柔らかく、作り直し、やり直しし放題で、自由度が高いです。

ただ、製作物として、作品として残しておく事が出来ません。
その時だけ集中して、思い切り楽しむのにいいですね。

●製作に最適「紙ねんど」の特徴とメリット・デメリット

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乾燥したら固まり、色が塗ったり描いたりできるので、
手作りおもちゃやプレゼント製作にピッタリの紙ねんどの紹介です。

■「紙ねんど」のメリット・特徴

  • 乾燥したら固まるため製作、作品に最適。
  • 絵具で色を塗ったり絵を描いたりできる。
  • 廃材や他の素材との組み合わせも楽しい。
  • カビも生えない。

■「紙ねんど」のデメリット・注意ポイント

  • 一度開封すると保存がしにくい。
  • 乾燥し始めるのが早いため、素早く作る必要がある。
  • 細かい部分は特にすぐに乾燥して固まる。
  • 乾燥後、ヒビが入る事がある。

■「紙ねんど」の対象年齢

3歳児、4歳児、5歳児~
その性質上、すぐに乾燥が始まってしまう事や、
時間経過で比べて滑らかさがなくなってしまうため、
乳児クラスでは使いにくいかもしれません。

■紙ねんどあそびの準備物

  • 紙ねんど
  • 床にシートなどを敷いておく
  • (色を塗るなら)絵具+筆+ニス
  • (他の素材と組み合わせる場合)廃材やいろんな素材

■「紙ねんど」を使ったあそびのコツ・ポイント

作品や製作として、残しておくのに最適な紙ねんどです。
思うままに、オブジェやままごとに使うおもちゃを作ってみてもOKですし、
ペンダントやキーホルダーなど、保護者へのプレゼントにも使えます。

また、ビンなどを土台、芯にして紙ねんどで覆う事によって、
オリジナルペン立てを作ってみたりと、工夫次第で楽しいです。

ただ、それゆえに、テーマをイメージしたら、
テキパキ作品を作って行く必要があります。
もたもたしてるとあっという間に水分が飛び、固まってしまいます。

中断したり、時間がかかりそうなときは、ぬれタオルなどをかけておきます。
また、一度固まってしまっても、修正したい部分を濡らすことで、細かい修正なら出来ます。

何より、後から絵具で色が塗れるので、より表現が広がります。
色を塗った上からニスなどでコーティングすれば、よりGOODですね。

 

●混色できる「小麦粉ねんど」の特徴とメリット・デメリット

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小麦粉ねんどの特徴は、ねんどで遊びながら、混色も出来る事。
作る工程を挟めば、感触遊びも楽しめます。

■「小麦粉ねんど」のメリット・特徴

  • ねんどを作る工程も楽しめる
  • いろんな感触遊びが楽しい
  • ねんどの柔らかさを調整できる
  • 混色できる面白さ
  • 最悪食べてしまっても危険が少ない

■「小麦粉ねんど」のデメリット・注意ポイント

  • 保存がきかないため、基本的には使い切りで処分する事になる
  • 遊ぶたびに作る必要がある
  • 小麦のアレルギーの子どもがいた場合は使えない

 

■「小麦粉ねんど」の対象年齢

1歳児、2歳児~

小麦粉ねんどの材料は基本的に小麦粉と水ですので、
乳児クラス(1歳児クラス)などで、もし口に入れてしまったり、
最悪食べてしまったとしても、他の粘土と比べ、比較的リスク、危険は少ないです。

そのため、初めてのねんど遊びを小麦粉ねんどで行うのもいいですね。

■小麦粉ねんどで遊ぶ時の準備物

  • 小麦粉
  • 水(+塩+油)
  • 食用色素など
  • 床や机などにシートや新聞紙などを敷いておく

■「小麦粉ねんど」を使ったあそびのコツ・ポイント

小麦粉ねんどの醍醐味は、やはり、
子どもの前で、粘土になるまでの工程を楽しめることです。

気持ちいい、サラサラの手触りの小麦粉。
これに、水を加えるとドロドロになって、
よく混ぜるとだんだんと固まってくる…

是非、子ども達の前で工程を見せてあげましょう。
その際、それぞれの状態を手で触らせて感触を楽しませてあげたり、
こどもと一緒に水を加えて、混ぜたりする事を経験させてあげてくださいね。

そして何よりの特徴が、食紅等(食用色素)を加える事で、色付きのねんどを作れる事です。
様々な色を用意し、混色を楽しむのも楽しいです。
色水の混色で遊ぶ経験はたくさんあると思いますが…
色付きねんど、違う色同士を混ぜればどうなるのかな?
実際に、子ども達と一緒に、実験してみましょう。

ただ、保存がきかないのが問題です。
小麦粉ねんどを作る際、食塩を加えたり、ラップで密閉して冷蔵庫などで保存すれば数日はもちます。
しかし、長期保存は衛生的によろしくない上に、すぐにカビが生えてきてしまいます。
基本的にはその日、一日楽しんだら、処分という事になります。


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■年齢別、粘土遊びの楽しみ方とねらい解説(1歳児、2歳児、3歳児以上~)

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●1歳児の粘土遊び:初めての粘土は、感触や性質を楽しもう!

