今月のPick UP記事

 

乳児期の排泄やトイレトレーニングについて、
進め方ややり方、またトイレトレーニングを
始める時期別の特徴を解説します。

トイレトレーニングいつから?

トイレが出来るようになるというのは、目に見える成長ですので、
どうしても他人と比べてしまいがちです。

しかし、無理なトイレットトレーニングは、
果たして赤ちゃんにとって、また乳児にとって、どうなのか?

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トイレトレーニングのやり方や進め方は?
どんな方法でトレーニングすればいいの?
また、最適なグッズはあるのか?
等の疑問を持たれている方が多いですね。

排泄の自立や、トイレトレーニングが出来ているかどうかは、
どうしても、目に見える成長なので、
他人と比べてしまいがちですが、成長に合わせることが鉄則です。

 

この記事では、排泄の自立の過程と、
トイレトレーニングについてを記録していきます。

■関連記事:おまるは必要なのか?いつからおまるを始めれば良い?

 

■トイレトレーニングはいつからはじめるの?

トイレトレーニングは叱ったり、訓練したり、
教えたからと言って、出来ることではありません。

また、トイレトレーニングはいつから始めればいい?
という疑問も多いです。

2歳前後で始める子が多く、
3歳までにおむつが取れる
という子が多いというのが、
統計データです。

ただし、トイレトレーニングって個人差がありますので、
やり始めるタイミングは、本人がトイレに興味を持った時が始めるタイミングです。

私の園では、1歳児クラスになれば、
月齢に応じて、または興味を持ったタイミングから、順次始めていきます。

そして、2歳児クラス(3歳)に上がる頃には、
なるべくおむつが外れているよう、トレーニングをしています。

たまにですが、早い子ですと、
2歳になってないのに、トイレで座って排便できる子もいます。

●焦らずとも時期が来れば簡単におむつは外れる

余談ですが、私は4歳児担任をしていますが、
4歳の新入園児さんで、おむつが取れていない子が入園してきたことがあります。

これは、様々な家庭環境の理由もあったのですが、
保育園全体でこれはまずい!と感じ、積極的にトイレに関わるようにした所、
一か月かからず、おむつは取れました。

この理由としては、もう4歳児なので、
排泄の自立に必要な内臓の機能や、神経系統は、育っているからなんです。
言葉も理解できる。
排泄の感覚もわかっている。
だから、ちょっと教えてあげるだけですぐ出来ました。

つまり、親がいつまでも赤ちゃん扱いをして、
おむつを取ろうという行動しなかっただけなんです。

(ある種の育児放棄ですよね)

しかし、この事例の証明する通り、
いつから始めるのか…などを意識しなくても、
時期が来れば、必ずおむつは取れるものであるということです。

 

●乳児にとってはトイレ自体未知の経験

成長した人間であれば、当たり前のように出来る、排泄、排便。
しかし、赤ちゃんにとってはどうでしょうか。

自力で排泄をするという事は、簡単ではありません。
トイレで、自分の意思で、排泄が出来るようになるという事は、
数々の難関を乗り越えていく必要があるのです。

  • 生まれてから、今までずっと使っていたオムツを外す…
  • トイレに座る事って排泄する慣れていく…
  • パンツを脱いだり、履いたりする…

どうして、うちの子はトイレくらい出来ないのか…
ではなく、大イベントなんです。
全然、当たり前じゃないんです。

自力での排泄が出来るようになるまでの過程と言うものは、
初めて経験することばかり、驚き、戸惑いの連続です。

 

 

●絶対に必要な大人の援助や支援

乳児にとってのトイレットトレーニング、訓練は、
未体験の出来事ばかりで、とても不安です。
その戸惑いを乗り越えた時には、必ず笑顔で褒めてあげましょう。

不安を大人に受け止めてもらい、支えてもらい、
保育者の援助、励ましなどを受けながら、
やっとの思いで、出来るようになる事なのです。

また、排泄に関しては、成長に個人差があります。
一年以上、差のある子もいます。

その事を踏まえ、養育者である自分が不安になったりせず、
長い目で、子どもを見守り、受け止めていきましょう。

●生まれた時からトイレトレーニング

しかし私は、尿意を認識させる事や、排泄の不快を感じることや、
トイレに興味を持たせる事、小さな事もすべて含めて、
トイレトレーニングと言えると思います。

そう考えると、赤ちゃんの時からの母親とのコミュニケーションも含め、
いつからという問題ではなく、最初からずっとしてるものだと思いますね。

私個人的には、トレーニングという言い方すら、大げさであると思います。
習慣づけ、であるという認識です。

オムツが外れるまでの過程としては、子どもは、約3年(36カ月)の間に、

  • おむつをする
  • 排泄の感覚を知る
  • 便器になれる
  • 座って排泄をする
  • おむつが外れる

という過程をひとつずクリアしていく事になります。
いつから始めるかも大切ですが、それぞれの工程のタイミングを意識し、
そのための援助をする際に、意識すべき点、気を付ける事を、
考えていきましょう。

