今月のPick UP記事

絵本「かたあしだちょうのエルフ」は、
1971年の読書感想文コンクールの課題図書。
あらすじ全文や、読み聞かせ動画を紹介します。
内容は、非常に深いものになっており、 大人でもファンが多数。
劇などでも取り上げられるテーマですが、
一部の幼い子どもにとってはトラウマで怖いかもしれません。
対象年齢は5歳児~小学校向けとなります。

こんばんは!
男性保育士のあつみです。

泣ける感動絵本読み聞かせかたあしだちょうのエルフ

私の大好きな絵本「かたあしだちょうのエルフ」の、
読み聞かせ動画やあらすじ、ネタバレなどを紹介します。
絵本選びの参考に!

 

スポンサードリンク



この絵本は、絵柄は独特な版画で、
表紙の印象は、ちょっと怖いです。

絵本「かたあしだちょうのエルフ」の紹介

アフリカの弱肉強食の世界で、
皆の大人気だった戦う強いエルフが、
片足を失う事で、みんなを守れなくなり、
だんだんと忘れ去られていく…

しかし、エルフが皆を守りたいという気持ちは、本物です。
本当のやさしさと強さを持ったエルフが描かれています。

●「かたあしだちょうのエルフ」絵本読み聞かせ動画

 

●「かたあしだちょうのエルフ」絵本データ

 

  • タイトル:
    かたあしだちょうのエルフ
  • 作者:
    おのきがく
  • 発行:
    ポプラ社
    1970年10月
  • 対象年齢(主観です笑):
    5歳児(年長)~小学生
  • ページ数:
    32ページ
  • 読み聞かせにかかる時間:
    10分

●「かたあしだちょうのエルフ」あらすじと全文内容

アフリカの野原の話。

激しい雨の季節が終わります。
草や木は成長し、鳥や動物たちは、一斉に元気になり、
活動を始めます。

野原には、色とりどりの花が咲き、
木には実がなり、種が落ち…
野原に生きる動物たちにとっての、ごちそうがたくさん溢れています。

みんな、豊かに暮らしていました。
そこには、エルフもすんでいます。
エルフは、とても強い、オスのダチョウです。
エルフは子どもが大好きで、みんなといつも遊んで、
楽しく過ごしていたのです。

子ども達に人気の強いエルフ。

エルフは、子ども達からも大人気。
エルフの背中に皆はのり、いつも楽しいお散歩です。

エルフは、他の動物たちから、とても頼られていました。
動物たちのお母さんは、エルフに子どもを任せておけば、安心なのです。

怖い肉食動物も、エルフには勝てない。

平穏な日々は続きますが、ここはアフリカ。
肉食動物も、沢山住んでいます。
ある日、ジャッカルが現れ、皆を狙っています。
エルフは、ライオンの鳴き声の真似をして、
ジャッカルを追い払う事に成功しました。

みんな、大喜びです。
強いエルフが、大好きでした。

安息は束の間。ライオンがやってきた

みんなが遊びの続きを始めようとしたとき…
なんと、本物のライオンがやってくるのです。
子ども達は、みんな怖くて、動けません。

ライオンに挑んだのは、エルフ。
エルフは、ライオンに立ち向かい、皆を守るため、
必死で戦い、ライオンに勝つのです。

戦いに勝ったエルフ。しかし足が…

ライオンに勝ったエルフを見て、皆は大喜びです。
しかし、エルフはその場にうずくまって、動けません。

なんと、大切な足の一本が、
ライオンに食いちぎられてしまったのです。

「みんな ぶじで ほんとによかった」

それだけ言うと、エルフは、痛みをこらえて、
その場にうずくまってしまいました。

野原の平和は訪れたが、エルフには苦痛の日々

ライオンも、ジャッカルも追い払いました。
草原は、平和な日々が続きます。
しかし、エルフは、一本の足では、まともに生活が出来ません。
子ども達と遊ぶどころか、進むことも、ほとんどできないのです。
毎日の食べるものも、無かったのです。