保育園では、1歳児クラスからねんど遊びを行います。
この時期のねらい、目的は「ねんどの感触を楽しむ事」です。

ねんどは触ってるだけで楽しいものです。
初めてねんどを目の前にして、触ってみる子ども達…
恐る恐る触ってみたり、どうやって遊べばいいのか、分からなかったり…
その反応はとっても可愛いですよね!

涼しいあつみ先生

バシバシ叩く子も居れば、舐めてみようとする子がいたり、
じーーーーっとひたすら、ねんどを見つめているだけの子もいたり…
反応は様々です笑

そんな時は保育者が、子ども達の前で、
ねんどでどんなことが出来るのかやって見せてあげましょう。

  • にぎってみよう。
  • 叩いてみよう。
  • 押してみよう。
  • 引っ張ってみよう。
  • ちぎってみよう。

初めての粘土遊びでは、子ども達はとりとめのない遊び方をします。
最初の目的は、ねんどの性質を知って、興味を持って触れる事。
力を加えれば、自由に形が変わる…と言う事を、実感できるといいですね。

これを面白いと感じる事が出来れば、これからの粘土遊びがもっと面白くなります。

涼しいあつみ先生

逆に感触が気持ち悪い…と思う子もいます。

 

●2歳児の粘土遊び:ねんどをいろんな形にしてみたい

何度も粘土遊びを繰り返していくと、好きな形がつくれるようになってきます。

最初はゆっくりじっくりと、ひもを作ったり球体をつくっていきますが、
思い通りにできずに失敗して、イライラして泣いてしまったりというのも子どもの姿。

この作業を繰り返すことで、上手に思い通りの形が、出来るようになってきます。
そして、だんだん速くできるようになってくる事で、
自分の表現したいものを作るために、必要な手の動きができるようになってくるのです。

楽しみながら、手の神経回路がよく働くようになってきます。

好きな形が作れるようになってくると、ねんどで作った物で遊ぶことができるようになってきます。

自分で最初に何を作りたいかを考え、イメージすることができるようになります。
最初におだんごやラーメンを作ろうと思ったら、その通りに作ろうと考えて作る事ができます。
それを使ってままごとをしてみたり、ボールを作ったのであれば、ボーリングあそびのように転がしてみたり…
ねんどで出来た物でごっこ遊びを楽しめるようになるのですね。

●3歳児以上(幼児クラス)のねんど遊び:作りたいものをイメージして表現したり、遊びを楽しむ

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3歳児以上、つまり幼児クラス以降になってくると、
作る前により、しっかりとイメージし、さらに細部までこだわり、
細かく作れるようになってきて、表現が広がっていきます。

そして目標に向かって、考えて最後まで作る事が出来るようになります。
この一環の手順は、前頭前野も鍛えられますね。

また3歳児以降は、ねんど用の道具も使いこなすことが出来ます。
型押し、めんぼう、ヘラなど、粘土用の道具もありますが、
プリンカップなど廃材や、割り箸、つまようじなど、様々なものを活用して、
発想、イメージを表現していく手法を選べるようになっていきます。

 


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■保育園の「ねんど遊び」のねらいや目的とは

保育園での、ねんど遊びの時間はとても楽しいものです。
1歳児クラスからねんど遊びを行います。
最初は感触を楽しみ、だんだん好きな形が作れるようになって、
作った物で遊ぶことができるようになります。

 

●ねんど遊びの効果は、指先の器用さと脳への刺激、イメージする力

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指やてのひらを使って自由に形が変えられるねんどで遊ぶ事は、
末端である指先の器用さや使い方を覚えられるだけではなく、脳への刺激にもなります。

最初はねんどの感触が面白く、触っているだけで楽しいです。
そしてだんだん好きな形が出来るようになってくると、
最初に「これを作ろう!」と決めて、それを表現して作る事ができます。

ねんど遊びで大切なのは、何を作ろうか考えてやってみる事です。
また、イメージした作品を作ろうとする工程の中で、

  • 集中力
  • イメージ力
  • 想像力
  • 発想力

などの力を、総合的に鍛えていく事ができます。
そして、作ってみたものを使って遊んでみる事も、とても大切ですね。

■ねんどとの関わりと大人の配慮

ねんどって、単純なものですが、ただ単に丸めるたり、ひもをつくるだけでも…

  • てのひらのどこを使うか?
  • どの部分をどう動かせばいいか?

といった部分が、はじめての子どもにとっては難しいです。

子ども達への教え方としては、まず大人が実際にやって見せます。
そして、真似をしてもらいましょう。

大人が楽しそうに遊んでいると、
子ども達が、自分で好きなように作れないうちは「つくって!」と求めてくる子が多いでしょう。

どんなものが作れるのか、大人が見せてあげることで、
子ども達の期待も高まりますが、最初は簡単なものでも十分です。

●「球」と「ひも」が作れるようになると、なんでも作れる

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ねんどの基本形ですが、「丸い球」「ひも状の物」が作れると、
それを組み合わせたり、応用するだけで、様々なものが作れます。

あとは経験、積み重ねによって、
指先が器用になっていきますので、好きな形が自由自在につくれるようになります。

 

涼しいあつみ先生

ねんどあそびに『いつから始める』という基準はありません。
やりたい時に、ピッタリの手法と環境を提供しあげる事が大切ですね。

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