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保育園での子どもの熱中症の対策と予防、対応を説明

この記事では、保育園での熱中症の予防と対策、
そして対応につてを解説しております。
初夏~真夏にかけて、保育園では熱中症に気を付けたい時期です。
暑い日にしかならいと思われがちですが、急激な温度の差などでも、起こりやすくなります。

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こんばんは!
男性保育士のあつみです。

暑くても子ども達は元気いっぱい…ですが、油断は出来ません。
熱中症は、梅雨明け~初夏~真夏~にかけてだけでなく、いつでも起こる可能性があります。
そして、熱中症は、下手をすれば命にかかわります。

■参考動画:保育園の熱中症対策

子どもは自分で熱中症対策をする事はできません。
保育者が関わり、環境を整えてあげる事が必要です。

■保育園での熱中症対策の基本

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熱中症とは、高温にさらされた子どもたちの体が、
脱水症状、塩分不足などにより、高体温になってしまい…
発汗による体温調整がうまく出来なくなり、発症します。

暑さを避けるのは当然として、
基本は、子どもの変化に敏感になる事です。
知識があれば、熱中症の予兆をキャッチするのは容易です。

下記に、熱中症の対策&予防をあげてまいりますので、
ご参考くださいませませ♪

●水分補給、お茶休憩を必ず行う

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この時期は、とくに「お茶休憩」「水分補給」の時間を大切にしてください。
喉は乾いていなくとも、飲むように伝えます。

しかし、子ども達にとって、遊びの最中であるため、
時間を決めて、水分補給をさせる…というのは、
遊びを中断させてしまう事になります。

子どもの楽しんでいる気持ちを止めたくないし、
そこであまり無理強いはしたくないのですが、
熱中症って下手すれば命に関わる事です。

そのために【ちゃんと水分補給をすることの大切さ】を伝えたうえで、

  • 事前に、お茶休憩を行う事を伝えておく
  • ゲームなどは区切りのタイミングで声をかける

など、子どもの気持ちの切り替えがしやすいよう、しておくことが大切です。
遊びの延長でいくなら、先生がお店屋さん、お茶屋さんなどに変身して、
子ども達が楽しくなるようなやり方に繋げてもいいですね。

また、水筒ですと、のんだフリで済ます…という子も中にはいます。
手間でも、コップにお茶を入れて、全部飲んだことを確認する事で、
さらにリスクは減ります。

●子どもの服装は風通しのいい白シャツと帽子

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子どもの服装については、風通しがよく、
吸湿性、速乾性に優れた、汗を吸いやすい物が適しています。
よって、ある程度ゆったりした、着やすいものがベストです。
また、服の色は白がおすすめ。

涼しいあつみ先生

白色は、熱を反射しやすいです。

また、直射日光が頭上に直撃しないよう、帽子をかぶる事は必須です。
後頭部、首を隠せるものであれば、なお安心ですね。

●日陰で遊ぶ、屋根を作る

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わざわざ、熱中症の危険がある炎天下で遊ぶ必要はありません。
私の園ではこの時期は日陰を作るために、シートなどで屋根を即席で作ります。

日陰の部分が増えるだけで、
それだけ直射日光の直撃を受ける割合が減ります。
基本であり、重要な熱中症対策です。

涼しいあつみ先生

室内であっても、この時期はすだれなどつけたり、
意図してグリーンカーテンになるような野菜や植物を育てたり…
暑さを少しでも遮断するのは大切です。

●水遊び、ミストシャワー、水まきを楽しむ

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これも基本であり、よくやる方法です。
水道からホースを引っ張ってきて、水をまきます。

涼しいあつみ先生

暑い日の朝の自由時間の園庭遊びでは、
あつみ先生はホースで水撒き係です。

物理的に水を撒くことで、周辺の空気の温度を下げます。
地面が濡れる事で、地面の照り返しの低減にも繋がります。

また、水が大好きな子ども達であれば、
シャワーにして上から降らせてあげれば大喜びです。

子ども達、自分から、水をかぶりに来ます笑

涼しいあつみ先生

というか、水まきがが必要なくらい暑い日って、
すぐに服も乾くので、ちょっとくらい、水かぶってもへっちゃらです。

遊びながら、熱中症対策にもなりますので、
是非楽しんでみてくださいね♪

あと、地面は、割としっかりめに濡らしましょう。
見た目はしめっていてるように見えますが、
だいたい、地面の表面だけしかぬれておらず、
あっという間に乾いてしまいます。

保育園によっては、ミストシャワーの設備があり、
暑い時間帯は常に撒いておくなどする事で、
熱中症対策にかなり効果があります。

●汗かきの習慣、徐々に暑さに慣れていく

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真夏が来る前に…具体的には、
梅雨明け頃から、外遊びをたくさん楽しみましょう。

来たる猛暑に備え、少しずつ暑くなってくる時期から、
徐々に暑さに体を慣らしておきます。
そうすることで、体が適応しやすくなります。

たくさん汗をかく習慣をつけることで、体温調整の機能も発達してきますので、
外遊びに慣れておくことが、一番の熱中症予防になります。

涼しいあつみ先生

普段から、体を動かす外遊びをたくさん楽しむ事で、
自然と強い体になっていく…と言う事です!