 

 

●いつから始めるの?2歳前後の理由

2歳までに、歩行機能が完成してきます。
歩行が出来るようになると、活動範囲、行動範囲も広がります。
また、言葉も理解できるようになってきます。

トイレトレーニングはいつから始める?という答えに、
2歳前後という理由は、歩行機能と、簡単な言葉が理解できることが、
前提だからです。

しかし、この時期は、遊びがとても楽しくなる時期。
おむつ交換や、トイレに誘っても、嫌!と言う事もあります。
楽しい遊びの、妨げになってしまうのですね。

乳児期は、子どもの、「○○したい!」といった、
自分から積極的に、関わりあい、触れ合いながら、
生活体験を十分にする必要があります。

この時期に、あまりにも排泄の自立やトイレットトレーニングにこだわり、
子どもの気持ち、思いを無視したり、大切に出来ない…
となったら、本末転倒ですね。

そこらへんも考慮しつつ、
排泄の自立に向けて、配慮して関わっていきたいものです。

 

 

●トイレトレーニングを無理にしてはいけない理由

排泄の自立は、子どもの生理学的な成熟も必要になってきます。

内臓機能の発達が追い付いてないと、どれだけ頑張っても、
自立は出来ないですよね。
また、そこに個人差がある事を忘れてはいけません。

同じようなトレーニング、訓練をしたからと言って、
同じタイミングで排泄の自立まで行きつくとは限らないのです。

その子に合ったペースで、よく様子を見ることで、
子どもの排泄のサインを見逃さないようにする事こそが大切になります。

そういう時に、しっかりとトイレに誘ってあげることが大切です。

既におむつが濡れていることもありますが、
便器に座る事や、水を流すことや、トイレットペーパーを使う事など、
興味を持たせることから始めることが大切です。

最初の成功は、偶然でもいいのです。
「おしっこでたの?すごいね!気持ちよかったね!」
と、しっかりと褒めて、喜んであげることです。
成功して褒めてもらえた、喜んでもらえたと、
子どもが感じることが大事です。

また、お昼寝前や、お昼寝後、
「トイレいこっか」と、どんどん誘ってあげてください。

 

 

●トイレに興味を持たせる事から

興味を持ち始めると、トイレに行きたがったりします。

レバーを引くと、水の流れる音がして、楽しい。
トイレットペーパーはどんどん出てくる。
水があって、水遊びが出来る。

子どもにとっては、楽しい場所なのですね、
遊びの場所として認識してしまうこともあります。

しかし、慣れてくると、興味が薄れてくることも。

トイレに行きたくなるような工夫をすることも大切です。
例えば、かわいいトイレットペーパーカバーとか…
子どもが好きなものなら、なんだっていいです。

 

 

●トイレに行くことが不安

おしっこに誘うと、行きたがらない子もいます。

子どもは、初めてのトイレという空間は、とても不安なものです。

初めて座る便器は、違和感を感じるでしょう。
座って排尿するとう感覚すら、初めてで、驚きと不安があります。

慣れてない子は、トイレでおしっこが成功したのに、泣いてしまう子だっています。
トイレに座って、自分で力んで意識しておしっこを出すという感覚が、
とても怖かったのでしょうね。

そういった子どもの気持ちをしっかり受け止めることが大切です。

  • 「先生と一緒にいこっか」
  • 「手つないでてあげるよ」

といったように、少しでも安心させてあげてください。

大人に気持ちを受け止めてもらいながら、
自立に向かっていくものです。

無理のない、トイレットトレーニングをしましょう。

 

●怒ったり叱ると、おむつが外れるのが遅れる

トイレットトレーニングは、単におむつが外れればいいというわけではないのです。

排泄の自立とは、
自分でトイレに行きたい、排泄したいという感覚、尿意を感じ、
自分の行きたいタイミングで、遊びを中断してでも行けるようになることです。

これ、当然のように聞こえますが、
子ども達にとっては、難しいことなのです。

楽しい遊びをしている中で、トイレにいくという行動をとる事は、
気持ちの切り替えが必要になります。

この切り替えは、そうそう、出来るようになるものではありません。
なので、トイレットトレーニング、訓練期間では、
お漏らしをしてしまう事が、つきものです。
粗相をしていく中で、自立に向けて、近づいているのです。