はじめのうちは、他の動物たちが、
エルフを心配して、食べ物をもってきてくれていました。

しかし…しばらくすると、誰も食べ物を持ってきてくれなくなりました。
みんな、自分の家族の事で精一杯なのです。

エルフは、日が経つにつれて、
なんとなく みんなから忘れられていきました。

忘れられたエルフの長い長い苦痛。

皆にとっては、明るいおひさまも、
エルフにとっては、身を焦がす灼熱でしかありません。
エルフの周りには、どんどん食べ物がなくなっていきます。

一日、ほんの少ししか、動けません。
食べるものも、見つかりません。
エルフは、干からびた木の根っこや、
何かの骨や、石ころなんかを食べて過ごしていました。

エルフは、どんどん干からびていきました。

そんなエルフを見ながら、
ハイエナや、はげわしが、
エルフが死ぬのを待っているのです。

ついにエルフは、歩けなくなりました。
一日中、同じ場所に立ったまま、じっと目をつぶっていました。
涙が一粒、乾いたくちばしを伝って、足元の砂に吸い込まれていきます。
エルフにとっては、子ども達の遊んでいる声だけが、慰めなのです。

突如現れたくろひょう

長い平穏は破られ、くろひょうが現れたのです。
逃げ遅れた、子ども達が狙われています。

エルフは、自分の体の事など忘れて、
なんとか子ども達を助けようと考えました。

「みんな ぼくの背中にのれ!」

子ども達は、夢中でエルフの背中に登ります。
くろひょうがエルフ襲い掛かります。

しかし、エルフは必死で耐えて、くちばしで何度も、つついて反撃します。
立っているのもつらいです。
しかし、最後の力を振り絞って、くろひょうをやっつけます。

くろひょうに勝ったエルフは…

エルフは、もうろうとする意識の中、子ども達の声を聴きます。

「エルフ ありがとう」

動物の子のども達が、エルフを見た時には…
かたあしのエルフとおなじ格好の、大きな木になっていたのです。
そして、エルフの顔の真下には、池が出来ていました。
それはエルフの涙で出来たのかもしれません。

木になったエルフは、野原に一年中、
涼しげな木陰を作り、動物たちは泉の周りで、楽しく暮らしていったのです。


スポンサードリンク


●内容とストーリーの感想や読み聞かせのコツ

泣かずに読み聞かせを最後までするのが困難な絵本です。
(動画も何回も途中で泣いてしまい取り直してます笑)

ライオンやクロヒョウなど、絵柄の怖さと相まって、
さらに足を食べられてしまうという衝撃的な内容から、
子ども達のトラウマになってしまう事もあるこの絵本。

年長~小学生でエルフの本当のやさしさに気づける。

しかし内容的には、深く考えさせられるものです。
幼い子供たちにとっては、エルフがかわいそう、
という感想が多いと思いますが、
年長や小学校に上がってくると、
エルフの本当のやさしさと強さに気づくことが出来ます。

対象年齢的には、年長以上が基本です。
また、劇などにも、よくとりあげられる絵本です。

役に立たなければ、忘れられる悲しい現実。

また、元気で強い時のエルフ人気者で、
たくさんの仲間が寄ってきたけれど…

足がなくなり、弱くなったエルフは、
無常にも、忘れられ、相手にされなくなっていく…
という、悲しい現実も描かれています。

なぜ、あんなに献身的に仲間たちに尽くしたエルフが、
忘れられていくのか?
あまりにもかわいそうです。

誰からも相手にされなくなり、
食べるものがなくなっても、子ども達の事を思い続けるエルフ。
その描写がまたつらいですね。

心の優しい子に、読んでほしい絵本。

感受性の豊かな子どもに、是非読んでほしい絵本です。
本当のやさしさや、強さを、感じてほしいです。

年長くらいになってくると、保育園や幼稚園でも、
この絵本を読んで、ぽろぽろ泣いてしまう、
本当に心の優しい子が、たまにいます。

是非、その気持ちを育て行ってほしいです。

スポンサードリンク


■当サイトのご案内


■もう残業したくない…保育士転職&就職サイトの特徴比較

■製作ネタの宝庫「ほいスタ」の紹介

■無料のおたより用イラスト素材配布中!

■保育雑誌PriPriがスマホで読み放題になる方法

■メルマガ【あつみ先生の連絡帳】ご案内

■LINE友達登録【あつみ先生の連絡網】