●急激な温度変化も、体調不良の原因!

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冷え冷えの部屋から、一歩外に出ると炎天下…
火照りまくった体ですぐに、クーラーで寒いほどの室内にいきなり入る…

などなど、急激な温度変化、温度差によって、
体温の調整のために、急激に体力が消耗し、疲労します。

それが、子どもの体調不良につながる場合もあります。
というか、大人でもしんどくなる場合があります。

気分が悪いまま過ごすことで、
余計に熱中症になりやすくなってしまったり、
引き金になってしまう場合もあります。

●熱中症は室内でも起きる

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熱中症って、屋外で遊んでいるときにおこるイメージがありますが、
部屋の中で遊んでいるときも、熱中症になる可能性は十分にあります。

空調管理はしっかりと行ってください。
暑さがこもってしまいますので、窓を開けて風を通し、換気をしましょう。

★室内の温度は28℃を目安に。

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前述しました通り、
室内の温度と、外の温度の差がありすぎる場合も、熱中症リスクは高まります。
急激な温度差は、子どもの体力をゴリゴリ消耗させてしまいます。

室内の温度が28℃になるように、
エアコンの温度を設定してあげてください。

涼しいあつみ先生

28℃というのは、あくまで目安です。
状況に応じて各々、判断を!

部屋に子どもの人数が多い時の熱気や、
参観日などで保護者が大量に来る時など、状況は様々ですので。

かなみ先生

暑い時は、外気温から、
マイナス5℃くらいの範囲で、
調整してあげてくださいね。

★湿度にも注意して!

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湿度にも注意しておく必要があります。

ジメジメしていると、汗が乾きにくく、不快感があるだけでなく、
体温が下げにくくなってしまうため、
これまた体調不良、熱中症のリスクが高くなります。

 

●室内遊びのプランを考えておく。

ケンケンゲーム

外で遊ぶか遊ばないか、それはあなたの裁量にゆだねられています。

あまりに暑い!と担任が感じたら、
週案の予定と違っても、室内で遊ぶという判断は必要です。

★暑さのピークは?お昼の10時~14時

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基本的に、暑さのピークは、10時~14時です。
そして、その中でも暑さがヤバイのが午後です。

午前中、暑くなりきる前に、なるべく外で発散しておいて、
それ以外の時間は、部屋遊びや、
製作など落ち着いて出来る遊び、活動を準備する…
などの計画を立ててみてくださいね。


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■熱中症の予兆や症状が現れた場合の対応と処置

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さて、熱中症の予兆としては、下記のようなものがあります。

  • 顔が真っ赤になる
  • 大量の汗をかきすぎている
  • 体温が高く、体がほてっている

上記のような、子どもの様子、変化をキャッチしたら、
声をかけて休憩を促してください。
その際の対応としては、下記のようなポイントがあります。

  1. 日陰や、室内など、風通しのいい涼しい所へ移動する。
    座ったり、横になったり、楽にしてください。衣服を緩めるとなお良し。
    扇風機うちわなどを使い、涼しくしてあげる事で、体の熱を逃がしましょう。
  2. 水分補給を行う。
    イオン飲料、麦茶、スポーツドリンク、水などを飲みましょう。
  3. 氷のうや濡れタオルを使い、体を冷やす。
    首筋、わきの下、足の付け根の脈を冷やすのがポイント

落ち着いたら、衣服は綺麗なものに着替えましょう。
しっかり対応できれば、予兆だけで済むことが多いです。

涼しいあつみ先生

逆に言えば、予兆を見逃して、
いつまでも遊ばせていると、大変な事になります…

基本的な対応としては
体を冷やして、水分補給をすると言う事です。
横になる場合は、足を高くして寝かせてあげるとグッドです。
水分補給で飲むものについては後述しますが、
スポーツドリンクはおすすめですよ♪

●主任、園長への報告を忘れずに。

子どもの症状や対応について、
必ず上司である主任や園長に報告しましょう。

場合によっては、保護者に連絡をしたり、病院に行く事もありますので、
子どもの状況を詳しく伝えて、すべき対応などについて、指示をもらいましょう。

■熱中症の症状一覧表

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一言に熱中症と言っても、軽度なものから重度のものまで、
また、原因によって様々な分類が出来ます。

涼しいあつみ先生

炎天下に居る事によって起きる体の不具合を、
まとめて熱中症と呼んでいると考えてOK。

下記に主要なものをまとめてあります。

●炎天下で体力を消耗した時

  • 顔面蒼白
  • 数秒間の失神
  • めまい
  • 呼吸数の増加

●脱水症状が起きた時

  • 疲労感・全身の倦怠感
  • 頭痛・吐き気

●塩分、ミネラルが不足した時

  • 部分的なけいれん
  • 筋肉痛

●暑さで体温調節機能が働かなくなった時(ヤバイ)