ここで、失敗と見なして、怒ってはいけません。

お漏らしをすることで、周りの大人が大げさに大騒ぎしている様子を見ると、
子どもにとっては、かなりショックで、心が深く傷つきます

自分でも失敗して凹んでいるのに、
周りの大人が大騒ぎして、さらに傷つけられることで、
ただ事じゃないと感じてしまうようになります。

発達途中の子どもです。
出来ない事を無理に求められ、叱っても、
ストレスになるだけです。

怒られることによって、排泄を我慢したり、
お漏らしして服が汚れていても、言い出せなくなる事があります。

「心配しなくても大丈夫だよ、着替えよっか」

と、声をかけて、先に着替えを済ませてあげましょう。

大人が余裕を持って、子ども達を受け止めてあげる。
これが一番、自立に近づきます。

 

 

●粗相した時に先に服を着替えさせてあげる理由


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粗相をした時は、服はもちろん、床も汚れてしまいますね。
でも、こういう時には、服を先に着替えさせてあげるのが、いいと言われています。

なぜ先に着替えさせるのかと言うと、
床を真っ先に掃除することで、子どもは、

  • 自分より、部屋を掃除することを優先している

という感覚や、

  • 放置されている

という感覚を持ってしまう事があるからです。
私が保育園に就職してすぐの頃は、無意識にやりがちでした。

 

●トイレトレーニングのアイテム

トイレトレーニングの基本は、
子どものサインをキャッチして、トイレに行くよう、促していくこと。

そして、一番大切なのは、
おむつが濡れると、気持ち悪いという感覚を知る事です。
気持ち悪い感覚を知る事が、トイレにいっておしっこをしたいという気持ちに繋がります。

トレーニングパンツ

トレーニングパンツは、お漏らしをしたら濡れますが、
少量のおしっこなら、吸収できるようになっています。

頃合いを見て、おむつから切り替えていきましょう。

トイレトレーニングの絵本

また、乳児向けの、トイレトレーニングの絵本などを、
読んであげるのも、いいですね。

 

トレーニング用の紙おむつ

トレーニング用の紙おむつもあります。

濡れたと感じやすい素材になっているので、
早く履き替えたいと思えますし、トイレに行きたいと思う事にも繋がります。
トイレに行く事を、より意識できるようになっているんですね。

また、濡れた時にオムツの目印の色が変わり、
親としても、声がかけやすいのです。
トイレトレーニング専用のオムツですね。

しかし、やっぱり紙おむつは、紙おむつです。

このおむつを卒業した後、
布のパンツとの違いに、違和感があるかもしれませんね。

そういう観点で考えれば、遠回りになるかもしれません。

 

●遊びを中断されるから行きたくないトイレ。

保育者は、日々の生活や活動の切れ目に、
子どもの様子を見て、そろそろかな?
と、予想して憶測でトイレに誘っています。

でも実際は、自分の尿意は子ども本人にしか分かりません。

トイレは、遊びを中断される場であると思ってしまうかもしれません。

このタイミングが、ずれてしまうと、トイレに誘われるのは面白くない事だと思い、
トイレに行きたがらなくなったります。

声かけをすることが、楽しい事の妨げにならないよう、
タイミングを意識しましょう。

むしろ、遊んでいる途中に、漏らしてしまった…
という経験をすることで、
自分からトイレにいくための、気持ちの切り替えをする事に、
繋がっていくこともあります。

何にせよ、大人や保護者の臨機応変な対応、援助が不可欠です。

 

●保育者の手助けを拒否する

1人でトイレが出来るようになってくると、

  • 「ひとりでてきる!」
  • 「あっちいってて!」

と、手助けを拒否する姿もあります。

そういう時は、もし失敗して、
助けを求めてきたときにすぐに援助できるようなところから、
見守ってあげてください。

もし、助けが必要であるならば、
自分で出来た所までを、しっかりと認め、褒めてあげます。

また、いったん出来るようになった…
と思っても、そこからすぐに完全にできるようになるという事はありません。

成功して、失敗して、また成功して…
というのを繰り返していきます。

また、その日の体調にもよります。

子ども達の楽しみを邪魔しないように、
適切なタイミングを見計らい、トイレに行くよう、声かけをしましょう。

 