  • 39℃以上の高体温
  • 意識がない、ぐったりしている
  • 言動が不自然
  • 汗をかいていない
  • 水を飲まない
  • 全身の痙攣

主に、上記のような症状がでます。

涼しいあつみ先生

意識障害やけいれんを確認したら、
救急車を要請しましょう。


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■大人と子どもの体の違いとは?子どもは熱中症になりやすい

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子どもも、大人も関係なく熱中症にはなりますが、
比較的、子ども…特に乳幼児は、熱中症を発症しやすいと言われます。

●暑さや寒さの感じ方は大人と子供で違う。

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体の大きさだけでなく、子どもは体温調整の機能も未熟です。

  • 大人が暑いと感じているという事は、子どもはもっと熱いと感じていたり…
  • 大人はあまり寒くなくても、子どもは実は寒かったり…

というように、大人と子供では、温度の感じ方が違う場合があります。

涼しいあつみ先生

大人が暑いと感じる時には…
子どもは、もっと辛かったり、しんどかったりします。

それに気づくためには、子どもをよく観察することが大切です。

●子どもは遊びに夢中になると、暑くても気づかない。

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子どもって自分がいま、暑いのか寒いのかなど、
自分の体調の変化に気づかず、自覚できなかったり、
そう感じても、大人に伝える事が出来なかったりします。

特に、遊びに夢中になると、
暑さ、寒さ、疲労、空腹などもすべて忘れて、
遊び続けてしまうことだってあります。

その様子を見て、「元気そうだから大丈夫か~」
なんて思ってると、急に体調が悪くなって…という事もありえます。

子どもの表面上の変化を見るのも大切ですが…

  • どれくらいの時間遊び続けているか?
  • 前回の水分補給はいつか?
  • 給食(朝ごはん)はしっかり食べているか?
  • 午睡の時間は十分だったか?
  • 園に来るまでの様子はどうだったのか?(連絡帳の確認)

などなど、目に見える情報だけでなく、
前後の状況も含めて、判断して、声かけをしていく配慮が必要です。

●アスファルトや地面の照り返しの影響が多大な子ども

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子どもって、大人より体が小さく、
アスファルトや地面からの照り返しの熱を、
その小さな体で、モロにうけています。

涼しいあつみ先生

同じ暑さでも、体感温度としては、
子どものほうがずっと上です。

子どもは大人よりも、ずっと暑くてしんどいし、熱中症になりやすいです。
こういった違いも、考慮してあげられるといいですね。

■熱中症予防&対策にオススメな食事

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熱中症にならないようにするためには、バランスの良い食事は基本。
特に大切なのは、水分、塩分、糖質です。
上記を意識することで、

  • 脱水の予防
  • 塩分不足の予防
  • エネルギーを作る

と言う事ができます。

しっかり朝食をとるように、家庭での協力、声かけも大切です。

涼しいあつみ先生

そりゃ、空腹で過ごしたら、
別に真夏でなくてもしんどくなるっていうね。

熱中症対策におすすめな食べ物の例としては…

  • ご飯+味噌汁=糖質、塩分、水分
  • サンドイッチ+スープ=糖質、塩分、水分
  • すいか+塩=スポーツドリンク

などなど。
食事はしっかりと取る事が大切です。

 

■環境省が定めた暑さ指数(WBGT)について

暑さ指数とは、熱中症を予防する事を目的として、定められている基準です。
要は、この暑さ指数が高いほど、熱中症になる確率が上がります。

■外部参考サイト:

熱中症予防情報サイト

上記サイトでは、環境省が定めた基準により、
熱中症のリスクを数値化したものを確認できます。

これにより、ある程度、危険度の予測のめやすになります。
状況に応じて、外遊びはやめておいたり、
すぐに対応できるよう、準備しておくなどの役に立ちます。

■紫外線と日光浴、子どもの日焼け止めについて

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さて、強烈な紫外線が常に降り注いでいるこの時期。

紫外線って、日焼けしてしまい、
体の酸化が進行してしまう…日焼け止めは必須…
というマイナスイメージがあります。

実際、私もこの記事のように、日焼けに関してめちゃくちゃ気にしておりますが、
子ども達にとっての日光浴は、また別物だったります。

身体の発展途上、成長途中の子ども達にとっては、
日光浴って、骨を丈夫にするために、必要な事だったります。

骨にカルシウムを蓄えるためには、ビタミンDが必要です。
ビタミンDは、日光に当たり、皮膚で合成されて作られます。

涼しいあつみ先生

日照時間が長い県ほど、
骨折する人がが少ない…という統計データもあったり。

安易に日焼け止めを使用するのは、
骨を丈夫にする事の妨げになるかもしれない、と言う事ですね。

もちろん、少し日焼けしただけで、水疱が出てしまう子の場合などもありますので、
日焼け止めを使う基準などを決めておくといいですね。

■正しい熱中症対策を知って、安全に楽しく夏を過ごしましょう

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子ども達にとっても、せっかくの楽しい夏です。
たくさんの、夏らしい遊びを提供してあげたいですね!

ただ、そのためには、保育者の配慮が必要です。
熱中症に対しての、正しい予防法、対策、対応を知り、
しっかりと子ども達の様子に目を配るは、保育者としての責任ですね!

夏を楽しく過ごしてまいりましょう♪

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