●必ず時期が来ればおむつは取れる。

時期が来たら、必ず、自然とおむつは取れます。
いつから始めるか…や、
いつまでにとれるのか…など、
思いつめて考えすぎずに、長い目で見守ってあげましょう。

 

●トイレ成功には神経系統の発達が必要

排尿、排便は、どちらとも、神経系統の発達に関わりがあります。

尿意、便意を感じられるようになるという事は、
神経が発達してくるということなのです。

また、その発達には、個人差があります。
この個人差を考慮せず、無理なトイレットトレーニングを行うと、
子どもも、養育者も、いい思いはしませんよね。

私たちにできるのは、援助、支援です。

 

●月齢、時期別の排尿の解説

・3か月頃の排尿

赤ちゃんは、3か月頃までの排尿は、排尿反射によるものです。
これは、自分の意思とは関係なく、膀胱に尿が溜まると、
反射的に排泄されるのです。

なので、一日当たりの排尿の回数は多いです。
また、この段階は、排尿しても、自分で排尿したと感じることはありません。
これ以降、月齢を重ねていくうちに、感じるようになってきます。

 

・4か月頃の排尿

4か月前後になると、排尿の前後に、不快を感じるようになります。
赤ちゃんはおしっこの時に泣く、ぐずる、とはこのことです。
逆にこれが、おしっこのサインになり、大人としては分かり易いです。
見逃さないようにしましょう。

 

・1歳前後の排尿

一歳前後までには、だんだんと、排尿をコントロールする機能が備わってきます。
つまり、少しだけおしっこを我慢できるようになります。
膀胱におしっこを溜めるという事が出来るのですね。

なので、排尿した時の一回の量は、多くなってきます。
この機能が発達することで、”尿意”というものを感じれるようになります。
3か月前後の赤ちゃんみたいに、常にでっぱなし、という事じゃなくなるのですね。

感覚が出来てきているために、オムツが汚れると不快を感じて、
歩きにくそうにしたり、オムツを触って、汚れている事を、
大人に伝えようとしたりします。

また、おしっこが出そう、という事も感じられるようになってくるので、
子どもの様子をみて、いいタイミングでオムツを外して、
「ちっちしていいよ」等、適当な声かけをすると、
自分で力んで排尿出来ることもあります。

成功した時には、褒めてあげましょうね。
それが、成功体験に繋がり、排泄の自立の早道になります。

 

●月齢、時期別の排便について解説

6か月前後の排便

6か月頃までは、排便反射によって、排便されます。
それ以降、だんだんと、便意を感じると不快感を表すようになってきます。

 

1歳前後の排便

排便についても、排尿と同様、一歳前後から、
だんだんと、便意を感じるようになってきます。

 

2歳前後の排便

1歳を過ぎたあたりから、少しずつ排便をコントロールできる機能が発達し、
2歳頃には、排便の予告が出来るようになってくる子もいます。

反射排便が抑制されて、排便の準備が整うと、対外に排出するという事が、
出来るようになってきます。

意思によって、排便を調節し、出来るようになるのは、
後1年以上、掛かる場合もあります。

しかし、それは個人差です。
他の子と比べて、遅いや早いなどは、問題ではないのです。

大切なのはその子の発達や育ちに応じた配慮や援助です。

 

 

●トイレトレーニングに焦りすぎは厳禁

排泄の自立と言うのは、
うちの子は遅い…他の子はもう出来ているのに…
など、目に見えてわかる結果に、とらわれて焦ってしまう保護者や、
また、不安になってしまう親もいます。

それにより、保護者や、保育者のほうが、
子どもよりも必死になってしまう事もあります。

でも、この時期こそ、個人に合わせた丁寧なかかわりが必要。
養育者と、子どもの思いがかみ合っていないと、
子どもにとって良いことは何もないです。

トイレットトレーニングと言う言葉もありますが、
生理的な成熟を待つ事も大切です。

乳児期の排泄は、離乳と歩行が完成してくる、
1歳より後に取り上げられる保育の内容です。

無理強いをし過ぎると、子どもの発達や育ちとかみ合わず、
逆に子どもにとってストレスになったり、
トイレや排泄が嫌なものだと思ったりしてしまうと、
逆に時間がかかってしまう…などもあります。

このため、排泄に関しては、発達にあった保育を進める必要があり、
また個別の関わり方、支援や援助が重要になってきます。

大人が、不安になっても仕方がないです。
大人は、子どもが安心できるように、受け止めてあげましょう。

 

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